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6章:朋友
7話:一日目終了
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見応えのある試合も、空が赤くなる頃に全て終わった。
ファウストは勝ち残ったチームを見て頷く。予想通りの奴らもいれば、意外な奴もいる。だがどれも明日を期待するようなチームだった。
「ランバート達、順調に勝ち残ったね。しかも全部コールドゲームって、凄いよ」
ランバート達のチームの成績を見ると、やはり好成績が記録されている。全ての試合がタイムアップではなくコールドゲーム。これは他のチームでは見られないものだった。
「ランバートにもいい友達ができたんだね。楽しそうだったし」
「そうだな」
呟きながら、ファウストは少し寂しいような気もした。ここ一週間、あまり話していないからだろうか。
だがこれは、ランバートにとっていい機会だ。それに、おそらく自分にとっても。少し距離が近かったから、離れるきっかけにはなっただろう。何より仲間ができる事は好ましい。
「あっ、ファウスト様ちょっと寂しいとか思ってません?」
「そんな事はない」
「終わったら、どこか誘ってはいかがです? 遠乗りでも、買い物でも」
からかうようなウェインの言葉にムキになって睨み付けたファウストは、その後で重く溜息をついた。
「何か問題でも起こりましたか、ファウスト様」
「アシュレーか」
のんびりと近づいてきたアシュレーが、ファウストの険しい表情を見て眉をひそめる。だがそれには苦笑して、ファウストは首を横に振った。
「ゼロスのチームは順当に勝ち上がりましたね。確か、ランバートも一緒でしたか」
「ゼロスは第一師団だったな」
「はい、とても優秀な一年目です。おそらく第一師団の一年目ではトップクラスです」
「珍しいね、アシュレーが高評価つけるなんて。厳しいのに」
とても珍しそうな声で言うウェインの言葉には、正直ファウストも同意だった。
アシュレーは絶対に部下を甘やかさない。よくできた事には褒め、できなければ叱りもせずに評価を下げる。自分で察しろというやつだ。そういう男が評価を高くしているのは珍しい。
「純粋な武力というなら、上の中でしょうか。ですがゼロスは目端が利く。自分と隊を正しく見極め、相手の力を推し量る事ができる。だからといって臆病でもなく、むしろ不敵といいますか、挑戦的です。向上心もあるので、育て甲斐があります」
「前の安息日に手合わせをしたが、いい太刀筋だった。少し硬かったが、今日を見ると少し様子も違ったな。柔軟に動けるようになってきていた」
おそらく他の仲間の影響だろう。彼らはフィールドを使った練習は初日一回しかしていない。だが修練場での練習はほぼ毎日していたようだ。訓練の合間に、刺激されたのだろう。
「おっ、レイバンの奴勝ち残ってるな!」
「グリフィス」
大股で近づいてくるグリフィスが、明日のトーナメント表を見ながら楽しそうに言う。そしてやっぱりファウストの側に来て、試合結果を見て口笛を吹いた。
「なんだあいつ、楽しんでるな」
「レイバンはお前の隊だったな」
「はい。色々問題ある奴ですが、一番面白いんで気に入ってます」
手元にあったレイバンの評価書を見たファウストは、だがそれほどの評価をされていない事に首を傾げる。彼の評価はBマイナスだ。
「成績は悪いのか?」
「素行が少し。悪戯が過ぎるのと、単独行動、あとは遅刻。まぁ、相手や場合を選んでるので、ちょっと説教して終わらせてますがね。それと感情の起伏があって、嫌いな相手は徹底的に嫌いなようです」
「なるほど」
どっかで聞いたような内容だと、ファウストは苦笑した。
「ただ、間違いなくこいつは強いんですよ。動きが予測できないのと、手数が多いのと。型にはめずに好きにさせると途端に動きがトリッキーで。あっ、怪我人とか大丈夫ですか?」
「あぁ、誰も怪我はしていないし、させていない。どうやら加減というのを覚えたようだぞ」
グリフィスが言うとおりの人物なら、おそらくランバートとは馬が合うだろう。あれもそんな様子だ。
「それにしてもさ、凄いよね。ランバート達と当たった第二師団の子に話し聞いたけど、自分たちの居場所が分かってるみたいだったって言ってた」
「それはおそらく、うちのコナンが関わっているのでしょうね」
のんびりとした様子で近づいてきたオリヴァーとウルバスが苦笑している。集まっていた面々は首を傾げて、オリヴァーに種明かしを求めた。
「コナンは目がいいのです。私と同じ目を持っていますよ」
「イーグルアイか」
静かに言うアシュレーに、オリヴァーは静かに頷いた。
第四師団師団長のオリヴァーは、少し特殊な感覚を持っている。本人は目がいいのだと言うが、それよりもずっと鋭い。鷹の目と言われるが、猛禽が高い場所から獲物を見つけるように標的の位置を見つける事ができる。そういう、特殊な能力だ。
「そして、きっと伝令としてうちのトレヴァーが動いてるのでしょう。あれはとにかくスタミナがあって足が速いので」
第三師団師団長ウルバスが、苦笑して言った。
「あいつ、とにかく単純なんで使い勝手がいいと言うか。まぁ、使われてるのでしょうね」
「トレヴァーか」
安息日に手合わせをしたが、緊張で固まっていてとにかく手合わせになっていなかった。だが、確かに真っ直ぐな情熱は感じた。それに決して動きが悪いわけではない。人間性においては一番いいだろう。
「お前みたいな奴だな、ウルバス」
「あぁ、やっぱりそう思う? 俺も正直他人事とは思えなくてさ。思わず親戚か何かかと思ってあいつに聞いたくらいなんですよ」
のほほんとアホな事を言うウルバスは、意外と師団長連中をまとめるのにいい仕事をしている。皆が個性的だからか、ぶつかる事も多い。だが誰も、ウルバスとぶつかる奴がいない。だからこそクッションとなっているし、取りなしも聞く。武力ばかりが集団に必要な能力ではないのだ。
「何にしても、ランバート達は楽しみですね。これがこのまま繋がっていけば、数年後には僕たちみたいな関係になるかもしれないし」
「それは分からないが、確実に今後の隊を引っ張っていくようにはなるだろうな」
「でもまずは、明日の試合が楽しみではありませんか? ねぇ、ファウスト様」
「あぁ」
師団長達が楽しそうに話すのを聞いて、ファウストも素直に頷く。でもその心中は、ほんの僅かな寂しさが薄らぐことなくとどまったままだった。
その夜、ファウストはなんとなく修練場にいた。だが剣を持っているわけではない。手持ち無沙汰なまま、なんとなく座っていた。
思うのは、やはり消えない少し寂しいという気持ちだった。ただそれは無視しようと思えばできるレベル。ルーティンが狂って気持ちが悪いという程度の感覚だった。
だがその背後から聞き慣れた足音が近づいてくるにつれて、この気持ちの悪い感覚は薄らいでいった。
「こんな時間に剣も持たずに、何をしているのですか?」
温かな毛布が背中にかけられる。それで、体が冷えている事に気づいた。
「少し、風に当たっていただけだ」
「悩み事ですか?」
「そうじゃない」
当然のように隣に並んだランバートを見て、気持ちが落ち着いていく。表情も穏やかになる。
「楽しいか?」
不意を突かれたように驚くランバートは、次には楽しげに笑う。その顔を見ると少し複雑だ。こんな顔をこいつはしたのかと。
「楽しいですよ。みな、気のいい奴らです」
「そうみたいだな。バランスもいいんだろ?」
「どうでしょう。正直それぞれ主張が激しいので、拗れると面倒だと思います。ただ、ゼロスがまとめる力があるので」
「レイバンとは、いい仲間だろ」
「ですね。でも、だからこそぶつかりそうな時もありますよ」
なんだか妙だ、胸の奥がザワザワする。こいつの自立を願ったはずだし、仲間や友人ができる事を賛同しているはずだ。なのに、何かが引っかかっている。
「ファウスト様、俺が頑張ったらご褒美くださいよ」
「ご褒美?」
自分の考えに引き込まれて話を聞いていなかったファウストは、突然の言葉に目を丸くする。ランバートは実に楽しそうな顔で、不敵に笑っていた。
「明日の試合、俺たちのチームが一番になったらどこか行きませんか?」
「大きく出たな。残ってる奴らは、どこも強いぞ」
八チーム残っているが、それはどこも強い。こいつらだって簡単じゃないはずだ。
それでもランバートの笑みは揺らがない。確かな自信に満ちた瞳だ。
「強いのは分かっています。簡単じゃないのも。それに、俺一人の力ではこのゲームは勝てない事も。でも、だからこそ一位は価値がありますよ」
ファウストは少し考えて、静かに笑った。そして、この話に頷いていた。
「じゃあ、明日はしっかりやらないと。そういうことで、寝ますね」
「あぁ、しっかり休め」
遠ざかって行く背中を見て、ファウストは苦笑する。
心中を見透かされたのかもしれない。いいようのない違和感や落ち着かないものを感じ取ったのかもしれない。あいつは、そういうことに敏感だから。
「俺もまだまだだな」
苦笑して、それでも心が穏やかになり笑えるようになった。それは事実で変えようがない。こればかりは認めるより他に無いと、ファウストも諦めた。
ファウストは勝ち残ったチームを見て頷く。予想通りの奴らもいれば、意外な奴もいる。だがどれも明日を期待するようなチームだった。
「ランバート達、順調に勝ち残ったね。しかも全部コールドゲームって、凄いよ」
ランバート達のチームの成績を見ると、やはり好成績が記録されている。全ての試合がタイムアップではなくコールドゲーム。これは他のチームでは見られないものだった。
「ランバートにもいい友達ができたんだね。楽しそうだったし」
「そうだな」
呟きながら、ファウストは少し寂しいような気もした。ここ一週間、あまり話していないからだろうか。
だがこれは、ランバートにとっていい機会だ。それに、おそらく自分にとっても。少し距離が近かったから、離れるきっかけにはなっただろう。何より仲間ができる事は好ましい。
「あっ、ファウスト様ちょっと寂しいとか思ってません?」
「そんな事はない」
「終わったら、どこか誘ってはいかがです? 遠乗りでも、買い物でも」
からかうようなウェインの言葉にムキになって睨み付けたファウストは、その後で重く溜息をついた。
「何か問題でも起こりましたか、ファウスト様」
「アシュレーか」
のんびりと近づいてきたアシュレーが、ファウストの険しい表情を見て眉をひそめる。だがそれには苦笑して、ファウストは首を横に振った。
「ゼロスのチームは順当に勝ち上がりましたね。確か、ランバートも一緒でしたか」
「ゼロスは第一師団だったな」
「はい、とても優秀な一年目です。おそらく第一師団の一年目ではトップクラスです」
「珍しいね、アシュレーが高評価つけるなんて。厳しいのに」
とても珍しそうな声で言うウェインの言葉には、正直ファウストも同意だった。
アシュレーは絶対に部下を甘やかさない。よくできた事には褒め、できなければ叱りもせずに評価を下げる。自分で察しろというやつだ。そういう男が評価を高くしているのは珍しい。
「純粋な武力というなら、上の中でしょうか。ですがゼロスは目端が利く。自分と隊を正しく見極め、相手の力を推し量る事ができる。だからといって臆病でもなく、むしろ不敵といいますか、挑戦的です。向上心もあるので、育て甲斐があります」
「前の安息日に手合わせをしたが、いい太刀筋だった。少し硬かったが、今日を見ると少し様子も違ったな。柔軟に動けるようになってきていた」
おそらく他の仲間の影響だろう。彼らはフィールドを使った練習は初日一回しかしていない。だが修練場での練習はほぼ毎日していたようだ。訓練の合間に、刺激されたのだろう。
「おっ、レイバンの奴勝ち残ってるな!」
「グリフィス」
大股で近づいてくるグリフィスが、明日のトーナメント表を見ながら楽しそうに言う。そしてやっぱりファウストの側に来て、試合結果を見て口笛を吹いた。
「なんだあいつ、楽しんでるな」
「レイバンはお前の隊だったな」
「はい。色々問題ある奴ですが、一番面白いんで気に入ってます」
手元にあったレイバンの評価書を見たファウストは、だがそれほどの評価をされていない事に首を傾げる。彼の評価はBマイナスだ。
「成績は悪いのか?」
「素行が少し。悪戯が過ぎるのと、単独行動、あとは遅刻。まぁ、相手や場合を選んでるので、ちょっと説教して終わらせてますがね。それと感情の起伏があって、嫌いな相手は徹底的に嫌いなようです」
「なるほど」
どっかで聞いたような内容だと、ファウストは苦笑した。
「ただ、間違いなくこいつは強いんですよ。動きが予測できないのと、手数が多いのと。型にはめずに好きにさせると途端に動きがトリッキーで。あっ、怪我人とか大丈夫ですか?」
「あぁ、誰も怪我はしていないし、させていない。どうやら加減というのを覚えたようだぞ」
グリフィスが言うとおりの人物なら、おそらくランバートとは馬が合うだろう。あれもそんな様子だ。
「それにしてもさ、凄いよね。ランバート達と当たった第二師団の子に話し聞いたけど、自分たちの居場所が分かってるみたいだったって言ってた」
「それはおそらく、うちのコナンが関わっているのでしょうね」
のんびりとした様子で近づいてきたオリヴァーとウルバスが苦笑している。集まっていた面々は首を傾げて、オリヴァーに種明かしを求めた。
「コナンは目がいいのです。私と同じ目を持っていますよ」
「イーグルアイか」
静かに言うアシュレーに、オリヴァーは静かに頷いた。
第四師団師団長のオリヴァーは、少し特殊な感覚を持っている。本人は目がいいのだと言うが、それよりもずっと鋭い。鷹の目と言われるが、猛禽が高い場所から獲物を見つけるように標的の位置を見つける事ができる。そういう、特殊な能力だ。
「そして、きっと伝令としてうちのトレヴァーが動いてるのでしょう。あれはとにかくスタミナがあって足が速いので」
第三師団師団長ウルバスが、苦笑して言った。
「あいつ、とにかく単純なんで使い勝手がいいと言うか。まぁ、使われてるのでしょうね」
「トレヴァーか」
安息日に手合わせをしたが、緊張で固まっていてとにかく手合わせになっていなかった。だが、確かに真っ直ぐな情熱は感じた。それに決して動きが悪いわけではない。人間性においては一番いいだろう。
「お前みたいな奴だな、ウルバス」
「あぁ、やっぱりそう思う? 俺も正直他人事とは思えなくてさ。思わず親戚か何かかと思ってあいつに聞いたくらいなんですよ」
のほほんとアホな事を言うウルバスは、意外と師団長連中をまとめるのにいい仕事をしている。皆が個性的だからか、ぶつかる事も多い。だが誰も、ウルバスとぶつかる奴がいない。だからこそクッションとなっているし、取りなしも聞く。武力ばかりが集団に必要な能力ではないのだ。
「何にしても、ランバート達は楽しみですね。これがこのまま繋がっていけば、数年後には僕たちみたいな関係になるかもしれないし」
「それは分からないが、確実に今後の隊を引っ張っていくようにはなるだろうな」
「でもまずは、明日の試合が楽しみではありませんか? ねぇ、ファウスト様」
「あぁ」
師団長達が楽しそうに話すのを聞いて、ファウストも素直に頷く。でもその心中は、ほんの僅かな寂しさが薄らぐことなくとどまったままだった。
その夜、ファウストはなんとなく修練場にいた。だが剣を持っているわけではない。手持ち無沙汰なまま、なんとなく座っていた。
思うのは、やはり消えない少し寂しいという気持ちだった。ただそれは無視しようと思えばできるレベル。ルーティンが狂って気持ちが悪いという程度の感覚だった。
だがその背後から聞き慣れた足音が近づいてくるにつれて、この気持ちの悪い感覚は薄らいでいった。
「こんな時間に剣も持たずに、何をしているのですか?」
温かな毛布が背中にかけられる。それで、体が冷えている事に気づいた。
「少し、風に当たっていただけだ」
「悩み事ですか?」
「そうじゃない」
当然のように隣に並んだランバートを見て、気持ちが落ち着いていく。表情も穏やかになる。
「楽しいか?」
不意を突かれたように驚くランバートは、次には楽しげに笑う。その顔を見ると少し複雑だ。こんな顔をこいつはしたのかと。
「楽しいですよ。みな、気のいい奴らです」
「そうみたいだな。バランスもいいんだろ?」
「どうでしょう。正直それぞれ主張が激しいので、拗れると面倒だと思います。ただ、ゼロスがまとめる力があるので」
「レイバンとは、いい仲間だろ」
「ですね。でも、だからこそぶつかりそうな時もありますよ」
なんだか妙だ、胸の奥がザワザワする。こいつの自立を願ったはずだし、仲間や友人ができる事を賛同しているはずだ。なのに、何かが引っかかっている。
「ファウスト様、俺が頑張ったらご褒美くださいよ」
「ご褒美?」
自分の考えに引き込まれて話を聞いていなかったファウストは、突然の言葉に目を丸くする。ランバートは実に楽しそうな顔で、不敵に笑っていた。
「明日の試合、俺たちのチームが一番になったらどこか行きませんか?」
「大きく出たな。残ってる奴らは、どこも強いぞ」
八チーム残っているが、それはどこも強い。こいつらだって簡単じゃないはずだ。
それでもランバートの笑みは揺らがない。確かな自信に満ちた瞳だ。
「強いのは分かっています。簡単じゃないのも。それに、俺一人の力ではこのゲームは勝てない事も。でも、だからこそ一位は価値がありますよ」
ファウストは少し考えて、静かに笑った。そして、この話に頷いていた。
「じゃあ、明日はしっかりやらないと。そういうことで、寝ますね」
「あぁ、しっかり休め」
遠ざかって行く背中を見て、ファウストは苦笑する。
心中を見透かされたのかもしれない。いいようのない違和感や落ち着かないものを感じ取ったのかもしれない。あいつは、そういうことに敏感だから。
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