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70.孤児院訪問
しおりを挟むあれから一週間。狐顔のボス率いる誘拐犯たちを倒したイリアスと私は警備隊から表彰され、イリアスは再び人々から脚光を浴びた。ほとんどというか、いや、完全にイリアスのおかげなので、私はおまけみたいなものだ。だたそんな私に対しても、戻ってきた子供たちの家族は涙を浮かべて感謝してきてくれたので、胸が熱く嬉しくなった。
狐顔のグループが人身売買に手を出した始めたのはごく最近だったみたいで、あまり世に知れ渡る前にこうして明るみになったため、人々は意外性と驚きをもって受け止めた。ヒロインが事件に巻き込まれたときは結構世間を賑わせていたから、被害が広まる前に食い止めることができて本当に良かった。
ちなみに狐顔たちが誘拐に手を染める前は密輸オンリーだったことも、警備隊の調べでわかった。その荷物の中に子供を紛れ込ませて運んでいたのだ。
こうして『狐顔悪党事件』もとい『少女誘拐事件』の幕は閉じたのだった。
当然、学園でもこの話は広まり、相変わらずイリアスの周りはおっかけがいっぱい。
私の周りはというと、相変わらず遠巻きにされている。なんで?! やっぱりこの悪人顔が悪いのかしら? 私はむむむと、自分の頬を両手で挟んで、首を傾げる。でも、持って生まれた顔だけは変えられないのよね。
内心嘆き悲しんでいると、馬車がガタンと止まった。どうやら目的地に着いたらしい。
他の馬車からも生徒がざわざわと降りていく。
他の生徒と一緒に『アラス孤児院』と書かれた見慣れた門を通り過ぎると、建物の前で顔なじみの院長と子供たちが立っている。
私たち生徒に向かって、院長が笑顔を向けた。
「ようこそおいでくださいました。本日はよろしくお願いします。――さあ、皆さんもお辞儀して」
院長が後ろに立っていた子供たちを振り返る。子供たちは私たち学園の生徒を興味深げに見ていたけど、院長の言葉でちょっと姿勢を正し一斉に頭を下げる。
「「「よろしくおねがいします!!」」」
ちょっと間延びした可愛らしい挨拶に思わず口元が綻んだ。
今日は選択授業のひとつ「社会学科」のために、孤児院を訪れている。
「社会学科」はその名の通り、社会の仕組みを学んだり、社会に関わったりする授業で、今日孤児院を訪れたのもその授業の一環。どうやら貴族としての義務、いわゆるノブリス・オブリージュを根幹にしているらしい。
ゲームでも確か出てきた記憶がある。孤児院のほかにも選択肢が三つほどあって、選んだ内容によって、あがるパラメーターが変わった。その項目を選択し終わったあとはそれぞれのパラメーターが異常にあがるという、プレイヤーにとって有り難いサービス内容だった。選択肢を選ぶ基準は、その時落としたい攻略対象者に必要なパラメーターをくれる授業なのは言わずもがなだ。
現実世界を生きている私にとっては、パラメーター云々は関係ないので、行きたい場所を選んだ。でもまさかゲームで出てきた孤児院が『アラス孤児院』だなんて思わなかったわ。ここは私が個人的に月二回手作りお菓子を持って訪れる場所。
早速私に気づいた子供たちが駆け寄ってきた。
「お姉ちゃん!!」
「お姉ちゃんも来てくれたんだ。嬉しい!」
「遊ぼ、遊ぼ」
手を引っ張ってくる子供たちに私は眉を下げた。
「ごめんね、今日は他にやることがあって、遊べないの。でも、今日はお兄ちゃんとお姉ちゃんがいっぱい来てくれたから、代わりに遊んでくれるわ」
「「ええ~」」
不満顔を一斉にする子供たち。
「こら、カレン様を困らせるんじゃないの。ほら、あなたたちは向こうに行ってなさい」
子供たちを諫めに院長がやってくる。
「ごめんなさいね、カレン様」
「いえ。今日はよろしくお願いします」
「こちらこそ。――さて、生徒の皆さん、食事当番の方はこちらにおいでください。ご案内致しますわ」
院長の言葉で一部の生徒が集まってくる。今日私たち生徒が孤児院で与えられた役割はそれぞれ分担されている。昼食を作る手伝いをする食事係。草取りや掃除を担当する係に、子供たちと遊ぶ係といった具合に。
ここへ来るたび子供たちと遊んでいる私は、普段やれないことを挑戦しようと食事当番を選んだのだ。
厨房へと向かっている途中で、誰かが私の横に並んだ。
「院長とも子供たちとも知り合いなんだな」
「イリアス様!? っと、イリアス――」
いけない。まだ呼びなれないのよね。
それにしても、びっくりした。イリアスから話しかけてくるなんて。選択授業は皆一学年合同で行われるため、「社会学科」のこの授業も例外じゃない。この授業を最初受けた時、イリアスの姿を見かけてびっくりした記憶がある。ゲームではコマンドがあるだけで、誰がどの授業を選択したとかそこまでは詳しく表示されなかったのよね。
それからは授業を受けるたびにイリアスに目をつけられないようひっそりと存在を消していた私。そしてイリアスのほうも雑談するタイプじゃないから、ふたりともただ真面目に授業を受けてるだけで、同じ授業を選択しているにも関わらず接点がなかったんだよね。
でも、今日初めて話しかけてくれたってことは、私、とうとうイリアスの心の壁を崩せたのかしら。やっぱりあのイベントを一緒に乗り越えたことで、ようやく私とイリアスの間にも友情が!?
嬉しくなって、私は笑顔で見上げる。
「ええ、そうなんです。実は月に二度お邪魔させてもらっている場所なんです」
「そうなのか……。知らなかったな」
感心しているように見えるけど、ちょっと不満そう。
「イリアス? ――なにか気に障ることでも?」
これまでは怖くて訊けなかったイリアスの内面への質問も、ためらわず言葉にできた。
友情って、素晴らしい!!
「別に、婚約者の俺に黙っていたことが気に入らないわけじゃない」
そう口にしながらも、目を尖らせつつ顔が赤くなっている。
ええ!? 言われた身としては、まるでそれが理由のように聞こえるのは何故!?
それにしても『婚約者』って――。当たり前のようにするりと出たことで、イリアス自身からも認められたんだと、私の心の中にすとんと落ちてきた。
もう完全に嫌われていない証拠である。
よしよし、これでヒロインが現れても大丈夫よね。ヒロインが意地悪されても、私が犯人だって疑われても、今のイリアスなら庇ってくれるはず。そして私はおとなしく身を引き、イリアスとヒロインは幸せになって円満解決よ。
ふたりの幸せそうな姿を思い浮かべたところで、私の胸がつきりと痛んだ。
ん? この痛みは何? 朝、変なものでも食べたかしら。
首を傾げたところで、厨房に到着した。
「それでは子供たちのために、美味しい食事をよろしくお願いします。あとは専任の職員にこの場をおまかせしておりますので、あとは彼らにお聞きください。それでは失礼致します」
院長が一礼して去っていく。
厨房には三人程エプロンを着けた職員のひとがいた。私たちは自前のエプロンを着けると、早速支持に従った。見れば、下準備はほとんど終えているようだった。
まあ、当然よね。包丁を握ったこともない貴族の子女が野菜の皮むきなんて高等な技できるわけない。
私たちはサラダ用の野菜を千切ったり、鍋を回したり、お皿を用意したりと自分たちでできる範囲で手伝っていった。やることは限られているけど、今日は生徒も一緒に食事をとるためその分、やることはたくさんある。
一番大きな部屋に皿を並べ、料理を運んでいく。盛り付けがし終わると、食事の場が整った。
「イリアス、盛り付けかたがすごく上手ですね」
私の隣で皿を並べ終えたイリアスに向かって言うと、イリアスが顔をこちらに向け微笑んだ。
「そうか?」
「はい。このサラダなんか本当、美味しそう! 子供たちなんか手を叩いて喜びそう」
イリアスが盛り付けたサラダは野菜の配置といい、色合いといい、皿の大きさに対する比率といい、見た目がとにかく美しい。まるでどこぞの高級レストランで配されるサラダのようだ。
流石オールラウンダー。料理の腕も伊達じゃなかった。
それに比べ、私のは……。
「私のはただ、並べただけって感じですよね」
ちょっと落ち込んで、首を下げるとくすりと笑う声が耳に届いた。
「俺はこっちのほうが好きだ」
「え?」
「お前みたいでいい」
え? 私みたいでいいって、どういうこと? そもそもサラダが私みたいって……。
意味が掴めなくて首を捻ろうとしたところで、後ろからドンと衝撃がやってきた。
「わあ。美味しそう!」
衝撃の正体は孤児院の男の子。私の腰に腕を巻きつけて、後ろからテーブルを覗き込んでいる。
「こら、ジャック。急にびっくりするでしょ」
ジャックは十二歳くらいの男の子。この孤児院ではリーダー格の男の子でとにかくやんちゃだ。でも甘えられる両親がいないこともあって、よくこうしてくっついて甘えてくる。
ジャックは私の言葉が耳に入っていないようで、構わず言葉をつづける。
「あれ、クッキーは? 姉ちゃんが持ってくるお菓子がないけど」
「今日は持ってきてないのよ。かわりに食事を作ったからみんなで食べましょ」
「ええ~。あれ、楽しみにしてたのに」
「お菓子ってなんのことだ」
隣にいるイリアスがやや冷たい眼差しで、ジャックを見下ろしながら、私に尋ねてくる。
あれ? さっきまで和やかな雰囲気だったわよね。
「ああ。実は私が作ったお菓子を毎回持ってきてるんです」
「姉ちゃんが作ったお菓子、すっごく美味しいんだぜ。もしかして、食べたことないの?」
「……ああ」
「へえ~。あんな美味しいのに!? 今まで食べたことないなんて、かっわいそう!」
ジャックが私の腰に捕まりながら、やや大袈裟な口調で言う。
あれ、なんだかだんだん周りの気温が下がってきているような?
イリアスとジャックの視線が上と下からバチバチと火花を散らしているのも気の所為?
「さ、暖かいうちに食べないと。席に着きましょう。――みんな、こっちに来て!」
私は意識を切り替えて二人に背を向けると、部屋の隅で絵本を読んでいる女の子たちに向かって呼びかける。
同時に、部屋に入ってきた女子生徒のひそひそ話が聞こえてきた
「あの子、今、イリアス様に向かってあっかんべしたわよ」
「まあ。何も知らないって恐ろしいわね」
誰だ、そんな命知らずな輩は? キョロキョロとあたりを見渡したけど、生憎どこかに隠れてしまったのか見当たらなかった。
ちょうど片手を外したジャックの手をとり、椅子に誘導する。
「さあ、座って。――イリアスもこっちにどうぞ」
反対側の椅子をひく。憮然とした表情のイリアスだったけど、おとなしく座る。私はふたりの間に席をとって座った。
全員席に着いたところで、「いただきます」をする。
私は早速イリアスが盛り付けたサラダを口に運んだ。
「美味しい! イリアス、美味しいです」
「味はどれも一緒のはずだろ」
顔を横に向けて気持ちを伝えれば、イリアスが呆れたような目線を向けてくる。
「そんなことないです。料理も料理する相手の気持ちで、味が変わってくるんですよ。完璧なイリアスが盛り付けたら、味だって完璧になります」
「なら、お前が盛り付けたサラダは、お前の味がするのか?」
「え?」
イリアスが徐に不格好のサラダを口に運んだ。
「どうですか?」
もぐもぐと咀嚼する様子を見て私が恐る恐る伺うと、その目が笑った。
「うん。お前の味がするな」
――ボッ。その言い方に思わず、赤面する。
甘いわ。私のお菓子くらい甘いわ。
「やってらんねー」
隣からジャックがぼそりと呟くのが聞こえた。
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