78 / 103
37① ー心境ー
しおりを挟む
「急に訪れてごめんなさいね」
「いえ、お越しくださって嬉しいです」
久し振りに会ったデュパール公爵夫人は、手紙をくれた後、バラチア公爵家に訪れてくれた。
突然の手紙に訪問をして良いかと書かれていたことに驚いたが、急いで来てくれたところを見ると、クラウディオのことを知って駆け付けてくれたのだろう。
「バラチア公爵の話を耳にしたものだから……」
案の定、デュパール公爵夫人はクラウディオの話を聞いて、訪れてくれたようだ。
憂えた瞳をフィオナに向けて、デュパール公爵夫人はフィオナをじっと見つめる。
「落ち着いているようで、安心したわ。もちろん、穏やかではないとは思うけれど」
「ここで焦っても仕方がないですから。今はただ、無事であることを祈って待つだけです」
クラウディオのいる場所まで行ってもフィオナはなにもできないし、行っても入れ違いになるかもしれない。邪魔しに行っても仕方がないのだ。
そう心の中で思いながらも、はやる気持ちもあって、セレスティーヌの魔力ならばフィオナが行って戦えるのではないかと、根拠のないことを考えてしまう。
何度も同じようなことを考えては、やはり意味はないのだと、フィオナは祈りを捧げた。
(祈りを捧げるなど、お祖父様が病気になって以来だったわ……)
「どうやら、頭の良い魔獣らしく、落石を起こしたのもその魔獣だとか。知能の高い魔獣相手だと分かって、王も援軍を出したわ」
「そんな魔獣がいるんですか!?」
「それなりに頭の良い魔獣はいるけれど、その魔獣は道具を使って落石を起こしたそうよ」
フィオナは魔獣に詳しくないため、魔獣の知能の程度は分からないが、デュパール公爵夫人はとても珍しいのだと教えてくれる。
「人工的に交配したものではないかと、考えられているそうよ」
「人工的、ですか?」
クラウディオが今回の討伐については、詳しく話せないと言っていたのを思い出す。
妻だからと言ってべらべら話す必要はないため、特に気にしなかったが。
(クラウディオはセレスティーヌの父親が魔獣を売買していることを知っていて、討伐がその関係だってことを言えなかったんだわ)
魔法陣を使用したあの夜の後、ヴァルラムは言った通りに夢に現れた。
セレスティーヌもそこにいたが、ずっと魂のままのせいで心が弱っているのか、前のように声が通らずヴァルラムを介しての会話になってしまったが、話を聞くことができた。
その時に、両親の話も聞いている。魔獣の売買のことも。
セレスティーヌは怯えながらも、リディが聞いていたより長い話を盗み聞きしていたことを教えてくれた。
貴族たちに売るための魔獣を、多種多様にすること。そのための実験を行なっている。
(人工的に作られたのならば、クラウディオはその魔獣に……)
フィオナはぎゅっと拳を握りしめた。
「バラチア公爵は魔法師の中でもトップクラスの実力よ。ノエルも一緒なのだし、援軍には私の夫も出たの。だから、大丈夫よ」
それで詳しい話を知っているのか。デュパール公爵夫人も同じく夫を心配している一人で、すでに不安を感じているセレスティーヌを励ますためにやってきたのだ。
自分も不安で仕方ないのだろう。大丈夫と言う割に、顔が少しだけ引き攣っている。
(今回の騒動が、もし本当にセレスティーヌの父親が関わっているなら、このままにはしておかないわ……)
「おばたま」
デュパール公爵夫人と話していると、アロイスが乳母と一緒にやってくる。
最近、屋敷の雰囲気のせいでアロイスは前よりも一層フィオナの元に来ることが増えた。しかも、アロイスも元気がなく、泣いてばかりだった。今も泣いた後で目元が腫れぼったくなっている。
あまりに不安がるならば、お客様がいても連れてきて良いと伝えていたので、乳母は遠慮しつつも仕方なく連れてきたようだ。デュパール公爵夫人ならば怒ることはない。
「いらっしゃい。アロイス」
フィオナは手を伸ばして抱っこをせがむアロイスに手を伸ばす。アロイスはフィオナにしがみつくと、鼻を啜りながら胸に顔を埋めた。
「アロイス。今日はねんねしたのかしら?」
「ねんね、まだ」
「じゃあ、後でお歌を歌ってあげるわ。一緒にねんねしましょうね」
アロイスは小さく頷く。口を尖らせているので、かなり機嫌が悪そうだ。頭をなでてやり、大丈夫だとトントン背中を軽く叩いて、フィオナはデュパール公爵夫人にアロイスを紹介する。
「叔母さまのお友だちよ。アロイス、ご挨拶はできるかな? 僕のお名前は、なんて言うんだっけ?」
「おなまえ……」
言いながら一瞬デュパール公爵夫人の方を見たが、人見知りが発動して、ぷいっと顔を背ける。
「いいのよ。バラチア公爵がいないから、寂しいのでしょう」
「アロイスは良い子にして待っているって約束したんだもんね」
「……した」
「あら、じゃあ、お友だちにはなんて言うの? はじめまして、僕の名前は……?」
「めまして。ぼくの、おなまえは、あろいす、にしゃい、れす」
言って、ぷいっと再び顔を背けた。その姿にデュパール公爵夫人の目元が垂れる。そうして、席を立つと、アロイスために視線を合わせ、床に膝を立てた。
「私の名前は、ジョゼットよ。よろしくね」
「じょぜ、と……」
「ええ。ジョゼットと呼んで。あなたもよ。セレスティーヌ」
「デュパール公爵夫人……」
フィオナは少しだけためらった。デュパール公爵夫人と仲良くなれるのは嬉しい。だが、その名を呼び続けるにはフィオナには時間が少なかった。
「私もセレスティーヌと呼ぶわ」
「……分かりました。ジョゼット」
フィオナは頷く。フィオナがいなくなっても、セレスティーヌが彼女と親しくなれればいい。フィオナはデュパール公爵夫人をジョゼットと呼び、お互いに名で呼び合うことを約束した。
「フィオナ様、大丈夫ですか……?」
夜、アロイスを寝かせた後、リディに頼み事をして、フィオナは刺繍をしていた。夜遅くまで刺繍をしていたので、心配して声を掛けてくれたようだ。
「大丈夫です。リディさんも急に頼んでごめんなさい」
「いえ、私は。これくらい簡単ですから。これが、セレスティーヌ様のご実家の見取り図です。私が覚えている部屋しか分かりませんが、何度も確認したので間違いはありません」
リディは何枚もの紙を広げて並べた。
リディが描いた実家の屋敷は、公爵家に劣るがかなり広い。これを良く覚えていたと感心してしまう。リディは両親も同じく召使だったため、子供の頃からこの家に住んでいたそうだ。
だから覚えているだけだと謙遜する。
「十分ですよ。ありがとうございます。セレスティーヌさんの部屋を教えてもらえます?」
「ここがセレスティーヌ様のお部屋です。こちらがお姉様のお部屋、ご両親」
部屋に入ったことがなくとも、そこがなんの部屋なのか知っていると、リディは詳しく教えてくれる。フィオナはそれに追記しながら、見取り図を頭に入れた。
「刺繍は、進まれましたか?」
「もう少し時間が掛かりますけれど、すぐに終わりますよ。縫い物も刺繍も得意なんです」
「あの……、あまり無理なさらないでください。ずっと、気を張っていらっしゃるように見えます」
そんなつもりはないのだが、リディは心配そうにフィオナを窺った。顔色でも悪いだろうか。
「人は不安になるとなにもしたくなくなるか、なにかして気を紛らわそうとするんです。フィオナ様は忙しくして不安に気付かないようにしているんじゃないですか? 私もずっと、セレスティーヌ様のことばかりを心配していましたが、でもそれは、フィオナ様も一緒ではないですか。フィオナ様が、セレスティーヌ様の体から出て行ったら、その後は……」
「リディさん……」
「それに、旦那様は、今のセレスティーヌ様を大事にしています。フィオナ様も旦那様は大切なのでは!?」
セレスティーヌの体から出て行ったら、フィオナに行く場所はない。
ヴァルラムも言っていた。
『君は体を失ったら、魂だけになってしまう。そうなれば、消えるだけだよ。それでもいいのかい?』
構わないわ。どうせ長く生きられないと分かっていた。なにも思い残すことはないのだから。
あの時はそう答えた。けれど、今は……。
思い浮かぶ顔はたった一人。
「クラウディオが、死んでたらどうしよう……」
「フィオナ様……」
急に、込み上げるように、涙が溢れてくる。
クラウディオが戻ってこない。知らせから何日も経っているのに。
先に届いていた手紙には、元気ですか? とか、倒れていないですか? とか、フィオナの体調を慮る内容ばかり書かれていた。こちらがクラウディオの状況を知りたいのに、フィオナの心配ばかりしているのだ。
どんな顔をして書いているのか、目に浮かぶくらい、彼の憂えが伝わってくる。
けれど、その手紙の最後に、『早く屋敷に戻り、セレスティーヌに会いたい』と書かれていたのだ。
これをどんな顔をして記したのか。フィオナは想像ができなかった。この言葉を、どんな顔をして口にするのだろう。
早く帰ってきてほしい。手紙を読んで、心からそう思った。
それなのに……。
クラウディオは未だ戻らず、その顔をフィオナに向けることはなかった。
「いえ、お越しくださって嬉しいです」
久し振りに会ったデュパール公爵夫人は、手紙をくれた後、バラチア公爵家に訪れてくれた。
突然の手紙に訪問をして良いかと書かれていたことに驚いたが、急いで来てくれたところを見ると、クラウディオのことを知って駆け付けてくれたのだろう。
「バラチア公爵の話を耳にしたものだから……」
案の定、デュパール公爵夫人はクラウディオの話を聞いて、訪れてくれたようだ。
憂えた瞳をフィオナに向けて、デュパール公爵夫人はフィオナをじっと見つめる。
「落ち着いているようで、安心したわ。もちろん、穏やかではないとは思うけれど」
「ここで焦っても仕方がないですから。今はただ、無事であることを祈って待つだけです」
クラウディオのいる場所まで行ってもフィオナはなにもできないし、行っても入れ違いになるかもしれない。邪魔しに行っても仕方がないのだ。
そう心の中で思いながらも、はやる気持ちもあって、セレスティーヌの魔力ならばフィオナが行って戦えるのではないかと、根拠のないことを考えてしまう。
何度も同じようなことを考えては、やはり意味はないのだと、フィオナは祈りを捧げた。
(祈りを捧げるなど、お祖父様が病気になって以来だったわ……)
「どうやら、頭の良い魔獣らしく、落石を起こしたのもその魔獣だとか。知能の高い魔獣相手だと分かって、王も援軍を出したわ」
「そんな魔獣がいるんですか!?」
「それなりに頭の良い魔獣はいるけれど、その魔獣は道具を使って落石を起こしたそうよ」
フィオナは魔獣に詳しくないため、魔獣の知能の程度は分からないが、デュパール公爵夫人はとても珍しいのだと教えてくれる。
「人工的に交配したものではないかと、考えられているそうよ」
「人工的、ですか?」
クラウディオが今回の討伐については、詳しく話せないと言っていたのを思い出す。
妻だからと言ってべらべら話す必要はないため、特に気にしなかったが。
(クラウディオはセレスティーヌの父親が魔獣を売買していることを知っていて、討伐がその関係だってことを言えなかったんだわ)
魔法陣を使用したあの夜の後、ヴァルラムは言った通りに夢に現れた。
セレスティーヌもそこにいたが、ずっと魂のままのせいで心が弱っているのか、前のように声が通らずヴァルラムを介しての会話になってしまったが、話を聞くことができた。
その時に、両親の話も聞いている。魔獣の売買のことも。
セレスティーヌは怯えながらも、リディが聞いていたより長い話を盗み聞きしていたことを教えてくれた。
貴族たちに売るための魔獣を、多種多様にすること。そのための実験を行なっている。
(人工的に作られたのならば、クラウディオはその魔獣に……)
フィオナはぎゅっと拳を握りしめた。
「バラチア公爵は魔法師の中でもトップクラスの実力よ。ノエルも一緒なのだし、援軍には私の夫も出たの。だから、大丈夫よ」
それで詳しい話を知っているのか。デュパール公爵夫人も同じく夫を心配している一人で、すでに不安を感じているセレスティーヌを励ますためにやってきたのだ。
自分も不安で仕方ないのだろう。大丈夫と言う割に、顔が少しだけ引き攣っている。
(今回の騒動が、もし本当にセレスティーヌの父親が関わっているなら、このままにはしておかないわ……)
「おばたま」
デュパール公爵夫人と話していると、アロイスが乳母と一緒にやってくる。
最近、屋敷の雰囲気のせいでアロイスは前よりも一層フィオナの元に来ることが増えた。しかも、アロイスも元気がなく、泣いてばかりだった。今も泣いた後で目元が腫れぼったくなっている。
あまりに不安がるならば、お客様がいても連れてきて良いと伝えていたので、乳母は遠慮しつつも仕方なく連れてきたようだ。デュパール公爵夫人ならば怒ることはない。
「いらっしゃい。アロイス」
フィオナは手を伸ばして抱っこをせがむアロイスに手を伸ばす。アロイスはフィオナにしがみつくと、鼻を啜りながら胸に顔を埋めた。
「アロイス。今日はねんねしたのかしら?」
「ねんね、まだ」
「じゃあ、後でお歌を歌ってあげるわ。一緒にねんねしましょうね」
アロイスは小さく頷く。口を尖らせているので、かなり機嫌が悪そうだ。頭をなでてやり、大丈夫だとトントン背中を軽く叩いて、フィオナはデュパール公爵夫人にアロイスを紹介する。
「叔母さまのお友だちよ。アロイス、ご挨拶はできるかな? 僕のお名前は、なんて言うんだっけ?」
「おなまえ……」
言いながら一瞬デュパール公爵夫人の方を見たが、人見知りが発動して、ぷいっと顔を背ける。
「いいのよ。バラチア公爵がいないから、寂しいのでしょう」
「アロイスは良い子にして待っているって約束したんだもんね」
「……した」
「あら、じゃあ、お友だちにはなんて言うの? はじめまして、僕の名前は……?」
「めまして。ぼくの、おなまえは、あろいす、にしゃい、れす」
言って、ぷいっと再び顔を背けた。その姿にデュパール公爵夫人の目元が垂れる。そうして、席を立つと、アロイスために視線を合わせ、床に膝を立てた。
「私の名前は、ジョゼットよ。よろしくね」
「じょぜ、と……」
「ええ。ジョゼットと呼んで。あなたもよ。セレスティーヌ」
「デュパール公爵夫人……」
フィオナは少しだけためらった。デュパール公爵夫人と仲良くなれるのは嬉しい。だが、その名を呼び続けるにはフィオナには時間が少なかった。
「私もセレスティーヌと呼ぶわ」
「……分かりました。ジョゼット」
フィオナは頷く。フィオナがいなくなっても、セレスティーヌが彼女と親しくなれればいい。フィオナはデュパール公爵夫人をジョゼットと呼び、お互いに名で呼び合うことを約束した。
「フィオナ様、大丈夫ですか……?」
夜、アロイスを寝かせた後、リディに頼み事をして、フィオナは刺繍をしていた。夜遅くまで刺繍をしていたので、心配して声を掛けてくれたようだ。
「大丈夫です。リディさんも急に頼んでごめんなさい」
「いえ、私は。これくらい簡単ですから。これが、セレスティーヌ様のご実家の見取り図です。私が覚えている部屋しか分かりませんが、何度も確認したので間違いはありません」
リディは何枚もの紙を広げて並べた。
リディが描いた実家の屋敷は、公爵家に劣るがかなり広い。これを良く覚えていたと感心してしまう。リディは両親も同じく召使だったため、子供の頃からこの家に住んでいたそうだ。
だから覚えているだけだと謙遜する。
「十分ですよ。ありがとうございます。セレスティーヌさんの部屋を教えてもらえます?」
「ここがセレスティーヌ様のお部屋です。こちらがお姉様のお部屋、ご両親」
部屋に入ったことがなくとも、そこがなんの部屋なのか知っていると、リディは詳しく教えてくれる。フィオナはそれに追記しながら、見取り図を頭に入れた。
「刺繍は、進まれましたか?」
「もう少し時間が掛かりますけれど、すぐに終わりますよ。縫い物も刺繍も得意なんです」
「あの……、あまり無理なさらないでください。ずっと、気を張っていらっしゃるように見えます」
そんなつもりはないのだが、リディは心配そうにフィオナを窺った。顔色でも悪いだろうか。
「人は不安になるとなにもしたくなくなるか、なにかして気を紛らわそうとするんです。フィオナ様は忙しくして不安に気付かないようにしているんじゃないですか? 私もずっと、セレスティーヌ様のことばかりを心配していましたが、でもそれは、フィオナ様も一緒ではないですか。フィオナ様が、セレスティーヌ様の体から出て行ったら、その後は……」
「リディさん……」
「それに、旦那様は、今のセレスティーヌ様を大事にしています。フィオナ様も旦那様は大切なのでは!?」
セレスティーヌの体から出て行ったら、フィオナに行く場所はない。
ヴァルラムも言っていた。
『君は体を失ったら、魂だけになってしまう。そうなれば、消えるだけだよ。それでもいいのかい?』
構わないわ。どうせ長く生きられないと分かっていた。なにも思い残すことはないのだから。
あの時はそう答えた。けれど、今は……。
思い浮かぶ顔はたった一人。
「クラウディオが、死んでたらどうしよう……」
「フィオナ様……」
急に、込み上げるように、涙が溢れてくる。
クラウディオが戻ってこない。知らせから何日も経っているのに。
先に届いていた手紙には、元気ですか? とか、倒れていないですか? とか、フィオナの体調を慮る内容ばかり書かれていた。こちらがクラウディオの状況を知りたいのに、フィオナの心配ばかりしているのだ。
どんな顔をして書いているのか、目に浮かぶくらい、彼の憂えが伝わってくる。
けれど、その手紙の最後に、『早く屋敷に戻り、セレスティーヌに会いたい』と書かれていたのだ。
これをどんな顔をして記したのか。フィオナは想像ができなかった。この言葉を、どんな顔をして口にするのだろう。
早く帰ってきてほしい。手紙を読んで、心からそう思った。
それなのに……。
クラウディオは未だ戻らず、その顔をフィオナに向けることはなかった。
314
あなたにおすすめの小説
嫌われ皇后は子供が可愛すぎて皇帝陛下に構っている時間なんてありません。
しあ
恋愛
目が覚めるとお腹が痛い!
声が出せないくらいの激痛。
この痛み、覚えがある…!
「ルビア様、赤ちゃんに酸素を送るためにゆっくり呼吸をしてください!もうすぐですよ!」
やっぱり!
忘れてたけど、お産の痛みだ!
だけどどうして…?
私はもう子供が産めないからだだったのに…。
そんなことより、赤ちゃんを無事に産まないと!
指示に従ってやっと生まれた赤ちゃんはすごく可愛い。だけど、どう見ても日本人じゃない。
どうやら私は、わがままで嫌われ者の皇后に憑依転生したようです。だけど、赤ちゃんをお世話するのに忙しいので、構ってもらわなくて結構です。
なのに、どうして私を嫌ってる皇帝が部屋に訪れてくるんですか!?しかも毎回イラッとするとこを言ってくるし…。
本当になんなの!?あなたに構っている時間なんてないんですけど!
※視点がちょくちょく変わります。
ガバガバ設定、なんちゃって知識で書いてます。
エールを送って下さりありがとうございました!
愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します
美杉日和。(旧美杉。)
恋愛
目が覚めると私は昔読んでいた本の中の登場人物、公爵家の後妻となった元王女ビオラに転生していた。
人嫌いの公爵は、王家によって組まれた前妻もビオラのことも毛嫌いしており、何をするのも全て別。二人の結婚には愛情の欠片もなく、ビオラは使用人たちにすら相手にされぬ生活を送っていた。
それでもめげずにこの家にしがみついていたのは、ビオラが公爵のことが本当に好きだったから。しかしその想いは報われることなどなく彼女は消え、私がこの体に入ってしまったらしい。
嫌われ者のビオラに転生し、この先どうしようかと考えあぐねていると、この物語の主人公であるルカが声をかけてきた。物語の中で悲惨な幼少期を過ごし、闇落ち予定のルカは純粋なまなざしで自分を見ている。天使のような可愛らしさと優しさに、気づけば彼を救って本物の家族になりたいと考える様に。
二人一緒ならばもう孤独ではないと、私はルカとの絆を深めていく。
するといつしか私を取り巻く周りの人々の目も、変わり始めるのだったーー
美人同僚のおまけとして異世界召喚された私、無能扱いされ王城から追い出される。私の才能を見出してくれた辺境伯様と一緒に田舎でのんびりスローライ
さら
恋愛
美人な同僚の“おまけ”として異世界に召喚された私。けれど、無能だと笑われ王城から追い出されてしまう――。
絶望していた私を拾ってくれたのは、冷徹と噂される辺境伯様でした。
荒れ果てた村で彼の隣に立ちながら、料理を作り、子供たちに針仕事を教え、少しずつ居場所を見つけていく私。
優しい言葉をかけてくれる領民たち、そして、時折見せる辺境伯様の微笑みに、胸がときめいていく……。
華やかな王都で「無能」と追放された女が、辺境で自分の価値を見つけ、誰よりも大切に愛される――。
【完結済】隣国でひっそりと子育てしている私のことを、執着心むき出しの初恋が追いかけてきます
鳴宮野々花@書籍4作品発売中
恋愛
一夜の過ちだなんて思いたくない。私にとって彼とのあの夜は、人生で唯一の、最良の思い出なのだから。彼のおかげで、この子に会えた────
私、この子と生きていきますっ!!
シアーズ男爵家の末娘ティナレインは、男爵が隣国出身のメイドに手をつけてできた娘だった。ティナレインは隣国の一部の者が持つ魔力(治癒術)を微力ながら持っており、そのため男爵夫人に一層疎まれ、男爵家後継ぎの兄と、世渡り上手で気の強い姉の下で、影薄く過ごしていた。
幼いティナレインは、優しい侯爵家の子息セシルと親しくなっていくが、息子がティナレインに入れ込みすぎていることを嫌う侯爵夫人は、シアーズ男爵夫人に苦言を呈す。侯爵夫人の機嫌を損ねることが怖い義母から強く叱られ、ティナレインはセシルとの接触を禁止されてしまう。
時を経て、貴族学園で再会する二人。忘れられなかったティナへの想いが燃え上がるセシルは猛アタックするが、ティナは自分の想いを封じ込めるように、セシルを避ける。
やがてティナレインは、とある商会の成金経営者と婚約させられることとなり、学園を中退。想い合いながらも会うことすら叶わなくなった二人だが、ある夜偶然の再会を果たす。
それから数ヶ月。結婚を目前に控えたティナレインは、隣国へと逃げる決意をした。自分のお腹に宿っていることに気付いた、大切な我が子を守るために。
けれど、名を偽り可愛い我が子の子育てをしながら懸命に生きていたティナレインと、彼女を諦めきれないセシルは、ある日運命的な再会を果たし────
生まれ育った屋敷で冷遇され続けた挙げ句、最低な成金ジジイと結婚させられそうになったヒロインが、我が子を守るために全てを捨てて新しい人生を切り拓いていこうと奮闘する物語です。
※いつもの完全オリジナルファンタジー世界の物語です。全てがファンタジーです。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
【書籍化決定】愛など初めからありませんが。
ましろ
恋愛
お金で売られるように嫁がされた。
お相手はバツイチ子持ちの伯爵32歳。
「君は子供の面倒だけ見てくれればいい」
「要するに貴方様は幸せ家族の演技をしろと仰るのですよね?ですが、子供達にその様な演技力はありますでしょうか?」
「……何を言っている?」
仕事一筋の鈍感不器用夫に嫁いだミッシェルの未来はいかに?
✻基本ゆるふわ設定。箸休め程度に楽しんでいただけると幸いです。
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
「地味で無能」と捨てられた令嬢は、冷酷な【年上イケオジ公爵】に嫁ぎました〜今更私の価値に気づいた元王太子が後悔で顔面蒼白になっても今更遅い
腐ったバナナ
恋愛
伯爵令嬢クラウディアは、婚約者のアルバート王太子と妹リリアンに「地味で無能」と断罪され、公衆の面前で婚約破棄される。
お飾りの厄介払いとして押し付けられた嫁ぎ先は、「氷壁公爵」と恐れられる年上の冷酷な辺境伯アレクシス・グレイヴナー公爵だった。
当初は冷徹だった公爵は、クラウディアの才能と、過去の傷を癒やす温もりに触れ、その愛を「二度と失わない」と固く誓う。
彼の愛は、包容力と同時に、狂気的な独占欲を伴った「大人の愛」へと昇華していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる