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1章:騎兵府襲撃事件
おまけ2:感謝をこめて
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気持ちよい風を感じて馬を走らせるのはどのくらいぶりか。少なくとも数週間なかった。
ランバートはファウストに連れられて遠乗りに出ている。王都の門を出てしばらくは街道を歩かせ、そこから森へと続く道へ入っていく。森の中には獣道があり、それを一列になって歩かせながら奥へ。そうするうちに見えてきたのが、見晴らしのよい平原だった。
「気持ちいい」
道らしいものもない広いばかりの草原を自由に走らせ、ランバートは心から笑う。前を行く黒馬の背を見失わないようにだけすれば、後は何も気にしなくていい。
「少し走らせたら、もう少し奥へ行くか?」
声がして、前を走る黒馬が少しスピードを緩める。並んだタイミングで、ファウストがランバートに問いかけた。
「この奥は何が?」
「沢へ降りる道がある。綺麗な場所で涼しいが、道が悪い。どうする?」
「いいですね。こいつにも水を飲ませてやらないと」
「では、決まりだな」
気持ちよさそうに馬を走らせるファウストの後に続いて、ランバートも馬を軽快に走らせた。
沢に降りる道は宣言通り悪かった。細いし、片側が崖になっている。小石などもゴロゴロしている道は足でも踏み外せば落ちてしまいそうだった。
それでも二人はまったく危なげなく川まで降りていった。川は綺麗な水が流れていて、足を浸せば冷たくて気持ちよかった。
「お前、なかなか上手いな。こいつについてこられる奴はそういない」
自分の馬に水を飲ませながら首を撫でるファウストが、楽しそうな顔でそう言った。
ファウストの馬はフリムファクシという。神話に出てくる夜の神が所有する馬から名を貰ったらしい。その名に見合う立派な黒い毛並みに、盛り上がる筋肉の力強い動き。健脚で瞬足、何より恐れぬこの馬は、その分だけ気性が荒く主を選ぶ。
「フリムも気持ちよさそうだ。思えば久しぶりだからな」
「触ってみてもいいですか?」
こんなに見事な馬はそう見る事ができない。好奇心で聞いてみたが、ファウストは迷うように曖昧な顔をする。
「構わないが、静かに近づけ。俺が綱を引いていても気に入らなければ暴れるからな」
緊張してゆっくりと近づき、そっと手を伸ばす。フリムファクシは黙ってランバートを見ていたが、近づいても暴れる様子はない。そしてそのまま、触れる事を許してくれた。
「ほぉ」
「綺麗で強い馬ですね。本当に、いるだけで芸術品のような」
「お前、気にいられたな。こいつが俺以外をこんなに早く受け入れるなんて初めてだ」
感心したような声の後は満足そうだ。ファウストを見ると、とても優しい目をしてフリムファクシを見ていた。
「昔、ウェインがお前と同じように触りたがってな。同じようにしたんだが、フリムに鼻で突かれた」
「それで、どうなりました?」
「よほど触りたかったのだろう。日参で世話をし続けて、一カ月以上かかって触れた。その時には歓喜に小躍りしていたな」
「ウェイン様、よほど動物がお好きなんですね」
小柄な上官が嬉しそうに笑う姿を想像すると、年上にもかかわらず可愛いと思えてしまった。
ウェインは騎兵府第二師団を預かる師団長だ。小柄だが強く、明るく面倒見のよい人で、ランバートは好感を持っている。とても付き合いやすい人だと感じている。
「こいつの世話ができるのは今の所ウェインとアシュレーだけだが、今度からはお前にも頼もうか」
「俺で役に立ちますかね?」
苦笑しながら言うと、フリムファクシの方が鼻を摺り寄せてくる。撫でろと言わんばかりのその仕草に、ランバートは笑って鼻先を撫で、ファウストは本当に驚いた顔をしていた。
二人でのんびりと遠乗りから帰ると、空は茜に染まり始めていた。中央関所に隣接する宿舎まで戻ってくると、そこには意外な人が待っていた。
「アシュレー様」
待っていたのは第一師団を預かる師団長、アシュレーだった。
彼は二人を見ると笑みを浮かべ、ファウストに向かって丁寧に一礼する。
「お疲れ様です、ファウスト様」
「わざわざ出迎えなんてしなくてもいいんだぞ」
「丁度窓から見えましたので。それに、俺でなければフリムの綱を引けませんよ」
フリムファクシから降りたファウストの傍に行き、アシュレーは綱を受け取る。そして視線をランバートにも向けた。
「ランバート、お疲れ。この人の相手は大変だろ?」
「いえ、そのような事はありません」
「フリムについて行くだけでも大変だ」
「そいつ、フリムに普通についてきたぞ。しかもフリムが触らせた」
「ほぉ、それは凄い」
純粋に驚いたようにアシュレーの眉が上がる。次には嬉しそうな笑顔だ。こういう時、この人は大概いいことは考えていない。
「では今後は、この人の事はランバートに頼むとしよう。案外寂しがり屋だから適当に遊んでやってくれ」
「アシュレー!」
楽しそうに笑いながらフリムファクシを連れて行ってしまうアシュレーの背中を呆然として見ている間に、ランバートの乗っていた馬も誰かが引いてくれていたようだ。いない。
「まったく、好き勝手に言って。真に受けるなよ」
「まぁ、はい」
多分、寂しがり屋は言い過ぎだけれどそういう部分はあるように思う。でもそれはファウスト自身が認めないだろうから、言わない事にした。
「着替えて出るぞ」
「あの、どこへ?」
「ついて来れば分かる」
首を傾げるランバートを連れて、ファウストは砦の中へ入り予備の服に着替える。どうする事もできずに同じように着替えたランバートは、そのまま暗くなりかける街へと繰り出した。
連れてこられたのは街の西地区にある、立派な門構えのレストランだった。
「こんな立派な所……」
若干気後れしてしまって呟くと、隣のファウストはおかしそうに笑う。
「クラスとしては中流だ。お前はもっと上の場所に行くこともあっただろ」
「俺、基本引きこもりなのであまり」
社交界が苦手であまり顔も出さず、出したとしてもさっさと帰る。むしろ下町の雑多な雰囲気の方がのびのびできて楽しい。そういう変わり者だったから、こういう場所に気後れする。
ファウストに手を引かれ、個室へと通されるとすぐにワインが運ばれる。まだ若い綺麗な色のワインは、口に入れると酸味があり、同時に果実の甘味と香りが広がる美味しいものだった。
「若いのもいいな。俺はあまり渋いのが好きではないから」
「こういうのが好みですか?」
「まぁ、どちらかと言えば。あまり好き嫌いはないが。お前はどうだ?」
「俺は飲めれば。こだわりはありません」
「良家の人間が飲めればとは。育ち大丈夫か?」
「一般的な事はちゃんと身に着けてあります。俺個人の雑さは性格です」
拗ねたように言ってワインをもう一口。そうする間に前菜が運ばれ、彩のよい野菜と魚、肉の盛り付けられたプレートが目にも美しい。
「そろそろ、預かり期間が過ぎるな」
「そうですね」
料理を食べながらファウストが言う事に耳を傾け、ランバートは複雑な心境で答えた。
一カ月の預かり期間が終わる。五つある師団を渡り歩くのもそろそろ終わり。これからは決まった師団で過ごす。楽しみなような、不安なような。そんな感じだ。
「どこか、気に入った所はあるか?」
「これといった希望はありませんが。あえて言うなら、守りは苦手だろうと」
「そうなると、第三、第四師団は外れるな」
静かにファウストが言うのに、ランバートは苦笑して頷いた。
騎兵府にある五つの師団は、それぞれ役割がある。
第三師団は基本的に守りが得意な部隊で、堅実。戦でも王都詰めが多い。
第四師団は後方支援がメインの衛生兵だ。戦場での治療、兵糧確保、退路確保などがメインで、特殊な技能が必要になる。
「第一師団は俺が勧めない」
「何故です?」
「お前はスタンドプレイが多い。第一師団は団結力が何より重要だ。お前の行動は隊を乱す恐れがある」
そう言われてしまえばぐうの音も出ない。まったくその通りなのだから。
第一師団は騎兵府の中でも中心。本隊と言っても過言ではない。最も多い隊員が所属し、主戦力として戦場に出る。だからこそ、団結力が必要だ。
「そうなると、第二師団か第五師団ですね」
考えるが、どちらも自分には合っているように思えた。部隊の雰囲気としても悪くはない。
「ファウスト様は、どちらがいいとお考えですか?」
聞いてみると、黒い瞳がチラリとランバートを見る。その目は既に決まっているように見えた。
「第二師団」
「やっぱりですか」
自分でも考えていた答えが返ってきて、ほんの少し安心した。
第五師団は先発隊。戦の時は真っ先に先頭に立って切り込んでいく。危険が多いがその分やりがいもある部隊だ。
そして第二師団。別名を遊撃部隊と言う。少数精鋭で最も隊員数が少なく、小隊で動く事が多い。与えられる任務は斥候、別働、陽動、奇襲など。俊敏性と判断力、そして個人の実力に頼る所の多い部隊だ。
「お前ほど、第二師団に適した奴はいない。あそこでは判断の速さも俊敏性も必要だ。スタンドプレイも時に良策となる」
「俺もそう感じていました」
「では、その方向で話をしよう。アシュレーとグリフィスは悔しがるかもしれないがな」
第一師団師団長のアシュレーと、第五師団師団長グリフィスには良くしてもらった。それを裏切るようで少し心苦しいが、義理で今後を決めるわけにもゆかないのでお任せした。
「しっかりとやれよ。お前なら、上を目指せる」
激励の言葉を貰い、ランバートも嬉しく笑みを見せ、しっかりと頷くのだった。
ランバートはファウストに連れられて遠乗りに出ている。王都の門を出てしばらくは街道を歩かせ、そこから森へと続く道へ入っていく。森の中には獣道があり、それを一列になって歩かせながら奥へ。そうするうちに見えてきたのが、見晴らしのよい平原だった。
「気持ちいい」
道らしいものもない広いばかりの草原を自由に走らせ、ランバートは心から笑う。前を行く黒馬の背を見失わないようにだけすれば、後は何も気にしなくていい。
「少し走らせたら、もう少し奥へ行くか?」
声がして、前を走る黒馬が少しスピードを緩める。並んだタイミングで、ファウストがランバートに問いかけた。
「この奥は何が?」
「沢へ降りる道がある。綺麗な場所で涼しいが、道が悪い。どうする?」
「いいですね。こいつにも水を飲ませてやらないと」
「では、決まりだな」
気持ちよさそうに馬を走らせるファウストの後に続いて、ランバートも馬を軽快に走らせた。
沢に降りる道は宣言通り悪かった。細いし、片側が崖になっている。小石などもゴロゴロしている道は足でも踏み外せば落ちてしまいそうだった。
それでも二人はまったく危なげなく川まで降りていった。川は綺麗な水が流れていて、足を浸せば冷たくて気持ちよかった。
「お前、なかなか上手いな。こいつについてこられる奴はそういない」
自分の馬に水を飲ませながら首を撫でるファウストが、楽しそうな顔でそう言った。
ファウストの馬はフリムファクシという。神話に出てくる夜の神が所有する馬から名を貰ったらしい。その名に見合う立派な黒い毛並みに、盛り上がる筋肉の力強い動き。健脚で瞬足、何より恐れぬこの馬は、その分だけ気性が荒く主を選ぶ。
「フリムも気持ちよさそうだ。思えば久しぶりだからな」
「触ってみてもいいですか?」
こんなに見事な馬はそう見る事ができない。好奇心で聞いてみたが、ファウストは迷うように曖昧な顔をする。
「構わないが、静かに近づけ。俺が綱を引いていても気に入らなければ暴れるからな」
緊張してゆっくりと近づき、そっと手を伸ばす。フリムファクシは黙ってランバートを見ていたが、近づいても暴れる様子はない。そしてそのまま、触れる事を許してくれた。
「ほぉ」
「綺麗で強い馬ですね。本当に、いるだけで芸術品のような」
「お前、気にいられたな。こいつが俺以外をこんなに早く受け入れるなんて初めてだ」
感心したような声の後は満足そうだ。ファウストを見ると、とても優しい目をしてフリムファクシを見ていた。
「昔、ウェインがお前と同じように触りたがってな。同じようにしたんだが、フリムに鼻で突かれた」
「それで、どうなりました?」
「よほど触りたかったのだろう。日参で世話をし続けて、一カ月以上かかって触れた。その時には歓喜に小躍りしていたな」
「ウェイン様、よほど動物がお好きなんですね」
小柄な上官が嬉しそうに笑う姿を想像すると、年上にもかかわらず可愛いと思えてしまった。
ウェインは騎兵府第二師団を預かる師団長だ。小柄だが強く、明るく面倒見のよい人で、ランバートは好感を持っている。とても付き合いやすい人だと感じている。
「こいつの世話ができるのは今の所ウェインとアシュレーだけだが、今度からはお前にも頼もうか」
「俺で役に立ちますかね?」
苦笑しながら言うと、フリムファクシの方が鼻を摺り寄せてくる。撫でろと言わんばかりのその仕草に、ランバートは笑って鼻先を撫で、ファウストは本当に驚いた顔をしていた。
二人でのんびりと遠乗りから帰ると、空は茜に染まり始めていた。中央関所に隣接する宿舎まで戻ってくると、そこには意外な人が待っていた。
「アシュレー様」
待っていたのは第一師団を預かる師団長、アシュレーだった。
彼は二人を見ると笑みを浮かべ、ファウストに向かって丁寧に一礼する。
「お疲れ様です、ファウスト様」
「わざわざ出迎えなんてしなくてもいいんだぞ」
「丁度窓から見えましたので。それに、俺でなければフリムの綱を引けませんよ」
フリムファクシから降りたファウストの傍に行き、アシュレーは綱を受け取る。そして視線をランバートにも向けた。
「ランバート、お疲れ。この人の相手は大変だろ?」
「いえ、そのような事はありません」
「フリムについて行くだけでも大変だ」
「そいつ、フリムに普通についてきたぞ。しかもフリムが触らせた」
「ほぉ、それは凄い」
純粋に驚いたようにアシュレーの眉が上がる。次には嬉しそうな笑顔だ。こういう時、この人は大概いいことは考えていない。
「では今後は、この人の事はランバートに頼むとしよう。案外寂しがり屋だから適当に遊んでやってくれ」
「アシュレー!」
楽しそうに笑いながらフリムファクシを連れて行ってしまうアシュレーの背中を呆然として見ている間に、ランバートの乗っていた馬も誰かが引いてくれていたようだ。いない。
「まったく、好き勝手に言って。真に受けるなよ」
「まぁ、はい」
多分、寂しがり屋は言い過ぎだけれどそういう部分はあるように思う。でもそれはファウスト自身が認めないだろうから、言わない事にした。
「着替えて出るぞ」
「あの、どこへ?」
「ついて来れば分かる」
首を傾げるランバートを連れて、ファウストは砦の中へ入り予備の服に着替える。どうする事もできずに同じように着替えたランバートは、そのまま暗くなりかける街へと繰り出した。
連れてこられたのは街の西地区にある、立派な門構えのレストランだった。
「こんな立派な所……」
若干気後れしてしまって呟くと、隣のファウストはおかしそうに笑う。
「クラスとしては中流だ。お前はもっと上の場所に行くこともあっただろ」
「俺、基本引きこもりなのであまり」
社交界が苦手であまり顔も出さず、出したとしてもさっさと帰る。むしろ下町の雑多な雰囲気の方がのびのびできて楽しい。そういう変わり者だったから、こういう場所に気後れする。
ファウストに手を引かれ、個室へと通されるとすぐにワインが運ばれる。まだ若い綺麗な色のワインは、口に入れると酸味があり、同時に果実の甘味と香りが広がる美味しいものだった。
「若いのもいいな。俺はあまり渋いのが好きではないから」
「こういうのが好みですか?」
「まぁ、どちらかと言えば。あまり好き嫌いはないが。お前はどうだ?」
「俺は飲めれば。こだわりはありません」
「良家の人間が飲めればとは。育ち大丈夫か?」
「一般的な事はちゃんと身に着けてあります。俺個人の雑さは性格です」
拗ねたように言ってワインをもう一口。そうする間に前菜が運ばれ、彩のよい野菜と魚、肉の盛り付けられたプレートが目にも美しい。
「そろそろ、預かり期間が過ぎるな」
「そうですね」
料理を食べながらファウストが言う事に耳を傾け、ランバートは複雑な心境で答えた。
一カ月の預かり期間が終わる。五つある師団を渡り歩くのもそろそろ終わり。これからは決まった師団で過ごす。楽しみなような、不安なような。そんな感じだ。
「どこか、気に入った所はあるか?」
「これといった希望はありませんが。あえて言うなら、守りは苦手だろうと」
「そうなると、第三、第四師団は外れるな」
静かにファウストが言うのに、ランバートは苦笑して頷いた。
騎兵府にある五つの師団は、それぞれ役割がある。
第三師団は基本的に守りが得意な部隊で、堅実。戦でも王都詰めが多い。
第四師団は後方支援がメインの衛生兵だ。戦場での治療、兵糧確保、退路確保などがメインで、特殊な技能が必要になる。
「第一師団は俺が勧めない」
「何故です?」
「お前はスタンドプレイが多い。第一師団は団結力が何より重要だ。お前の行動は隊を乱す恐れがある」
そう言われてしまえばぐうの音も出ない。まったくその通りなのだから。
第一師団は騎兵府の中でも中心。本隊と言っても過言ではない。最も多い隊員が所属し、主戦力として戦場に出る。だからこそ、団結力が必要だ。
「そうなると、第二師団か第五師団ですね」
考えるが、どちらも自分には合っているように思えた。部隊の雰囲気としても悪くはない。
「ファウスト様は、どちらがいいとお考えですか?」
聞いてみると、黒い瞳がチラリとランバートを見る。その目は既に決まっているように見えた。
「第二師団」
「やっぱりですか」
自分でも考えていた答えが返ってきて、ほんの少し安心した。
第五師団は先発隊。戦の時は真っ先に先頭に立って切り込んでいく。危険が多いがその分やりがいもある部隊だ。
そして第二師団。別名を遊撃部隊と言う。少数精鋭で最も隊員数が少なく、小隊で動く事が多い。与えられる任務は斥候、別働、陽動、奇襲など。俊敏性と判断力、そして個人の実力に頼る所の多い部隊だ。
「お前ほど、第二師団に適した奴はいない。あそこでは判断の速さも俊敏性も必要だ。スタンドプレイも時に良策となる」
「俺もそう感じていました」
「では、その方向で話をしよう。アシュレーとグリフィスは悔しがるかもしれないがな」
第一師団師団長のアシュレーと、第五師団師団長グリフィスには良くしてもらった。それを裏切るようで少し心苦しいが、義理で今後を決めるわけにもゆかないのでお任せした。
「しっかりとやれよ。お前なら、上を目指せる」
激励の言葉を貰い、ランバートも嬉しく笑みを見せ、しっかりと頷くのだった。
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