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狭間の断罪
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僕は、固有スキルを発動した直後にガクンと倒れ込んだパーレンヴィアを優しく抱きかかえた。その直後、王太子殿下とパーレンヴィアの婚姻の儀について打ち合わせをしていた国王陛下夫妻とハザンテール公爵夫妻、そして、宰相と騎士団長がそれぞれのその夫人を伴い会場に駆け込んできた。警備の者が急いで呼んだのだろう。王太子殿下と側近候補達3人は、自分に何が起こっているのか混乱し唖然・茫然としながら周りを見回している。第3王女殿下は・・・・。
「何?何が起こったというの?!!!」
自分の身に何か起こったことは分かったようだ。そう、パーレンヴィアのもつ特殊な固有スキルとは、彼女の指定した魔法やスキルをひとつだけこの世界から消滅できると言うものだ。パーレンヴィアと似たような特殊な固有スキルを持つ僕は、その代償が普通とは違うことを知っている。だから、彼女がそれを使うと決めたとき、僕も心を決めた。パーレンヴィアを失うなど考えられない。だから、彼女が術を発動してすぐに僕も自分の持つ固有スキルを発動した。
「何があった?」
国王陛下は、僕に抱きかかえられピクリとも動かないパーレンヴィアを凝視している。
「パ、パーレンヴィア?パーレンヴィア!!!」
彼女の母、公爵夫人は僕の腕の中にいるパーレンヴィアにすがり、必死に呼びかけている。
「何故、我が娘は倒れている?説明してくれるか、ハルクール」
静かに問いかける公爵の声は震え、顔色は青いを通り越し、絶望を滲ませていた。僕の固有スキルは、パーレンヴィアのとは違い、術が完成するまでには少し時間が掛かる。今はその狭間の時間だ。術が発動すれば意味もなくなるが、彼らの犯した罪を明らかすれば、少しは溜飲が下るだろうか。
「王太子殿下とその側近候補達は、第3王女殿下の魅了魔法に掛かっていました」
信じられないように国王陛下たちは4人を凝視した。学園内のことは簡単に外へ漏れることはないが、これほど重大なことを隠蔽した学園側の責任追及は免れないだろう、この狭間の時間でなければ。
「嘘、嘘だ!」
「そんな、そんなわけが・・・・ない」
「私が、そんなものに・・・・か、かかるわけが・・・・」
「ハレは、いえ、ハレスヤナリー殿下はかかっていないと・・・・」
周りの卒業生達からは「あれで?」「気付いてないとか、あるか?」「うわー」「自覚なし?」「怖いな」とぼそぼそ言い合っている。
「証拠ならありますよ」
僕は学園中に配置された音声の魔道具から決定的な部分を再生した。
『オスナール、貴方ほどの人ならそんなに警戒しなくとも、わたくしの魅了くらい跳ね返せるのではなくて?魔道具なんて必要かしら?』
『まあ、そうでしょうね。ですが、これは国王陛下より賜った物ですから、外せません』
『あら、自信がなくていらっしゃるのね』
『そんなことは!こんな物なくとも貴女の魅了に掛かるような私ではありません!』
『口では何とでも言えましてよ?それを証明して見せてくださいな』
『もちろんですとも!・・・・・・・・どうです。貴女の意のままにはなりませんよ』
『まあ、本当に!素晴らしいですわ。流石はオスナールね』
『もういいでしょう?』
『ええ。フフ。わたくし、魅了に掛からない貴方と仲良くしたいわ』
『もちろんですとも。ハレスヤナリー王女殿下』
『ハレと呼ぶことを許しますわ。これが許可の証よ。ちゅ』
「そんな、そんな。やめ、やめてくれ・・・・」
「なんと短慮な・・・・。オスナール失望したよ」
「ち、ち父上・・・・」
『貴方ほどの人でもわたくしの魅了は怖いのね』
『怖くはない!』
『では何故、魔道具を?』
『これは・・・・』
『いいんですのよ。それが護っているからわたくしと話してくださるのですもの。ね?』
『違う!護ってもらってなどいない。陛下より賜った物だから身に着けているだけだ』
『そういうことにしておきましょう』
『違う!見ていろよ!・・・・・・どうだ!魅了などされていない』
『本当ですわね、ギラハルム。勇敢な貴方にはご褒美ご必要ではないかしら?フフ。ちゅ』
「あ、ああああああああああぁぁぁぁ」
「ぐぅっっっ!お前という奴は!!!」
ドガッ。
「これで済むと思うなよ!!!!」
『何の用ですか?私は忙しい』
『そんなことおっしゃらないで。わたくしをもてなすのも公爵令息の貴方のお仕事ではなくて?』
『それは、そうですが』
『わたくし、貴方ほどの魔力の持ち主にお会いするのはとっても久し振りで、ワクワクしてますのよ』
『確かに私の魔力量は義父に匹敵すると自負してますよ。ですが、それで何故貴女がワクワクするのでしょうか?』
『だってそうでしょう?貴方ほどの魔力の持ち主なら、わたくしの魅了など効きませんもの。そのような方、滅多にはおりませんけど』
『魅了が魔力量によっては効かないなど初耳ですが、であれば、私にこれは不要。他の低能な奴らとは違う』
『ええ。外してもどうにもなりませんわ』
『・・・・・・・何も変わらないな』
『当然ですわ。貴方は選ばれた方なのですから。そうでしょう、キーレンギルム』
『ええ。貴女に忠誠を』
『受け取りましょう。ちゅ』
「止めろ!止めないか!!!」
『ヴィンザルク殿下』
『このようなところに押しかけて来るとは、どう言うつもりですか?ハレスヤナリー王女』
『嫌ですわ、そんな怖い顔をなさらないで?わたくし、こちらにいらっしゃる殿下の側近候補の方々と懇意にしておりますのよ』
『何が目的ですか?』
『皆様優秀でらっしゃるし、わたくしの魅了の影響も受けないんですもの。ねぇ?』
『そうだな』
『ええ。当然ですね』
『フン。掛かるわけないでしょう』
『自国ではそんな方、どなたも居ませんでしたの。ですから、とても新鮮ですのよ。こんなに稀有な側近候補の方をお持ちのヴィンザルク殿下もきっとわたくしの魅了には掛かってくださらないのでしょうね?王族ですもの、耐性もお持ちでしょう?』
『当たり前のことを』
『フフ。もちろん、信じておりますわ』
『・・・・・・・・・・・・。私は王族、いや、王太子だからな。こんな物などなくてもつまらん魔術にやられることはない』
『ええ。その魔術具、わたくしにくださいませ?』
『こんな物でよければ。後日、宝物庫から貴女に相応しい物を贈ろう』
『ありがとう存じます。では、お礼はこれで。ちゅ』
「私には耐性が!魅了などには断じて断じて掛かってなどいない」
ヒステリックに騒ぎ始めた王太子殿下や頭を抱える宰相子息や公爵令息。親に殴られ、更に自ら拳を床に打ち付ける騎士団長の子息。息子の失態に怒り狂う父親と泣きながら罵倒する母達。混沌とした中で、ひとり静かにハザンテール公爵は僕に問いかけた。
「そんなことはどうでもいい。今更、殿下方が魅了に掛かっていようと居まいと、知ったことではない。キーレンギルムは、養子縁組の破棄をするしな。ハルクール、パーレンヴィアは、パーレンヴィアは、何故このような姿になったのだ?」
「パールは、・・・・殿下に婚約破棄を告げられた後、この国のため固有スキルを使いました」
「ハルクールよ。その方はパーレンヴィアの固有スキルを知っておるのか?代償は・・・・その命か」
「はい。この茶番もそろそろ終わりにしましょう。術が完成したようです。僕の固有スキルが発動しますから」
「その方の固有スキル?」
「ああ、ほら。どうやらここまでのようです」
その間にも僕の固有スキルが発動し、全てが溶けるように曖昧になっていった。
「何?何が起こったというの?!!!」
自分の身に何か起こったことは分かったようだ。そう、パーレンヴィアのもつ特殊な固有スキルとは、彼女の指定した魔法やスキルをひとつだけこの世界から消滅できると言うものだ。パーレンヴィアと似たような特殊な固有スキルを持つ僕は、その代償が普通とは違うことを知っている。だから、彼女がそれを使うと決めたとき、僕も心を決めた。パーレンヴィアを失うなど考えられない。だから、彼女が術を発動してすぐに僕も自分の持つ固有スキルを発動した。
「何があった?」
国王陛下は、僕に抱きかかえられピクリとも動かないパーレンヴィアを凝視している。
「パ、パーレンヴィア?パーレンヴィア!!!」
彼女の母、公爵夫人は僕の腕の中にいるパーレンヴィアにすがり、必死に呼びかけている。
「何故、我が娘は倒れている?説明してくれるか、ハルクール」
静かに問いかける公爵の声は震え、顔色は青いを通り越し、絶望を滲ませていた。僕の固有スキルは、パーレンヴィアのとは違い、術が完成するまでには少し時間が掛かる。今はその狭間の時間だ。術が発動すれば意味もなくなるが、彼らの犯した罪を明らかすれば、少しは溜飲が下るだろうか。
「王太子殿下とその側近候補達は、第3王女殿下の魅了魔法に掛かっていました」
信じられないように国王陛下たちは4人を凝視した。学園内のことは簡単に外へ漏れることはないが、これほど重大なことを隠蔽した学園側の責任追及は免れないだろう、この狭間の時間でなければ。
「嘘、嘘だ!」
「そんな、そんなわけが・・・・ない」
「私が、そんなものに・・・・か、かかるわけが・・・・」
「ハレは、いえ、ハレスヤナリー殿下はかかっていないと・・・・」
周りの卒業生達からは「あれで?」「気付いてないとか、あるか?」「うわー」「自覚なし?」「怖いな」とぼそぼそ言い合っている。
「証拠ならありますよ」
僕は学園中に配置された音声の魔道具から決定的な部分を再生した。
『オスナール、貴方ほどの人ならそんなに警戒しなくとも、わたくしの魅了くらい跳ね返せるのではなくて?魔道具なんて必要かしら?』
『まあ、そうでしょうね。ですが、これは国王陛下より賜った物ですから、外せません』
『あら、自信がなくていらっしゃるのね』
『そんなことは!こんな物なくとも貴女の魅了に掛かるような私ではありません!』
『口では何とでも言えましてよ?それを証明して見せてくださいな』
『もちろんですとも!・・・・・・・・どうです。貴女の意のままにはなりませんよ』
『まあ、本当に!素晴らしいですわ。流石はオスナールね』
『もういいでしょう?』
『ええ。フフ。わたくし、魅了に掛からない貴方と仲良くしたいわ』
『もちろんですとも。ハレスヤナリー王女殿下』
『ハレと呼ぶことを許しますわ。これが許可の証よ。ちゅ』
「そんな、そんな。やめ、やめてくれ・・・・」
「なんと短慮な・・・・。オスナール失望したよ」
「ち、ち父上・・・・」
『貴方ほどの人でもわたくしの魅了は怖いのね』
『怖くはない!』
『では何故、魔道具を?』
『これは・・・・』
『いいんですのよ。それが護っているからわたくしと話してくださるのですもの。ね?』
『違う!護ってもらってなどいない。陛下より賜った物だから身に着けているだけだ』
『そういうことにしておきましょう』
『違う!見ていろよ!・・・・・・どうだ!魅了などされていない』
『本当ですわね、ギラハルム。勇敢な貴方にはご褒美ご必要ではないかしら?フフ。ちゅ』
「あ、ああああああああああぁぁぁぁ」
「ぐぅっっっ!お前という奴は!!!」
ドガッ。
「これで済むと思うなよ!!!!」
『何の用ですか?私は忙しい』
『そんなことおっしゃらないで。わたくしをもてなすのも公爵令息の貴方のお仕事ではなくて?』
『それは、そうですが』
『わたくし、貴方ほどの魔力の持ち主にお会いするのはとっても久し振りで、ワクワクしてますのよ』
『確かに私の魔力量は義父に匹敵すると自負してますよ。ですが、それで何故貴女がワクワクするのでしょうか?』
『だってそうでしょう?貴方ほどの魔力の持ち主なら、わたくしの魅了など効きませんもの。そのような方、滅多にはおりませんけど』
『魅了が魔力量によっては効かないなど初耳ですが、であれば、私にこれは不要。他の低能な奴らとは違う』
『ええ。外してもどうにもなりませんわ』
『・・・・・・・何も変わらないな』
『当然ですわ。貴方は選ばれた方なのですから。そうでしょう、キーレンギルム』
『ええ。貴女に忠誠を』
『受け取りましょう。ちゅ』
「止めろ!止めないか!!!」
『ヴィンザルク殿下』
『このようなところに押しかけて来るとは、どう言うつもりですか?ハレスヤナリー王女』
『嫌ですわ、そんな怖い顔をなさらないで?わたくし、こちらにいらっしゃる殿下の側近候補の方々と懇意にしておりますのよ』
『何が目的ですか?』
『皆様優秀でらっしゃるし、わたくしの魅了の影響も受けないんですもの。ねぇ?』
『そうだな』
『ええ。当然ですね』
『フン。掛かるわけないでしょう』
『自国ではそんな方、どなたも居ませんでしたの。ですから、とても新鮮ですのよ。こんなに稀有な側近候補の方をお持ちのヴィンザルク殿下もきっとわたくしの魅了には掛かってくださらないのでしょうね?王族ですもの、耐性もお持ちでしょう?』
『当たり前のことを』
『フフ。もちろん、信じておりますわ』
『・・・・・・・・・・・・。私は王族、いや、王太子だからな。こんな物などなくてもつまらん魔術にやられることはない』
『ええ。その魔術具、わたくしにくださいませ?』
『こんな物でよければ。後日、宝物庫から貴女に相応しい物を贈ろう』
『ありがとう存じます。では、お礼はこれで。ちゅ』
「私には耐性が!魅了などには断じて断じて掛かってなどいない」
ヒステリックに騒ぎ始めた王太子殿下や頭を抱える宰相子息や公爵令息。親に殴られ、更に自ら拳を床に打ち付ける騎士団長の子息。息子の失態に怒り狂う父親と泣きながら罵倒する母達。混沌とした中で、ひとり静かにハザンテール公爵は僕に問いかけた。
「そんなことはどうでもいい。今更、殿下方が魅了に掛かっていようと居まいと、知ったことではない。キーレンギルムは、養子縁組の破棄をするしな。ハルクール、パーレンヴィアは、パーレンヴィアは、何故このような姿になったのだ?」
「パールは、・・・・殿下に婚約破棄を告げられた後、この国のため固有スキルを使いました」
「ハルクールよ。その方はパーレンヴィアの固有スキルを知っておるのか?代償は・・・・その命か」
「はい。この茶番もそろそろ終わりにしましょう。術が完成したようです。僕の固有スキルが発動しますから」
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