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番外編
ルカルーナの過去 監獄(3/3)
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俺が困惑してると人間型はクスクス笑う。
「まぁ、今すぐに決めろとは言わないさ。存分に悩め」
「え?いや、でも……」
今決めなくちゃいつ言えばいいんだ?
断るにしろ受けるにしろもう会う機会なんてないだろ?
更に困惑してると人間型は可笑しそうに笑い続けた。
俺が困ってるのがそんなに可笑しいのか?
失礼な奴だな……
神様とか言ってたっけ……
って、神様!?
「そ、そう言えばっ!神様ってっ!」
「みたいなもんだって。本物の神様って訳じゃない。俺も種族は違うけどお前と一緒だよ。違うのはちゃんと魔法の勉強をして神格を得るための試験を受けただけだ。お前だってその気になれば取れると思うぞ」
「いや!俺は盗む以外何にも出来ねぇから……そんな大層なもん取れねぇよ……」
「勉強してねぇんだからそりゃ今の知識量じゃ無理だろ。馬鹿なのか?」
馬鹿と言われてどこか嬉しく感じる自分がいて驚く。
いやいや、今、バカにされたんだぞ?
喜んでどうする!
そんなとき、さっきの妖精型がさっきとは別の巨人型の男を連れて戻ってきた。
「シンヤ。こっちは終わったけどそっちは?」
「あぁ、こっちも説明は済んだ。後はコイツがどうするかってだけだな」
「ふーん……そう。ヴォルスさん、この子が拷問を受けていた囚人です」
ヴォルスと呼ばれた男は俺を見るなりいきなり土下座をする。
「我の不甲斐無さからこんなことになりすまん!我はもう取り締まり隊を解雇された身だが元取り締まり隊最高指揮官として謝罪する!もちろん、許してくれは言わん。これは我の勝手な自己満足に過ぎんからな。彼らと共に罪を償うつもりでいる。全ては我の教育不足が招いた結果だ。本当にすまん!!」
俺が驚いていると人間型と妖精型の男は半ば呆れたようにヴォルスと呼ばれた男を見ていた。
俺からの返事がないからかずっと土下座を続ける男についに痺れを切らしたのか人間型の男が腕を掴んで持ち上げる。
「ヴォルスさん、そんなことされたって困るだけっすよ。とりあえず立ち上がって下さい。暑苦し……じゃなかった、熱血過ぎて俺たちもついていけないっす」
「そ、そうか……すまん。カナエールの隠し子」
「その呼び方は止めろって言ってんでしょうが。隠し子じゃねぇし。そもそも養子になった覚えもねぇよ」
「……まぁ、とにかく、この件は片付いたってことで処理します。ヴォルスさんはどうぞお引き取りを。彼の件は僕たちでどうにかしますから」
「だ、だが、しかしだな……ミサの長男よ……」
「ハッキリ言います。貴方には謝罪以外出来ることはありません。邪魔です。帰って下さい」
「なっ……」
「お、おい……ミラ……」
「理解出来ましたらどうぞお引き取りを。これ以上、手を煩わせないで下さい」
妖精型は容赦なく冷たい言葉を続ける。
これが自分に向けられたらと思うと少し興奮を覚えた。
ヴォルスと呼ばれた男は納得がいかないのかギロッと妖精型を睨んでいる。
それにため息を吐いた人間型が二人の間に入り口を開く。
「ミラ、もっと言い方考えろよ。失礼だぞ。ヴォルスさん、こちらの無礼は謝罪しますのでどうかお引き取りを。すみませんでした」
「……いや、良い。我も無理を言ってすまん。感謝する。ではな」
ヴォルスと言われた男はまだ納得いかなそうにしてたが大人しく出て行った。
それを見届けてから妖精型と人間型はさっきより深いため息を吐く。
「……やっと帰った。もう二度とあの人の依頼は受けたくないね」
「そんなこと言うなよ。まぁ、確かに失礼極まりない人だったけどさ。ミラもミラだぜ?ハッキリ言い過ぎ。事情聴取、そんなに面倒だったのか?」
「暑苦しいったらないよ。僕が事情聴取をするはずなのにいつの間にかあの人がやってたし。まぁ、そんなことはどうでも良い。君はこれからどうするつもり?」
妖精型が俺にそう問いかけてくる。
俺がどうしようか考えてると人間型が割って入ってきた。
「あぁ、コイツは俺が引き取る」
「はぁ?引き取るってどう言うこと?」
「だーかーらー!コイツを俺の従者にすんの。名前も変えて敬語も使わせる。一から俺が教育し直すつもり」
「……ふーん……別に当人同士がそれで納得してるなら僕は反対しないけど。彼はますます混乱してるみたいだね?」
「い、いや!俺、まだやるって言ってな……」
否定しようとしたら人間型に遮られた。
「いいか?お前はこれからルカルーナ・フォルテだ。自分のことは好きなように呼べ。俺のことはシンヤ様と呼ぶんだ。俺はお前をルカと呼ぶ。分かったら返事」
「い、いや!だから!俺はまだやるって言ってな……」
「ルカ。俺は口答えをさせる気はない。NOは必要としてない。分かったら返事」
え?
それってもう俺の意見はどうでもいいってことか?
何それ。
興奮する。
「わ、分かった……」
俺がそう答えたらいきなりデコピンを食らった。
「痛っ」
「違う。敬語を使え。自己紹介してみろ」
「は、はい。分かりました。る、ルカルーナ・フォルテです。今日からシンヤ様の従者になります。どうぞ、よろしく、お願いします」
「よし!上出来だ!ってことだから、ミラ。後の手続きよろしく」
「……はいはい。じゃあ、帰ろうか。ルカルーナくんも一緒にね」
「は、はい!」
そう言って歩き出した二人の後を追う。
俺は強制的にシンヤ様の従者になった。
「まぁ、今すぐに決めろとは言わないさ。存分に悩め」
「え?いや、でも……」
今決めなくちゃいつ言えばいいんだ?
断るにしろ受けるにしろもう会う機会なんてないだろ?
更に困惑してると人間型は可笑しそうに笑い続けた。
俺が困ってるのがそんなに可笑しいのか?
失礼な奴だな……
神様とか言ってたっけ……
って、神様!?
「そ、そう言えばっ!神様ってっ!」
「みたいなもんだって。本物の神様って訳じゃない。俺も種族は違うけどお前と一緒だよ。違うのはちゃんと魔法の勉強をして神格を得るための試験を受けただけだ。お前だってその気になれば取れると思うぞ」
「いや!俺は盗む以外何にも出来ねぇから……そんな大層なもん取れねぇよ……」
「勉強してねぇんだからそりゃ今の知識量じゃ無理だろ。馬鹿なのか?」
馬鹿と言われてどこか嬉しく感じる自分がいて驚く。
いやいや、今、バカにされたんだぞ?
喜んでどうする!
そんなとき、さっきの妖精型がさっきとは別の巨人型の男を連れて戻ってきた。
「シンヤ。こっちは終わったけどそっちは?」
「あぁ、こっちも説明は済んだ。後はコイツがどうするかってだけだな」
「ふーん……そう。ヴォルスさん、この子が拷問を受けていた囚人です」
ヴォルスと呼ばれた男は俺を見るなりいきなり土下座をする。
「我の不甲斐無さからこんなことになりすまん!我はもう取り締まり隊を解雇された身だが元取り締まり隊最高指揮官として謝罪する!もちろん、許してくれは言わん。これは我の勝手な自己満足に過ぎんからな。彼らと共に罪を償うつもりでいる。全ては我の教育不足が招いた結果だ。本当にすまん!!」
俺が驚いていると人間型と妖精型の男は半ば呆れたようにヴォルスと呼ばれた男を見ていた。
俺からの返事がないからかずっと土下座を続ける男についに痺れを切らしたのか人間型の男が腕を掴んで持ち上げる。
「ヴォルスさん、そんなことされたって困るだけっすよ。とりあえず立ち上がって下さい。暑苦し……じゃなかった、熱血過ぎて俺たちもついていけないっす」
「そ、そうか……すまん。カナエールの隠し子」
「その呼び方は止めろって言ってんでしょうが。隠し子じゃねぇし。そもそも養子になった覚えもねぇよ」
「……まぁ、とにかく、この件は片付いたってことで処理します。ヴォルスさんはどうぞお引き取りを。彼の件は僕たちでどうにかしますから」
「だ、だが、しかしだな……ミサの長男よ……」
「ハッキリ言います。貴方には謝罪以外出来ることはありません。邪魔です。帰って下さい」
「なっ……」
「お、おい……ミラ……」
「理解出来ましたらどうぞお引き取りを。これ以上、手を煩わせないで下さい」
妖精型は容赦なく冷たい言葉を続ける。
これが自分に向けられたらと思うと少し興奮を覚えた。
ヴォルスと呼ばれた男は納得がいかないのかギロッと妖精型を睨んでいる。
それにため息を吐いた人間型が二人の間に入り口を開く。
「ミラ、もっと言い方考えろよ。失礼だぞ。ヴォルスさん、こちらの無礼は謝罪しますのでどうかお引き取りを。すみませんでした」
「……いや、良い。我も無理を言ってすまん。感謝する。ではな」
ヴォルスと言われた男はまだ納得いかなそうにしてたが大人しく出て行った。
それを見届けてから妖精型と人間型はさっきより深いため息を吐く。
「……やっと帰った。もう二度とあの人の依頼は受けたくないね」
「そんなこと言うなよ。まぁ、確かに失礼極まりない人だったけどさ。ミラもミラだぜ?ハッキリ言い過ぎ。事情聴取、そんなに面倒だったのか?」
「暑苦しいったらないよ。僕が事情聴取をするはずなのにいつの間にかあの人がやってたし。まぁ、そんなことはどうでも良い。君はこれからどうするつもり?」
妖精型が俺にそう問いかけてくる。
俺がどうしようか考えてると人間型が割って入ってきた。
「あぁ、コイツは俺が引き取る」
「はぁ?引き取るってどう言うこと?」
「だーかーらー!コイツを俺の従者にすんの。名前も変えて敬語も使わせる。一から俺が教育し直すつもり」
「……ふーん……別に当人同士がそれで納得してるなら僕は反対しないけど。彼はますます混乱してるみたいだね?」
「い、いや!俺、まだやるって言ってな……」
否定しようとしたら人間型に遮られた。
「いいか?お前はこれからルカルーナ・フォルテだ。自分のことは好きなように呼べ。俺のことはシンヤ様と呼ぶんだ。俺はお前をルカと呼ぶ。分かったら返事」
「い、いや!だから!俺はまだやるって言ってな……」
「ルカ。俺は口答えをさせる気はない。NOは必要としてない。分かったら返事」
え?
それってもう俺の意見はどうでもいいってことか?
何それ。
興奮する。
「わ、分かった……」
俺がそう答えたらいきなりデコピンを食らった。
「痛っ」
「違う。敬語を使え。自己紹介してみろ」
「は、はい。分かりました。る、ルカルーナ・フォルテです。今日からシンヤ様の従者になります。どうぞ、よろしく、お願いします」
「よし!上出来だ!ってことだから、ミラ。後の手続きよろしく」
「……はいはい。じゃあ、帰ろうか。ルカルーナくんも一緒にね」
「は、はい!」
そう言って歩き出した二人の後を追う。
俺は強制的にシンヤ様の従者になった。
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