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19 お茶会と言う名の復讐劇 後編
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そしてお茶会当日。
メンバーはロッタ様、ミリアリア様、アイーダ様、ジャスミン様、そしてマリア様で御座います。
王太子たちも参加従っておりいましたがそこはアリアが裏から交渉しており、今回はこのメンバーだけお茶会になりましたグッジョブですわ、アリア。
「「「「「ごきげんよう、ミリア様」」」」」
お茶会の場所はお城の二回にあるテラスで行われました。
5人同時にテラスに到着されわたくしは皆様方にご挨拶をされました。
わたくしもご挨拶をして各々席に着いたので御座います。さぁ、これからが復讐の始まりですわ。
「随分と大層なお菓子ですわね。ミリア様」
「はい。どれも美味しいお茶菓子ですわ、ロッタ様」
ロッタ様が茶菓子を見つめながらそう言うと一つ菓子をフォークで自分のお皿に盛り付けました。
他の方々も同じようにご自分の好きな茶菓子をお皿に乗せ始めたのです。
「本当に美味しそう。ミリア、このようなお茶会に誘ってくれて有難う」
「マリア様。そのような事を仰らずに。わたくしも先日の結婚式では色々申し訳ありませんでした」
「気にしないでいいのですよ。とても楽しい余興だと思っておりました」
余興……本当にそう思っていらっしゃるのかしら。
私はそう思いつつも笑顔を絶やさず振舞っておりました。
アリア達侍女たちがお茶を運び出し始めました。
今日のお茶はダージリン。
この国一番の老舗から取り寄せた茶葉らしいのですが、わたくしにはその味はよく分かりませんでした。普通のお茶と何が違うのかしら……。
「あら、とても美味しいお茶ですわ」
「本当に…美味しい」
「コクがあって口の中に広がりますわ」
「このお茶菓子にもあいますわ」
各々がそう言いながら歓喜の声を上げておりました。
するとアリアが私の傍に来てこそっと耳打ちしてきたのです。
「あのお茶……本当はダージリンの中にミミズの死骸を入れております。本当の味を知っていれば誰かが気づくはずなのですが…」
「そうなの。わたくしの分のお茶にも同じものが入っているの?」
「いえ。ミリア様のは本物のダージリン茶で御座います」
ふふふ、わたくしは口元に手を当てながら笑いを堪えておりました。
貴族とはいえ味も分からないおバカさんたちが美味しそうに飲んでいるお茶。
それの中身を知ったらどんなに悔しがるだろう。
わたくしは暫くそのまま見て見ぬふりをしてお茶会を愉しみました。
そして終わり掛けアリアが計画通りわたくしの所をへ来て大きな声でこう話したのです。
「申し訳御座いませんっ! この紅茶……一部の令嬢様の中に『ミミズの死骸』が紛れ込んでおりました。大変申し訳御座いません」
「何ですってっ! どの方の紅茶にそのようなモノを入れていたのですっ!!」
わたくしは演技者だと自分でも驚きました。
アリアは5人の方にお注ぎしていたティーポッドを指さしました。
「「「「「ええ~っ!!」」」」」
驚いた五人は首のあたりに手をやりその場で苦し始めました。
ふふふ、わたくしは笑いを堪えるので必死で言葉が出ませんでした。
わたくしの代わりにアリアが口を開いたのです。
「皆様方、味は普通ですし、お体には害がない筈です。ミミズの死骸にはお薬で使うこともあります故……しかしながらなんという手違い……本当に申し訳御座いません」
アリアが深々と頭を下げました。
わたくしもこのお茶会の主催者として皆様方に謝罪いたしました。
参加されていた令嬢達は何も言わず、お茶会の会場から姿を消しました。
「ミリア様。手違いとは言え……これは少しやり過ぎでは?」
「ミリア……このような事をして……」
帰り際、ロッタ様とマリア様が悔しそうにそう言い放った言葉をわたくしは笑顔で、申し訳御座いません、と頭を下げました。
でも、あの悔しがる顔は本当に痛快で『ざまぁ~』でした。
他の三人の方々は何も言わず唇を嚙みしめながら悔しがっておりました。
その顔を見ると心がす~っとなっていい気分になりました。
本当に小さい復讐でしたけれど、あれだけ自信満々に『美味しい』と言っていたお茶にまさかミミズの死骸が入っているとは思わなかったのでしょう。
味の良し悪しの分からない事が露呈して本当に痛快でした。
「ざまぁ……ですわ」
わたくしはテラスを後にする方々の背中を見つめながらそう口に出しました。
メンバーはロッタ様、ミリアリア様、アイーダ様、ジャスミン様、そしてマリア様で御座います。
王太子たちも参加従っておりいましたがそこはアリアが裏から交渉しており、今回はこのメンバーだけお茶会になりましたグッジョブですわ、アリア。
「「「「「ごきげんよう、ミリア様」」」」」
お茶会の場所はお城の二回にあるテラスで行われました。
5人同時にテラスに到着されわたくしは皆様方にご挨拶をされました。
わたくしもご挨拶をして各々席に着いたので御座います。さぁ、これからが復讐の始まりですわ。
「随分と大層なお菓子ですわね。ミリア様」
「はい。どれも美味しいお茶菓子ですわ、ロッタ様」
ロッタ様が茶菓子を見つめながらそう言うと一つ菓子をフォークで自分のお皿に盛り付けました。
他の方々も同じようにご自分の好きな茶菓子をお皿に乗せ始めたのです。
「本当に美味しそう。ミリア、このようなお茶会に誘ってくれて有難う」
「マリア様。そのような事を仰らずに。わたくしも先日の結婚式では色々申し訳ありませんでした」
「気にしないでいいのですよ。とても楽しい余興だと思っておりました」
余興……本当にそう思っていらっしゃるのかしら。
私はそう思いつつも笑顔を絶やさず振舞っておりました。
アリア達侍女たちがお茶を運び出し始めました。
今日のお茶はダージリン。
この国一番の老舗から取り寄せた茶葉らしいのですが、わたくしにはその味はよく分かりませんでした。普通のお茶と何が違うのかしら……。
「あら、とても美味しいお茶ですわ」
「本当に…美味しい」
「コクがあって口の中に広がりますわ」
「このお茶菓子にもあいますわ」
各々がそう言いながら歓喜の声を上げておりました。
するとアリアが私の傍に来てこそっと耳打ちしてきたのです。
「あのお茶……本当はダージリンの中にミミズの死骸を入れております。本当の味を知っていれば誰かが気づくはずなのですが…」
「そうなの。わたくしの分のお茶にも同じものが入っているの?」
「いえ。ミリア様のは本物のダージリン茶で御座います」
ふふふ、わたくしは口元に手を当てながら笑いを堪えておりました。
貴族とはいえ味も分からないおバカさんたちが美味しそうに飲んでいるお茶。
それの中身を知ったらどんなに悔しがるだろう。
わたくしは暫くそのまま見て見ぬふりをしてお茶会を愉しみました。
そして終わり掛けアリアが計画通りわたくしの所をへ来て大きな声でこう話したのです。
「申し訳御座いませんっ! この紅茶……一部の令嬢様の中に『ミミズの死骸』が紛れ込んでおりました。大変申し訳御座いません」
「何ですってっ! どの方の紅茶にそのようなモノを入れていたのですっ!!」
わたくしは演技者だと自分でも驚きました。
アリアは5人の方にお注ぎしていたティーポッドを指さしました。
「「「「「ええ~っ!!」」」」」
驚いた五人は首のあたりに手をやりその場で苦し始めました。
ふふふ、わたくしは笑いを堪えるので必死で言葉が出ませんでした。
わたくしの代わりにアリアが口を開いたのです。
「皆様方、味は普通ですし、お体には害がない筈です。ミミズの死骸にはお薬で使うこともあります故……しかしながらなんという手違い……本当に申し訳御座いません」
アリアが深々と頭を下げました。
わたくしもこのお茶会の主催者として皆様方に謝罪いたしました。
参加されていた令嬢達は何も言わず、お茶会の会場から姿を消しました。
「ミリア様。手違いとは言え……これは少しやり過ぎでは?」
「ミリア……このような事をして……」
帰り際、ロッタ様とマリア様が悔しそうにそう言い放った言葉をわたくしは笑顔で、申し訳御座いません、と頭を下げました。
でも、あの悔しがる顔は本当に痛快で『ざまぁ~』でした。
他の三人の方々は何も言わず唇を嚙みしめながら悔しがっておりました。
その顔を見ると心がす~っとなっていい気分になりました。
本当に小さい復讐でしたけれど、あれだけ自信満々に『美味しい』と言っていたお茶にまさかミミズの死骸が入っているとは思わなかったのでしょう。
味の良し悪しの分からない事が露呈して本当に痛快でした。
「ざまぁ……ですわ」
わたくしはテラスを後にする方々の背中を見つめながらそう口に出しました。
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