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やらしいことする二人
「学園内は駄目だと思う」
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お互い性急に制服のベルトを外し、前を寛げる。
本番は流石に無理、ってことで俺が出した案は「抜きあいっこしよ」というやつだった。いやもうそうするしかねぇだろうっていうほどお互い元気だからさ。
もう何度も王子とえっちなことしてるから見慣れたと言ったら見慣れたそれに思わず目を向ける。大きさはまぁ、同じぐらいかもしれないけど。王子のはやっぱ顔が綺麗だからか、形も綺麗だった。
「……アシエ」
「え? ああ、形綺麗だなーって」
「……また、そんな」
王子の眉間に更にグググッと皺が寄った。顔が綺麗なもんだから険しい表情になると無駄に迫力がある。俺が同じような表情したところで「視力悪くなった?」って言われるだけだ。
まぁそれは置いといて。本番は無理なので。取りあえずお互いのを擦り寄せて一緒に扱いていく。
鍛冶屋の仕事を手伝っている俺の手はゴツゴツしてるし皮も厚いし、多分他の人に比べてでかい。別にそれを今まで気にしたことはなかったけど。俺と違って剣術を学んでいるはずの王子の手は男らしくもスラッとしてる。
でも謎に王子はそんな俺の手がお好みらしい。尚更王子の趣味趣向ってもんがわからない。もの好きなのか? って流石に直接聞いてはないけど。
手元でヌチヌチ音を立てながら目の前にある綺麗な顔をジッと見てしまう。なんていうか、エロいんだよなぁ。こういうことしてる時の王子って無駄にエロいんだよなぁ。
「……ウェルス、ちょっとこっち向いて」
お互い息が上がってきてるし、まぁ別のものも上がってきてる感覚はあるけど。ちょっと顔が火照ってるウェルスに声をかける。
俺の声に応えるようにちょっと俯き加減の顔が眉間に皺を寄せつつ上目がちにこっち見てきた。うっわ、すっげぇゾクゾクする。エロいし、やっぱ顔がいいからカッコいい。
ウェルスのこの顔、すっげぇ好き。やってる最中ずっと見れるから実は嬉しかったりする。もっとずっと見ていたい。
モブの俺相手にさ、こーんなエロい顔して同じもの扱いてんだよ。信じられねぇ。何よりも信じられないのがウェルスのこの表情見たことがあるのが俺だけっていうのがまたなんとも。
「あー……ヤバい、気持ちいー……」
「……俺の顔がそんなにいいか」
「うん。やっぱカッコいいもん」
ちょっと、急にギュッと握ってくるのやめてくんね? びっくりして一瞬手が止まった。
「アシエ」
「ん……」
鼻をスリスリしてきたから、ちょっと頭を傾げたらふっかいチューをしてきた。もう今まで何回ウェルスとチューしてきたことやら。最初ウェルスがやろうとして不発に終わった時は本当にごめんと今でも思ってる。
いやだからせめて最初に言葉にして行動に移せって話なんだけど。この王子、いつも最初は言葉足らずだ。
舌を差し出せばヂュッと吸われて、上は唾液で濡れてて下はアレで濡れててと、まぁ学園でやっちゃいけないことやっててだからこそゾクゾクもするっていうか。
「は、くっ……」
「イきそ?」
切羽詰まったような声を出してきたからウェルスのほうを強く扱いてやった。すると手に生暖かいものが勢いよく出てきた。
ぜぇぜぇと肩で息をしつつ賢者モードに移行しようとしていたウェルスだけど、俺がまだだってことに気付いてお返しと言わんばかりに俺のを扱いてくる。
「ぁ、は……俺も、出るっ……」
すっごい好きな奴にそんだけ扱かれたら、そりゃすぐ出ちゃうわ。俺もウェルスと同じように勢いよく出して、肩で息をしつつ素早く近くにあったティッシュを取り出した。
お互い手に付いてるアレを拭き拭き。一応身だしなみを整えて個室の窓を空気の入れ替えのためにパパパーンッと開け放つ。これで証拠隠滅は大丈夫なはず。
いそいそとウェルスが座ってるベッドに戻って隣にストンと座った。
「一発抜いてすっきりしたけど」
「……そうだな」
なんちゅー物足りなさそうな顔。だからしょうがないんだってば。男同士は準備が大変なんだからしょうがないんだってば。いやウェルスの気持ちも十分わかってるんだよ俺は。
だから迫ってきた顔を避けることはしなかったし。またえっろいチューされて折角さっき一発抜いたのにまた元気になりそうな俺がいるし。でもでも、ずっと下やってるせいか、ちょっとあれなのよ。
「うぅー……尻がムズムズするぅ……」
俺だって物足りないに決まってんだろ。ここまでやって先がやれないなんて俺だって生殺しだ。
「まだ授業残ってんのに」
「……休日までまだ二日あるしな」
「そうなんだよぉ」
ウェルスの別荘に行くのは休みの日だけだ。全寮制のため普段俺もホイホイ外に出れない。貴族は知らんけど。休みの日以外で外出する時はわざわざ許可証をもらう必要がある。逆に休みの日はわざわざそんなことしないでいいんだけど。
だからウェルスと徹夜でイチャイチャできるのは休みの日だけ。しかも実家のほうが繁盛していたら俺はそっちの手伝いにも行かなきゃいけないから、その実二人でいる時間があんまり取れない。
とかとか考えてると、俺の腰を撫でていた手がゆっくり尻のほうに向かってってる。
「だからぁ!」
「アシエ。二日後の休日、必ず別荘に来い」
俺に選択権がないんですが~? いやでもものすごい形相になってるウェルスに「やだその日予定があるの」とか言うのは酷だ。ま、予定なんてものはないけど。一応その日実家のほうからも休みもらってるけど。
「アシエ……もう一度キス……」
「これ以上ムラムラすると困るからまた今度な!」
「……チッ」
あ、この王子今舌打ちしましたよ。初めて店に訪れた時のあの爽やか王子はもう今はどこ探したっていないんですよ。
そんで待ちに待った二日後。休みの日は指定された場所に行ったらしっかりとお迎えが来る。今となったらすっかり顔見知りになっちゃったなぁっていう御者の人と一緒に別荘へと向かった。
別荘に着くと早速王子自らのお出迎え。別荘での過ごし方は大体別荘の庭とかでブラブラ歩いて昼飯はメイドさんが持ってきてくれた飯食って。そのあと結構やんちゃな遊び方もするから晩飯の前に一緒に風呂入って。そんで一緒に飯食って。
んで、夜もどっぷり更けた頃がある意味での本番なわけよ。
「んっ、ふ……」
二人一緒に寝室に入った途端、それはもう二日間お預け喰らってたもんだからすぐにウェルスからエロいチューをかまされた。俺とチューしながら後ろ手でドア閉めるんだから器用なもんだ。
舌を絡めて、歯の裏をなぞられて口の天井を舌で撫でられる。俺がどこが好きなのかすっかり熟知しているウェルスはそれはもうノンストップだ。あっという間に気持ちよくさせられて腰がガクガクになる。
そのままベッドになだれ込んで、チューしながらお互いの服を脱がしていく。
「はっ……二日だぞ、二日」
「いやそれ以上にできなかった日あったけど。んっ」
「お預けを喰らった二日だぞ。他とはわけが違う」
「わからんでもないけど」
キスの合間に喋って喋りながら服を脱がしてと、お互いまぁ器用なことしてる。自然とベッドの上に押し倒された俺は、服がはだけて顕になってる眼の前にある胸をゆっくりと撫でた。
最初はそうでもなかったのに頑張ってんのか、今はしっかりと筋肉がついてる。更にカッコよくなるし更に俺はキュンキュンしてるし。わかってんのかこの王子は!
「んぁっ、んっ……」
男でそこ感じるわけねぇだろって思っていた胸だけど、今となっては根気強くウェルスが可愛がったもんだからすっかりと感じるようになってしまった。片方甘噛されて、もう片方は愛撫されて思わず仰け反る。
「あっ、やば……俺今日、イくの早いかも」
「それはいいことを聞いたな」
「……気にしてたんだ」
いつも俺より先にイっちゃうの。
「アシエは気にしないと思うが……結構不甲斐ない思いをするんだぞ」
「ウェルスの言う通り俺は気にしねぇよ。一緒に気持ちよくなったらそれでいいじゃん」
「……アシエは俺を喜ばせる天才だな」
「んぅっ……は、ぁっ……俺、は、ウェルスのスイッチの入り方がわかんねぇ」
喋ってる間もエロいことノンストップだし、見るからにウェルスのウェルスがパンツ押し上げるぐらい元気になってるし。
膝でグリッて押し上げてやれば呻き声が聞こえて表情もグッと歪んだ。そんな顔に俺はにっこにこである。何回も言うけどウェルスの感じてる顔はエロい。
「ウェルス、もっとエロい顔して」
「お、前はっ……!」
「んぎっ!」
勃ってるそれを思いっきり掴まれた。流石に痛い。
「お望み通り、エロい顔してやる。ただし……アシエもエロい顔をしたらな」
「あは……オッケー」
エロいことをするのはウェルスが初めてだし俺はいつも下だけど。こう、ウェルスのギラギラとした目で見下されるのは全然悪い気がしなくて。
寧ろ結構好きだ。
本番は流石に無理、ってことで俺が出した案は「抜きあいっこしよ」というやつだった。いやもうそうするしかねぇだろうっていうほどお互い元気だからさ。
もう何度も王子とえっちなことしてるから見慣れたと言ったら見慣れたそれに思わず目を向ける。大きさはまぁ、同じぐらいかもしれないけど。王子のはやっぱ顔が綺麗だからか、形も綺麗だった。
「……アシエ」
「え? ああ、形綺麗だなーって」
「……また、そんな」
王子の眉間に更にグググッと皺が寄った。顔が綺麗なもんだから険しい表情になると無駄に迫力がある。俺が同じような表情したところで「視力悪くなった?」って言われるだけだ。
まぁそれは置いといて。本番は無理なので。取りあえずお互いのを擦り寄せて一緒に扱いていく。
鍛冶屋の仕事を手伝っている俺の手はゴツゴツしてるし皮も厚いし、多分他の人に比べてでかい。別にそれを今まで気にしたことはなかったけど。俺と違って剣術を学んでいるはずの王子の手は男らしくもスラッとしてる。
でも謎に王子はそんな俺の手がお好みらしい。尚更王子の趣味趣向ってもんがわからない。もの好きなのか? って流石に直接聞いてはないけど。
手元でヌチヌチ音を立てながら目の前にある綺麗な顔をジッと見てしまう。なんていうか、エロいんだよなぁ。こういうことしてる時の王子って無駄にエロいんだよなぁ。
「……ウェルス、ちょっとこっち向いて」
お互い息が上がってきてるし、まぁ別のものも上がってきてる感覚はあるけど。ちょっと顔が火照ってるウェルスに声をかける。
俺の声に応えるようにちょっと俯き加減の顔が眉間に皺を寄せつつ上目がちにこっち見てきた。うっわ、すっげぇゾクゾクする。エロいし、やっぱ顔がいいからカッコいい。
ウェルスのこの顔、すっげぇ好き。やってる最中ずっと見れるから実は嬉しかったりする。もっとずっと見ていたい。
モブの俺相手にさ、こーんなエロい顔して同じもの扱いてんだよ。信じられねぇ。何よりも信じられないのがウェルスのこの表情見たことがあるのが俺だけっていうのがまたなんとも。
「あー……ヤバい、気持ちいー……」
「……俺の顔がそんなにいいか」
「うん。やっぱカッコいいもん」
ちょっと、急にギュッと握ってくるのやめてくんね? びっくりして一瞬手が止まった。
「アシエ」
「ん……」
鼻をスリスリしてきたから、ちょっと頭を傾げたらふっかいチューをしてきた。もう今まで何回ウェルスとチューしてきたことやら。最初ウェルスがやろうとして不発に終わった時は本当にごめんと今でも思ってる。
いやだからせめて最初に言葉にして行動に移せって話なんだけど。この王子、いつも最初は言葉足らずだ。
舌を差し出せばヂュッと吸われて、上は唾液で濡れてて下はアレで濡れててと、まぁ学園でやっちゃいけないことやっててだからこそゾクゾクもするっていうか。
「は、くっ……」
「イきそ?」
切羽詰まったような声を出してきたからウェルスのほうを強く扱いてやった。すると手に生暖かいものが勢いよく出てきた。
ぜぇぜぇと肩で息をしつつ賢者モードに移行しようとしていたウェルスだけど、俺がまだだってことに気付いてお返しと言わんばかりに俺のを扱いてくる。
「ぁ、は……俺も、出るっ……」
すっごい好きな奴にそんだけ扱かれたら、そりゃすぐ出ちゃうわ。俺もウェルスと同じように勢いよく出して、肩で息をしつつ素早く近くにあったティッシュを取り出した。
お互い手に付いてるアレを拭き拭き。一応身だしなみを整えて個室の窓を空気の入れ替えのためにパパパーンッと開け放つ。これで証拠隠滅は大丈夫なはず。
いそいそとウェルスが座ってるベッドに戻って隣にストンと座った。
「一発抜いてすっきりしたけど」
「……そうだな」
なんちゅー物足りなさそうな顔。だからしょうがないんだってば。男同士は準備が大変なんだからしょうがないんだってば。いやウェルスの気持ちも十分わかってるんだよ俺は。
だから迫ってきた顔を避けることはしなかったし。またえっろいチューされて折角さっき一発抜いたのにまた元気になりそうな俺がいるし。でもでも、ずっと下やってるせいか、ちょっとあれなのよ。
「うぅー……尻がムズムズするぅ……」
俺だって物足りないに決まってんだろ。ここまでやって先がやれないなんて俺だって生殺しだ。
「まだ授業残ってんのに」
「……休日までまだ二日あるしな」
「そうなんだよぉ」
ウェルスの別荘に行くのは休みの日だけだ。全寮制のため普段俺もホイホイ外に出れない。貴族は知らんけど。休みの日以外で外出する時はわざわざ許可証をもらう必要がある。逆に休みの日はわざわざそんなことしないでいいんだけど。
だからウェルスと徹夜でイチャイチャできるのは休みの日だけ。しかも実家のほうが繁盛していたら俺はそっちの手伝いにも行かなきゃいけないから、その実二人でいる時間があんまり取れない。
とかとか考えてると、俺の腰を撫でていた手がゆっくり尻のほうに向かってってる。
「だからぁ!」
「アシエ。二日後の休日、必ず別荘に来い」
俺に選択権がないんですが~? いやでもものすごい形相になってるウェルスに「やだその日予定があるの」とか言うのは酷だ。ま、予定なんてものはないけど。一応その日実家のほうからも休みもらってるけど。
「アシエ……もう一度キス……」
「これ以上ムラムラすると困るからまた今度な!」
「……チッ」
あ、この王子今舌打ちしましたよ。初めて店に訪れた時のあの爽やか王子はもう今はどこ探したっていないんですよ。
そんで待ちに待った二日後。休みの日は指定された場所に行ったらしっかりとお迎えが来る。今となったらすっかり顔見知りになっちゃったなぁっていう御者の人と一緒に別荘へと向かった。
別荘に着くと早速王子自らのお出迎え。別荘での過ごし方は大体別荘の庭とかでブラブラ歩いて昼飯はメイドさんが持ってきてくれた飯食って。そのあと結構やんちゃな遊び方もするから晩飯の前に一緒に風呂入って。そんで一緒に飯食って。
んで、夜もどっぷり更けた頃がある意味での本番なわけよ。
「んっ、ふ……」
二人一緒に寝室に入った途端、それはもう二日間お預け喰らってたもんだからすぐにウェルスからエロいチューをかまされた。俺とチューしながら後ろ手でドア閉めるんだから器用なもんだ。
舌を絡めて、歯の裏をなぞられて口の天井を舌で撫でられる。俺がどこが好きなのかすっかり熟知しているウェルスはそれはもうノンストップだ。あっという間に気持ちよくさせられて腰がガクガクになる。
そのままベッドになだれ込んで、チューしながらお互いの服を脱がしていく。
「はっ……二日だぞ、二日」
「いやそれ以上にできなかった日あったけど。んっ」
「お預けを喰らった二日だぞ。他とはわけが違う」
「わからんでもないけど」
キスの合間に喋って喋りながら服を脱がしてと、お互いまぁ器用なことしてる。自然とベッドの上に押し倒された俺は、服がはだけて顕になってる眼の前にある胸をゆっくりと撫でた。
最初はそうでもなかったのに頑張ってんのか、今はしっかりと筋肉がついてる。更にカッコよくなるし更に俺はキュンキュンしてるし。わかってんのかこの王子は!
「んぁっ、んっ……」
男でそこ感じるわけねぇだろって思っていた胸だけど、今となっては根気強くウェルスが可愛がったもんだからすっかりと感じるようになってしまった。片方甘噛されて、もう片方は愛撫されて思わず仰け反る。
「あっ、やば……俺今日、イくの早いかも」
「それはいいことを聞いたな」
「……気にしてたんだ」
いつも俺より先にイっちゃうの。
「アシエは気にしないと思うが……結構不甲斐ない思いをするんだぞ」
「ウェルスの言う通り俺は気にしねぇよ。一緒に気持ちよくなったらそれでいいじゃん」
「……アシエは俺を喜ばせる天才だな」
「んぅっ……は、ぁっ……俺、は、ウェルスのスイッチの入り方がわかんねぇ」
喋ってる間もエロいことノンストップだし、見るからにウェルスのウェルスがパンツ押し上げるぐらい元気になってるし。
膝でグリッて押し上げてやれば呻き声が聞こえて表情もグッと歪んだ。そんな顔に俺はにっこにこである。何回も言うけどウェルスの感じてる顔はエロい。
「ウェルス、もっとエロい顔して」
「お、前はっ……!」
「んぎっ!」
勃ってるそれを思いっきり掴まれた。流石に痛い。
「お望み通り、エロい顔してやる。ただし……アシエもエロい顔をしたらな」
「あは……オッケー」
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