75 / 103
35② ー誘いー
しおりを挟む
差出人不明の手紙で呼び出されて、フィオナは一人、前に訪れた王宮の書庫に来ていた。
(クラウディオと一緒に一度来ておいて良かったわ。迷わず行けそう)
クラウディオがいないでも入られるとは思わなかったが、受付でなにも言われず、カードに記されていた場所を教えてもらえた。
記された場所は人気のない奥の端の方の棚で、誰かがいるわけではない。
(ここで待っていて、今度はなにをくれる気なのかしら)
手紙の差出人は前と同じくエルネストだろう。未だ魔法陣を起動していないと、痺れを切らしたのだろうか。
しかし、相変わらず警戒心が強い。手紙には差出人を書かない。前回は演劇で本人が来なかった。今回は王宮の書庫で、ばったり会っても言い訳ができる場所だ。誰かに見られても偶然見掛けて声を掛けたとごまかせる。通路は両脇にあり、左右同時に人が来ない限り、気配を察すれば逃げることもできた。
そうして約束の時間になり、そこに現れたのはやはりエルネストだった。
「まだ、あの件は行っていないんですか?」
行っていないことくらい分かっているだろうに、エルネストは目を細くしてフィオナのすぐ近くに寄ることはせず、数歩離れた場所で本を探すような仕草をして問いかける。
だから呼び出したのか? 催促しているように見えて、心の中で違うだろうと否定した。
「気持ちはもう決まっています。夫が出掛けていますので、今のうちに行おうかと思っていて……」
「それは、丁度良かったですね」
その返事を聞いてフィオナは自分が思っていたこととは違うのかと思ったが、エルネストは、ですが————、と続けた。
「公爵が討伐に行っている間は避けた方が良いでしょう。あなたが望むお相手が近くにいないのでは、術も確かに作動しないかもしれません」
「まあ、そうなんですか?」
やっぱりか。エルネストはクラウディオが近くにいない時に、魔法陣を起動するなと忠告してきた。
クラウディオが討伐に行ったことを耳にして、急いでセレスティーヌに連絡をとったのだ。彼がいない間に、魔法陣を使うなと。使ってしまっては、留守のクラウディオは被害に遭わない。
(大国の正史を知らないってことよ)
ノエルは外国の本を手に入れていた。あの話はこの国で定着していない。エルネストは魔法陣から悪い魔法使いか魔獣が出てくると思っているのだ。
これで分かった。
エルネストは間違いなく、クラウディオを陥れるために、セレスティーヌを犠牲にしたのだ。
今までなにも思っていなかったが、急に怒りが沸々と込み上げてきた。エルネストの甘言でセレスティーヌは薬をあおり魔法陣を使用した。そうしてヴァルラムが呼ばれ、フィオナが連れてこられた。
どうなるか結果は分かっていなくとも、姿を隠して手紙を渡してくるなど、エルネストは関わりがないようにみせて傍観するつもりだ。
父親に仕返すならばまだしも、勝手に比べられたクラウディオを陥れるために、関係のないセレスティーヌを騙した。
(クラウディオへの恨みを、セレスティーヌを使って晴らすなら、こっちだって考えがあるわ)
「夫は魔法師ですから、すぐに討伐を終えてきますわ。きっと早く戻ってくるでしょう。そうしましたら、すぐにでも行いますわね」
「……それが良いでしょう。バラチア公爵は素晴らしい腕の持ち主ですから」
クラウディオを褒めるのにも間が必要か。エルネストは一度沈黙して口端を上げて笑んでくる。嘘くさい笑い顔。最初からうさんくさくなにが目的か分からなかったが、こうやって話していればなにを考えているのか分かってくる。
「本日、お話はそのことでしょうか?」
「ええ。先にお話ししておけば良かったのですが。失念していました」
よく言う。しかしそれをセレスティーヌは信じると思っているのだろう。
「では、夫の帰りを待ちますわね」
「それが良いでしょう。ご両親もお望みではないですか? あなた方が上手くいくことを」
フィオナは眉を傾げそうになった。なんとか堪えて不安げな表情を向ける。セレスティーヌが両親を苦手にしていることは知っていそうだったからだ。両親の名を聞いて怯えた顔でもした方が良いだろう。
しかし、なぜ両親が出てくるのか。エルネストはフィオナの怯えぶりに気分を良くしたか、口角を少しだけ上げた。
「面白い話を聞いたのです。あなたのご両親が、どうやら違法に魔獣を売買していると」
「違法に売買……ですか? 私の両親が?」
なぜそんなことを口にするのか。それよりもその話はどこで聞いたのか。フィオナは顔には出さず混乱したような顔をしてみせる。
エルネストがそんなことを言う意味はなんだろう。これも催促だろうか。
エルネストは、わざとらしく肩を上げて首を振って見せる。
「私も耳にしただけで、詳しくは聞いてはおりませんが、あなたのご両親は余程バラチア公爵のご子息が早く産まれてほしいと望んでいるそうではないですか。そのための用意なのか、羽振りを利かせるために手を出しているのか。今は王が軽視しているようですが、長期に渡れば王も黙ってはいられないでしょう。どうか、あなたのためだけでなく、ご両親を助けるとお考えください」
「わ、私はなにも存じませんでした。両親がおかしな真似を? 王はお気付きですか?」
「今のところは、許していただいていると言うべきか……」
一体何の話をしているのか分からないが、エルネストがセレスティーヌを脅しているのは分かる。両親が悪事に手を染める前に、さっさと魔法陣を起動しろと言いたいのだろう。
セレスティーヌにしつこく絡んでくるだけある。早く行えと言われながら行動に移さないセレスティーヌに気が逸るのだろう。
そうやってセレスティーヌを騙したのか。
「王は恐ろしいですわ。お会いするたびに体が震えます」
「そうですね。あの方は好みもはっきりされていて、決断も早いですから、まごまごとしていると即決してしまうかもしれません」
「だからこそ畏怖してしまうのかしら。……実は、私は夫にも緊張してしまうことがあって。やはり、血が繋がっていらっしゃるからかしら。王と夫は威厳のようなものがよく似ているように思うのです、母君がお姉様ですから、当然かもしれませんけれど」
王の威厳などクラウディオは持ち合わせていないが、顔は似ていると思う。デュパール公爵夫人ならば、全然似てないわよ。ときっぱり言ってきそうだが、エルネストはグッと息を呑むように口を閉じた。
「……ええ、そうですね。それでは、私はこの辺で。どうぞ、公爵がお帰りになられたら、すぐに行いください」
「そういたしますわ!」
フィオナは良い返事をすると、エルネストはすぐに踵を返し廊下を戻っていった。
(意外に感情が出るわね……。あの程度の挑発で)
後ろを向いて、顔を見せないようにするあたり、余程腹が立ったようだ。セレスティーヌから天然な台詞を聞いて無性に腹が立ったのかもしれない。
(それにしても、両親ね……)
あっちこっちで問題ばかりだ。エルネストの言い分では本当にやらかしている気がする。
あの両親にしても、セレスティーヌはどう思っているのか。
「セレスティーヌと話したいな……」
自分がセレスティーヌになっている間、彼女のためにできることを行いたいのは、この体を奪って好き勝手行っているせいかもしれない。セレスティーヌへの引け目がそうさせるのか。
自分にできることは何か。考えながら、フィオナも元来た道を戻ることにした。
(クラウディオと一緒に一度来ておいて良かったわ。迷わず行けそう)
クラウディオがいないでも入られるとは思わなかったが、受付でなにも言われず、カードに記されていた場所を教えてもらえた。
記された場所は人気のない奥の端の方の棚で、誰かがいるわけではない。
(ここで待っていて、今度はなにをくれる気なのかしら)
手紙の差出人は前と同じくエルネストだろう。未だ魔法陣を起動していないと、痺れを切らしたのだろうか。
しかし、相変わらず警戒心が強い。手紙には差出人を書かない。前回は演劇で本人が来なかった。今回は王宮の書庫で、ばったり会っても言い訳ができる場所だ。誰かに見られても偶然見掛けて声を掛けたとごまかせる。通路は両脇にあり、左右同時に人が来ない限り、気配を察すれば逃げることもできた。
そうして約束の時間になり、そこに現れたのはやはりエルネストだった。
「まだ、あの件は行っていないんですか?」
行っていないことくらい分かっているだろうに、エルネストは目を細くしてフィオナのすぐ近くに寄ることはせず、数歩離れた場所で本を探すような仕草をして問いかける。
だから呼び出したのか? 催促しているように見えて、心の中で違うだろうと否定した。
「気持ちはもう決まっています。夫が出掛けていますので、今のうちに行おうかと思っていて……」
「それは、丁度良かったですね」
その返事を聞いてフィオナは自分が思っていたこととは違うのかと思ったが、エルネストは、ですが————、と続けた。
「公爵が討伐に行っている間は避けた方が良いでしょう。あなたが望むお相手が近くにいないのでは、術も確かに作動しないかもしれません」
「まあ、そうなんですか?」
やっぱりか。エルネストはクラウディオが近くにいない時に、魔法陣を起動するなと忠告してきた。
クラウディオが討伐に行ったことを耳にして、急いでセレスティーヌに連絡をとったのだ。彼がいない間に、魔法陣を使うなと。使ってしまっては、留守のクラウディオは被害に遭わない。
(大国の正史を知らないってことよ)
ノエルは外国の本を手に入れていた。あの話はこの国で定着していない。エルネストは魔法陣から悪い魔法使いか魔獣が出てくると思っているのだ。
これで分かった。
エルネストは間違いなく、クラウディオを陥れるために、セレスティーヌを犠牲にしたのだ。
今までなにも思っていなかったが、急に怒りが沸々と込み上げてきた。エルネストの甘言でセレスティーヌは薬をあおり魔法陣を使用した。そうしてヴァルラムが呼ばれ、フィオナが連れてこられた。
どうなるか結果は分かっていなくとも、姿を隠して手紙を渡してくるなど、エルネストは関わりがないようにみせて傍観するつもりだ。
父親に仕返すならばまだしも、勝手に比べられたクラウディオを陥れるために、関係のないセレスティーヌを騙した。
(クラウディオへの恨みを、セレスティーヌを使って晴らすなら、こっちだって考えがあるわ)
「夫は魔法師ですから、すぐに討伐を終えてきますわ。きっと早く戻ってくるでしょう。そうしましたら、すぐにでも行いますわね」
「……それが良いでしょう。バラチア公爵は素晴らしい腕の持ち主ですから」
クラウディオを褒めるのにも間が必要か。エルネストは一度沈黙して口端を上げて笑んでくる。嘘くさい笑い顔。最初からうさんくさくなにが目的か分からなかったが、こうやって話していればなにを考えているのか分かってくる。
「本日、お話はそのことでしょうか?」
「ええ。先にお話ししておけば良かったのですが。失念していました」
よく言う。しかしそれをセレスティーヌは信じると思っているのだろう。
「では、夫の帰りを待ちますわね」
「それが良いでしょう。ご両親もお望みではないですか? あなた方が上手くいくことを」
フィオナは眉を傾げそうになった。なんとか堪えて不安げな表情を向ける。セレスティーヌが両親を苦手にしていることは知っていそうだったからだ。両親の名を聞いて怯えた顔でもした方が良いだろう。
しかし、なぜ両親が出てくるのか。エルネストはフィオナの怯えぶりに気分を良くしたか、口角を少しだけ上げた。
「面白い話を聞いたのです。あなたのご両親が、どうやら違法に魔獣を売買していると」
「違法に売買……ですか? 私の両親が?」
なぜそんなことを口にするのか。それよりもその話はどこで聞いたのか。フィオナは顔には出さず混乱したような顔をしてみせる。
エルネストがそんなことを言う意味はなんだろう。これも催促だろうか。
エルネストは、わざとらしく肩を上げて首を振って見せる。
「私も耳にしただけで、詳しくは聞いてはおりませんが、あなたのご両親は余程バラチア公爵のご子息が早く産まれてほしいと望んでいるそうではないですか。そのための用意なのか、羽振りを利かせるために手を出しているのか。今は王が軽視しているようですが、長期に渡れば王も黙ってはいられないでしょう。どうか、あなたのためだけでなく、ご両親を助けるとお考えください」
「わ、私はなにも存じませんでした。両親がおかしな真似を? 王はお気付きですか?」
「今のところは、許していただいていると言うべきか……」
一体何の話をしているのか分からないが、エルネストがセレスティーヌを脅しているのは分かる。両親が悪事に手を染める前に、さっさと魔法陣を起動しろと言いたいのだろう。
セレスティーヌにしつこく絡んでくるだけある。早く行えと言われながら行動に移さないセレスティーヌに気が逸るのだろう。
そうやってセレスティーヌを騙したのか。
「王は恐ろしいですわ。お会いするたびに体が震えます」
「そうですね。あの方は好みもはっきりされていて、決断も早いですから、まごまごとしていると即決してしまうかもしれません」
「だからこそ畏怖してしまうのかしら。……実は、私は夫にも緊張してしまうことがあって。やはり、血が繋がっていらっしゃるからかしら。王と夫は威厳のようなものがよく似ているように思うのです、母君がお姉様ですから、当然かもしれませんけれど」
王の威厳などクラウディオは持ち合わせていないが、顔は似ていると思う。デュパール公爵夫人ならば、全然似てないわよ。ときっぱり言ってきそうだが、エルネストはグッと息を呑むように口を閉じた。
「……ええ、そうですね。それでは、私はこの辺で。どうぞ、公爵がお帰りになられたら、すぐに行いください」
「そういたしますわ!」
フィオナは良い返事をすると、エルネストはすぐに踵を返し廊下を戻っていった。
(意外に感情が出るわね……。あの程度の挑発で)
後ろを向いて、顔を見せないようにするあたり、余程腹が立ったようだ。セレスティーヌから天然な台詞を聞いて無性に腹が立ったのかもしれない。
(それにしても、両親ね……)
あっちこっちで問題ばかりだ。エルネストの言い分では本当にやらかしている気がする。
あの両親にしても、セレスティーヌはどう思っているのか。
「セレスティーヌと話したいな……」
自分がセレスティーヌになっている間、彼女のためにできることを行いたいのは、この体を奪って好き勝手行っているせいかもしれない。セレスティーヌへの引け目がそうさせるのか。
自分にできることは何か。考えながら、フィオナも元来た道を戻ることにした。
275
あなたにおすすめの小説
嫌われ皇后は子供が可愛すぎて皇帝陛下に構っている時間なんてありません。
しあ
恋愛
目が覚めるとお腹が痛い!
声が出せないくらいの激痛。
この痛み、覚えがある…!
「ルビア様、赤ちゃんに酸素を送るためにゆっくり呼吸をしてください!もうすぐですよ!」
やっぱり!
忘れてたけど、お産の痛みだ!
だけどどうして…?
私はもう子供が産めないからだだったのに…。
そんなことより、赤ちゃんを無事に産まないと!
指示に従ってやっと生まれた赤ちゃんはすごく可愛い。だけど、どう見ても日本人じゃない。
どうやら私は、わがままで嫌われ者の皇后に憑依転生したようです。だけど、赤ちゃんをお世話するのに忙しいので、構ってもらわなくて結構です。
なのに、どうして私を嫌ってる皇帝が部屋に訪れてくるんですか!?しかも毎回イラッとするとこを言ってくるし…。
本当になんなの!?あなたに構っている時間なんてないんですけど!
※視点がちょくちょく変わります。
ガバガバ設定、なんちゃって知識で書いてます。
エールを送って下さりありがとうございました!
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
【完結済】隣国でひっそりと子育てしている私のことを、執着心むき出しの初恋が追いかけてきます
鳴宮野々花@書籍4作品発売中
恋愛
一夜の過ちだなんて思いたくない。私にとって彼とのあの夜は、人生で唯一の、最良の思い出なのだから。彼のおかげで、この子に会えた────
私、この子と生きていきますっ!!
シアーズ男爵家の末娘ティナレインは、男爵が隣国出身のメイドに手をつけてできた娘だった。ティナレインは隣国の一部の者が持つ魔力(治癒術)を微力ながら持っており、そのため男爵夫人に一層疎まれ、男爵家後継ぎの兄と、世渡り上手で気の強い姉の下で、影薄く過ごしていた。
幼いティナレインは、優しい侯爵家の子息セシルと親しくなっていくが、息子がティナレインに入れ込みすぎていることを嫌う侯爵夫人は、シアーズ男爵夫人に苦言を呈す。侯爵夫人の機嫌を損ねることが怖い義母から強く叱られ、ティナレインはセシルとの接触を禁止されてしまう。
時を経て、貴族学園で再会する二人。忘れられなかったティナへの想いが燃え上がるセシルは猛アタックするが、ティナは自分の想いを封じ込めるように、セシルを避ける。
やがてティナレインは、とある商会の成金経営者と婚約させられることとなり、学園を中退。想い合いながらも会うことすら叶わなくなった二人だが、ある夜偶然の再会を果たす。
それから数ヶ月。結婚を目前に控えたティナレインは、隣国へと逃げる決意をした。自分のお腹に宿っていることに気付いた、大切な我が子を守るために。
けれど、名を偽り可愛い我が子の子育てをしながら懸命に生きていたティナレインと、彼女を諦めきれないセシルは、ある日運命的な再会を果たし────
生まれ育った屋敷で冷遇され続けた挙げ句、最低な成金ジジイと結婚させられそうになったヒロインが、我が子を守るために全てを捨てて新しい人生を切り拓いていこうと奮闘する物語です。
※いつもの完全オリジナルファンタジー世界の物語です。全てがファンタジーです。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します
美杉日和。(旧美杉。)
恋愛
目が覚めると私は昔読んでいた本の中の登場人物、公爵家の後妻となった元王女ビオラに転生していた。
人嫌いの公爵は、王家によって組まれた前妻もビオラのことも毛嫌いしており、何をするのも全て別。二人の結婚には愛情の欠片もなく、ビオラは使用人たちにすら相手にされぬ生活を送っていた。
それでもめげずにこの家にしがみついていたのは、ビオラが公爵のことが本当に好きだったから。しかしその想いは報われることなどなく彼女は消え、私がこの体に入ってしまったらしい。
嫌われ者のビオラに転生し、この先どうしようかと考えあぐねていると、この物語の主人公であるルカが声をかけてきた。物語の中で悲惨な幼少期を過ごし、闇落ち予定のルカは純粋なまなざしで自分を見ている。天使のような可愛らしさと優しさに、気づけば彼を救って本物の家族になりたいと考える様に。
二人一緒ならばもう孤独ではないと、私はルカとの絆を深めていく。
するといつしか私を取り巻く周りの人々の目も、変わり始めるのだったーー
【書籍化決定】愛など初めからありませんが。
ましろ
恋愛
お金で売られるように嫁がされた。
お相手はバツイチ子持ちの伯爵32歳。
「君は子供の面倒だけ見てくれればいい」
「要するに貴方様は幸せ家族の演技をしろと仰るのですよね?ですが、子供達にその様な演技力はありますでしょうか?」
「……何を言っている?」
仕事一筋の鈍感不器用夫に嫁いだミッシェルの未来はいかに?
✻基本ゆるふわ設定。箸休め程度に楽しんでいただけると幸いです。
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
追放された悪役令嬢はシングルマザー
ララ
恋愛
神様の手違いで死んでしまった主人公。第二の人生を幸せに生きてほしいと言われ転生するも何と転生先は悪役令嬢。
断罪回避に奮闘するも失敗。
国外追放先で国王の子を孕んでいることに気がつく。
この子は私の子よ!守ってみせるわ。
1人、子を育てる決心をする。
そんな彼女を暖かく見守る人たち。彼女を愛するもの。
さまざまな思惑が蠢く中彼女の掴み取る未来はいかに‥‥
ーーーー
完結確約 9話完結です。
短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。
1度だけだ。これ以上、閨をともにするつもりは無いと旦那さまに告げられました。
尾道小町
恋愛
登場人物紹介
ヴィヴィアン・ジュード伯爵令嬢
17歳、長女で爵位はシェーンより低が、ジュード伯爵家には莫大な資産があった。
ドン・ジュード伯爵令息15歳姉であるヴィヴィアンが大好きだ。
シェーン・ロングベルク公爵 25歳
結婚しろと回りは五月蝿いので大富豪、伯爵令嬢と結婚した。
ユリシリーズ・グレープ補佐官23歳
優秀でシェーンに、こき使われている。
コクロイ・ルビーブル伯爵令息18歳
ヴィヴィアンの幼馴染み。
アンジェイ・ドルバン伯爵令息18歳
シェーンの元婚約者。
ルーク・ダルシュール侯爵25歳
嫁の父親が行方不明でシェーン公爵に相談する。
ミランダ・ダルシュール侯爵夫人20歳、父親が行方不明。
ダン・ドリンク侯爵37歳行方不明。
この国のデビット王太子殿下23歳、婚約者ジュリアン・スチール公爵令嬢が居るのにヴィヴィアンの従妹に興味があるようだ。
ジュリエット・スチール公爵令嬢18歳
ロミオ王太子殿下の婚約者。
ヴィヴィアンの従兄弟ヨシアン・スプラット伯爵令息19歳
私と旦那様は婚約前1度お会いしただけで、結婚式は私と旦那様と出席者は無しで式は10分程で終わり今は2人の寝室?のベッドに座っております、旦那様が仰いました。
一度だけだ其れ以上閨を共にするつもりは無いと旦那様に宣言されました。
正直まだ愛情とか、ありませんが旦那様である、この方の言い分は最低ですよね?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる