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異世界転生
冒険者
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ギルドは家から徒歩15分ほどの所にあった。徒歩15分と言うと近くに感じるが、実際は結構遠い。人間が1分間に進む距離は約80メートルとされてるが、俺はそれの少し速い100メートルだ。つまり100×15という事で1.5キロメートルある事になる。ほら遠いだろう?
因みに15分といのは、家の時計を見てからギルドの時計を見るまでの時間だ。どちらとも玄関の直ぐ横にあるから大して実際測ってみた時の時間と変わらないだろう。
「ここがお姉さんのギルドだ」
自慢気に言うタナトス。
「ギルド名は…………」
タナトスが目を上にやり考える仕草をする。
「そう、ギルド・ビブレーションズ!!」
今、ギルドの名前忘れてただろ。
そこには思った以上の物が建っていた。ギルドだから木で出来ていると思ったが、石で出てきている。しかも真っ白に外壁が塗られている。
冒険者といったらヤンチャなイメージがあるんだけど、この建物には一切そのイメージがない。どちっかていうと貴族専用みたいな雰囲気がある。清潔感満載で、こう気高いオーラを凄く感じる。
なんて……なんて!! タナトスと真逆なギルドだ!!
ギルドを見てまず最初に思ったのはそれだった。
ギルドの形はヨーロッパにあるお屋敷の様な箱形だ。真ん中に扉があり、左右対象に作られてる。沢山の窓があり、見栄えがとても良い。
「さて少年、とっとと登録を済ませてお姉さんと一緒に一狩り行こうぜ!」
キメ顔で言うタナトス。絶対狙ってるだろ。
「お前と行くのとは別として登録は早く済ませたいな」
そんな事を言うとタナトスは「ええ~」と残念そうな声を漏らす。
俺たちはそして扉を開けた。扉の先には――
「…………」
なんとも普通のギルドの光景があった。ティーカップで優雅に紅茶でも飲みながら「オホホ」とお嬢様の笑いが響いていると思っていたが、全然全くそんな事はなかった。普通に朝からガバガバとお酒を飲んでいる。
見た目とのギャップが凄く激しいギルド。それがギルド・ビブレーションズだった。
「どうした、少年?」
外観と中身のギャップに圧倒されてる俺を見てタナトスが心配そうに言う。
「い、いや。なんでもない」
俺はタナトスに連れられて受け付けまで行った。そこでは俺が出る幕など殆どなかった。タナトスが先導して、ポンポン勝手に話を進めていく。まあ、いいけどさ。どこの世界でも大体ギルドのルールとかは一緒だから特に困ることがある訳じゃないから。
「はい少年。これ君の冒険者カード。なくしちゃダメだよ」
流石、1人称がお姉さんだけある。完璧にお姉ちゃん目線だ。…………ふと思ったのだが、お姉さんって言うとクールで、お姉ちゃんっていうと賑やかなイメージがないだろうか? ……少なくとも俺はある。
冒険者カードを見てみると左上に会員番号らしき数字が書いてる。そして真ん中には大きく☆が書いてある。その星の中に数字1が書いてある。この星はさっき受付の人が説明しようとして、タナトスに遮られた冒険者のランクの事だろう。。
☆と★があり、☆1が最低ランク。星の中の数字は1~5あり☆5になったら★1に上がれる。★も1~5のランクがあり、当然★5が最高ランクだ。ランクを上げるにはクエストをこなせばいい。
冒険者カードには経験値と言う物があり、クエスト達成し、ギルドに報告した所で手に入る。経験値は受けたクエストの難しさで異なる。
これをある一定以上手にいれると自動的にランクアップする。しかし、1つ例外がある。それは☆5から★1に上がる時だ。☆5の経験値が満タンになった時、強制ではなく任意で上がる事が出来る。なぜ強制じゃないかと言うと、☆5と★1に大きな力の差があるからだ。
クエストのレベルもそうだが、回りの冒険者のレベルもグーンと上がっている。
因みにどうして俺がこれを説明出来るかと言うと、受付の横に「冒険者になりたい方へ」という冒険者の説明書が有ったからだ。俺はタナトスがポンポン話を進めてる中、1人それを黙々と読んでいた。
…………なんで俺、「どこも同じだからいい」って言いながら、これ読んだんだろ? 内心では心配だったのかな?
俺は内心で自分の矛盾した行動に疑問を持ちながらクエストを受けに行った。
因みに15分といのは、家の時計を見てからギルドの時計を見るまでの時間だ。どちらとも玄関の直ぐ横にあるから大して実際測ってみた時の時間と変わらないだろう。
「ここがお姉さんのギルドだ」
自慢気に言うタナトス。
「ギルド名は…………」
タナトスが目を上にやり考える仕草をする。
「そう、ギルド・ビブレーションズ!!」
今、ギルドの名前忘れてただろ。
そこには思った以上の物が建っていた。ギルドだから木で出来ていると思ったが、石で出てきている。しかも真っ白に外壁が塗られている。
冒険者といったらヤンチャなイメージがあるんだけど、この建物には一切そのイメージがない。どちっかていうと貴族専用みたいな雰囲気がある。清潔感満載で、こう気高いオーラを凄く感じる。
なんて……なんて!! タナトスと真逆なギルドだ!!
ギルドを見てまず最初に思ったのはそれだった。
ギルドの形はヨーロッパにあるお屋敷の様な箱形だ。真ん中に扉があり、左右対象に作られてる。沢山の窓があり、見栄えがとても良い。
「さて少年、とっとと登録を済ませてお姉さんと一緒に一狩り行こうぜ!」
キメ顔で言うタナトス。絶対狙ってるだろ。
「お前と行くのとは別として登録は早く済ませたいな」
そんな事を言うとタナトスは「ええ~」と残念そうな声を漏らす。
俺たちはそして扉を開けた。扉の先には――
「…………」
なんとも普通のギルドの光景があった。ティーカップで優雅に紅茶でも飲みながら「オホホ」とお嬢様の笑いが響いていると思っていたが、全然全くそんな事はなかった。普通に朝からガバガバとお酒を飲んでいる。
見た目とのギャップが凄く激しいギルド。それがギルド・ビブレーションズだった。
「どうした、少年?」
外観と中身のギャップに圧倒されてる俺を見てタナトスが心配そうに言う。
「い、いや。なんでもない」
俺はタナトスに連れられて受け付けまで行った。そこでは俺が出る幕など殆どなかった。タナトスが先導して、ポンポン勝手に話を進めていく。まあ、いいけどさ。どこの世界でも大体ギルドのルールとかは一緒だから特に困ることがある訳じゃないから。
「はい少年。これ君の冒険者カード。なくしちゃダメだよ」
流石、1人称がお姉さんだけある。完璧にお姉ちゃん目線だ。…………ふと思ったのだが、お姉さんって言うとクールで、お姉ちゃんっていうと賑やかなイメージがないだろうか? ……少なくとも俺はある。
冒険者カードを見てみると左上に会員番号らしき数字が書いてる。そして真ん中には大きく☆が書いてある。その星の中に数字1が書いてある。この星はさっき受付の人が説明しようとして、タナトスに遮られた冒険者のランクの事だろう。。
☆と★があり、☆1が最低ランク。星の中の数字は1~5あり☆5になったら★1に上がれる。★も1~5のランクがあり、当然★5が最高ランクだ。ランクを上げるにはクエストをこなせばいい。
冒険者カードには経験値と言う物があり、クエスト達成し、ギルドに報告した所で手に入る。経験値は受けたクエストの難しさで異なる。
これをある一定以上手にいれると自動的にランクアップする。しかし、1つ例外がある。それは☆5から★1に上がる時だ。☆5の経験値が満タンになった時、強制ではなく任意で上がる事が出来る。なぜ強制じゃないかと言うと、☆5と★1に大きな力の差があるからだ。
クエストのレベルもそうだが、回りの冒険者のレベルもグーンと上がっている。
因みにどうして俺がこれを説明出来るかと言うと、受付の横に「冒険者になりたい方へ」という冒険者の説明書が有ったからだ。俺はタナトスがポンポン話を進めてる中、1人それを黙々と読んでいた。
…………なんで俺、「どこも同じだからいい」って言いながら、これ読んだんだろ? 内心では心配だったのかな?
俺は内心で自分の矛盾した行動に疑問を持ちながらクエストを受けに行った。
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