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3章:How about tea?
1話:お茶の時間
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彼の朝は、仕事場でのお茶の時間から始まる。
窓を開けて換気をし、ポットを火にかける。お湯が沸くまでの時間を今日の予定を立てる時間にあて、気になる事をあげていく。そうするうちにポットから湯気が上がり、彼は立ち上がって火を止めてポットを持ったままソファーセットへと場所を移した。
そこにはお茶セットが整っている。お気に入りのティーポットには今日の茶葉がすでに入っている。揃いのカップに、お菓子も少し。
腰を下ろしてティーポットにお湯を注ぎ込むと、少し濃いオレンジ色が白い磁器に映えた。
「今日のお茶はなにかな、エリオット?」
戸口でする軽やかで甘い声に顔を上げると、エリオットはにっこりと微笑んだ。
「ジョルジですよ、オスカル」
扉を閉めて入ってきた彼は、当然のようにソファーセットに腰を下ろす。エリオットも淹れたばかりの紅茶を注ぎ、彼の前に置いた。揃えのセットは、元より二人分用意されている。
「いい香りだね。今日のお菓子は……ジャムクッキーか」
「えぇ。昨日買ってきたばかりなんですよ。一つ食べて気に入りました」
形のいい細い指がクッキーを一つつまみ、そのまま口に放り込む。味わうように難しい顔でしばらく噛みしめていたオスカルの表情が、次第にほころんでくるのを見るとホッとする。エリオットも安心して、クッキーを摘まみお茶を飲んだ。
「あまり甘くないんだね。ジャムは苺かな? 酸味がいいバランス」
「お茶も甘めですから、お菓子は少し控え目にしました」
「逆でしょ? このお菓子に合うように、お茶を選んだんでしょ」
ニヤリと笑い下から見上げる瞳が鋭く楽しげな光を帯びる。その青い瞳に見られて、エリオットはドキッとした。
いつも、彼の前では隠し事ができない。甘く軽い視線の中に鋭さがあって、心の奥まで見られているような気がしてドキドキする。やましい気持ちのある身としては、そんなことまで知られてしまっていそうで怖い。
「エリオットは、甘いお菓子が好きだよね」
カップの縁を軽く指でなぞりながら、オスカルが笑う。楽しそうにする彼は、また一つクッキーを摘まんだ。
「貴方は意外と甘い物が苦手ですよね」
クッキーをお茶で流し込んでいたオスカルの片目が、ほんの僅か大きくなる。次には困ったような笑みが返ってきて、小さく頷いた。
「甘すぎるのはね。チョコにチョコをコテコテに重ねた物とか、カスタードクリームに生クリームとかさ。果物もそのままで美味しいのに、蜜とか塗りたくったり。そういうのは苦手」
「パティシエが聞いたら泣きますね」
呆れたように言うと、オスカルは「知らない」と拗ねた子供のように口を尖らせた。そのあまりに無防備な表情に、エリオットはおかしくてクスクスと笑う。
「エリオットは、僕の好みをよく知ってるよね」
「もう何年、私のお茶の時間に参加してるのですか。さすがに分かりますよ」
ドキドキがなかなか収まらなくて、エリオットは誤魔化すようにそっぽを向いた。
本当は、今でもすごく悩んでいる。お茶菓子を買うとき、彼は食べてくれるか、喜んでくれるか。茶葉を買うときも、彼が好きな香りや味を考えてしまう。
最初はなかなかお菓子に手を伸ばしてはこなかった。エリオットは甘いお菓子が好きで、それこそトリュフやタルトが好きだった。けれど彼はそうした物が苦手で、食べてくれない。どうしたら食べてくれるのか、好む物を観察してようやく食べてくれるようになった。
「もう、二年くらい? 僕もすっかり、朝はここでお茶をしないと調子が出ないよ」
そう言うと、オスカルは空になったカップを置いて腰を上げた。彼はいつも、ここでは一杯だけお茶を飲んでいく。
「ごちそうさま。今日も一日よろしくね」
「お粗末様でした」
出て行こうとするオスカルの背中を見ながら、エリオットは少し寂しい気持ちになる。そんなだから、言おうと思っていた事を彼が出て行く寸前まで忘れていた。
「あっ、オスカル!」
「ん? どうしたの?」
「最近、風邪が流行っています。他にも言ってありますが、近衛府でも調子の悪そうな隊員がいたらすぐに医務室に来るよう言ってください。周囲に感染を広げないためにも」
「あぁ、了解。君も気をつけてね」
柔らかな笑みを浮かべて出て行く彼の背中を見ながら、エリオットは小さく溜息をついた。
エリオットは、ファウスト、シウス、クラウル、そしてオスカルと同期入隊だった。地方から来た貧乏騎士の家柄。とてもじゃないが王都の人達に気後れして縮こまっていたエリオットに最初に気づいたのは、オスカルだった。
『君、綺麗な顔してるね。もっと前に出ればいいのに』
そんな事を言って、腕を掴んで引っ張りあげられたあの日の事は今でも忘れない。
あれよあれよと事が動いた。奇天烈なメンバーは徐々に頭角を現して、五年前には団長となった。そんな彼らに水をあけられた。そんな気がして一時は沈んだ。そんなエリオットを浮上させたのも、オスカルだった。
『やりたい事、あるんじゃないの? 駄目だよ、見失ったら』
そう言ってもらえて、ここに来てやりたかった事を思い出した。
戦で死ぬ人が一人でも減るようにしたい。医学を極め、そうした人材を増やしたい。
元より医学を学ぶために王都に来た当時を思い出し、医者に師事し、研究書を読みふけり、師からもお墨付きをもらってようやく陛下に願い出た。
そうして、今がある。今では医学を学びたいと言う隊員も増え、この医療府も賑やかになった。その陰に、少なからずオスカルの力があるのは否めない。
そういう恩は感じてる。けれど個人的には、あまり得意な相手とはいえなかった。何を考えているのか分からない。悪戯ばかりで人を困らせて楽しそうにする彼を見ると、迷惑と感じる事も多かった。自分はそこに巻き込まれたくないと。
けれど、彼に悪戯をされて嫌がる人は不思議といない。その場では怒っても、すぐに許してしまっている。大抵が「まぁ、いつもの事だ」という反応が返ってきて終わってしまう。
疑問だった。けれどその答えは医療府を立ち上げて分かった。彼が悪戯を仕掛ける時は、その人が弱っている時だった。気持ちが落ち込んだ人だったり、入隊したばかりで不安を感じている人だったり。彼なりの、「力を抜いて」というメッセージなんだと、後になって気づいた。
目が離せなくなった。そうしたら、見えてきた物が多くなった。部下を厳しく統率しながらも、よく見ている事が分かった。悩んでいる隊員には余計に声をかけている。時には悪戯をして力を抜かせたり、悩みを聞いたり。
彼なりのスキンシップが、近衛府を円滑にしている。とても器用に立ち回る彼を尊敬するようになった。そうしたら、胸の奥が時々落ち着かなくなった。
二年くらい前から、朝のお茶の時間に彼が参加するようになった。最初は驚いて、次には呆れて、今ではこれが普通。エリオットも、彼が来ないと不安になってしまう。
お茶の時間が楽しくなった。お菓子に茶葉にティーセット。彼が好きそうな物を選ぶようになって、選ぶ事が楽しくて。そうして過ごす時間に安らぎと幸せを感じるようになっている。
甘く音を立てる胸の鼓動に気づいたのは、一年くらい前。目が離せない自分を自覚して、一緒の時間が嬉しくて。これを特別だと気づいた自分に驚いた。
今はこんなにも、感情が揺れる。離れる事を寂しいと思ったり、所作の一つに見とれたり。けれど困ったのが、彼の瞳を直視できなくなったこと。見透かすような青い瞳に見られると、この小さな恋心まで見られてしまいそうで。
騎士団の中では、男同士なんて珍しい事ではない。遊びも真剣も含めて、そういう趣味の人は多い。けれど自分が、そこに含まれるとは思わなかった。だから恥ずかしいし、困惑する。好きでも、発展していく事は想像がつかない。
これはずっと心の中だけで留めておく想い。押しつける事も、発展させていく事もない。明かすつもりもない気持ちだった。
窓を開けて換気をし、ポットを火にかける。お湯が沸くまでの時間を今日の予定を立てる時間にあて、気になる事をあげていく。そうするうちにポットから湯気が上がり、彼は立ち上がって火を止めてポットを持ったままソファーセットへと場所を移した。
そこにはお茶セットが整っている。お気に入りのティーポットには今日の茶葉がすでに入っている。揃いのカップに、お菓子も少し。
腰を下ろしてティーポットにお湯を注ぎ込むと、少し濃いオレンジ色が白い磁器に映えた。
「今日のお茶はなにかな、エリオット?」
戸口でする軽やかで甘い声に顔を上げると、エリオットはにっこりと微笑んだ。
「ジョルジですよ、オスカル」
扉を閉めて入ってきた彼は、当然のようにソファーセットに腰を下ろす。エリオットも淹れたばかりの紅茶を注ぎ、彼の前に置いた。揃えのセットは、元より二人分用意されている。
「いい香りだね。今日のお菓子は……ジャムクッキーか」
「えぇ。昨日買ってきたばかりなんですよ。一つ食べて気に入りました」
形のいい細い指がクッキーを一つつまみ、そのまま口に放り込む。味わうように難しい顔でしばらく噛みしめていたオスカルの表情が、次第にほころんでくるのを見るとホッとする。エリオットも安心して、クッキーを摘まみお茶を飲んだ。
「あまり甘くないんだね。ジャムは苺かな? 酸味がいいバランス」
「お茶も甘めですから、お菓子は少し控え目にしました」
「逆でしょ? このお菓子に合うように、お茶を選んだんでしょ」
ニヤリと笑い下から見上げる瞳が鋭く楽しげな光を帯びる。その青い瞳に見られて、エリオットはドキッとした。
いつも、彼の前では隠し事ができない。甘く軽い視線の中に鋭さがあって、心の奥まで見られているような気がしてドキドキする。やましい気持ちのある身としては、そんなことまで知られてしまっていそうで怖い。
「エリオットは、甘いお菓子が好きだよね」
カップの縁を軽く指でなぞりながら、オスカルが笑う。楽しそうにする彼は、また一つクッキーを摘まんだ。
「貴方は意外と甘い物が苦手ですよね」
クッキーをお茶で流し込んでいたオスカルの片目が、ほんの僅か大きくなる。次には困ったような笑みが返ってきて、小さく頷いた。
「甘すぎるのはね。チョコにチョコをコテコテに重ねた物とか、カスタードクリームに生クリームとかさ。果物もそのままで美味しいのに、蜜とか塗りたくったり。そういうのは苦手」
「パティシエが聞いたら泣きますね」
呆れたように言うと、オスカルは「知らない」と拗ねた子供のように口を尖らせた。そのあまりに無防備な表情に、エリオットはおかしくてクスクスと笑う。
「エリオットは、僕の好みをよく知ってるよね」
「もう何年、私のお茶の時間に参加してるのですか。さすがに分かりますよ」
ドキドキがなかなか収まらなくて、エリオットは誤魔化すようにそっぽを向いた。
本当は、今でもすごく悩んでいる。お茶菓子を買うとき、彼は食べてくれるか、喜んでくれるか。茶葉を買うときも、彼が好きな香りや味を考えてしまう。
最初はなかなかお菓子に手を伸ばしてはこなかった。エリオットは甘いお菓子が好きで、それこそトリュフやタルトが好きだった。けれど彼はそうした物が苦手で、食べてくれない。どうしたら食べてくれるのか、好む物を観察してようやく食べてくれるようになった。
「もう、二年くらい? 僕もすっかり、朝はここでお茶をしないと調子が出ないよ」
そう言うと、オスカルは空になったカップを置いて腰を上げた。彼はいつも、ここでは一杯だけお茶を飲んでいく。
「ごちそうさま。今日も一日よろしくね」
「お粗末様でした」
出て行こうとするオスカルの背中を見ながら、エリオットは少し寂しい気持ちになる。そんなだから、言おうと思っていた事を彼が出て行く寸前まで忘れていた。
「あっ、オスカル!」
「ん? どうしたの?」
「最近、風邪が流行っています。他にも言ってありますが、近衛府でも調子の悪そうな隊員がいたらすぐに医務室に来るよう言ってください。周囲に感染を広げないためにも」
「あぁ、了解。君も気をつけてね」
柔らかな笑みを浮かべて出て行く彼の背中を見ながら、エリオットは小さく溜息をついた。
エリオットは、ファウスト、シウス、クラウル、そしてオスカルと同期入隊だった。地方から来た貧乏騎士の家柄。とてもじゃないが王都の人達に気後れして縮こまっていたエリオットに最初に気づいたのは、オスカルだった。
『君、綺麗な顔してるね。もっと前に出ればいいのに』
そんな事を言って、腕を掴んで引っ張りあげられたあの日の事は今でも忘れない。
あれよあれよと事が動いた。奇天烈なメンバーは徐々に頭角を現して、五年前には団長となった。そんな彼らに水をあけられた。そんな気がして一時は沈んだ。そんなエリオットを浮上させたのも、オスカルだった。
『やりたい事、あるんじゃないの? 駄目だよ、見失ったら』
そう言ってもらえて、ここに来てやりたかった事を思い出した。
戦で死ぬ人が一人でも減るようにしたい。医学を極め、そうした人材を増やしたい。
元より医学を学ぶために王都に来た当時を思い出し、医者に師事し、研究書を読みふけり、師からもお墨付きをもらってようやく陛下に願い出た。
そうして、今がある。今では医学を学びたいと言う隊員も増え、この医療府も賑やかになった。その陰に、少なからずオスカルの力があるのは否めない。
そういう恩は感じてる。けれど個人的には、あまり得意な相手とはいえなかった。何を考えているのか分からない。悪戯ばかりで人を困らせて楽しそうにする彼を見ると、迷惑と感じる事も多かった。自分はそこに巻き込まれたくないと。
けれど、彼に悪戯をされて嫌がる人は不思議といない。その場では怒っても、すぐに許してしまっている。大抵が「まぁ、いつもの事だ」という反応が返ってきて終わってしまう。
疑問だった。けれどその答えは医療府を立ち上げて分かった。彼が悪戯を仕掛ける時は、その人が弱っている時だった。気持ちが落ち込んだ人だったり、入隊したばかりで不安を感じている人だったり。彼なりの、「力を抜いて」というメッセージなんだと、後になって気づいた。
目が離せなくなった。そうしたら、見えてきた物が多くなった。部下を厳しく統率しながらも、よく見ている事が分かった。悩んでいる隊員には余計に声をかけている。時には悪戯をして力を抜かせたり、悩みを聞いたり。
彼なりのスキンシップが、近衛府を円滑にしている。とても器用に立ち回る彼を尊敬するようになった。そうしたら、胸の奥が時々落ち着かなくなった。
二年くらい前から、朝のお茶の時間に彼が参加するようになった。最初は驚いて、次には呆れて、今ではこれが普通。エリオットも、彼が来ないと不安になってしまう。
お茶の時間が楽しくなった。お菓子に茶葉にティーセット。彼が好きそうな物を選ぶようになって、選ぶ事が楽しくて。そうして過ごす時間に安らぎと幸せを感じるようになっている。
甘く音を立てる胸の鼓動に気づいたのは、一年くらい前。目が離せない自分を自覚して、一緒の時間が嬉しくて。これを特別だと気づいた自分に驚いた。
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騎士団の中では、男同士なんて珍しい事ではない。遊びも真剣も含めて、そういう趣味の人は多い。けれど自分が、そこに含まれるとは思わなかった。だから恥ずかしいし、困惑する。好きでも、発展していく事は想像がつかない。
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