25 / 92
第三章 出会い、とやらをされたらしくて
新しい友達
しおりを挟む
放課後になりミレイにここで待っててと言われミレイは立ち上がり先生が来る前に話していた友達のところに向かう。
俺は口を開いた。
「ミラはミレイの友達のこと知ってるのか?」
「……知らないよ」
「会ったことも?」
「……ない。学校ではあんまりお互いのことに干渉しないようにしてるんだ。主に僕が」
それを聞いて思わず吹き出す。
「ははっ!確かにミレイはミラに干渉しまくりだもんな」
「ミレイは後先を考えずに行動するからね。それで僕がどれだけ苦労してるか……」
ミラがため息を吐いた丁度その時、ミレイが友達を連れてくる。
「ミラ、何でため息なんか吐いてるの?」
「……何でもないよ」
「そう?あ!紹介するね!私の友達で去年も同じクラスのアーシャ!」
ミレイがそう言うと後ろから茶髪で赤眼の小さい女の子が出てくる。
髪型はミレイより少し短くてふわふわしていた。
所謂、ゆるふわ?
「は、初めまして、お二人とも。同じクラスになりました、ミレイの友達のアリシア・チェルシーヌと申します。種族は小人型です。どうぞよろしくお願いします」
「おう!俺はシンヤ・フォレストール!種族は人間型!シンヤでいいぜ!よろしくな!」
「……ミレイの兄のミライヤです。よろしく」
「あ、あのっ!」
突然の声かけに俺もミラも驚いて首を傾げる。
「わ、私とお友達になっていただけますかっ?」
その言葉を聞いて思わずミラと顔を合わせて笑ってしまった。
するとその態度に腹を立てたのかミレイが怒る。
「ちょっと!ミラもシンヤくんも笑うなんて酷い!」
「み、ミレイ!良いんです!私が変なこと言ったから……気にしていませんから!」
「あ、いや、違う!馬鹿にして笑ったんじゃなくて……もう友達なのにって思ってさ。気に障ったなら謝る。悪かった」
「え?あの、その……」
「僕もシンヤも名乗ったときから君と友達になったつもりだったんだ。だから、友達になってなんて言われるとは思わなくてつい……笑ってごめん」
「そ、そんな!嬉しいです!私のことはお好きなように呼んで下さい!改めてよろしくお願いします。シンヤくん、ミライヤくん」
「おう!よろしくな!アーシャ!」
「よろしく。アリシア」
「はい!」
二年に上がって早々新しい友達が出来た。
少し内気な小人型だけど可愛らしい。
四人で話し込んでいるとセレンが迎えに来た。
ミレイとアーシャはセレンと見ると飛び上がって駆け寄る。
どうやら、セレンは美人で有名の挙句に全校生徒の憧れだったらしい。
そんなことを知る由もないセレンは突然駆け寄ってきた後輩に困ってるみたいだった。
「し、シンヤさん!早く帰りますよ!」
「何だよ、セレン。せっかく、後輩が慕ってるのに無下にすんなよ」
「そ、そんなことを言われても……あ、あの、ミレイユ・フェアリーノさん、アリシア・チェルシーヌさん、離れていただけると嬉しいのですが……」
二人は自分の名前が呼ばれて嬉しかったのかすぐに離れる。
「セレン、二人のこと知ってるのか?」
「シンヤさん、何を言っているんですか?知ってるも何もフェアリーノは妖精型では有名人ですよ。チェルシーヌだって小人型じゃ有名です。知らない方が失礼に値します」
「えっ!?そうだったのか!?」
俺は驚いて三人を見回すと三人は苦笑いをしながら肯定した。
それを見て慌てて口を開く。
「マジかよ!俺、ミラに今まで失礼な態度取りまくってたよな!?悪い!ミレイにだって何度もぶつかってるし……アーシャのことも小さくて可愛いとか思って……失礼だよな!?本当に悪い!!」
「い、いや、シンヤ。僕は別に気にしてないよ。むしろ、そんなシンヤだから友達になったんだし」
「そうだよ!私も気にしてないしシンヤくんは面白いし今のままがいいな」
「ミラ……ミレイも……」
「あ、あの!私も気にしません!か、可愛いなんて……その、嬉しいです、ありがとうございます」
「アーシャまで……ありがとな!これからもよろしく頼むぜ!」
俺がそう言うと三人は頷いてくれた。
「良かったですね。シンヤさん。それでは帰りますよ。みなさんもお気を付けてお帰り下さいね」
セレンはそう言って先に歩き出す。
みんなにお別れを言った後、慌ててセレンを追いかける。
それ以降も授業や休み時間は四人でいることが多く昼はファインたちも一緒に大勢で食べた。
だけど、未だに俺はみんなに本当のことを言えずにいる。
一度だけ、俺たちの家はどんな感じなのか聞かれたが答えらずはぐらかしてしまった。
それからは何となく俺の家の話題が禁止になり変わらず仲良くやってはいるが気まずさは拭えず罪悪感が溜まっていく。
結局、俺は何の弁解も出来ないまま夏休みを迎えてしまった――――
俺は口を開いた。
「ミラはミレイの友達のこと知ってるのか?」
「……知らないよ」
「会ったことも?」
「……ない。学校ではあんまりお互いのことに干渉しないようにしてるんだ。主に僕が」
それを聞いて思わず吹き出す。
「ははっ!確かにミレイはミラに干渉しまくりだもんな」
「ミレイは後先を考えずに行動するからね。それで僕がどれだけ苦労してるか……」
ミラがため息を吐いた丁度その時、ミレイが友達を連れてくる。
「ミラ、何でため息なんか吐いてるの?」
「……何でもないよ」
「そう?あ!紹介するね!私の友達で去年も同じクラスのアーシャ!」
ミレイがそう言うと後ろから茶髪で赤眼の小さい女の子が出てくる。
髪型はミレイより少し短くてふわふわしていた。
所謂、ゆるふわ?
「は、初めまして、お二人とも。同じクラスになりました、ミレイの友達のアリシア・チェルシーヌと申します。種族は小人型です。どうぞよろしくお願いします」
「おう!俺はシンヤ・フォレストール!種族は人間型!シンヤでいいぜ!よろしくな!」
「……ミレイの兄のミライヤです。よろしく」
「あ、あのっ!」
突然の声かけに俺もミラも驚いて首を傾げる。
「わ、私とお友達になっていただけますかっ?」
その言葉を聞いて思わずミラと顔を合わせて笑ってしまった。
するとその態度に腹を立てたのかミレイが怒る。
「ちょっと!ミラもシンヤくんも笑うなんて酷い!」
「み、ミレイ!良いんです!私が変なこと言ったから……気にしていませんから!」
「あ、いや、違う!馬鹿にして笑ったんじゃなくて……もう友達なのにって思ってさ。気に障ったなら謝る。悪かった」
「え?あの、その……」
「僕もシンヤも名乗ったときから君と友達になったつもりだったんだ。だから、友達になってなんて言われるとは思わなくてつい……笑ってごめん」
「そ、そんな!嬉しいです!私のことはお好きなように呼んで下さい!改めてよろしくお願いします。シンヤくん、ミライヤくん」
「おう!よろしくな!アーシャ!」
「よろしく。アリシア」
「はい!」
二年に上がって早々新しい友達が出来た。
少し内気な小人型だけど可愛らしい。
四人で話し込んでいるとセレンが迎えに来た。
ミレイとアーシャはセレンと見ると飛び上がって駆け寄る。
どうやら、セレンは美人で有名の挙句に全校生徒の憧れだったらしい。
そんなことを知る由もないセレンは突然駆け寄ってきた後輩に困ってるみたいだった。
「し、シンヤさん!早く帰りますよ!」
「何だよ、セレン。せっかく、後輩が慕ってるのに無下にすんなよ」
「そ、そんなことを言われても……あ、あの、ミレイユ・フェアリーノさん、アリシア・チェルシーヌさん、離れていただけると嬉しいのですが……」
二人は自分の名前が呼ばれて嬉しかったのかすぐに離れる。
「セレン、二人のこと知ってるのか?」
「シンヤさん、何を言っているんですか?知ってるも何もフェアリーノは妖精型では有名人ですよ。チェルシーヌだって小人型じゃ有名です。知らない方が失礼に値します」
「えっ!?そうだったのか!?」
俺は驚いて三人を見回すと三人は苦笑いをしながら肯定した。
それを見て慌てて口を開く。
「マジかよ!俺、ミラに今まで失礼な態度取りまくってたよな!?悪い!ミレイにだって何度もぶつかってるし……アーシャのことも小さくて可愛いとか思って……失礼だよな!?本当に悪い!!」
「い、いや、シンヤ。僕は別に気にしてないよ。むしろ、そんなシンヤだから友達になったんだし」
「そうだよ!私も気にしてないしシンヤくんは面白いし今のままがいいな」
「ミラ……ミレイも……」
「あ、あの!私も気にしません!か、可愛いなんて……その、嬉しいです、ありがとうございます」
「アーシャまで……ありがとな!これからもよろしく頼むぜ!」
俺がそう言うと三人は頷いてくれた。
「良かったですね。シンヤさん。それでは帰りますよ。みなさんもお気を付けてお帰り下さいね」
セレンはそう言って先に歩き出す。
みんなにお別れを言った後、慌ててセレンを追いかける。
それ以降も授業や休み時間は四人でいることが多く昼はファインたちも一緒に大勢で食べた。
だけど、未だに俺はみんなに本当のことを言えずにいる。
一度だけ、俺たちの家はどんな感じなのか聞かれたが答えらずはぐらかしてしまった。
それからは何となく俺の家の話題が禁止になり変わらず仲良くやってはいるが気まずさは拭えず罪悪感が溜まっていく。
結局、俺は何の弁解も出来ないまま夏休みを迎えてしまった――――
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる