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第二章
第32話 闇夜の密談
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斑鳩先生と俺は違う。けれど、決定的に同じ部分がある。滅亡した世界をゾンビから救う、という想いだ。そこに到るためのやり方で決別したが、目的地が同じなら折衷案を探ることは出来る。
とはいえ、現状では話し合いの場を持つことも難しいが。
「……招かれざる客か」
ここで斑鳩先生や、本人たち曰く元警察局員の岩場と音羽に会えたのは幸運だったと思うべきだろう。無謀な実験さえ止めさせることができれば、施設の研究所は任せてもいいし、戦える警備員は常に人手が足りていない。懐柔する、というよりは手を取り合う方向に話を進めていくべきだ。
……いや、違うな。こちらの意見を一方的に押し付けるのは駄目だ。俺と共に来る者は、俺の理念に賛同した者か、生きることを望む者だけ。道を別つのならそれまでだ。
なら、どうするか?
少なくとも実験を放っておけば厄介な変異種が増えていく。この辺りに留まっているだけなら大して害も無いが、教会まで来たことを考えれば、いずれ施設に辿り着くことも十分に有り得る。
「ここってさ、逃げ道ないよねぇ」
不意に呟かれたカナリアの言葉に、ふと記憶が呼び起こされた。
この病院――一階ではゾンビもどきに遭遇しなかった。たまたまなのかもしれないが、この階よりも下がゾンビもどきの巣窟になっているのなら実験に使うゾンビもどきも、そのゾンビもどきの経過を観察するのもこの中で、だろう。……なんだ? 違和感はあるが、その理由がわからない。
「……ちょっと他の部屋を見て回ってくる」
「じゃあ、うちはのんびりしてる」
常に大刀を持ち歩き、俺よりも戦いの負担が大きいカナリアが自主的に休んでくれるならそれに越したことは無い。
部屋を出て左右を見れば同じような廊下が続いている。おそらく、ほとんどが入院用の大部屋と小部屋が並んでいるんだろう。
――なるほど。
鍵付きの防犯チェーンが掛かった部屋が二つ。多分、岩場と音羽の部屋だな。あとは保存食が入った段ボールが積み重なった大部屋と、服と二人が担いでいた火炎放射器などの武器が置かれている大部屋があった。見たところ実験なんかは全て上の階で行われている感じか。つまり、この階には探れるようなものが無い。まぁ、だからこそここに放り込まれたと考えるのが正しいだろうが。
「……まぁ、こんなもんか」
違和感の正体もわからぬまま部屋に戻れば、俺のバックパックが置かれているベッドに大刀を抱えたカナリアが眠っていた。今は夕方手前くらいだが、これから詮索しに動くのもカナリアを一人で放置するのも心配だし、俺も隣のベッドで寝るとするか。
一先ず、バックパックを取って隣のベッドへ移動した。ごたごたですっかり忘れていた銃のバネ交換と点検を済ませて、ベッドに体を沈めた。
その夜のこと。
「ッ――!」
迫ってくる気配に気が付いて枕元に置いていた銃を手に取り、銃口を向ければ反射的に両手を上げた音羽と目が合った。
「忍び寄るようなことをして済まない。今じゃないと話せないと思って」
潜ませた声に、窓のほうへ視線を向ければ月の明かりすら見えなかった。
「……危うく撃ち殺すところだ。話があるなら聞いてやる」
銃口を下げて胡坐を掻けば、躊躇うように音羽が隣に腰を下ろした。数時間前とは随分と雰囲気が違うな。
「どう話すべきか……まず、昼間は素気無い態度を取って申し訳ない。あの場では岩場がいたからああするしかなかったんだ」
「よくわからないな。お前ら二人とも警察官なんだろ?」
「私はそうだ。だが、岩場は違う。あの時、永田町に集められたのは警備局の人間と自衛隊員。要人警護にはそれぞれ一人ずつの二人組で当たることになったんだ」
「自衛隊の知り合いなら俺もいるが、そいつとは雰囲気が違うな」
「それはそうだろう。岩場は自衛隊の技術研究所からの派遣だ」
「……それが俺の知っている技術研究所ならかなり昔に潰れたはずだろ。それに、仮にその研究所があったとして、どうして警護任務に借り出される?」
「研究所については私も世界がこうなってから知った。借り出されたのは、教授とはその研究所で前から知り合いだったんだとか」
技術研究所はその名に反して無線傍受などを主とした施設だったはず。そんな施設と医師である斑鳩先生は繋がらない。つまり、名を残したまま内側は別物に変わったと考えるべきか。
「で、お前の目的はなんだ?」
「あの二人がやっているのは殺すための実験じゃない。それを、止めたい」
「なるほど。目的は同じなんだろうが、まずはその実験の詳細について教えてくれ」
まぁ、大方の予想は付いているが。
「私も全てを把握しているわけでは無いが、有り体に言えば生物実験をしているのだと思う。話しているのを聞いたところによると、個体に起こった変化を生きている人間に応用できないか、と」
たしかに変異種のような変化を作為的に起こせるのなら有用ではある。とはいえ、それは世界が滅亡する前の話だ。今となっては無意味に近い。軍事と医者――殊更、斑鳩先生の知識はそちら側に応用が利くんだろう。
「ゾンビ化することではなく、その先か。どのくらいまで研究が進んでいるんだ?」
「具体的にはわからない。けれど、そろそろここを出る頃だと話していた。つまり――」
「つまり、その薬だか何かは完成が近いってことか。嫌なタイミングだな」
「どうやって止めればいい?」
「……あんたの言っていることが事実だとして、二人の目的はなんだ? 仮に元々軍事関連で生物実験などを行っていたとしても、今はもう政府も自衛隊も無い。組織が残っていたとしても機能していない。なら、実験に意味は無い。……何がしたいんだ?」
こういうものの目的は大抵、最強の軍隊を作る、とかだろう。変異種であろうとも殺せることは間違いないが、それでも銃を持った軍人でも苦労する敵だ。対人であれば有効だが、今は対峙する相手も組織も無い。未来のことを考えての実験だと言われればそれまでだが、斑鳩先生の性格からしてそれは無いだろう。あの人の語る未来は今に即している。つまり、事を起こすなら――事が起きるとすれば数日以内だと想定しておくべきだ。
「私なら……私は偶然生き残っているが、仮にそういった知識があるのなら――死なないことよりも生きることを考える、かな」
「確かに重要なのは生き続けることだ。斑鳩先生と岩場が何を考えているのかはわからないが、音羽が望むなら俺たちの施設に来るか? 少なくともここよりは安全なはずだ」
「もちろん叶うものならそうさせてもらいたい。だが、二人を無視して私だけが出て行くわけにはいかない」
「じゃあ、早速明日には決着を付けるとしよう。いつでも動けるようにしておいてくれ」
「わかった。何か必要なことがあれば言ってくれ」
「よろしく頼む。あ、そういえばここに居るのは三人だけでいいのか?」
「いや、もう一人。一階の警備室に防犯カメラや病院内のシステムを全て管理している者がいる。名前は知らないが声を聞く限りは多分子供だ」
「子供? 会ったこともないのか?」
「無い。私たちがここに来たときにはすでに警備室に立て籠もっていたらしい。本人曰くハッカーだとか」
「なるほど。どちら寄りだ?」
「多分こちらだと思う。私自身、二人のことを探るのに一人で行動しているが知られていないということはそういうことだろう」
「……じゃあ、ここを出るときは寄り道をしないとな」
「私のほうからも伝えておく。では、また明日」
軽く敬礼をして去っていった音羽の背を見送って、肩を落としながら溜め息を吐いた。
「はぁ……カナリア。聞いていたな?」
「うん。聞いてた」
カーテン越しに、ベッドの軋む音と共に小さな返事が聞こえてきた。
「明日は少し忙しくなりそうだから、そのつもりでいてくれ」
「オッケー。……大丈夫?」
「どうだろうな。まぁ実際、良くない展開なのは確かだ」
「そっかぁ。でも、零くんがいれば大丈夫でしょ~」
寝惚けているのか反応がふわふわしてるな。
「起こして悪かった。もう寝ていいぞ」
「ん~、はぁい」
さて――考えることが増えた。
元々の考えが相容れなかったわけだが、ここにきてまた溝が深まった感じだ。とはいえ、俺の中には大小含め様々な想定がある。今回のこともその中のどれかには当て嵌まることだろう。
問題は、その想定の中にも良し悪しや優劣、そして――解決策の無いものまであるということ。
本当に……嫌な予感だ。
とはいえ、現状では話し合いの場を持つことも難しいが。
「……招かれざる客か」
ここで斑鳩先生や、本人たち曰く元警察局員の岩場と音羽に会えたのは幸運だったと思うべきだろう。無謀な実験さえ止めさせることができれば、施設の研究所は任せてもいいし、戦える警備員は常に人手が足りていない。懐柔する、というよりは手を取り合う方向に話を進めていくべきだ。
……いや、違うな。こちらの意見を一方的に押し付けるのは駄目だ。俺と共に来る者は、俺の理念に賛同した者か、生きることを望む者だけ。道を別つのならそれまでだ。
なら、どうするか?
少なくとも実験を放っておけば厄介な変異種が増えていく。この辺りに留まっているだけなら大して害も無いが、教会まで来たことを考えれば、いずれ施設に辿り着くことも十分に有り得る。
「ここってさ、逃げ道ないよねぇ」
不意に呟かれたカナリアの言葉に、ふと記憶が呼び起こされた。
この病院――一階ではゾンビもどきに遭遇しなかった。たまたまなのかもしれないが、この階よりも下がゾンビもどきの巣窟になっているのなら実験に使うゾンビもどきも、そのゾンビもどきの経過を観察するのもこの中で、だろう。……なんだ? 違和感はあるが、その理由がわからない。
「……ちょっと他の部屋を見て回ってくる」
「じゃあ、うちはのんびりしてる」
常に大刀を持ち歩き、俺よりも戦いの負担が大きいカナリアが自主的に休んでくれるならそれに越したことは無い。
部屋を出て左右を見れば同じような廊下が続いている。おそらく、ほとんどが入院用の大部屋と小部屋が並んでいるんだろう。
――なるほど。
鍵付きの防犯チェーンが掛かった部屋が二つ。多分、岩場と音羽の部屋だな。あとは保存食が入った段ボールが積み重なった大部屋と、服と二人が担いでいた火炎放射器などの武器が置かれている大部屋があった。見たところ実験なんかは全て上の階で行われている感じか。つまり、この階には探れるようなものが無い。まぁ、だからこそここに放り込まれたと考えるのが正しいだろうが。
「……まぁ、こんなもんか」
違和感の正体もわからぬまま部屋に戻れば、俺のバックパックが置かれているベッドに大刀を抱えたカナリアが眠っていた。今は夕方手前くらいだが、これから詮索しに動くのもカナリアを一人で放置するのも心配だし、俺も隣のベッドで寝るとするか。
一先ず、バックパックを取って隣のベッドへ移動した。ごたごたですっかり忘れていた銃のバネ交換と点検を済ませて、ベッドに体を沈めた。
その夜のこと。
「ッ――!」
迫ってくる気配に気が付いて枕元に置いていた銃を手に取り、銃口を向ければ反射的に両手を上げた音羽と目が合った。
「忍び寄るようなことをして済まない。今じゃないと話せないと思って」
潜ませた声に、窓のほうへ視線を向ければ月の明かりすら見えなかった。
「……危うく撃ち殺すところだ。話があるなら聞いてやる」
銃口を下げて胡坐を掻けば、躊躇うように音羽が隣に腰を下ろした。数時間前とは随分と雰囲気が違うな。
「どう話すべきか……まず、昼間は素気無い態度を取って申し訳ない。あの場では岩場がいたからああするしかなかったんだ」
「よくわからないな。お前ら二人とも警察官なんだろ?」
「私はそうだ。だが、岩場は違う。あの時、永田町に集められたのは警備局の人間と自衛隊員。要人警護にはそれぞれ一人ずつの二人組で当たることになったんだ」
「自衛隊の知り合いなら俺もいるが、そいつとは雰囲気が違うな」
「それはそうだろう。岩場は自衛隊の技術研究所からの派遣だ」
「……それが俺の知っている技術研究所ならかなり昔に潰れたはずだろ。それに、仮にその研究所があったとして、どうして警護任務に借り出される?」
「研究所については私も世界がこうなってから知った。借り出されたのは、教授とはその研究所で前から知り合いだったんだとか」
技術研究所はその名に反して無線傍受などを主とした施設だったはず。そんな施設と医師である斑鳩先生は繋がらない。つまり、名を残したまま内側は別物に変わったと考えるべきか。
「で、お前の目的はなんだ?」
「あの二人がやっているのは殺すための実験じゃない。それを、止めたい」
「なるほど。目的は同じなんだろうが、まずはその実験の詳細について教えてくれ」
まぁ、大方の予想は付いているが。
「私も全てを把握しているわけでは無いが、有り体に言えば生物実験をしているのだと思う。話しているのを聞いたところによると、個体に起こった変化を生きている人間に応用できないか、と」
たしかに変異種のような変化を作為的に起こせるのなら有用ではある。とはいえ、それは世界が滅亡する前の話だ。今となっては無意味に近い。軍事と医者――殊更、斑鳩先生の知識はそちら側に応用が利くんだろう。
「ゾンビ化することではなく、その先か。どのくらいまで研究が進んでいるんだ?」
「具体的にはわからない。けれど、そろそろここを出る頃だと話していた。つまり――」
「つまり、その薬だか何かは完成が近いってことか。嫌なタイミングだな」
「どうやって止めればいい?」
「……あんたの言っていることが事実だとして、二人の目的はなんだ? 仮に元々軍事関連で生物実験などを行っていたとしても、今はもう政府も自衛隊も無い。組織が残っていたとしても機能していない。なら、実験に意味は無い。……何がしたいんだ?」
こういうものの目的は大抵、最強の軍隊を作る、とかだろう。変異種であろうとも殺せることは間違いないが、それでも銃を持った軍人でも苦労する敵だ。対人であれば有効だが、今は対峙する相手も組織も無い。未来のことを考えての実験だと言われればそれまでだが、斑鳩先生の性格からしてそれは無いだろう。あの人の語る未来は今に即している。つまり、事を起こすなら――事が起きるとすれば数日以内だと想定しておくべきだ。
「私なら……私は偶然生き残っているが、仮にそういった知識があるのなら――死なないことよりも生きることを考える、かな」
「確かに重要なのは生き続けることだ。斑鳩先生と岩場が何を考えているのかはわからないが、音羽が望むなら俺たちの施設に来るか? 少なくともここよりは安全なはずだ」
「もちろん叶うものならそうさせてもらいたい。だが、二人を無視して私だけが出て行くわけにはいかない」
「じゃあ、早速明日には決着を付けるとしよう。いつでも動けるようにしておいてくれ」
「わかった。何か必要なことがあれば言ってくれ」
「よろしく頼む。あ、そういえばここに居るのは三人だけでいいのか?」
「いや、もう一人。一階の警備室に防犯カメラや病院内のシステムを全て管理している者がいる。名前は知らないが声を聞く限りは多分子供だ」
「子供? 会ったこともないのか?」
「無い。私たちがここに来たときにはすでに警備室に立て籠もっていたらしい。本人曰くハッカーだとか」
「なるほど。どちら寄りだ?」
「多分こちらだと思う。私自身、二人のことを探るのに一人で行動しているが知られていないということはそういうことだろう」
「……じゃあ、ここを出るときは寄り道をしないとな」
「私のほうからも伝えておく。では、また明日」
軽く敬礼をして去っていった音羽の背を見送って、肩を落としながら溜め息を吐いた。
「はぁ……カナリア。聞いていたな?」
「うん。聞いてた」
カーテン越しに、ベッドの軋む音と共に小さな返事が聞こえてきた。
「明日は少し忙しくなりそうだから、そのつもりでいてくれ」
「オッケー。……大丈夫?」
「どうだろうな。まぁ実際、良くない展開なのは確かだ」
「そっかぁ。でも、零くんがいれば大丈夫でしょ~」
寝惚けているのか反応がふわふわしてるな。
「起こして悪かった。もう寝ていいぞ」
「ん~、はぁい」
さて――考えることが増えた。
元々の考えが相容れなかったわけだが、ここにきてまた溝が深まった感じだ。とはいえ、俺の中には大小含め様々な想定がある。今回のこともその中のどれかには当て嵌まることだろう。
問題は、その想定の中にも良し悪しや優劣、そして――解決策の無いものまであるということ。
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