❲完結❳乙女ゲームの世界に憑依しました! ~死ぬ運命の悪女はゲーム開始前から逆ハールートに突入しました~

四つ葉菫

文字の大きさ
64 / 105

63.一波乱の食堂

しおりを挟む
ある日のお昼休み。
私はお昼をとりに食堂に行った。いつものC級ランチをトレイに載せて、どこに座ろうか迷っていると、レコの姿を見つけたので近づいて話しかける。

「ここ、座ってもいい?」

「カレンさん!?」

食事をとっていたレコが顔をあげて飛び上がる。
あまりの驚きように、私のほうが慌てる。

「急に話しかけちゃって、ごめんなさい。驚くよね」

「い、いえ、そんな。カレンさんが気にしないでください。今のは、僕が悪いんです」

「邪魔じゃなかったら、ここに座ってもいい?」

「邪魔だなんて、そ、そんなことないです。どうぞ座ってください」

相変わらず前髪で表情は読み取れないけど、耳を赤くして、向かえの席をすすめる。

「良かった。いつもひとりだと寂しくて」

テーブルにトレイをおいて、着席する。向かえを見れば、レコも同じC教室定食だ。

「同じだね」

「え?」

レコが顔をあげる。

「同じC級定食。友達と食べるなら、ばらばらに違うもの食べるより、同じの食べたほうが美味しいものも、もっと美味しく感じられるじゃない? おんなじので良かったなって思ったの」

「……友達――」

レコが耳を赤くしたまま、ぽつりと呟く。
まだ会って三回目で友達は早かったかしら。それとも、悪女とは友達になりたくない? レコルートでは悪女カレンは関わってこないから、断罪はなし。仲良くなっても大丈夫だと踏んだけど、一方的に気持ちを押し付けちゃったかな。迷惑だったかと、表情を伺いながらレコの次の言葉を待つ。

「……そんなこと言われたの初めてで……」

「え?」

「僕を友達だなんて……。誰も僕をそんなふうに思ってくれる人はいないから」

ゲームでは、レコは劣等感から周りと距離をとっていた。でもその劣等感は自分の心が生み出したただのまやかし。本当の彼は優しくて、好きなものに真っ直ぐで、己の心をちゃんと奮い立たせる人。ヒロインの優しさと励ましによって、勇気を出して自分を変えて行ける人。でも、ここであなたは本当は素晴らしい人なのよとは言えない。ヒロインの役目を奪っちゃいけないわ。

「じゃあ、私があなたの一人目の友達ね。嬉しい。私も友達って言える人、いないの。お互い、一番目の友達ね」

これなら、許されるわよね。私がにっこり笑いかけると、レコの前髪の下に見えてる頬が真っ赤に染まった。

「僕があなたの……一番目の友達――」

「ねえ、レコ君って呼んでもいい? 友達で様付けは変だし、いいよね?」

「あ、はい!」

こくこくと頷くレコ。

「良かった。じゃあ、友達ならこれからお昼は毎日一緒ね」

「……毎日」

レコの顔がさっきから真っ赤だけど、大丈夫かしら。こんなに恥ずかしがりやだと、大変ね。

「ごめん。さっきから食べる手、止めちゃったね。さあ、食べよう!」

「はい――」

ふたりでスプーンを口に運んだ時だった。食堂がざわついた。
いくつかの黄色い声が耳にはいる。
目を向けると、イリアスの姿が食堂に入ってきたところだった。

「イリアス様ぁ。わたくしと一緒にお食事しませんこと?」

例によって、ミレイアとその取り巻きたちがイリアスの後に続いている。ミレイアがイリアスの腕にすがりつこうとしたけど、すぐにすっとかわされる。けれどべったりくっついて歩くのは変わらない。
めげないわね、ミレイア。あの根性と行動力を他に向けたら、素晴らしい成果を上げそうなのに。
呆れて眺めていると、イリアスと目が合ってしまった。イリアスが軽く目を見開く。
やばい。学園では顔を合わせないようにしてたのに。とうとう食堂で顔を合わせてしまったわ。
私はいつも早い時間にお昼をとっていた。この学園のお昼時間は長い。なんと一時間半もある。お上品な学園の生徒たちは、慌てて飯をかきこむなんてことはしない。優雅なランチタイムを過ごすのが貴族の子息令嬢たちのスタイルなのだ。
そのため、早く来て早めに食べて切り上げたほうが、他の学園生徒とかぶる滞在時間も減らせて、イリアスもうまく避けていられたのに、なんで今日はこの時間なの? そりゃレコと少し話してたから、私もちょっぴりいつもより長くいるかもだけど、それにしても今日早くない?
私はばっと視線を避けて、なるべく存在を消そうと縮こまる。他の一般生徒と変わらない人畜無害の存在を装って、黙々と食べていると、なんだかざわざわした空気が近寄ってくる。

「ああん。イリアス様、どちらに行かれますの。あちらにテラス席をとってありますから、そちらで一緒に――」

ミレイアの声がだんだんと大きくなって、すぐそこまで来たと思ったら、隣の椅子が引かれる音がした。
A級ランチを載せたトレイが隣に置かれる。
誰かが隣の席に座った。私は顔をあげて横を見ると、イリアスが座っていた。

「イリアス様! 何故そこにお座りになるの?」

イリアスの横に立ったミレイアが、私の存在に気付いて眉を尖らせる。

「どこに座ろうと俺の勝手だ。食事の邪魔だから、向こうに行ってくれないか」

イリアスがミレイアに冷たい視線を向ける。
ミレイアが目尻をあげたまま、私とレコの、そしてイリアスのトレイに視線を走らせる。

「そんな貧乏人の隣で食事をとることなんてありませんわ。イリアス様の品位が下がります。イリアス様にはもっと相応しい場所とお相手がおりますわ。さあ、わたくしと一緒にあちらにおいでになって」

失礼な言い方ね。ひとをばい菌扱いかしら。おんなじ学び舎で過ごす仲間に対して、物言いってものがあるでしょうが。
私は思わず立ち上がる。

「いきなり来て何よ。失礼ね。私だけならともかく、レコ君まで悪く言う事ないじゃない」

「カレンさん……」

向かえに座ったレコが眩しそうに私を見つめて言う。私の頭上にきっと灯りがあるせいね。
私だけなら大人しく我慢するつもりだったけど、私と一緒にいたせいで誰かが傷つくなら許せないわ。
というか、そもそもイリアス、なんでここに座ったのよ?! 席ならいくらでもあるでしょうが! やっぱり私を監視するためなの?
ミレイアが私を睨めつけて、顎を反らせる。

「またあなた。この前言ったことが理解できなかったのかしら。貧乏人だからやっぱり育ちが悪い上に頭も悪いようね」

ミレイアの取り巻きたちが私を見て、くすくすと笑う。

「わたくしが誰だか思い知らせないとわからないみたい」

いつの間にか、食堂中の目線が私たちに注がれていた。
有名人のイリアスと高飛車で目立つミレイア。ふたりに関連していると思われる私とレコ。
食事をしていた生徒たちが手を止めて見ている。
イリアスが口を開いた。

「俺が誰といようと、君には関係ない。俺が進んでここにいるんだ。他人に指図される謂れはない」
 
「進んでですって――?」

ミレイアが拳を握りしめ、体を小さく震わせた。

「そんな誇る家柄も身分もなさそうな貧乏女のどこがよろしくて?」

「そうよ。そんな貧乏人にはイリアス様は勿体ないわ」

「イリアス様にはミレイア様のような立派な家柄の方が相応しいのに」

ミレイアの後ろに立つ取り巻きたちが私を見て、意地悪そうに笑う。
イリアスがそんな彼女たちに鋭い視線を放つ。

「君たちはさっきから貧乏人と連呼してるが、自分たちが指している人間が誰か本当にわかってるのか」

「誰って――」

取り巻きたちが仲間を見渡して、閉口する。どうやら誰一人私の名前を正しく言える者はいないみたい。クラスメートもいるはずなのに、こんなに存在を認知されていないと、それはそれで悲しい。
私が肩を下げたところで、イリアスとは反対の席にどかりと座った人物がいた。
私のトレイの隣にA級ランチをのせたトレイが置かれる。

「『カレン・ドロノア』。資産家で名高いドロノア家の令嬢。カスパル侯爵の娘。王族からも覚えめでたいジェイクの妹。これだけ言えば充分だよな」

「ユーリウス!?」

私はイリアスとは反対の隣の席を振り返る。
ユーリウスは私と目が合うと、にっこり微笑んだ。

「いつもこの時間のお昼? いつも会わないから、今日は早めに来た。俺もこれからそうしよ」

周りはもう気にしてないのか、スプーンを手に取ると食事を始める。私がぼうっと突っ立ってると、見上げてくる。

「ほら、座って。あ、俺のデザートほしい?」

私の手を引っ張って、椅子に座らせる。
先日告白されてから、初めての顔合わせ。
あのときのことがまざまざと思い出され、赤面しそうになる。
でも、食堂のザワザワし始めた空気に私の意識はすぐに切り替わった。

「ドロノア侯爵だって? あのずば抜けた商才で有名な?!」

「たった一代で資産家貴族の五指にのしあがった、あの?!」

「ジェイク様といったら、社交界の花で有名な方よね?」

「品行方正で才色兼備。王太子と並んで、貴族の令嬢たちをひとり残らず虜にすると言われている方よ。実は私の姉も姉の友達もみんなあのふたりにお熱なの」

「ジェイク様だけじゃないわよ。カスパル侯爵も大人の色気があってすごいらしいの。マダムたちの間では花の貴公子と呼ばれてて、未亡人どころか貴婦人たちがこぞって狙ってるみたい」

『社交界の花』に、『花の貴公子』ですって? 普通なら女性にむけて謳われそうな言葉なのにお父様もお兄様も両方冠してるなんて、すごいわね。でも、ふたりとも花のかんばせのような面立ちだからなんだか納得。
それにしても、資産家貴族の五指にのぼるほど、我が家ってすごかったの? 貴族の序列に全然興味ないから知らなかったわ。すっごい金持ちってことよね。ゲームのカレンがあれほど傍若無人だった理由も今なら納得だわ。
私が内心お父様とお兄様に感心している一方で、ミレイアは信じられないことを聞いたとばかり目を大きく見開いている。

「……う、うそ。学園の令嬢の中でわたくしがい、一番のはずよ」

イリアスがそんな彼女に冷めた目線を投げる。

「今後二度と彼女を貶めるような発言はしないでくれ。もしまた同じことがおこったら、ペルトサークの名にかけて、正式に抗議する」

食堂がさらにざわりと騒ぎたった。「イリアス様が庇うなんてどういう関係?」なんて声が次から次に聞こえる。
私も驚きだわ。悪女の味方をしてくれるなんて。でも、イリアスは正義感のある人だから、不当に貶められていたら、口を出さずにはいられない性分よね。それにこの場にはレコもいたし。
間違っていると思ったら、相手がどうであれ、自分の信念を決して曲げないひと。やっぱり素晴らしい人柄なんだあと、場違いにもじーんときてしまった。
不利に傾きつつある空気を察してか、ミレイアが握りしめた拳を震わす。初めてプライドが傷つけられたのかもしれない。それに好きなひとから真正面で対峙されたことも。怒りと羞恥のせいか、その顔が徐々に真っ赤に染まっていく。尖った瞳が私を睨みつける。そのあまりの鋭さに私はたじろいだ。これほど、強い感情を向けられるのは初めてだ。

「あ、あの――」

なにかフォローを思って、声が咄嗟に出るも、ミレイアは無視してくるりと勢いよく踵を返すと、足音荒く去っていく。

「ミレイア様っ!」

取り巻きたちが慌ててあとを追う。
彼女たちがいなくなると、食堂の空気がしーんと静まり返った。
イリアスが私に顔を向ける。

「悪かったな。彼女も一緒に連れてきてしまって」

「い、いえ」

「さあ、食べよう」

「は、はい」

とりあえずはどうすることもできないので、中断していた食事をとることにした。

「――ところで、何故お前がここにいるんだ?」

私の頭を飛び越して、イリアスが鋭い視線を送った。

「どこで食事をとろうと俺の勝手だろ」

周りが騒いでいる中にあって、ひとり黙々と食事を続けていられたのがユーリウスだ。ある意味、その性格がうらやましい。
イリアスがはあと溜め息を吐いて、スプーンをテーブルに置く。

「向こうにいけ」

「あんたこそあっちに行けよ。せっかくやっと一緒にお昼をとれたと思ったら、あんたがなんでここにいるんだよ。昨日まで俺と同じ時間帯だっただろ」

「お前に説明する義理はない」

私の頭上で、ばちばちと火花が散る。これじゃあせっかくの美味しい食事もまずくなってしまう。
お互い引き下がらない空気を感じて、イリアスがはあと息を吐く。

「そういえばお前に聞きたいことがあった。あんな手紙を送ってくるとはどういう了見だ」

「手紙? ――ああ、あの手紙ね」

視線を一旦上に投げたユーリウスが、すぐにピンときたのかにやりと笑う。

「どういう了見って。あの内容そのまんまだけど」

「頭のおかしい冗談に付き合ってる暇はないんだが?」

「――へえ、負けるのが怖いんだ」

「なに?」

「だって、そうだろ。とわかってたら、勝負には出たくないよな」

そのとき、イリアス側の私の右半身が一気に吹雪に吹かれた気がした。
ごごごと効果音を伴って、青い冷気がイリアスごと包みこむ。   

「怖がってる人間を相手するほど、俺も酷じゃないよ」

あ、あの、ユーリウスさん。もうやめてあげて。レコが怖がってるわ。ついでに私も。
イリアスがスプーンを持っていた手をとめた。

「そこまで言うなら、相応の覚悟はあるんだろうな。いいだろう、その勝負、受けてやる」

「そうこなくっちゃ。勝負の内容はあとで決めるでいいよな」

「負け惜しみするなよ。俺は遠吠えを聞く趣味はないからな」

負け惜しみって。ユーリウスが負ける前提でイリアスさん、思い切り話してるわね。
でも、なんでこのふたり、勝負なんてするのかしら。話の道筋が見えないわ。ヒロインまだ現れてないのに。

「あんたもね。せいぜいペルトサーク家の名に傷がつかないようにな」

「話は済んだな。もう向こうに行ったらどうだ? お前がいたら、飯が不味くなる」

「なら、明日から時間ずらせば? 俺はこの時間にするから」

「お前こそ元の時間に戻したらどうだ」

「嫌だね。さっきから言ってるよな――」

「ちょっと!」

私はスプーンを持った手で思い切りテーブルを叩いた。

「これじゃあ落ち着いて食事できないわ。これ以上喧嘩するなら、私、場所を移すから。行こ、レコ君」

私が立ち上がろうとすると、ユーリウスが慌てて止めにはいる。
   
「待って、カレン。もう喧嘩しないよ。だから、行かないで」

私は反対側にも、ちらりと視線をおくる。

「……わかった。もうやめる。だから、隣にいてくれ」

「…………わかったわ」

私がすとんと席に落ち着くと、ふたりは見るからにほっとしたようだった。
ようやく落ち着きを取り戻した食事の席に、さっきまであわあわしていたレコも息を吐いたようだった。あとで、騒がしくしちゃってごめんねって伝えよう。
っていうか、そもそもこのふたりが来なければ、こんなことにならなかったよね。
ユーリウスはわかるけれど。――いけない、またあの時のこと思い出しそうだわ。私は慌てて首を振る。
イリアスが隣に来たのはなんで?
まさか、ユーリウスと同じ理由じゃないわよね。
私はちらりとイリアスを見る。
相変わらず涼しい顔で、その綺麗な横顔は食事をしているときでさえ、一分の隙もない。
こんな氷の鉄壁みたいな人が私を好きになるわけないじゃない。
自分の考えに呆れて、内心首をすくめたのだった。







###################################



なぜ、誰も『ドロノア』家のカレンに気づかなかったかというと、カレンは四年間一度もお茶会に出席してないため、その存在を忘れ去られていました。多分、お父様とお兄様の存在感が大きすぎて消し去られていたんだと思います(^_^;)
当時カレンと一緒にお茶会を出席した娘達も、当時と今のカレンがあまりに違うため、気づいていません(笑)

ちなみに、お兄様は幼少期のカレンの接し方でもわかるとおり、恥ずかしがりや(ヘタレとも言う)のツンデレですが、外ではそんなこと微塵も感じさせないクールなお人柄になります。(大事な人ほど思いを伝えられない不器用なお人です。でもカレンのおかげでそれも治ったかもしれません)



##################################
しおりを挟む
感想 46

あなたにおすすめの小説

【完結】溺愛?執着?転生悪役令嬢は皇太子から逃げ出したい~絶世の美女の悪役令嬢はオカメを被るが、独占しやすくて皇太子にとって好都合な模様~

うり北 うりこ@ざまされ2巻発売中
恋愛
 平安のお姫様が悪役令嬢イザベルへと転生した。平安の記憶を思い出したとき、彼女は絶望することになる。  絶世の美女と言われた切れ長の細い目、ふっくらとした頬、豊かな黒髪……いわゆるオカメ顔ではなくなり、目鼻立ちがハッキリとし、ふくよかな頬はなくなり、金の髪がうねるというオニのような見た目(西洋美女)になっていたからだ。  今世での絶世の美女でも、美意識は平安。どうにか、この顔を見られない方法をイザベルは考え……、それは『オカメ』を装備することだった。  オカメ狂の悪役令嬢イザベルと、  婚約解消をしたくない溺愛・執着・イザベル至上主義の皇太子ルイスのオカメラブコメディー。 ※執着溺愛皇太子と平安乙女のオカメな悪役令嬢とのラブコメです。 ※主人公のイザベルの思考と話す言葉の口調が違います。分かりにくかったら、すみません。 ※途中からダブルヒロインになります。 イラストはMasquer様に描いて頂きました。

悪役令嬢に成り代わったのに、すでに詰みってどういうことですか!?

ぽんぽこ狸
恋愛
 仕事帰りのある日、居眠り運転をしていたトラックにはねられて死んでしまった主人公。次に目を覚ますとなにやら暗くジメジメした場所で、自分に仕えているというヴィンスという男の子と二人きり。  彼から話を聞いているうちに、なぜかその話に既視感を覚えて、確認すると昔読んだことのある児童向けの小説『ララの魔法書!』の世界だった。  その中でも悪役令嬢である、クラリスにどうやら成り代わってしまったらしい。  混乱しつつも話をきていくとすでに原作はクラリスが幽閉されることによって終結しているようで愕然としているさなか、クラリスを見限り原作の主人公であるララとくっついた王子ローレンスが、訪ねてきて━━━━?!    原作のさらに奥深くで動いていた思惑、魔法玉(まほうぎょく)の謎、そして原作の男主人公だった完璧な王子様の本性。そのどれもに翻弄されながら、なんとか生きる一手を見出す、学園ファンタジー!  ローレンスの性格が割とやばめですが、それ以外にもダークな要素強めな主人公と恋愛?をする、キャラが二人ほど、登場します。世界観が殺伐としているので重い描写も多いです。読者さまが色々な意味でドキドキしてくれるような作品を目指して頑張りますので、よろしくお願いいたします。  完結しました!最後の一章分は遂行していた分がたまっていたのと、話が込み合っているので一気に二十万文字ぐらい上げました。きちんと納得できる結末にできたと思います。ありがとうございました。

転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした

ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!? 容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。 「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」 ところが。 ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。 無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!? でも、よく考えたら―― 私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに) お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。 これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。 じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――! 本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。 アイデア提供者:ゆう(YuFidi) URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464

悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!

ペトラ
恋愛
   ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。  戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。  前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。  悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。  他サイトに連載中の話の改訂版になります。

悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます

久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。 その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。 1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。 しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか? 自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと! 自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ? ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ! 他サイトにて別名義で掲載していた作品です。

転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎

水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。 もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。 振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!! え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!? でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!? と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう! 前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい! だからこっちに熱い眼差しを送らないで! 答えられないんです! これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。 または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。 小説家になろうでも投稿してます。 こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。

悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。

槙村まき
恋愛
 スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。  それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。  挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。  そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……! 第二章以降は、11時と23時に更新予定です。 他サイトにも掲載しています。 よろしくお願いします。 25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!

完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい

咲桜りおな
恋愛
 オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。 見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!  殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。 ※糖度甘め。イチャコラしております。  第一章は完結しております。只今第二章を更新中。 本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。 本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。 「小説家になろう」でも公開しています。

処理中です...