❲完結❳乙女ゲームの世界に憑依しました! ~死ぬ運命の悪女はゲーム開始前から逆ハールートに突入しました~

四つ葉菫

文字の大きさ
39 / 105

38.翌日①

しおりを挟む
翌日、学校は地下組織壊滅の話題でもちきりとなっていた。
情報通の生徒によって、瞬く間に広まったらしい。イリアスとフェリクスの活躍ぶりを、多少脚色を含め、手振り身振りで説明している。さも自分がやっつけたかのように得意満面である。それを取り囲む生徒たちも興味津々だ。
あなた、あの時、現場にいましたっけ?
私は思わず、首を捻る。
一連の出来事を誰もが話題としているせいで、普段静かな学園の空気がざわついている。
しかし、当の本人たちの周りはこの比ではないみたい。
イリアスとフェリクスは、女子からは黄色い歓声を浴び、男子からは尊敬の眼差しを注がれ、抜け出る隙がないほど囲まれている。行く先行く先、好奇心むき出しの生徒たちにおいかけ回され、さながら金魚のフンのよう。
一方、私の周りはというと、閑古鳥がさっきから鳴りっぱなしだ。
ちょっと、皆さん、私にも聞いてちょうだい。事件の詳細なら私も話せるわ。
背筋を伸ばして、いつでも訊かれる準備万端なのに、さっきから誰も話しかけてこない。
私があの場にいたことは知らないから仕方ないとしても、せめてその輪に入りたい。
うう、寂しい。
やっぱりこの見た目かしら。
自分ではけっこう可愛いと思うんだけど、周りからはやっぱり悪女にしか見えないのかしら。
あまりに凶悪な見た目に、遠巻きにされてるのかしら。
ああ! 悲しいかな、見た目だけはどうすることもできないのよ。
いくら性格は『ゲームのカレン』じゃなくなっても、周りはそう見てくれないのね。このままずっと『悪女カレン』のまま行くのかしら。
物思いに沈んだせいで、私は周りをよく見ていなかった。

「カーレン」

「きゃっ!」

窓辺に立っていた私の目の前に突然ユーリウスが現れた。

「びっくりした――」

「なにしてんの、こんなところで」

「べ、べつに何もしてないわ。景色を見ていただけ」

「ふーん」

ユーリウスがちらっと窓の下に目線をやる。
私達がいるのは三階。窓からは生徒たちに囲まれ外を行くイリアスの姿が見える。

「あいつのこと、好きなの?」

「え?」

私は驚いて、窓からユーリウスへと視線を向ける。
ユーリウスは体をこっちに向け、壁に頭と肩を寄っかからせている。腕を組んでこちらを見ているけど、雰囲気がいつもと違う。口は薄く笑っているけど、目は私の一瞬の感情の変化も見逃さないように光っているように見えた。
イケメンの威圧感にちょっと、ドキドキしながら私は答える。

「あいつって、イリアス様のこと?」

「そう」

「う~ん――」

そんなこと訊かれたのは初めてだわ。私は腕組してちょっと考える。
イリアスを好きねえ……。
顔も頭脳も剣の腕も非の打ち所がない。確かに格好いい。みんながきゃあきゃあ言うのも頷ける。
私もそんなふうに騒げたらいいんだけど、その前に恐怖がやってくる。
その恐怖を取り除いて、ちょっと考える。
向こうの世界で、プレイしていたときは幾度となくドキドキしていた。好きかと言われれば間違いなく「好き」だと答えるけど、ユーリウスの訊く『好き』とは違う気がする。恋愛のそれじゃなくて、テレビ画面の向こうのアイドルに対して、憧れているのに近いかも。
恋なんてまだしたことないけど、『恋』って相手の姿が見えなくても始終その人のことが頭から離れなかったり、その人の側にいるだけでドキドキキュンキュンが止まらなくなったりするものじゃないかしら。
以前、誰かがそんなことを言っていた。私はそれを聞いて、いつか自分もそんな恋に落ちてみたいと思ったのを覚えている。

「普通に尊敬してるし、好きだと思う。だけど、男の人としての『好き』とは違うかな……」

私は正直に答える。

「婚約者なのに?」

「婚約者になったら、みんなその人のことを好きになるの?」

婚約者になっただけで、好きになってくれるなら、イリアスにこんな苦労してないわよ。
私が答えると、ユーリウスがふっと軽く吹き出した。さっきまでの空気は消え、柔らかいものに変わる。

「確かに。――答えが聞けて良かった。これで心置きなく、動けるよ」

「どういう意味?」

「俺とあいつは大差ないってこと。まあ、この勝負、俺が勝つと思うけどね」 

ますますわからない。私が首を捻っていると、ユーリウスが話題を変えた。

「ああ、そうだ。カレン。今度の休み、うちに招待したいけど、来れる?」

「あなたの家に?」

「そ」

「ごめんなさい。今、お父様から外出禁止令がでてるの」

「外出禁止令? 何かあった?」

ユーリウスが姿勢を正し、ちょっと心配そうに訊いてくる。

「ちょっと令嬢らしくないことをしちゃって、その罰ってわけ」

私が肩を竦めてみせると、ユーリウスがほっとしてちょっと目を丸くしてから、笑った。

「あはは、なにそれ。カレンらしい。なにやったの?」

笑い事じゃないわ。他人事だと思って。
私はちょっと頬を膨らませる。

「笑ったからもう言わない。言ったらもっと馬鹿にされそうだもの」

「馬鹿になんかしないよ。――――俺は、どんなカレンも好きだよ」

後半は、私を見据えて、ちょっと低い声で呟く。
や、やめてよ。真剣な表情にドキッとしてしまうわ。
また人をからかってるんでしょ。この色男め。
私は無視することに決めた。

「そんなことより私を家に招待したいなんて、どうして?」

「――手強いな」

ふふーん、そう何度も同じ手は食わないわ。
からかいたいならほかを当たりなさい。
私がにんまり笑ったのを見て、ユーリウスがくすりと笑う。

「そんな可愛い顔してると、連れ去りたくなるんだけど」

壁に頭をもたせながら、再び腕を組んだユーリウスがおかしそうに笑う。

「なっ!」

油断していたところに、奇襲攻撃を受け私の心臓が跳ねた。
ユーリウスのほうが一枚上手だったわ!

「またひとをからかって! これ以上からかうつもりなら、話はもうこれで打ち切りよ。向こう行って」

「からかったわけじゃないんだけど――。ごめん、カレン。機嫌治して」

天下のフェレール家の人間に謝らせるなんて、悪女じゃなきゃできない技ね。

「まったくもう。――それで、どうして私を招待したいのよ」

ユーリウスも切り替えて、真面目な顔つきになった。

「初めて出会った時、カレンが俺を祖父さんのとこまで、案内してくれただろ。その話は当時からもうしてあったんだけど、その子と再会したって言ったら、みんなカレンに会いたがってさ。父さんと母さんは、あんたにお礼を言いたいらしく、祖父さんもあんたがどんな子か知りたいから、連れてこいって」

「お礼なんていいのに。同じ状況だったら誰だって同じことをしたわよ。そんなことでわざわざ感謝されたら逆に気がひけるっていうか――。身分の高い人たちに会うのも緊張するし――」

遠慮する、と言おうとしたところで、遮られた。

「そんなこと言わないで。あれ以来ずっと、俺たち家族を助けてくれた子を、父さんも母さんも気にかけてたんだ。ようやく見つかったって聞いて、本当に喜んでる。会えないなんて知ったらがっがりするよ。人助けだと思って会いにきてよ、ね」

親を思う気持ちは痛いほどよくわかる。
ユーリウスは幼い頃苦労してる分、両親を想う気持ちは人一倍強いに違いない。そんな彼の願いを聞き届けたいと思うのは自然の流れだった。

「うん、わかった。そこまで言うなら会いに行くわ」

「本当? 良かった」

ユーリウスがぱっと瞳を輝かせた。
ちょっと性格に癖はあるけど、両親を大切にする良い子なのよねと、微笑ましい気持ちになる。

「じゃあ、伺うのは外出禁止が解かれた一ヶ月後の最初の休みでかまわない?」

「うん、大丈夫。うちからも招待状出しておくよ」

「うん、わかったわ」

「あー、それにしても一ヶ月外出禁止なら、寄り道も駄目ってことか」

「そうなのよ」

私は眉を下げる。

「残念。今日、放課後誘おうと思ってたのに」

「私も残念。また誘って」

この間の寄り道、いろんな物が見れて楽しかったし、今度はジェラートなんか食べ行くのもいいかも。

「言われなくても、喜んで誘うよ。とりあえず、約束は取り付けられたし、これでよしとするよ。それじゃまた」

ユーリウスが去っていく。
私はその背を見送っていたとき――。

「ちょっとあなたたち!! イリアス様に近付き過ぎよ!」

ユーリウスの姿が廊下の先に消えると同時に、キンキン声が耳にはいってきた。

「離れなさい! あなたたちみたいな下世話な人間が気安く触れられる相手ではなくてよ!」

下を見れば、さっきは距離があったイリアスたちが真下にやって来ていた。声の主はミレイア。
イリアスを追っかけている生徒たちに目を尖らせ、びしっと指差す。

「ちょっとあなた! イリアス様が困っているのにも気づかず、そんな近くに図々しく近付いて! 下がりなさい!」

一番近くにいた女子生徒を突き飛ばして、間に分け入る。
そして、その勢いでちゃっかりとイリアスの腕にべったりとくっ付いた。
ええ!? あなた、今自分が言ったことと同じことしてない?
私はちょっと驚いて、一行を観察してしまう。
突き飛ばされた女子生徒や周りにいた生徒たちはどうしていいかわからず困惑気味。対して、ミレイアはそんな彼らを馬鹿にするように鼻で笑う。
ああ、そっか。彼女の言う『下世話な人間』に自分は含まれていないから、自分はお触りオッケーなのよ!ってことね。
状況が読めたわ。
それにしてもミレイアって子、あんなに周りを敵に回すようなことして大丈夫かしら。

「イリアス様が何もおっしゃらないから、彼らもつけあがってしまうんですわ。でもこのミレイアがいる限り、ご安心してくださいませ。気高く、誉れ高いイリアス様に下賤な者たちを決して近付けさせませんから! おーほっほっほ」

腕をぎゅうっと絡ませながら、イリアスに向かって胸を張って言う。
対してイリアスは氷の膜が張ったよう冷めた目線を向けている。

「離れてくれないか」

「ほら、あなたたち! イリアス様も離れてくれっておっしゃってるじゃない!」

いや、今の台詞あなたに言ったんだと思うんだけど……。
それにしても、イリアスの冷たい視線を受けてひるまないなんて、メンタルが強いのね。
それとも鈍感なのかしら。
ある意味、羨ましい性格ね。
イリアスがはあと溜め息を吐いた。

「君に言ってる。離せ」

イリアスが力を入れて、腕を引き抜く。

「あんっ」

ミレイアがよろけた隙にさっと背を向け、何事もなかったかのようにその場をあとにする。

「待って! イリアス様っ」

ミレイアが追いかけようと足を踏み出そうとした。だが、その前に何か思い立ったのか、くるりと振り返り、生徒たちに向き直る。

「いいこと、あなたたち! 今後気安くイリアス様に近付かないでちょうだい!」

「でも、あなたは? あなただって近付いてるじゃない」

女子生徒のひとりが、不服そうに言う。

「はっ。あなたのような一般貴族と、わたくしを一緒にしないでちょうだい! わたくしのお祖母様は王太后様の乳姉妹であり、小さい頃から仲良く育ったのよ。そしてお母様は王妃様のお茶友達。財力だって、この国の貴族の中で十指に入るお家柄。そこらへんの貴族と一緒にしてもらったら困るわ!」

腰に手をあて、ふんぞり返るくらいに顎を上向かせる。
言われた女子生徒は、何も言い返すこともできずに閉口する。

「ふん。わかったら、今後イリアス様に半径五メートル以内に近付かないでちょうだい」

睥睨して、スカートをひらりと翻し、イリアスが向かった先に消えていく。
あとには空気が悪くなってしまった一団が残された。

「金持ちだからって、偉そうに」

中のひとりがぼそっと吐き出す。

「仕方ないわよ。彼女より偉そうに振る舞える女子生徒がほかにいないんだもの」

もうひとりが宥めすかす。

「そうよね。でも悔しい! 公爵家には女子はいないし、王女様もまだ幼いから、この学園に入学するのはまだまだ先の話だし。あー。ってことは、この学園はあの女の天下ってことじゃない?」

「しっ!」

嘆く生徒の口を、ほかの女子生徒が慌てて人差し指で止める。

「あの女の取り巻きがどこにいるかわからないわ。告げ口されたら、どんな意地悪をされるかわからないんだから、言葉には気をつけないと」

止められた生徒は肩をすくませた。

「ありがとう。うっかりしてたわ」

「いいのよ。私たちは仲良くやりましょう」

「そうよ。イリアス様をお慕いする気持ちは、私たちだって、負けないんだから」

「うんうん。そうよね。それにしても、本当格好良いよね~」

「昨日の話、お聞きしたかったけど、全然教えてくれないんだもの」

「『特別なことはしていない。当たり前のことをしただけだ』って」

ひとりの生徒が声真似をすると、周りが「きゃー」と声をあげる。
さっきまでの悪かった空気はどこ吹く風。恋する乙女達によって途端に雰囲気が賑やかで浮き立ったものに変わった。
女の子って、強いわね。  
私は明るさを取り戻した彼女たちに笑みを浮かべる。
いや、正確には推しが強いと言うべきか。好きなものがあるだけで、途端に元気になれるパワー。
私はミレイアが歩き去った方角に目に向けた。
彼女の姿はもう見えない。
彼女のちょっと――というか大分?―――押し付けがましい態度も周りを牽制する姿も、イリアスを想う気持ちが溢れてのこと。
向かう方向が人それぞれ違うにせよ、恋が生み出す力ってすごいなあと感じる。
私もいつかこの世界で、好きになれる人が現れるかしらと、恋に騒ぐ彼女たちを見ながら思ったのだった。






しおりを挟む
感想 46

あなたにおすすめの小説

【完結】溺愛?執着?転生悪役令嬢は皇太子から逃げ出したい~絶世の美女の悪役令嬢はオカメを被るが、独占しやすくて皇太子にとって好都合な模様~

うり北 うりこ@ざまされ2巻発売中
恋愛
 平安のお姫様が悪役令嬢イザベルへと転生した。平安の記憶を思い出したとき、彼女は絶望することになる。  絶世の美女と言われた切れ長の細い目、ふっくらとした頬、豊かな黒髪……いわゆるオカメ顔ではなくなり、目鼻立ちがハッキリとし、ふくよかな頬はなくなり、金の髪がうねるというオニのような見た目(西洋美女)になっていたからだ。  今世での絶世の美女でも、美意識は平安。どうにか、この顔を見られない方法をイザベルは考え……、それは『オカメ』を装備することだった。  オカメ狂の悪役令嬢イザベルと、  婚約解消をしたくない溺愛・執着・イザベル至上主義の皇太子ルイスのオカメラブコメディー。 ※執着溺愛皇太子と平安乙女のオカメな悪役令嬢とのラブコメです。 ※主人公のイザベルの思考と話す言葉の口調が違います。分かりにくかったら、すみません。 ※途中からダブルヒロインになります。 イラストはMasquer様に描いて頂きました。

悪役令嬢に成り代わったのに、すでに詰みってどういうことですか!?

ぽんぽこ狸
恋愛
 仕事帰りのある日、居眠り運転をしていたトラックにはねられて死んでしまった主人公。次に目を覚ますとなにやら暗くジメジメした場所で、自分に仕えているというヴィンスという男の子と二人きり。  彼から話を聞いているうちに、なぜかその話に既視感を覚えて、確認すると昔読んだことのある児童向けの小説『ララの魔法書!』の世界だった。  その中でも悪役令嬢である、クラリスにどうやら成り代わってしまったらしい。  混乱しつつも話をきていくとすでに原作はクラリスが幽閉されることによって終結しているようで愕然としているさなか、クラリスを見限り原作の主人公であるララとくっついた王子ローレンスが、訪ねてきて━━━━?!    原作のさらに奥深くで動いていた思惑、魔法玉(まほうぎょく)の謎、そして原作の男主人公だった完璧な王子様の本性。そのどれもに翻弄されながら、なんとか生きる一手を見出す、学園ファンタジー!  ローレンスの性格が割とやばめですが、それ以外にもダークな要素強めな主人公と恋愛?をする、キャラが二人ほど、登場します。世界観が殺伐としているので重い描写も多いです。読者さまが色々な意味でドキドキしてくれるような作品を目指して頑張りますので、よろしくお願いいたします。  完結しました!最後の一章分は遂行していた分がたまっていたのと、話が込み合っているので一気に二十万文字ぐらい上げました。きちんと納得できる結末にできたと思います。ありがとうございました。

悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!

ペトラ
恋愛
   ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。  戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。  前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。  悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。  他サイトに連載中の話の改訂版になります。

転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎

水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。 もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。 振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!! え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!? でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!? と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう! 前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい! だからこっちに熱い眼差しを送らないで! 答えられないんです! これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。 または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。 小説家になろうでも投稿してます。 こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。

完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい

咲桜りおな
恋愛
 オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。 見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!  殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。 ※糖度甘め。イチャコラしております。  第一章は完結しております。只今第二章を更新中。 本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。 本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。 「小説家になろう」でも公開しています。

悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます

久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。 その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。 1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。 しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか? 自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと! 自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ? ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ! 他サイトにて別名義で掲載していた作品です。

転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした

ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!? 容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。 「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」 ところが。 ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。 無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!? でも、よく考えたら―― 私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに) お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。 これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。 じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――! 本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。 アイデア提供者:ゆう(YuFidi) URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464

転生侍女は完全無欠のばあやを目指す

ロゼーナ
恋愛
十歳のターニャは、前の「私」の記憶を思い出した。そして自分が乙女ゲーム『月と太陽のリリー』に登場する、ヒロインでも悪役令嬢でもなく、サポートキャラであることに気付く。侍女として生涯仕えることになるヒロインにも、ゲームでは悪役令嬢となってしまう少女にも、この世界では不幸になってほしくない。ゲームには存在しなかった大団円エンドを目指しつつ、自分の夢である「完全無欠のばあやになること」だって、絶対に叶えてみせる! *三十話前後で完結予定、最終話まで毎日二話ずつ更新します。 (本作は『小説家になろう』『カクヨム』にも投稿しています)

処理中です...