レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン

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第三章 魔王の真実

第129話 戦いのあと

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『レベルが上がりました。』



************

名前:ロック
パーティ:ラフリンクス
Lv:63→68
HP:12282→13280
MP:1224→1326
体力:1214→1310
力:1217→1318
素早さ:1225→1326
器用さ:1211→1315
魔力:1206→1303
スキル:
【分裂 ★★★★】
【成長促進 ★★★★★】
【乗り移り ★★★】
【スキルギフト ★★★★★】
【スキルスナッチ ★★★★★ 】

************

************

名前:ティナ
パーティ:ラフリンクス
Lv:60→65
HP:4376→4728
MP:667→718
体力:448→484
力:419→454
素早さ:450→487
器用さ:542→587
魔力:697→756
スキル:
【弓聖 ★★★★】
【上級攻撃魔法 ★★★★】
【全能力50%UP ★★★★】

************

************

名前:ミラ
パーティ:ラフリンクス
Lv:60→66
HP:5635→6189
MP:602→662
体力:540→595
力:474→520
素早さ:526→578
器用さ:417→458
魔力:614→672
スキル:
【光輝の壁 ★★★★】
【上級特殊魔法 ★★★★】
【気配察知 ★★★】
【上級回復魔法 ★★★★】

************




本陣へ戻ったロックたち。

傍には戦死者たちが横たわっている。

今回の戦闘で亡くなった冒険者は26人。

アッサールたちが本陣付近に復帰した後からは戦死者を出さずに守り切ったらしい。

いつもの倍近くのモンスターが攻めてきたが、結果的にいつもの半分ほどの犠牲で乗り切れた。


それでも、決して嬉しい結果ではない。

26人の1人1人に大切な家族や仲間がいるのだ。


「おつがれ。
 …がんばっだな。
 無事でよがった。」

ゴルドがロックたちを見つけて声をかけてくれた。

「ゴルドさんもご無事でよかったです。」

B級冒険者であるゴルドは回復のできる本陣付近で戦闘に参加していた。

【気配察知】を持っているため、後衛よりの役目を担い、大きなダメージを負うこともなかったようだ。

「おめえのおかげで犠牲が少なぐて済んだ。
 …自分を責めるんでねえぞ。」

「他の冒険者にもスキルを渡していたら」という考えが消え去らないロックの心情を汲み取って気遣うゴルド。

「…はい。」

「ここはおめえがいだからこれだけの被害で済んだ。
 おめえだちがいないとごろは、もっど大きな被害が出てんだ。
 守るだけの今のやり方じゃ、被害を無くすこどは無理だべ。」

「ゴルドさん。
 どうやら魔族たちは僕を狙っているようなんです。
 ダートの時も、今回も、いつもと違う攻め方をしてきたのは、僕のせいみたいです…。」

「なに!?
 なんでだ…?」

「…わかりません。
 でも、戦った魔族がそんなことを言ってました。
 守るつもりが…、皆さんを危険に巻き込んでいたなんて…。」

「…それでも、結果的にダートでは犠牲者を出さなかっだ。
 こごでも、いづもの半分に抑えだのはロッグのおかげだべ。
 たどえそれが事実だどしでもおめえを責めるやづは、1人もいねえ。
 いたどしだら、おらがぶっどばす。」

「同意見だ。」

振り向くと、ギルマスとS級冒険者の面々が揃っていた。

「あなたたちのおかげで街を守れた。
 それだけが重要な事実よ。」

アルカトルのS級冒険者であるセアラの言葉に、他の面子も頷く。

「…感謝している。」

取り付く島もなかったアッサールが頭を下げる。

「それよりも、ロックが狙われてる理由が気になるね。
 ティナやミラみたいなかわいこちゃんなら僕も攫いたいけど。」

リッチェルのいつものくだらない口調が、場を和ませる。

「確かにな。
 まあ、スキル5つ持っててステータスも馬鹿みたいに高えからな。
 早めに魔族側に取り込んでおきたいってとこだろうな。」

「そうかもしれないな。
 その魔族と戦った場所に行ってみよう。
 何か手がかりがあるかもしれん。」
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