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第三章 出会い、とやらをされたらしくて
救助(2/3)
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俺はアーシャの様子を見ようと立ち上がる。
アーシャはまだ寝ているようだった。
そっとアーシャに触れてみるとピクッと反応する。
それに安心して手を離そうとするとぎゅっと手を握られた。
起きたのかと驚いてアーシャを見たが起きた気配はない。
手は強く握られているので離そうにも離せず仕方なくその場にしゃがみ込む。
すると水の玉に再びミラが映し出された。
『シンヤ』
「おう。どうだった?」
『……その状況に突っ込んだ方が良い?』
「いや、いい。むしろ、何も言うな。で?」
『あぁ。ミレイが光を打ち上げたら場所を確認出来たみたいでもうすぐカナエールさんたちが助けに来ると思う。アリシアは起きそう?』
「んー……分かんねぇな。まぁ、起きなかったら俺が抱き上げるし問題ないだろ」
『……シンヤ。一応、怪我人だって自覚はある?』
「え?あぁ、そうだったな」
『……全く。あまり無理はしないように。ちなみにミレイはカナエールさんたちが迷わないように目印を出し続けてるから』
「おいおい。ミレイの魔力は大丈夫なのか?」
『うん。僕もそう思ってその役は僕がやるって言ったんだけど……ミレイ、まだ気にしてるみたいで責任取りたいんだって。だから、僕の魔力を少し分けてやらせてる』
「えっ!?魔力って渡せたりするもんなのか!?」
『波長が合えばね。僕とミレイは双子だから問題ないよ』
「へぇ!どうやって渡すんだ?」
興味本位で聞いたら突然ミラが黙り込む。
疑問に思いながらミラを見るとミラは少し考えるように口を開いた。
『……シンヤが知ったら卒倒しちゃうかも知れないよ?』
「はぁ?ますます気になるだろ!」
『後悔しない?』
「しねぇよ!そんなことで!」
『そこまで言うなら教えるけど……』
何だ?
随分勿体ぶるな……
なんて思ってたらやっとミラが方法を口にするがそれを聞いた俺は唖然とした。
思わず聞き返す。
「わ、悪い。よく聞き取れなかった。もう一回聞いてもいいか?」
『え?もう、しょうがないな……渡す方法はキスって言ったんだよ』
わー……
やっぱり、聞き間違いじゃなかった……
「……マジかー」
『嘘だけどね』
「そうか。嘘か……って嘘かよ!!お前!本当!そう言うの止めろよ!」
『面白い反応が見れると思って。期待通りだったよ。ありがとう』
「そりゃあどういたしまして!で!本当は?どう渡すんだ?」
『そんなに気になるの?簡単だよ。目を閉じて手を繋ぐだけ。ミレイは小さい頃からの癖で額もくっ付けてくるけど』
「ふーん……前から思ってたけどミラとミレイって仲良いよな?」
『は?何?いきなり?そりゃあ仲は悪くないけど。お互い自分の半身だと思ってるし』
「双子ってそう言うもんなのか?」
『必ずしもって訳じゃないけど……少なくとも僕たちはそう』
「……兄妹か……」
何となく俯いて小さくそう呟いた。
そんな俺の行動を疑問に思ったのかミラが不思議そうに声をかけてくる。
『シンヤ?』
「ん?あぁ、何だ?」
『え?いや、別に。急に下なんか向くからどうしたのかなって』
「あぁ、悪いな。ちょっと羨ましくなって」
『羨ましい?』
「仲が良い兄妹で羨ましいってことだよ」
『ふーん……僕から見ればシンヤの方が羨ましいな』
「俺が?」
『うん。カナエールさんと住んでることもそうだけど……ファイン先輩たちと兄弟みたいに仲良いから。羨ましいよ』
「……じゃあ、俺たち、お互いが羨ましいんだな」
『そうだね。でも、シンヤがミレイと兄妹になったら大変なんじゃない?』
「は?どう言う意味だよ?」
『だって、ミレイと付き合……』
「うわぁぁぁぁぁあっ!!それ以上言うなぁぁぁぁぁあっ!!」
俺の叫びにアーシャがピクッと反応する。
「ん……」
ゆっくりと目を開けて目を擦るアーシャ。
それを黙って見守る俺とミラ。
体を起こし辺りを見回す。
手は何故か掴まれたままだ。
アーシャは俺を見つけるとじっと見つめてくる。
何だか恥ずかしくなって思わず声をかけた。
「あ、アーシャ……?」
「……んー……し、シンヤくん!」
「お、おう。目は覚めたか?体、どっか痛いところとかないか?」
「はい!大丈夫です!シンヤくんが守ってくれたからですよね!ありがとうございます!」
「い、いや。それは別にお礼なんていらなんだけどさ……」
俺が視線を手に移すとアーシャも追ってきたのかいきなりバッと手を離される。
「あ、わ、わた、私っ!ご、ごめんなさい!もしかして、シンヤくんが起きてからずっとですか!?私、ずっと!?」
「え?あ、いや、ずっとではないけどさ……」
チラッとミラの方を見ると必死に笑いを堪えてるみたいだった。
俺の見てる先に気付いたのかアーシャもミラを発見。
するとアーシャは悲鳴と共に後退った。
「きゃあああああっ!!み、み、み、ミライヤくん!?い、いつから!?」
アーシャのその反応を見てミラの腹筋は崩壊したらしく大爆笑。
『あははっ!お、面白いっ……も、本当、最高っ!』
アーシャは顔を真っ赤にして口を開く。
「み、ミライヤくんは意地悪です!!ミレイと笑いのツボが似ています!!」
『そりゃあ、双子だもの。似るよ。あははっ!あー……笑った。で?いつからだっけ?連絡を取ったのはシンヤが起きてからだけどそのときはまだ掴んでなかったよ?』
「えっ!?」
「……おい、ミラ」
『カナエールさんたちと連絡が取れて事情説明でちょっと席を外してる間に掴んでたかな』
「わ、わた、私っ!ご、ごめんなさい!シンヤくん!」
「いや、気にしなくていいって……ミラも……」
ミラに声をかけた瞬間、視界が歪んだ。
『……シンヤ?』
「あ、いや。大丈夫だ。ちょっと疲れただけだから」
「大丈夫ですか?シンヤくん……顔色もあまり優れないようです……」
『アリシア。もうすぐでカナエールさんたちも来ると思うからシンヤのこと頼んだよ?』
「は、はい!分かりました!任せて下さい!」
『うん。それとアリシアの風属性魔法で上まで上がって来れない?来れそうなら来てほしいんだけど』
「分かりました!やってみます!まずはシンヤくんに回復魔法からですね」
「あぁ、悪いな」
「いえ!元々私を庇って出来た怪我です。私に治療させて下さい!」
「あぁ、じゃあ、頼んだ」
そう言ってニッと笑う。
アーシャはまだ寝ているようだった。
そっとアーシャに触れてみるとピクッと反応する。
それに安心して手を離そうとするとぎゅっと手を握られた。
起きたのかと驚いてアーシャを見たが起きた気配はない。
手は強く握られているので離そうにも離せず仕方なくその場にしゃがみ込む。
すると水の玉に再びミラが映し出された。
『シンヤ』
「おう。どうだった?」
『……その状況に突っ込んだ方が良い?』
「いや、いい。むしろ、何も言うな。で?」
『あぁ。ミレイが光を打ち上げたら場所を確認出来たみたいでもうすぐカナエールさんたちが助けに来ると思う。アリシアは起きそう?』
「んー……分かんねぇな。まぁ、起きなかったら俺が抱き上げるし問題ないだろ」
『……シンヤ。一応、怪我人だって自覚はある?』
「え?あぁ、そうだったな」
『……全く。あまり無理はしないように。ちなみにミレイはカナエールさんたちが迷わないように目印を出し続けてるから』
「おいおい。ミレイの魔力は大丈夫なのか?」
『うん。僕もそう思ってその役は僕がやるって言ったんだけど……ミレイ、まだ気にしてるみたいで責任取りたいんだって。だから、僕の魔力を少し分けてやらせてる』
「えっ!?魔力って渡せたりするもんなのか!?」
『波長が合えばね。僕とミレイは双子だから問題ないよ』
「へぇ!どうやって渡すんだ?」
興味本位で聞いたら突然ミラが黙り込む。
疑問に思いながらミラを見るとミラは少し考えるように口を開いた。
『……シンヤが知ったら卒倒しちゃうかも知れないよ?』
「はぁ?ますます気になるだろ!」
『後悔しない?』
「しねぇよ!そんなことで!」
『そこまで言うなら教えるけど……』
何だ?
随分勿体ぶるな……
なんて思ってたらやっとミラが方法を口にするがそれを聞いた俺は唖然とした。
思わず聞き返す。
「わ、悪い。よく聞き取れなかった。もう一回聞いてもいいか?」
『え?もう、しょうがないな……渡す方法はキスって言ったんだよ』
わー……
やっぱり、聞き間違いじゃなかった……
「……マジかー」
『嘘だけどね』
「そうか。嘘か……って嘘かよ!!お前!本当!そう言うの止めろよ!」
『面白い反応が見れると思って。期待通りだったよ。ありがとう』
「そりゃあどういたしまして!で!本当は?どう渡すんだ?」
『そんなに気になるの?簡単だよ。目を閉じて手を繋ぐだけ。ミレイは小さい頃からの癖で額もくっ付けてくるけど』
「ふーん……前から思ってたけどミラとミレイって仲良いよな?」
『は?何?いきなり?そりゃあ仲は悪くないけど。お互い自分の半身だと思ってるし』
「双子ってそう言うもんなのか?」
『必ずしもって訳じゃないけど……少なくとも僕たちはそう』
「……兄妹か……」
何となく俯いて小さくそう呟いた。
そんな俺の行動を疑問に思ったのかミラが不思議そうに声をかけてくる。
『シンヤ?』
「ん?あぁ、何だ?」
『え?いや、別に。急に下なんか向くからどうしたのかなって』
「あぁ、悪いな。ちょっと羨ましくなって」
『羨ましい?』
「仲が良い兄妹で羨ましいってことだよ」
『ふーん……僕から見ればシンヤの方が羨ましいな』
「俺が?」
『うん。カナエールさんと住んでることもそうだけど……ファイン先輩たちと兄弟みたいに仲良いから。羨ましいよ』
「……じゃあ、俺たち、お互いが羨ましいんだな」
『そうだね。でも、シンヤがミレイと兄妹になったら大変なんじゃない?』
「は?どう言う意味だよ?」
『だって、ミレイと付き合……』
「うわぁぁぁぁぁあっ!!それ以上言うなぁぁぁぁぁあっ!!」
俺の叫びにアーシャがピクッと反応する。
「ん……」
ゆっくりと目を開けて目を擦るアーシャ。
それを黙って見守る俺とミラ。
体を起こし辺りを見回す。
手は何故か掴まれたままだ。
アーシャは俺を見つけるとじっと見つめてくる。
何だか恥ずかしくなって思わず声をかけた。
「あ、アーシャ……?」
「……んー……し、シンヤくん!」
「お、おう。目は覚めたか?体、どっか痛いところとかないか?」
「はい!大丈夫です!シンヤくんが守ってくれたからですよね!ありがとうございます!」
「い、いや。それは別にお礼なんていらなんだけどさ……」
俺が視線を手に移すとアーシャも追ってきたのかいきなりバッと手を離される。
「あ、わ、わた、私っ!ご、ごめんなさい!もしかして、シンヤくんが起きてからずっとですか!?私、ずっと!?」
「え?あ、いや、ずっとではないけどさ……」
チラッとミラの方を見ると必死に笑いを堪えてるみたいだった。
俺の見てる先に気付いたのかアーシャもミラを発見。
するとアーシャは悲鳴と共に後退った。
「きゃあああああっ!!み、み、み、ミライヤくん!?い、いつから!?」
アーシャのその反応を見てミラの腹筋は崩壊したらしく大爆笑。
『あははっ!お、面白いっ……も、本当、最高っ!』
アーシャは顔を真っ赤にして口を開く。
「み、ミライヤくんは意地悪です!!ミレイと笑いのツボが似ています!!」
『そりゃあ、双子だもの。似るよ。あははっ!あー……笑った。で?いつからだっけ?連絡を取ったのはシンヤが起きてからだけどそのときはまだ掴んでなかったよ?』
「えっ!?」
「……おい、ミラ」
『カナエールさんたちと連絡が取れて事情説明でちょっと席を外してる間に掴んでたかな』
「わ、わた、私っ!ご、ごめんなさい!シンヤくん!」
「いや、気にしなくていいって……ミラも……」
ミラに声をかけた瞬間、視界が歪んだ。
『……シンヤ?』
「あ、いや。大丈夫だ。ちょっと疲れただけだから」
「大丈夫ですか?シンヤくん……顔色もあまり優れないようです……」
『アリシア。もうすぐでカナエールさんたちも来ると思うからシンヤのこと頼んだよ?』
「は、はい!分かりました!任せて下さい!」
『うん。それとアリシアの風属性魔法で上まで上がって来れない?来れそうなら来てほしいんだけど』
「分かりました!やってみます!まずはシンヤくんに回復魔法からですね」
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「いえ!元々私を庇って出来た怪我です。私に治療させて下さい!」
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