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1章:騎兵府襲撃事件
5話:ラーク迎賓館
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迎賓館の中は意外と普通の職場だった。裏に入れば気張った人はなく、気兼ねなく話ができる。むしろスタッフの殆どが若いから、親密になるのに時間はかからなかった。
「リフ君、こっちのセッティング手伝ってくれない?」
若い女性スタッフからのお願いに耳を傾け、ランバートは自分の手を止めて彼女の傍に行く。背の低い彼女は一生懸命に手を伸ばして、高い所の飾りをつけようとしている。プルプル震える手から花を取ると、それを指示されたところへ差し込んだ。
「やっぱりこういうのって、男の人がいてくれると助かるわ」
「そう言ってもらえるとこっちも嬉しいよ」
簡素な白いワイシャツに黒のスラックス姿のランバートは、リフという偽名を使ってここ、ラーク迎賓館で短期スタッフをしている。
人物設定としては地方貴族の庶子。母子家庭の生まれで、現在は出稼ぎ中。仕事をしながら士官を目指している事にした。
採用試験も問題なくパスし、こうして働き始めて四日。仕事内容は会場の設営を中心に裏方全般。パーティー当日はフロアスタッフとして、ワインや料理を客人の元へ運ぶ。
「リフ君、こっちの花のバランスも見てくれないか?」
同じく会場の設営をしている、少し年配の男性が呼んでいるのに足を向ける。彼は会場設営のチーフなのだが、ランバートの事が気に入ったらしくこうして声をかけてくれるようになった。
「どうかね?」
「少し濃くはありませんか?」
赤いバラを基調とした花瓶は華やかで豪華だが、毒々しい印象がある。仕事前に今日のパーティーの趣旨を見たが、こういう飾りを強く希望する者はいなかったように思う。
ランバートは傍にある淡いピンクや白いバラを手に取ると、赤いバラと差し替えていく。その間にカスミソウや緑を増やし、全体を整えていった。
その仕草を、チーフの男は満足げに見て頷いている。
「どうでしょうか」
「やはり君はいいセンスをしている。どうだね、ここで長期の仕事をしないかね」
ここに来て二日目には言われ始めた台詞だ。この人物だけではなく、古株のスタッフや迎賓館のマネージャーにまで口説かれる始末だ。ランバートは苦笑して、申し訳なさそうに素直に深く頭を下げた。
「すみません。士官試験を受けて役人になるのが母との約束なので」
「まったく、本当に惜しいね」
とは言うものの答えは分かっていたのだろう。チーフはそれ以上は言わず、元気づけるように肩を軽く叩いて行ってしまった。
こうした作業を続け、夕方には客人が入る。人々の間をいかに優雅に邪魔にならないように気を使いながら進み、欲する人の所にタイミングよく料理や飲み物を届けるか。笑顔を作り、愛想をよくし、かつ目を光らせる。何気にやりがいのある仕事だ。
「リフ、今日はもう上がりだろ?」
裏から声がかかって、ランバートは時計に目をやる。見れば確かにシフトが終わる時間だ。今日は夕刻までだったのを忘れていた。
裏に戻ると同じ男性スタッフ数人が笑顔で迎えてくれる。彼らの傍で同じように笑顔で近づき、「お疲れ」と声をかけながら会話に参加していくのが、ここに来てからの日課だ。
「今日の客も貴族ばっかなんだって? 正直、肩が凝るんだよな」
「まったくだ。まぁ、あいつらのおかげでこっちはいい給金貰ってるんだけどな」
「今日は婦人会だっけ?」
ランバートは朝のミーティングを思い出しながら言う。先輩にあたる男性スタッフ五人くらいが、「うんうん」と頷いた。
「飾るだけ飾ったってな。正直あの世界は俺には分からないよ」
「リフも貴族出身だっけ?」
「貴族ったって、地方貴族の庶子だし。大体、父親の顔も見た事ないんだぜ? 俺にもあの世界は理解できないよ」
これはランバートの率直な意見でもあった。どちらかと言えば中身を磨くことに余念のなかったランバートは、外見ばかりを飾り立て、見栄を塗りたくる貴族の在り方は理解できなかった。
「だよな!」
ゲラゲラと大口を開けて笑うランバートは、今や一般人と同じだった。
「じゃ、俺はこれで。久しぶりにゆっくり寝れそうだ」
「おう、お疲れ」
彼らと別れ、制服を脱いで私服に着替える。着古した服は暗府から借りたものだ。変装用の衣服があって、その中から選んで持ち出したものだ。
その格好で街に出ても、人の目はそれなりに惹く。服装が変なわけではなく、単純に目立つのだろう。長い金髪を一つに束ね、肌の色も化粧で少し荒くしている。それでも目鼻立ちの良さは変わらない。
あえて隠す方が不自然だと、ランバートは堂々と振る舞っている。
今日はこのままの足でアパート近くの八百屋に顔を出した。ここ最近行くようになった八百屋の店主は、まるで馴染み客に接するような顔でランバートに声をかける。
「いらっしゃい、リフ! 今日はもうあがりかい?」
「そっ。もう疲れたよ」
「ははっ。なら、これなんかいいだろうな」
そう言って、店主は夕日を映したようなオレンジを数個手に取ってランバートに渡す。それを受け取って、更に野菜を幾つか追加して、ランバートは折った札を店主に直接手渡した。
「毎度!」
手を振って帰るランバートは、今日はそのまま仮住まいへと戻っていった。
◆◇◆
ランバートが帰ってしばし。八百屋の店主は「用を足してくる」と店番に言って奥へと入った。
店の奥の勝手口に近い部屋には一人の男がいた。着ている物や変装用の付け髭などはあるが、短い黒髪と鋭い瞳は間違いなく、暗府団長クラウル本人であった。
「定時連絡です」
そう言って、店主はランバートから受け取った札をクラウルに渡す。その札には小さな紙が一緒に折り曲げて入れてあり、内部潜入で得た情報が細かな文字で書かれている。
「まったく、あれは本当に有能すぎて憎らしいくらいだ。あれだけ目立つ外見じゃなければ欲しい人材だな」
「確かにあれは目立ちますな」
店主は豪快に笑い飛ばし、店先に戻っていった。
一人残されたクラウルは報告の中身を見て、顎に手を当てる。
「潜入しているのは三人か。報告が日々増えてこちらは助かる」
腰を上げ、紙切れをシガーケースの底にしまい、クラウルは来た時と同じように裏口から外に出る。そして貴族の紳士を装い、秘密の家を幾つか経由して変装を変え、城へと戻っていった。
「リフ君、こっちのセッティング手伝ってくれない?」
若い女性スタッフからのお願いに耳を傾け、ランバートは自分の手を止めて彼女の傍に行く。背の低い彼女は一生懸命に手を伸ばして、高い所の飾りをつけようとしている。プルプル震える手から花を取ると、それを指示されたところへ差し込んだ。
「やっぱりこういうのって、男の人がいてくれると助かるわ」
「そう言ってもらえるとこっちも嬉しいよ」
簡素な白いワイシャツに黒のスラックス姿のランバートは、リフという偽名を使ってここ、ラーク迎賓館で短期スタッフをしている。
人物設定としては地方貴族の庶子。母子家庭の生まれで、現在は出稼ぎ中。仕事をしながら士官を目指している事にした。
採用試験も問題なくパスし、こうして働き始めて四日。仕事内容は会場の設営を中心に裏方全般。パーティー当日はフロアスタッフとして、ワインや料理を客人の元へ運ぶ。
「リフ君、こっちの花のバランスも見てくれないか?」
同じく会場の設営をしている、少し年配の男性が呼んでいるのに足を向ける。彼は会場設営のチーフなのだが、ランバートの事が気に入ったらしくこうして声をかけてくれるようになった。
「どうかね?」
「少し濃くはありませんか?」
赤いバラを基調とした花瓶は華やかで豪華だが、毒々しい印象がある。仕事前に今日のパーティーの趣旨を見たが、こういう飾りを強く希望する者はいなかったように思う。
ランバートは傍にある淡いピンクや白いバラを手に取ると、赤いバラと差し替えていく。その間にカスミソウや緑を増やし、全体を整えていった。
その仕草を、チーフの男は満足げに見て頷いている。
「どうでしょうか」
「やはり君はいいセンスをしている。どうだね、ここで長期の仕事をしないかね」
ここに来て二日目には言われ始めた台詞だ。この人物だけではなく、古株のスタッフや迎賓館のマネージャーにまで口説かれる始末だ。ランバートは苦笑して、申し訳なさそうに素直に深く頭を下げた。
「すみません。士官試験を受けて役人になるのが母との約束なので」
「まったく、本当に惜しいね」
とは言うものの答えは分かっていたのだろう。チーフはそれ以上は言わず、元気づけるように肩を軽く叩いて行ってしまった。
こうした作業を続け、夕方には客人が入る。人々の間をいかに優雅に邪魔にならないように気を使いながら進み、欲する人の所にタイミングよく料理や飲み物を届けるか。笑顔を作り、愛想をよくし、かつ目を光らせる。何気にやりがいのある仕事だ。
「リフ、今日はもう上がりだろ?」
裏から声がかかって、ランバートは時計に目をやる。見れば確かにシフトが終わる時間だ。今日は夕刻までだったのを忘れていた。
裏に戻ると同じ男性スタッフ数人が笑顔で迎えてくれる。彼らの傍で同じように笑顔で近づき、「お疲れ」と声をかけながら会話に参加していくのが、ここに来てからの日課だ。
「今日の客も貴族ばっかなんだって? 正直、肩が凝るんだよな」
「まったくだ。まぁ、あいつらのおかげでこっちはいい給金貰ってるんだけどな」
「今日は婦人会だっけ?」
ランバートは朝のミーティングを思い出しながら言う。先輩にあたる男性スタッフ五人くらいが、「うんうん」と頷いた。
「飾るだけ飾ったってな。正直あの世界は俺には分からないよ」
「リフも貴族出身だっけ?」
「貴族ったって、地方貴族の庶子だし。大体、父親の顔も見た事ないんだぜ? 俺にもあの世界は理解できないよ」
これはランバートの率直な意見でもあった。どちらかと言えば中身を磨くことに余念のなかったランバートは、外見ばかりを飾り立て、見栄を塗りたくる貴族の在り方は理解できなかった。
「だよな!」
ゲラゲラと大口を開けて笑うランバートは、今や一般人と同じだった。
「じゃ、俺はこれで。久しぶりにゆっくり寝れそうだ」
「おう、お疲れ」
彼らと別れ、制服を脱いで私服に着替える。着古した服は暗府から借りたものだ。変装用の衣服があって、その中から選んで持ち出したものだ。
その格好で街に出ても、人の目はそれなりに惹く。服装が変なわけではなく、単純に目立つのだろう。長い金髪を一つに束ね、肌の色も化粧で少し荒くしている。それでも目鼻立ちの良さは変わらない。
あえて隠す方が不自然だと、ランバートは堂々と振る舞っている。
今日はこのままの足でアパート近くの八百屋に顔を出した。ここ最近行くようになった八百屋の店主は、まるで馴染み客に接するような顔でランバートに声をかける。
「いらっしゃい、リフ! 今日はもうあがりかい?」
「そっ。もう疲れたよ」
「ははっ。なら、これなんかいいだろうな」
そう言って、店主は夕日を映したようなオレンジを数個手に取ってランバートに渡す。それを受け取って、更に野菜を幾つか追加して、ランバートは折った札を店主に直接手渡した。
「毎度!」
手を振って帰るランバートは、今日はそのまま仮住まいへと戻っていった。
◆◇◆
ランバートが帰ってしばし。八百屋の店主は「用を足してくる」と店番に言って奥へと入った。
店の奥の勝手口に近い部屋には一人の男がいた。着ている物や変装用の付け髭などはあるが、短い黒髪と鋭い瞳は間違いなく、暗府団長クラウル本人であった。
「定時連絡です」
そう言って、店主はランバートから受け取った札をクラウルに渡す。その札には小さな紙が一緒に折り曲げて入れてあり、内部潜入で得た情報が細かな文字で書かれている。
「まったく、あれは本当に有能すぎて憎らしいくらいだ。あれだけ目立つ外見じゃなければ欲しい人材だな」
「確かにあれは目立ちますな」
店主は豪快に笑い飛ばし、店先に戻っていった。
一人残されたクラウルは報告の中身を見て、顎に手を当てる。
「潜入しているのは三人か。報告が日々増えてこちらは助かる」
腰を上げ、紙切れをシガーケースの底にしまい、クラウルは来た時と同じように裏口から外に出る。そして貴族の紳士を装い、秘密の家を幾つか経由して変装を変え、城へと戻っていった。
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