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第二話
男友達ができました!!!
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うん。やっちゃったよね。勢いに任せて暴れたのは、火龍の時以来かな。領地を干上がらせていたから、ブチギレて尻尾切っちゃって以来だよ。
ギャンブルを取り仕切る顔役さんのお爺さんたちを黙らせたのはやりすぎだったなぁ~だけど、メムのことを物扱いするのがダメなんだよ。
「ご主人様~メムは嬉しいです」
先ほどから、メムがフェロモンムンムンでスリスリと頬を擦り寄せている。まぁ夢魔としてメチャクチャ可愛いから嫌ではないんだけど、たくさんの人たちに見られながらは恥ずかしいかな。
「いっ、意外にやるじゃない」
ジーバは来た時とは違って、何やらオドオドとしながら、私に視線を向けては頬を染めています。まぁ、綺麗な女性に向けられる視線としては悪くないですね。
それにしても地下会合の雰囲気は一変してしまった。
先ほどまで私を値踏みしていた視線や、敵意を感じさせる態度は消え去り、代わりに全員が好意的で、どこか親しみを感じさせる空気に変わってくれたのは楽でいいね。
「フライ・エルトール殿、お若いのに見事な腕前じゃった。さぁ、こちらへどうぞ。ぜひ上座にお座りください」
先ほどまで威圧感を放っていた頭に傷のあるオジさん。名前をオルバスさんが、深々と頭を下げて言った。
周囲の顔役たちも次々と口々に賛辞を述べながら、私をテーブルの上座へと案内します。
「まぁみんなが言うなら座らせてもらうよ」
私は少し困惑しながらも、椅子に腰を下ろしました。メムとシーバは、私の両脇に控えて、じっと周囲を警戒しているのがわかる。
二人とも、本来は強い種族に分類される。
夢魔族のメムが持つ魅力の魔力は人を支配する。
精霊族のシーバが持つ精霊魔法は強力で属性魔法とは異なる理から、魔力が使われることで強力な魔法を生み出す。
「フライ殿、これはワシらの失礼をお詫びする証です。どうかお納めください」
一人の顔役が、金の縁取りが施された豪華な杯を差し出した。その中にはキラキラと輝く琥珀色の液体が注がれている。
「ありがとうございます。でも、僕は酒は強くないんですよ。代わりに、メムとシーバに飲ませてあげてください」
「ほう、それではこちらのお嬢さん方に……」
周囲の視線が二人に集まる。メムは少し怯えたように身を縮めるが、シーバは毅然とした態度でその場に立っている。
「ご主人様、それはボクたちが飲んでもいいのですか?」
「もちろんだよ、メム。これは君たちがここで一緒にいる証みたいなものだ。安心して楽しんでくれていい」
私の言葉に、メムの頬が少し赤く染まり、杯を受け取る。シーバも黙ってそれに倣った。
「フライ殿、この場にいる者たちは、それぞれの地で一目置かれる者ばかりです。顔を知っておいて損はありませんぞ」
最初に声を上げたのは、頭に角を持つ鬼族のオルバスだった。角には細かい装飾が施されており、厳めしい顔立ちと相まって、迫力がある。
「私は鬼族のオルバス。主に東方で交易を取り仕切っております。ところで、そちらの夢魔族のお嬢さん、うちのが気にかけておったから助けたかっただけなんですわ」
オルバスの隣に控えていたのは、妖艶な笑みを浮かべた夢魔族の女性だった。彼女はメムに優しく微笑みかける。どうやら売れと言っていたのは穏便に済ませる話だったようだ。
「あなたのような若い夢魔族が、大変だったわね。でも、いいご主人に出会えたようね」
「は、はいなのです!」
メムは緊張しながらも小さく頷いた。その様子を見て、私は彼女の肩に手を置き、安心させるように軽く叩いた。
「続いては……」
顔役たちは次々に自己紹介を始めた。長身のエルフ族、岩のように頑丈なドワーフ族、そして翡翠のように美しい瞳を持つ半竜族の女性など、それぞれの種族が持つ個性が際立っている。
「フライ殿、この娘たちの美しさには心を奪われるでしょう」
ドワーフ族の男が笑いながら、自らの連れである女性を紹介する。彼女は小柄でありながらも、エネルギッシュなオーラを放っていた。
「いやいや、僕は十分に目の保養をさせてもらっています。それよりも、僕にはメムとシーバがいますから」
私はあえて周囲の紹介を軽く流し、メムとシーバの方に視線を向けた。
「メム、さっきのお酒、美味しかった?」
「は、はいなのです! すごく美味しかったのです!」
「よかった。シーバも、何か飲みたいものがあれば言ってくれよ」
「……これで十分よ」
シーバは控えめながらも杯を持ち上げ、少しだけ微笑んでみせた。その姿を見て、私は思わず目を細めてしまう。
「僕はね、自分の大切な人になったら、とことん大切にするたちなんだ。どんなに周りが賑やかでも、僕にとって一番輝いているのは君たちだからね」
私がそう言うと、メムは恥ずかしそうに顔を赤くし、シーバは耳を少し動かしながら照れ隠しのように視線を逸らした。
「フライ殿、今後は、フェル後継者として、どうぞ我々とも良い関係を築けることを願っておりますぞ」
頭に傷のある男がそう言って杯を掲げた。周囲の顔役たちもそれに倣い、一斉に乾杯の声が上がる。
「ええ、僕も皆さんと仲良くさせてもらいますよ。ただし、僕の大切な人たちを尊重していただけるならね」
私の言葉に、一瞬の沈黙が流れた後、全員が笑い声を上げた。その笑い声には、先ほどまでの緊張感はなく、どこか和やかな雰囲気が漂っていた。
こうして私は、少し奇妙な形ではあるが、各国の顔役さんたちと仲良くなることができた。これでどこに行ってもギャンブルがやりたい放題だね。
そして、先ほど一番最初にぶっ飛ばした大男君が私の前に来ました。
「フライの兄貴! あっしは、バクザン。今後は同じ後継者として、どうぞよしなに!」
「いや、僕は兄貴じゃないけど、バクザンさんの方が年上だよね?」
「クク、鬼人族は強い者を尊敬します。あっしは初めて負けやした。だから、フライの兄貴のことを兄貴と呼ばせてくだせえ」
頼られたら断れないよね。相手が認めてくれたなら、私も相手を認めましょう。
「わかったよ。よろしく、バクザン。僕はフライ・エルトールだ。平凡で道楽貴族だから、あまり期待しないでね」
「フライの兄貴が平凡なら、あっしは落ちこぼれですよ。ガハハ一から出直します!」
「うん。一緒に頑張ろうね」
よくわからないけど、友人ができたのは嬉しいね。
ギャンブルを取り仕切る顔役さんのお爺さんたちを黙らせたのはやりすぎだったなぁ~だけど、メムのことを物扱いするのがダメなんだよ。
「ご主人様~メムは嬉しいです」
先ほどから、メムがフェロモンムンムンでスリスリと頬を擦り寄せている。まぁ夢魔としてメチャクチャ可愛いから嫌ではないんだけど、たくさんの人たちに見られながらは恥ずかしいかな。
「いっ、意外にやるじゃない」
ジーバは来た時とは違って、何やらオドオドとしながら、私に視線を向けては頬を染めています。まぁ、綺麗な女性に向けられる視線としては悪くないですね。
それにしても地下会合の雰囲気は一変してしまった。
先ほどまで私を値踏みしていた視線や、敵意を感じさせる態度は消え去り、代わりに全員が好意的で、どこか親しみを感じさせる空気に変わってくれたのは楽でいいね。
「フライ・エルトール殿、お若いのに見事な腕前じゃった。さぁ、こちらへどうぞ。ぜひ上座にお座りください」
先ほどまで威圧感を放っていた頭に傷のあるオジさん。名前をオルバスさんが、深々と頭を下げて言った。
周囲の顔役たちも次々と口々に賛辞を述べながら、私をテーブルの上座へと案内します。
「まぁみんなが言うなら座らせてもらうよ」
私は少し困惑しながらも、椅子に腰を下ろしました。メムとシーバは、私の両脇に控えて、じっと周囲を警戒しているのがわかる。
二人とも、本来は強い種族に分類される。
夢魔族のメムが持つ魅力の魔力は人を支配する。
精霊族のシーバが持つ精霊魔法は強力で属性魔法とは異なる理から、魔力が使われることで強力な魔法を生み出す。
「フライ殿、これはワシらの失礼をお詫びする証です。どうかお納めください」
一人の顔役が、金の縁取りが施された豪華な杯を差し出した。その中にはキラキラと輝く琥珀色の液体が注がれている。
「ありがとうございます。でも、僕は酒は強くないんですよ。代わりに、メムとシーバに飲ませてあげてください」
「ほう、それではこちらのお嬢さん方に……」
周囲の視線が二人に集まる。メムは少し怯えたように身を縮めるが、シーバは毅然とした態度でその場に立っている。
「ご主人様、それはボクたちが飲んでもいいのですか?」
「もちろんだよ、メム。これは君たちがここで一緒にいる証みたいなものだ。安心して楽しんでくれていい」
私の言葉に、メムの頬が少し赤く染まり、杯を受け取る。シーバも黙ってそれに倣った。
「フライ殿、この場にいる者たちは、それぞれの地で一目置かれる者ばかりです。顔を知っておいて損はありませんぞ」
最初に声を上げたのは、頭に角を持つ鬼族のオルバスだった。角には細かい装飾が施されており、厳めしい顔立ちと相まって、迫力がある。
「私は鬼族のオルバス。主に東方で交易を取り仕切っております。ところで、そちらの夢魔族のお嬢さん、うちのが気にかけておったから助けたかっただけなんですわ」
オルバスの隣に控えていたのは、妖艶な笑みを浮かべた夢魔族の女性だった。彼女はメムに優しく微笑みかける。どうやら売れと言っていたのは穏便に済ませる話だったようだ。
「あなたのような若い夢魔族が、大変だったわね。でも、いいご主人に出会えたようね」
「は、はいなのです!」
メムは緊張しながらも小さく頷いた。その様子を見て、私は彼女の肩に手を置き、安心させるように軽く叩いた。
「続いては……」
顔役たちは次々に自己紹介を始めた。長身のエルフ族、岩のように頑丈なドワーフ族、そして翡翠のように美しい瞳を持つ半竜族の女性など、それぞれの種族が持つ個性が際立っている。
「フライ殿、この娘たちの美しさには心を奪われるでしょう」
ドワーフ族の男が笑いながら、自らの連れである女性を紹介する。彼女は小柄でありながらも、エネルギッシュなオーラを放っていた。
「いやいや、僕は十分に目の保養をさせてもらっています。それよりも、僕にはメムとシーバがいますから」
私はあえて周囲の紹介を軽く流し、メムとシーバの方に視線を向けた。
「メム、さっきのお酒、美味しかった?」
「は、はいなのです! すごく美味しかったのです!」
「よかった。シーバも、何か飲みたいものがあれば言ってくれよ」
「……これで十分よ」
シーバは控えめながらも杯を持ち上げ、少しだけ微笑んでみせた。その姿を見て、私は思わず目を細めてしまう。
「僕はね、自分の大切な人になったら、とことん大切にするたちなんだ。どんなに周りが賑やかでも、僕にとって一番輝いているのは君たちだからね」
私がそう言うと、メムは恥ずかしそうに顔を赤くし、シーバは耳を少し動かしながら照れ隠しのように視線を逸らした。
「フライ殿、今後は、フェル後継者として、どうぞ我々とも良い関係を築けることを願っておりますぞ」
頭に傷のある男がそう言って杯を掲げた。周囲の顔役たちもそれに倣い、一斉に乾杯の声が上がる。
「ええ、僕も皆さんと仲良くさせてもらいますよ。ただし、僕の大切な人たちを尊重していただけるならね」
私の言葉に、一瞬の沈黙が流れた後、全員が笑い声を上げた。その笑い声には、先ほどまでの緊張感はなく、どこか和やかな雰囲気が漂っていた。
こうして私は、少し奇妙な形ではあるが、各国の顔役さんたちと仲良くなることができた。これでどこに行ってもギャンブルがやりたい放題だね。
そして、先ほど一番最初にぶっ飛ばした大男君が私の前に来ました。
「フライの兄貴! あっしは、バクザン。今後は同じ後継者として、どうぞよしなに!」
「いや、僕は兄貴じゃないけど、バクザンさんの方が年上だよね?」
「クク、鬼人族は強い者を尊敬します。あっしは初めて負けやした。だから、フライの兄貴のことを兄貴と呼ばせてくだせえ」
頼られたら断れないよね。相手が認めてくれたなら、私も相手を認めましょう。
「わかったよ。よろしく、バクザン。僕はフライ・エルトールだ。平凡で道楽貴族だから、あまり期待しないでね」
「フライの兄貴が平凡なら、あっしは落ちこぼれですよ。ガハハ一から出直します!」
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よくわからないけど、友人ができたのは嬉しいね。
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