101 / 103
番外編 ヴァルラム⑥
しおりを挟む
「おじいさま。ここに、まほう使いさんがねむってるの?」
「そうだよ。フィオナ。命をかけて、この土地を守ってくださってるんだ。だから、お礼を言わなきゃいけない」
「おれい。ありがとうございます?」
前に見た青年が祖父になったのか、孫娘を連れてきたらしい。フィオナと呼ばれた女の子は、石碑に触れると、小さな手でゆっくりなでた。
「毎年、封印の儀式を行うんだ。フィオナも大きくなったら、頑張るんだよ?」
「ふぃおな。がんばるね」
フィオナはそう言って、祖父と手を繋いで帰り道を歩きながら、こちらを向いて手を振った。
小さな女の子。毎日のようにやってきて、野原に咲いた花や、いかにも自分のおやつのクッキー一枚を持ってきたり、石碑が汚いとハンカチで拭いたりする。
大きな黒目をぱっちり開けて、口をぽっかり開けたまま、石碑の文字を読もうと苦戦していた。よく分からないと言って、教科書を持って文字を調べようとしたこともあった。
この場所が好きなのか、時折石碑の前で寝転がり、本を持ってくるとこちらに読み聞かせをしてくる。
それがなんともおかしくて、暗闇に戻らず光の方へ留まっていた。
妹がいるようだが、数回嫌々連れてこられた程度で、その両親もほとんどここに来ることはない。
しかし、フィオナはよくここに訪れる。
体が弱いらしく、寒い日になると祖父が走って迎えにくる。そうすると数日ここには来ない。来ない日は体調が悪いのだと気が付いた。
「今日はパンを作ったのだけれど、失敗しちゃったの。少し焦げているけど気にしないで」
フィオナはあっという間に美しい女性に成長した。
けれど、どこか顔色が悪い。紙に乗ったパンを台座に置くと、小さく息を吐く。
成長してもフィオナの体は良くならなかった。むしろ、悪くなっている気さえした。
それでも活動的に子供たちのために食事やお菓子を作るなど、自分ができることを行なっていた。
こっそりここで魔法の練習をしていることも知っている。魔力が少ないことと、体が弱いこともあって、フィオナは魔法を使うことを禁止されているようだった。
(儀式の練習で倒れたことがあったからな……)
長い黒髪に黒い瞳。少しだけ強気な印象があり、けれど子供たちを愛しむ、優しい心を持つ少女。
フィオナを見ていると、古い時代を思い出す。もう、微かにしか思い出せないほどの、記憶の片隅にある思い出だ。
(子孫といえば、子孫になるのかな……)
そんな、短い時代ではないけれど。
「今日はドーナツを。砂糖と油まみれになって、もうこれは作ってこないで。って言われてしまったわ」
孤児院に持って行ったお菓子が子供たちには好評だったが、面倒を見ている先生たちに嫌がられたことを愚痴ると、フィオナは石碑の台座にそのドーナツを置く。
「動物が食べたら、体に良くないと思うけど……」
魔力の注がれた食べ物に触れることはできていたが、口にすることができると気付いたのはつい最近。
ブルイエ家に封印を行う者がいなくなったからだと推測している。
祖父が亡くなり、ここに来るのはフィオナだけになった。
そのフィオナが成長していくのを見ていると、思い出す姿がある。
『ヴァルラム様……』
自分が、もっと早く決断して、抵抗していれば、こんなことにならなかったのだろうか。
今さらすぎるほど、今さらなことを思って自嘲する。フィオナが彼女に良く似ているからだ。
ただ、顔色が悪すぎて、心配で仕方がない。胸を押さえて座り込んだ時はどうすれば良いのかと思った。
その時に、魔力があっても人間に触れることはできないのを知った。フィオナはヴァルラムの目の前で、何度も浅い息を繰り返して冷や汗を流す。
フィオナの祖父が昔ここで呟いていた。フィオナでは封印を守れない。あの子は長く生きられないだろう。
彼女のように、短い命でしかないのか。
そうして、起きた、あの夜。
(魔法陣!? どこかで見た……)
突如現れた、見覚えのある魔法陣。前に見たものとは少し違っているかもしれないが、封印に穴を開けた魔法陣だ。
魔獣は未だ森の中でうごめいている。しかし、前に比べて数は減っただろうか。自分と同じく眠り、暗闇に入ったまま目が覚めないのかもしれない。
今回はあちらに現れることなく、ヴァルラムの頭上に現れた。
なんのための魔法陣なのか。どこに呼ばれるのか。空に浮きながらのんびりと構えていると、木々の隙間から光が近付いてきた。
『フィオナ、近寄るな!』
駄目だ。フィオナ、君はまだ。
フィオナが胸を押さえて倒れ込む。魔法陣は封印を壊し、そこにある魂を吸い込むように拾い上げた。
このままではフィオナが死んでしまう。
暗闇を猛スピードで移動する中、フィオナと離されないように抱きしめる。体に戻さなければ暗闇に留まることになる。
どこか。彼女を戻す体を。
暗闇に小さな光が見えると、それが大きく広がった。
魔法陣の真ん中で、床に倒れている女性。光の中は現実で、暗闇に追い出されている女性が見えた気がした。
(迷っている暇なんてない!)
フィオナの魂を光の中に下ろした。その瞬間、光は消えて、再び暗闇に取り残された。
その暗闇に、ふわふわと浮きながら仰向けになっている女性がいる。
自殺でもしたのか。ヴァルラムより透けているところを見ると、あまり持ちそうにない魂だ。
(本来ならば、こうであるべきなんだろうね……)
ヴァルラムの鎖は解けて、封印は壊れてしまった。穴を開けるつもりが、封印が弱まっていて壊れてしまったのだろう。
(魔獣の魂はウヨウヨしてたんだけどね……。あちらには穴は開かなかったから、呼ばれたのは僕ってことかな?)
けれど、あまりにも今さらだ。いったいあれからどれほどの時が経っていると思っているのか。
「さて、どこであの魔法陣を知ったのかな?」
女性は魂ながら顔を上げてこちらを見上げる。ひっ、と悲鳴を上げて飛び退いたが、体が浮いていたバランスが取れず、さらに悲鳴を上げた。
「誰か! クラウディオ!!」
哀れな魂。ここが現実だと思うのだろうか。
「魔法陣がもう一度発動されれば、出られるかもしれないけれど、君はきっと戻れないと思うよ」
「な、なにを……。ここはどこなの、あなたはなんなの!?」
どうして。どうして。
女は泣くが、暗闇から出ることはできなそうだ。ヴァルラムは暗闇と光を行き来できる。しかし、女はただ泣くだけで、ここから出ることはできなかった。
フィオナは新しい体で戸惑いながら、けれどなにが起きているのか、その体でどうにかしようと奮闘した。
もう大丈夫だろう。フィオナは命を断つような真似はしない。
さて、自分はどうしようか。
鎖がないためどこにでも行けるが、暗闇で啜り泣くセレスティーヌを放置すると、消えてなくなりそうだった。光の中に連れていっても、おそらく消えてしまうだろう。
(参ったね。どうしようか……)
「君は次の世に行かないとダメなんだけれど、僕のせいでここに残ってしまっているのかな?」
セレスティーヌは嘆いてばかりだが、フィオナは活動的だ。アロイスの世話は楽しみながら行なっていて、気付かれないようにと言いながら、クラウディオへの接し方が容赦ない。
笑ってしまうのは、彼女が生き生きしているからだろうか。
(なんでもいい。彼女が生きていてくれれば)
自分よがりな考え方だ。フィオナはきっと嫌がるだろう。
けれど、フィオナの意思の強さと、行動力を甘く見ていた。
なまじセレスティーヌに多くの魔力があるため、セレスティーヌの体と魂を繋げようとしてくる。魂の残滓となっているのに、セレスティーヌを呼ぼうとする。
フィオナが眠れば、夢を見て繋げてくるのだ。
(無意識に繋げようとするのは、もう才能なんだよね……)
死ぬだけの魂を戻しても仕方がないのに、フィオナはどうにかしようとしている。
現実を教えるべきだろうか。いや、教えて逆に生きる気力を失ってほしくない。
だが、このままだと、魔法陣を発動する。発動すれば、体を返すと言うはずだ。セレスティーヌは体に戻れる状態ではないのに。
すでに魂は透けはじめて、声も小さくなっている。生きていると思わせたいが、時間は少なくなっていた。
それでも、フィオナは次々と事実を明るみにしていく。
「君も、次の世では前向きにならないといけないね。まあ、僕もだけれど」
後ろ向きすぎて、多くを失った。後悔してもどうにもならないほど、遠い昔の話になってしまった。
「私はただ、家を出たかった。明るい家に憧れていたの。同じ気持ちなら、きっと大丈夫って……」
「僕も、そんな家を夢見たことがあるよ……」
それは夢で、叶わぬものだった。自分がなにもしなかったのだから、当然だ。
「羨むだけではどうにもならないね。選択をして行動するのはとても難しいと思うけれど、なにもしなかったらそのままだよ。さて、君はどうしたい? いつまでもここにいたいのかな?」
ヴァルラムの言葉に、セレスティーヌは涙を流す。もう少しなにかやりようがあっただろうに、けれど彼女の方法は失敗ばかりだった。
「次は、間違えないようにね」
魂の残滓は消えて、再び暗闇に一人になる。
フィオナはクラウディオとアロイスと三人で、本物の家族のように幸せそうだった。
『私は今、とても幸せだよ。でも……、セレスティーヌは、あなたはどこへ行くの? ヴァルラム』
「そうだよ。フィオナ。命をかけて、この土地を守ってくださってるんだ。だから、お礼を言わなきゃいけない」
「おれい。ありがとうございます?」
前に見た青年が祖父になったのか、孫娘を連れてきたらしい。フィオナと呼ばれた女の子は、石碑に触れると、小さな手でゆっくりなでた。
「毎年、封印の儀式を行うんだ。フィオナも大きくなったら、頑張るんだよ?」
「ふぃおな。がんばるね」
フィオナはそう言って、祖父と手を繋いで帰り道を歩きながら、こちらを向いて手を振った。
小さな女の子。毎日のようにやってきて、野原に咲いた花や、いかにも自分のおやつのクッキー一枚を持ってきたり、石碑が汚いとハンカチで拭いたりする。
大きな黒目をぱっちり開けて、口をぽっかり開けたまま、石碑の文字を読もうと苦戦していた。よく分からないと言って、教科書を持って文字を調べようとしたこともあった。
この場所が好きなのか、時折石碑の前で寝転がり、本を持ってくるとこちらに読み聞かせをしてくる。
それがなんともおかしくて、暗闇に戻らず光の方へ留まっていた。
妹がいるようだが、数回嫌々連れてこられた程度で、その両親もほとんどここに来ることはない。
しかし、フィオナはよくここに訪れる。
体が弱いらしく、寒い日になると祖父が走って迎えにくる。そうすると数日ここには来ない。来ない日は体調が悪いのだと気が付いた。
「今日はパンを作ったのだけれど、失敗しちゃったの。少し焦げているけど気にしないで」
フィオナはあっという間に美しい女性に成長した。
けれど、どこか顔色が悪い。紙に乗ったパンを台座に置くと、小さく息を吐く。
成長してもフィオナの体は良くならなかった。むしろ、悪くなっている気さえした。
それでも活動的に子供たちのために食事やお菓子を作るなど、自分ができることを行なっていた。
こっそりここで魔法の練習をしていることも知っている。魔力が少ないことと、体が弱いこともあって、フィオナは魔法を使うことを禁止されているようだった。
(儀式の練習で倒れたことがあったからな……)
長い黒髪に黒い瞳。少しだけ強気な印象があり、けれど子供たちを愛しむ、優しい心を持つ少女。
フィオナを見ていると、古い時代を思い出す。もう、微かにしか思い出せないほどの、記憶の片隅にある思い出だ。
(子孫といえば、子孫になるのかな……)
そんな、短い時代ではないけれど。
「今日はドーナツを。砂糖と油まみれになって、もうこれは作ってこないで。って言われてしまったわ」
孤児院に持って行ったお菓子が子供たちには好評だったが、面倒を見ている先生たちに嫌がられたことを愚痴ると、フィオナは石碑の台座にそのドーナツを置く。
「動物が食べたら、体に良くないと思うけど……」
魔力の注がれた食べ物に触れることはできていたが、口にすることができると気付いたのはつい最近。
ブルイエ家に封印を行う者がいなくなったからだと推測している。
祖父が亡くなり、ここに来るのはフィオナだけになった。
そのフィオナが成長していくのを見ていると、思い出す姿がある。
『ヴァルラム様……』
自分が、もっと早く決断して、抵抗していれば、こんなことにならなかったのだろうか。
今さらすぎるほど、今さらなことを思って自嘲する。フィオナが彼女に良く似ているからだ。
ただ、顔色が悪すぎて、心配で仕方がない。胸を押さえて座り込んだ時はどうすれば良いのかと思った。
その時に、魔力があっても人間に触れることはできないのを知った。フィオナはヴァルラムの目の前で、何度も浅い息を繰り返して冷や汗を流す。
フィオナの祖父が昔ここで呟いていた。フィオナでは封印を守れない。あの子は長く生きられないだろう。
彼女のように、短い命でしかないのか。
そうして、起きた、あの夜。
(魔法陣!? どこかで見た……)
突如現れた、見覚えのある魔法陣。前に見たものとは少し違っているかもしれないが、封印に穴を開けた魔法陣だ。
魔獣は未だ森の中でうごめいている。しかし、前に比べて数は減っただろうか。自分と同じく眠り、暗闇に入ったまま目が覚めないのかもしれない。
今回はあちらに現れることなく、ヴァルラムの頭上に現れた。
なんのための魔法陣なのか。どこに呼ばれるのか。空に浮きながらのんびりと構えていると、木々の隙間から光が近付いてきた。
『フィオナ、近寄るな!』
駄目だ。フィオナ、君はまだ。
フィオナが胸を押さえて倒れ込む。魔法陣は封印を壊し、そこにある魂を吸い込むように拾い上げた。
このままではフィオナが死んでしまう。
暗闇を猛スピードで移動する中、フィオナと離されないように抱きしめる。体に戻さなければ暗闇に留まることになる。
どこか。彼女を戻す体を。
暗闇に小さな光が見えると、それが大きく広がった。
魔法陣の真ん中で、床に倒れている女性。光の中は現実で、暗闇に追い出されている女性が見えた気がした。
(迷っている暇なんてない!)
フィオナの魂を光の中に下ろした。その瞬間、光は消えて、再び暗闇に取り残された。
その暗闇に、ふわふわと浮きながら仰向けになっている女性がいる。
自殺でもしたのか。ヴァルラムより透けているところを見ると、あまり持ちそうにない魂だ。
(本来ならば、こうであるべきなんだろうね……)
ヴァルラムの鎖は解けて、封印は壊れてしまった。穴を開けるつもりが、封印が弱まっていて壊れてしまったのだろう。
(魔獣の魂はウヨウヨしてたんだけどね……。あちらには穴は開かなかったから、呼ばれたのは僕ってことかな?)
けれど、あまりにも今さらだ。いったいあれからどれほどの時が経っていると思っているのか。
「さて、どこであの魔法陣を知ったのかな?」
女性は魂ながら顔を上げてこちらを見上げる。ひっ、と悲鳴を上げて飛び退いたが、体が浮いていたバランスが取れず、さらに悲鳴を上げた。
「誰か! クラウディオ!!」
哀れな魂。ここが現実だと思うのだろうか。
「魔法陣がもう一度発動されれば、出られるかもしれないけれど、君はきっと戻れないと思うよ」
「な、なにを……。ここはどこなの、あなたはなんなの!?」
どうして。どうして。
女は泣くが、暗闇から出ることはできなそうだ。ヴァルラムは暗闇と光を行き来できる。しかし、女はただ泣くだけで、ここから出ることはできなかった。
フィオナは新しい体で戸惑いながら、けれどなにが起きているのか、その体でどうにかしようと奮闘した。
もう大丈夫だろう。フィオナは命を断つような真似はしない。
さて、自分はどうしようか。
鎖がないためどこにでも行けるが、暗闇で啜り泣くセレスティーヌを放置すると、消えてなくなりそうだった。光の中に連れていっても、おそらく消えてしまうだろう。
(参ったね。どうしようか……)
「君は次の世に行かないとダメなんだけれど、僕のせいでここに残ってしまっているのかな?」
セレスティーヌは嘆いてばかりだが、フィオナは活動的だ。アロイスの世話は楽しみながら行なっていて、気付かれないようにと言いながら、クラウディオへの接し方が容赦ない。
笑ってしまうのは、彼女が生き生きしているからだろうか。
(なんでもいい。彼女が生きていてくれれば)
自分よがりな考え方だ。フィオナはきっと嫌がるだろう。
けれど、フィオナの意思の強さと、行動力を甘く見ていた。
なまじセレスティーヌに多くの魔力があるため、セレスティーヌの体と魂を繋げようとしてくる。魂の残滓となっているのに、セレスティーヌを呼ぼうとする。
フィオナが眠れば、夢を見て繋げてくるのだ。
(無意識に繋げようとするのは、もう才能なんだよね……)
死ぬだけの魂を戻しても仕方がないのに、フィオナはどうにかしようとしている。
現実を教えるべきだろうか。いや、教えて逆に生きる気力を失ってほしくない。
だが、このままだと、魔法陣を発動する。発動すれば、体を返すと言うはずだ。セレスティーヌは体に戻れる状態ではないのに。
すでに魂は透けはじめて、声も小さくなっている。生きていると思わせたいが、時間は少なくなっていた。
それでも、フィオナは次々と事実を明るみにしていく。
「君も、次の世では前向きにならないといけないね。まあ、僕もだけれど」
後ろ向きすぎて、多くを失った。後悔してもどうにもならないほど、遠い昔の話になってしまった。
「私はただ、家を出たかった。明るい家に憧れていたの。同じ気持ちなら、きっと大丈夫って……」
「僕も、そんな家を夢見たことがあるよ……」
それは夢で、叶わぬものだった。自分がなにもしなかったのだから、当然だ。
「羨むだけではどうにもならないね。選択をして行動するのはとても難しいと思うけれど、なにもしなかったらそのままだよ。さて、君はどうしたい? いつまでもここにいたいのかな?」
ヴァルラムの言葉に、セレスティーヌは涙を流す。もう少しなにかやりようがあっただろうに、けれど彼女の方法は失敗ばかりだった。
「次は、間違えないようにね」
魂の残滓は消えて、再び暗闇に一人になる。
フィオナはクラウディオとアロイスと三人で、本物の家族のように幸せそうだった。
『私は今、とても幸せだよ。でも……、セレスティーヌは、あなたはどこへ行くの? ヴァルラム』
60
あなたにおすすめの小説
嫌われ皇后は子供が可愛すぎて皇帝陛下に構っている時間なんてありません。
しあ
恋愛
目が覚めるとお腹が痛い!
声が出せないくらいの激痛。
この痛み、覚えがある…!
「ルビア様、赤ちゃんに酸素を送るためにゆっくり呼吸をしてください!もうすぐですよ!」
やっぱり!
忘れてたけど、お産の痛みだ!
だけどどうして…?
私はもう子供が産めないからだだったのに…。
そんなことより、赤ちゃんを無事に産まないと!
指示に従ってやっと生まれた赤ちゃんはすごく可愛い。だけど、どう見ても日本人じゃない。
どうやら私は、わがままで嫌われ者の皇后に憑依転生したようです。だけど、赤ちゃんをお世話するのに忙しいので、構ってもらわなくて結構です。
なのに、どうして私を嫌ってる皇帝が部屋に訪れてくるんですか!?しかも毎回イラッとするとこを言ってくるし…。
本当になんなの!?あなたに構っている時間なんてないんですけど!
※視点がちょくちょく変わります。
ガバガバ設定、なんちゃって知識で書いてます。
エールを送って下さりありがとうございました!
愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します
美杉日和。(旧美杉。)
恋愛
目が覚めると私は昔読んでいた本の中の登場人物、公爵家の後妻となった元王女ビオラに転生していた。
人嫌いの公爵は、王家によって組まれた前妻もビオラのことも毛嫌いしており、何をするのも全て別。二人の結婚には愛情の欠片もなく、ビオラは使用人たちにすら相手にされぬ生活を送っていた。
それでもめげずにこの家にしがみついていたのは、ビオラが公爵のことが本当に好きだったから。しかしその想いは報われることなどなく彼女は消え、私がこの体に入ってしまったらしい。
嫌われ者のビオラに転生し、この先どうしようかと考えあぐねていると、この物語の主人公であるルカが声をかけてきた。物語の中で悲惨な幼少期を過ごし、闇落ち予定のルカは純粋なまなざしで自分を見ている。天使のような可愛らしさと優しさに、気づけば彼を救って本物の家族になりたいと考える様に。
二人一緒ならばもう孤独ではないと、私はルカとの絆を深めていく。
するといつしか私を取り巻く周りの人々の目も、変わり始めるのだったーー
1度だけだ。これ以上、閨をともにするつもりは無いと旦那さまに告げられました。
尾道小町
恋愛
登場人物紹介
ヴィヴィアン・ジュード伯爵令嬢
17歳、長女で爵位はシェーンより低が、ジュード伯爵家には莫大な資産があった。
ドン・ジュード伯爵令息15歳姉であるヴィヴィアンが大好きだ。
シェーン・ロングベルク公爵 25歳
結婚しろと回りは五月蝿いので大富豪、伯爵令嬢と結婚した。
ユリシリーズ・グレープ補佐官23歳
優秀でシェーンに、こき使われている。
コクロイ・ルビーブル伯爵令息18歳
ヴィヴィアンの幼馴染み。
アンジェイ・ドルバン伯爵令息18歳
シェーンの元婚約者。
ルーク・ダルシュール侯爵25歳
嫁の父親が行方不明でシェーン公爵に相談する。
ミランダ・ダルシュール侯爵夫人20歳、父親が行方不明。
ダン・ドリンク侯爵37歳行方不明。
この国のデビット王太子殿下23歳、婚約者ジュリアン・スチール公爵令嬢が居るのにヴィヴィアンの従妹に興味があるようだ。
ジュリエット・スチール公爵令嬢18歳
ロミオ王太子殿下の婚約者。
ヴィヴィアンの従兄弟ヨシアン・スプラット伯爵令息19歳
私と旦那様は婚約前1度お会いしただけで、結婚式は私と旦那様と出席者は無しで式は10分程で終わり今は2人の寝室?のベッドに座っております、旦那様が仰いました。
一度だけだ其れ以上閨を共にするつもりは無いと旦那様に宣言されました。
正直まだ愛情とか、ありませんが旦那様である、この方の言い分は最低ですよね?
美人同僚のおまけとして異世界召喚された私、無能扱いされ王城から追い出される。私の才能を見出してくれた辺境伯様と一緒に田舎でのんびりスローライ
さら
恋愛
美人な同僚の“おまけ”として異世界に召喚された私。けれど、無能だと笑われ王城から追い出されてしまう――。
絶望していた私を拾ってくれたのは、冷徹と噂される辺境伯様でした。
荒れ果てた村で彼の隣に立ちながら、料理を作り、子供たちに針仕事を教え、少しずつ居場所を見つけていく私。
優しい言葉をかけてくれる領民たち、そして、時折見せる辺境伯様の微笑みに、胸がときめいていく……。
華やかな王都で「無能」と追放された女が、辺境で自分の価値を見つけ、誰よりも大切に愛される――。
【完結済】隣国でひっそりと子育てしている私のことを、執着心むき出しの初恋が追いかけてきます
鳴宮野々花@書籍4作品発売中
恋愛
一夜の過ちだなんて思いたくない。私にとって彼とのあの夜は、人生で唯一の、最良の思い出なのだから。彼のおかげで、この子に会えた────
私、この子と生きていきますっ!!
シアーズ男爵家の末娘ティナレインは、男爵が隣国出身のメイドに手をつけてできた娘だった。ティナレインは隣国の一部の者が持つ魔力(治癒術)を微力ながら持っており、そのため男爵夫人に一層疎まれ、男爵家後継ぎの兄と、世渡り上手で気の強い姉の下で、影薄く過ごしていた。
幼いティナレインは、優しい侯爵家の子息セシルと親しくなっていくが、息子がティナレインに入れ込みすぎていることを嫌う侯爵夫人は、シアーズ男爵夫人に苦言を呈す。侯爵夫人の機嫌を損ねることが怖い義母から強く叱られ、ティナレインはセシルとの接触を禁止されてしまう。
時を経て、貴族学園で再会する二人。忘れられなかったティナへの想いが燃え上がるセシルは猛アタックするが、ティナは自分の想いを封じ込めるように、セシルを避ける。
やがてティナレインは、とある商会の成金経営者と婚約させられることとなり、学園を中退。想い合いながらも会うことすら叶わなくなった二人だが、ある夜偶然の再会を果たす。
それから数ヶ月。結婚を目前に控えたティナレインは、隣国へと逃げる決意をした。自分のお腹に宿っていることに気付いた、大切な我が子を守るために。
けれど、名を偽り可愛い我が子の子育てをしながら懸命に生きていたティナレインと、彼女を諦めきれないセシルは、ある日運命的な再会を果たし────
生まれ育った屋敷で冷遇され続けた挙げ句、最低な成金ジジイと結婚させられそうになったヒロインが、我が子を守るために全てを捨てて新しい人生を切り拓いていこうと奮闘する物語です。
※いつもの完全オリジナルファンタジー世界の物語です。全てがファンタジーです。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
【書籍化決定】愛など初めからありませんが。
ましろ
恋愛
お金で売られるように嫁がされた。
お相手はバツイチ子持ちの伯爵32歳。
「君は子供の面倒だけ見てくれればいい」
「要するに貴方様は幸せ家族の演技をしろと仰るのですよね?ですが、子供達にその様な演技力はありますでしょうか?」
「……何を言っている?」
仕事一筋の鈍感不器用夫に嫁いだミッシェルの未来はいかに?
✻基本ゆるふわ設定。箸休め程度に楽しんでいただけると幸いです。
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる