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第一章
第11話 合流(2)
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無事にショッピングモール内に招き入れられたわけだが、迎えてくれたのはおよそ二十人ばかり。もちろん、その中には那奈たちも居て、俺に気が付くと安堵したような表情を見せたが声を上げることはしなかった。
理由は――おそらく、生存者の中にいるガタイの良い男だろう。そこを中心に嫌な空気感が伝わってくる。
「やぁやぁ、生存者の方々。よくぞここまで――って、んん? 三人。男、男、男……う~ん……おい、見張り番を呼べ」
「は、はい! すぐに!」
ガタイの良い男が仕切るように言葉を発すると一気に周りが凍り付いた。
そして、命令された中年の男性はトランシーバーを取り出して屋上で見張りをしていた者と連絡を取ったのだろう。数分後には双眼鏡を首からぶら下げた若い男が息を切らせながらやってきた。
「はっ、はっ、はぁ……あの、なにか……?」
「なにか? じゃねぇだろうがっ!」
そう言った途端にガタイの良い男が若い男を殴り飛ばして、倒れたところに数発蹴りを入れた。
「ちょっ――!」
飛び出していきそうな武蔵を手で制止すると不可解な顔をされたが、今はまだ向こうの仕切りだ。口を挟むところでは無い。
「言っただろうがっ! 男だけの奴らに用は無い! ってよ!」
ああ、なるほど。道理で女性の数が多いわけだ。男はガタイの良い男と、命令を受けていた中年の男性。それに今なお蹴られ続けている男と、一緒に行動していた寺田は釘バット風角材を持ってボディガードのように構えている。あともう一人、眼鏡を掛けた細身の男がいる。全部で五人。あとは全員女性だな。
まぁ気持ちはわかる。こんな世界になってしまっても食欲と睡眠欲はどうにかなるが、肉感的な性欲だけは相手がいなければ満たせない。俺自身の性欲はそれほど強くないが、三度の飯よりそれが好きって奴はそれなりにいる。
一頻り蹴り終えた男は満足したのか笑顔で振り返ってきた。
「いやぁ、申し訳ない。あんた達を受け入れたいのは山々だが、ここはもう定員オーバーでな。悪いがお引き取り願えるか?」
「……交渉の余地は?」
「無い」
一考も無しか。だが、こちらにも引けない理由が出来た。この場が恐怖政治で治められているのなら、それをどうこうするというよりも仲間の回収だけはさせてもらわなければ。
「なるほど。じゃあ、とりあえず俺と行動していて合流予定だった数人だけは一緒に連れて行く」
手招きすれば那奈と美島は手を取り合って駆け寄ってきたが、寺島は来なかった。まぁ、そうだろうとは思っていた。しかし、共に行く気がない者を連れて行くつもりは無い。今となっては移動手段もあるわけだしな。
じゃあ、と出ていこうとすればガタイの良い男が眼鏡の男と耳打ちで話し始めた。
「ちょっと待て。やはり駄目だ。女は置いていけ」
うん、それも想定内だ。どうにも面倒な展開になってきたな。
「……ちょっと相談する。それくらいはいいだろう?」
問い掛ければ男は眼鏡のほうを一瞥して、頷く姿を確認した。
「ああ、良いだろう」
これでわかったな。実質的にこの場を仕切っているのは眼鏡の男で、脳筋の腕力自慢を傀儡にして使っている、と。
一先ずは再会を喜びたいところだが、状況把握も必要だな。
「那奈」
「零士。また会えてよかったよ。あの時は――」
「いや、今その話は良い。まずは教えてくれ。ここに来て何があった?」
「ああ、うん。そうだよね。当初の予定通り市役所から離れた私たちはまっすぐにこのショッピングモールにやってきたんだけど、中に入ったのが間違いだった。ここはあの二人が暴力で支配していて――出ていこうとしてもこちらの運転手は向こう側に付くし、私たちは出してもらえず……やっと零士たちが来てくれた」
まぁ、予想通りの答えだ。
「何かされたか?」
「ううん、まだ大丈夫だった。特別何かをされたわけじゃなくて、食事も貰えたしトイレにも自由に行けたけど行動範囲は限られていた」
「行動範囲……一階だけか?」
「そう。よくわかったね」
簡単な話だ。どれだけ男共が女性を従えて、そういう対象にしていようとも仮にゾンビもどきがショッピングモールに入ってきた場合は一階にいる者が最初に襲われる。二階三階に行くほどにバリケードを張れるから、自分たちだけが生き残るためには元より二階以上に行かせないルールを決めておけばいいだけの話だ。
問題は出ていきたい者だけをどうやって外に連れ出すか、だな。寺島にその気が無いのなら別にいいんだが、向こうの言い分的には男だけなら出ていくことを許されるのだろうが那奈と美島が一緒では正面から出ていくことは難しい。他にも俺たちに付いてきたい者がいれば連れていきたいところだが、こちらとしては可能な限り人との争いは避けたい。
「……那奈、美島。一階の他の出入り口の状況について知っているか?」
「見に行ってはいないけど、出入り口の十か所はそこの正面を除いて全部完全に塞いであるって」
「十か所……全部、か」
仮に力押しで出て行こうとすれば人数的にこちらが不利になる。まぁ、こういうパターンも考えてはいたが、ここまであからさまだと逆に悩みどころだな。
簡単なのはクーデターを起こすこと。だが、それには時間が掛かるし、外に五人を待たせていることを考えると今日か明日中には出て行きたいところだ。そこを考慮すると……気は進まないが上に立つ者が使えないと証明するしかない。
「戎崎くん、どうするつもりだ?」
考えが顔に出ていたのか武蔵が不安そうに問い掛けてきた。
「元警察官としての意見を聞かせてもらいたいんだが、こちらと向こうの人数差で全員を安全に外に連れ出せるか?」
「状況にもよるが……あの男がいる限りは難しいだろうな」
向かう視線の先は、やはりあの脳筋か。
「あいつがいなければ?」
「確実に安全にとは言えないが外に出て車までは行けるだろう。向こうが追ってこないとも限らないしな」
もちろん昼間ならの話だが。
今から出ればギリギリで明るいうちに車に戻って別の安全な場所へ行ける思うが、車で待っている五人を信じるのなら朝になってから移動したほうが良い。だとするのならば――今のうちに解決するべきか。
「那奈、美島、武蔵、修司。こっちに耳を寄せろ。これから起こることを説明しておく。パターンは三つだ――」
成功、失敗、横槍が入った場合の三つ。
理解したように頷いた四人を見て、一か所に固まって怯えている女性たちと向こうの考えに傾倒している男共に視線を向けたが……誰一人として助けを求めるような目をしていない。それも当然か。これまで生き延びてきたということは外の状況を知っているということ。死ぬよりは虐げられても生きていられるほうが良い。
死んだほうが良い、と考えないだけマシか。
だが、彼ら彼女らには、まだ俺の話をしていない。そのために出来ることは一つ。
四人に背を向けて凸凹コンビのほうへと歩みを進めていけば、脳筋が近寄ってきた。
「どうした? 女を置いていく気になったか?」
「いや、選ばせてやろうと思ってな。俺たちは出て行く。黙って見逃すなら何もしない。だが、邪魔をするのなら容赦はしない」
「容赦はしない? クッ――ハッハッハ! おい! 聞いたか今の!? この俺を容赦しないんだとよ! ハッハッハ!」
釣られるように男共も笑い、女性たちは苦笑いを見せている。
「で、どうする?」
問い掛ければ途端に真顔になって威嚇するように首を鳴らしてきた。
「どうする、だと? お前らに選択肢なんてねぇんだよ。じゃあ、こうするか? 元ヘビー級ボクサーの俺と! お前がタイマンを張って、元プロボクサーの俺が! 勝てば女は貰う。お前が勝てば出て行っていい。それでどうだ?」
「……あぁ、それで構わない。勝敗の決め方は?」
「ハァ? ハッハッハ! 良い度胸だ! こんな世界だぞ? 法律なんて無い! ルールなんて無用だ! なんでも有り。そんで死んだほうの負けってんでどうだ?」
まったく本当に――これだから自分で考えない馬鹿は好きじゃない。
理由は――おそらく、生存者の中にいるガタイの良い男だろう。そこを中心に嫌な空気感が伝わってくる。
「やぁやぁ、生存者の方々。よくぞここまで――って、んん? 三人。男、男、男……う~ん……おい、見張り番を呼べ」
「は、はい! すぐに!」
ガタイの良い男が仕切るように言葉を発すると一気に周りが凍り付いた。
そして、命令された中年の男性はトランシーバーを取り出して屋上で見張りをしていた者と連絡を取ったのだろう。数分後には双眼鏡を首からぶら下げた若い男が息を切らせながらやってきた。
「はっ、はっ、はぁ……あの、なにか……?」
「なにか? じゃねぇだろうがっ!」
そう言った途端にガタイの良い男が若い男を殴り飛ばして、倒れたところに数発蹴りを入れた。
「ちょっ――!」
飛び出していきそうな武蔵を手で制止すると不可解な顔をされたが、今はまだ向こうの仕切りだ。口を挟むところでは無い。
「言っただろうがっ! 男だけの奴らに用は無い! ってよ!」
ああ、なるほど。道理で女性の数が多いわけだ。男はガタイの良い男と、命令を受けていた中年の男性。それに今なお蹴られ続けている男と、一緒に行動していた寺田は釘バット風角材を持ってボディガードのように構えている。あともう一人、眼鏡を掛けた細身の男がいる。全部で五人。あとは全員女性だな。
まぁ気持ちはわかる。こんな世界になってしまっても食欲と睡眠欲はどうにかなるが、肉感的な性欲だけは相手がいなければ満たせない。俺自身の性欲はそれほど強くないが、三度の飯よりそれが好きって奴はそれなりにいる。
一頻り蹴り終えた男は満足したのか笑顔で振り返ってきた。
「いやぁ、申し訳ない。あんた達を受け入れたいのは山々だが、ここはもう定員オーバーでな。悪いがお引き取り願えるか?」
「……交渉の余地は?」
「無い」
一考も無しか。だが、こちらにも引けない理由が出来た。この場が恐怖政治で治められているのなら、それをどうこうするというよりも仲間の回収だけはさせてもらわなければ。
「なるほど。じゃあ、とりあえず俺と行動していて合流予定だった数人だけは一緒に連れて行く」
手招きすれば那奈と美島は手を取り合って駆け寄ってきたが、寺島は来なかった。まぁ、そうだろうとは思っていた。しかし、共に行く気がない者を連れて行くつもりは無い。今となっては移動手段もあるわけだしな。
じゃあ、と出ていこうとすればガタイの良い男が眼鏡の男と耳打ちで話し始めた。
「ちょっと待て。やはり駄目だ。女は置いていけ」
うん、それも想定内だ。どうにも面倒な展開になってきたな。
「……ちょっと相談する。それくらいはいいだろう?」
問い掛ければ男は眼鏡のほうを一瞥して、頷く姿を確認した。
「ああ、良いだろう」
これでわかったな。実質的にこの場を仕切っているのは眼鏡の男で、脳筋の腕力自慢を傀儡にして使っている、と。
一先ずは再会を喜びたいところだが、状況把握も必要だな。
「那奈」
「零士。また会えてよかったよ。あの時は――」
「いや、今その話は良い。まずは教えてくれ。ここに来て何があった?」
「ああ、うん。そうだよね。当初の予定通り市役所から離れた私たちはまっすぐにこのショッピングモールにやってきたんだけど、中に入ったのが間違いだった。ここはあの二人が暴力で支配していて――出ていこうとしてもこちらの運転手は向こう側に付くし、私たちは出してもらえず……やっと零士たちが来てくれた」
まぁ、予想通りの答えだ。
「何かされたか?」
「ううん、まだ大丈夫だった。特別何かをされたわけじゃなくて、食事も貰えたしトイレにも自由に行けたけど行動範囲は限られていた」
「行動範囲……一階だけか?」
「そう。よくわかったね」
簡単な話だ。どれだけ男共が女性を従えて、そういう対象にしていようとも仮にゾンビもどきがショッピングモールに入ってきた場合は一階にいる者が最初に襲われる。二階三階に行くほどにバリケードを張れるから、自分たちだけが生き残るためには元より二階以上に行かせないルールを決めておけばいいだけの話だ。
問題は出ていきたい者だけをどうやって外に連れ出すか、だな。寺島にその気が無いのなら別にいいんだが、向こうの言い分的には男だけなら出ていくことを許されるのだろうが那奈と美島が一緒では正面から出ていくことは難しい。他にも俺たちに付いてきたい者がいれば連れていきたいところだが、こちらとしては可能な限り人との争いは避けたい。
「……那奈、美島。一階の他の出入り口の状況について知っているか?」
「見に行ってはいないけど、出入り口の十か所はそこの正面を除いて全部完全に塞いであるって」
「十か所……全部、か」
仮に力押しで出て行こうとすれば人数的にこちらが不利になる。まぁ、こういうパターンも考えてはいたが、ここまであからさまだと逆に悩みどころだな。
簡単なのはクーデターを起こすこと。だが、それには時間が掛かるし、外に五人を待たせていることを考えると今日か明日中には出て行きたいところだ。そこを考慮すると……気は進まないが上に立つ者が使えないと証明するしかない。
「戎崎くん、どうするつもりだ?」
考えが顔に出ていたのか武蔵が不安そうに問い掛けてきた。
「元警察官としての意見を聞かせてもらいたいんだが、こちらと向こうの人数差で全員を安全に外に連れ出せるか?」
「状況にもよるが……あの男がいる限りは難しいだろうな」
向かう視線の先は、やはりあの脳筋か。
「あいつがいなければ?」
「確実に安全にとは言えないが外に出て車までは行けるだろう。向こうが追ってこないとも限らないしな」
もちろん昼間ならの話だが。
今から出ればギリギリで明るいうちに車に戻って別の安全な場所へ行ける思うが、車で待っている五人を信じるのなら朝になってから移動したほうが良い。だとするのならば――今のうちに解決するべきか。
「那奈、美島、武蔵、修司。こっちに耳を寄せろ。これから起こることを説明しておく。パターンは三つだ――」
成功、失敗、横槍が入った場合の三つ。
理解したように頷いた四人を見て、一か所に固まって怯えている女性たちと向こうの考えに傾倒している男共に視線を向けたが……誰一人として助けを求めるような目をしていない。それも当然か。これまで生き延びてきたということは外の状況を知っているということ。死ぬよりは虐げられても生きていられるほうが良い。
死んだほうが良い、と考えないだけマシか。
だが、彼ら彼女らには、まだ俺の話をしていない。そのために出来ることは一つ。
四人に背を向けて凸凹コンビのほうへと歩みを進めていけば、脳筋が近寄ってきた。
「どうした? 女を置いていく気になったか?」
「いや、選ばせてやろうと思ってな。俺たちは出て行く。黙って見逃すなら何もしない。だが、邪魔をするのなら容赦はしない」
「容赦はしない? クッ――ハッハッハ! おい! 聞いたか今の!? この俺を容赦しないんだとよ! ハッハッハ!」
釣られるように男共も笑い、女性たちは苦笑いを見せている。
「で、どうする?」
問い掛ければ途端に真顔になって威嚇するように首を鳴らしてきた。
「どうする、だと? お前らに選択肢なんてねぇんだよ。じゃあ、こうするか? 元ヘビー級ボクサーの俺と! お前がタイマンを張って、元プロボクサーの俺が! 勝てば女は貰う。お前が勝てば出て行っていい。それでどうだ?」
「……あぁ、それで構わない。勝敗の決め方は?」
「ハァ? ハッハッハ! 良い度胸だ! こんな世界だぞ? 法律なんて無い! ルールなんて無用だ! なんでも有り。そんで死んだほうの負けってんでどうだ?」
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