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最終話 結婚 後編
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わたくしの結婚は決して恋愛などと言うものではないのは承知しております。
王太子と結婚してお父様も王族の仲間入りを果たす。
そしてお仕事も順調になり、アーバイン家も安泰になる。
そう、これは政略結婚。
王太子はわたくしを愛していると言ってくださっているけれど、わたくしは正直王太子を愛しておりませんでした。
幾度も人から忌み嫌われ、蔑まされたことで人を信じることが出来なかったのです。
そんな私でもいい、そう王太子は行ってくださった。だからわたくしはこの結婚に賛同したのです。
「お父様。わたくしはこのまま結婚すればいいのですよね?」
母のお墓参りの後、馬車の中で私はそう訊ねた。
お父様は笑顔で頷きました。そう、これがわたくしの最善策。
揺れる馬車の中でわたくしはそう思っておりました。
――そして、結婚式当日。
「ミリア様。凄くお綺麗です」
「有難う。アリア。でもこちらに来ていてお城は大丈夫なのかしら」
「はい。他の使用人たちが準備をしております。私は王太子様よりミリア様のお傍に居るよう仰せつかっておりますから問題御座いません」
「そう。有難う」
何だか心がずっしりと重かったのです。
これを『マリッジブルー』と言うことなのでしょうか。
皆様がわたくしと王太子の結婚を祝してくれておりました。
国を挙げて大結婚式、とでも申しましょうか。
わたくしはあまり目立つことが好きではないので、本当はこじんまりと結婚式をしたかったのです。
しかしそれは敵わぬ夢……王太子と結婚式は国民も大はしゃぎで喜んでおりました。
「では、参りましょう。ミリア様」
「ええ……宜しくお願いしますわ」
「はい」
私は白いドレスに身を纏いお屋敷の広場に止めてある豪華な馬車に乗り込みました。
お城まで数キロ先の道中、民たちがわたくしの事を、おめでとうございます、と言っているのが聞こえてきました。
わたくしは、ミリア=アーバインは本日結婚式を執り行うのです。
もう、田舎者の平民出身と揶揄されることもありません。
これからはミリア=ファインドとして、そしてミラージュ王太子の妃として生きてゆきます。
ロッタ様、アイーダ様、ジャスミン様、ミリアリア様の悔しがる顔を拝みながら楽しい結婚式を始めたのでした。
王太子と結婚してお父様も王族の仲間入りを果たす。
そしてお仕事も順調になり、アーバイン家も安泰になる。
そう、これは政略結婚。
王太子はわたくしを愛していると言ってくださっているけれど、わたくしは正直王太子を愛しておりませんでした。
幾度も人から忌み嫌われ、蔑まされたことで人を信じることが出来なかったのです。
そんな私でもいい、そう王太子は行ってくださった。だからわたくしはこの結婚に賛同したのです。
「お父様。わたくしはこのまま結婚すればいいのですよね?」
母のお墓参りの後、馬車の中で私はそう訊ねた。
お父様は笑顔で頷きました。そう、これがわたくしの最善策。
揺れる馬車の中でわたくしはそう思っておりました。
――そして、結婚式当日。
「ミリア様。凄くお綺麗です」
「有難う。アリア。でもこちらに来ていてお城は大丈夫なのかしら」
「はい。他の使用人たちが準備をしております。私は王太子様よりミリア様のお傍に居るよう仰せつかっておりますから問題御座いません」
「そう。有難う」
何だか心がずっしりと重かったのです。
これを『マリッジブルー』と言うことなのでしょうか。
皆様がわたくしと王太子の結婚を祝してくれておりました。
国を挙げて大結婚式、とでも申しましょうか。
わたくしはあまり目立つことが好きではないので、本当はこじんまりと結婚式をしたかったのです。
しかしそれは敵わぬ夢……王太子と結婚式は国民も大はしゃぎで喜んでおりました。
「では、参りましょう。ミリア様」
「ええ……宜しくお願いしますわ」
「はい」
私は白いドレスに身を纏いお屋敷の広場に止めてある豪華な馬車に乗り込みました。
お城まで数キロ先の道中、民たちがわたくしの事を、おめでとうございます、と言っているのが聞こえてきました。
わたくしは、ミリア=アーバインは本日結婚式を執り行うのです。
もう、田舎者の平民出身と揶揄されることもありません。
これからはミリア=ファインドとして、そしてミラージュ王太子の妃として生きてゆきます。
ロッタ様、アイーダ様、ジャスミン様、ミリアリア様の悔しがる顔を拝みながら楽しい結婚式を始めたのでした。
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