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【復讐劇篇】第二十七章 不真面目なゲーム
2705 乱闘(後編)
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小金井はその小石を投げる場面を立体投影の演出だと思っているが――
コントロールセンターで、青野翼は小金井のグラフを見ながら、黒いコートの青年に報告した。
「9番組の小金井も順調にVRから本物に切り替えました。練習のおかげでしょう。後は、強度の問題ですね」
コントロールセンターの監視スクリーンに、各組の参加者の能力状態を表すグラフが次々と投影される。
普通の人が見たらすぐ眩暈をするだろうが、青野翼と黒いコートの青年は気楽そうに百以上のグラフを同時に監視している。
その中から、目標の人間を探している。
***
小石の攻撃はさすが甘い過ぎる。
イズルは簡単に避ける同時に、小金井に何発の弾を撃った。
でも、小金井さんの行動はただの援護、その隙に、ホカゲは物資のバッグを手に入れた。更に武器のバッグに手を伸ばしたら、いきなり、リカから弾丸を喰らった。
リカが使ったのは拳銃、衝撃力はライフルより劣っているが、正確的に手首、足首を撃ったので、ホカゲのスマートウィッチから行動制限のブーザーが盛大に響いた。
行動制限ブーザーが作動している状態で移動すると、生命値の低下スピードが早くなる。
ホカゲが戸惑ったら、リカは顔色変えずに武器のバグを拾った。
「食事はあげる。何処かでピクニックしてから帰ろう」
「っ!リカ、不意打ちはひどすぎる!」
ホカゲの注意力がリカに引かれたら、イズルはマシンガンに変えて、更に猛烈な攻撃を開始した。
「うわぁ!」
「逃げろう!」
小金井は反応早く、ホカゲを引っ張って森の中に逃げ込んだ。
森でちゃんと身を隠して、二人はやっと一息ができる。
「なぜ武器を取らなかったんだ!」
「腹が減っては戦ができないってみんな言っているだろ!戦う前に必ず補給を確保すると勉強したことがあるんじゃ!」
「ホカゲは本当に理論馬鹿だな!」
小金井は一度仰天した。
このお坊ちゃまは試験で90点以下を取ったことがないけど、実戦がとんでもない下手。自分のフォローがなければ、すぐにでもゲームから飛ばされるだろう。
「そもそもリカさんに呼びかける場合じゃないだろ。お前、小学生頃に初恋しなかったと言ったけど、やっぱりリカさんにしたんじゃない?絶対あの彼氏に恨まれてるぞ!」
「ジュンちゃん、おまえ、誰の部下だ!」
ホカゲは赤面で小金井の胸倉を掴んだ。
でもすぐに、諦めたように肩を降ろした。
「まあいい、俺はこういうゲームになれていないのは確かなことだ。俺は優勝しなくても、リカが優勝すれば家の勝ちだ……」
ホカゲは一度深呼吸をして、森の新鮮な空気を吸う。
「どうせ一週間もあるから、今日はもういい。陽射しのいいところを探して、ピクニックをしよう……」
「最初からそうすればよかったのに……」
小金井も一度ため息をついて、樹木の枝を越し、空を見上げた。
すると、空から一台の監視ドロンが降りてきて、彼と目が会った。
「……」
小金井の目の焦点がぱっと消えた。
「ホカゲ、諦めるのはまだ早いと思わないか?」
***
「追う?」
イズルはニコニコしてリカに聞いた。
「プライド的大丈夫?」
「言っただろ、優勝のために、オレはなんでもする」
「大人げない」
リカ「フー」と息を吐いた。
優勝のためより、ホカゲの言葉を気に入らないのが見え見えだ。
「そういえば、リカは16歳で大学卒業したから、飛び級したんだろ?小学生時代は何年?」
「残念ながら、飛び級は中学生から、小学はちゃんと6年だった」
「あいつとはずっと隣席?」
「ずっとじゃなかったわ」
「やっぱりあいつの妄想……」
「3年生と5年生は前後席だった」
「……やっぱり追う」
「……」
「バカイズル!逃げるな!!」
イズルは足を踏み出したら、後ろから奇愛の叫びが届いた。
その声と共に、二枚の手投げ弾が飛んでくる。
「!」
イズルとリカは違う方向に走って、爆発を避けた。
イズルはすぐに銃口の向きを変えて奇愛に反撃する。
奇愛は速やかに近くの低木の後ろに隠れた。
辛うじて奇愛についてきた緑縁は奇愛を真似して、別の木の後ろに隠れたけど、リカの弾が横から彼女の腕に命中した。
「えっ!」
煙と警告の赤い光が現れたら、緑縁はやっと「負傷」に気付いた。
「……やったわ!思ったより痛くない!」
負傷の衝撃が思ったよりもずっと軽いので、緑縁は嬉しかった。
弾が飛んでくる方向に振り向くと、柔らかい白い光に包まれているリカがいた。
「やっぱり、リカさんは平和ですね……」
安心した緑縁は笑顔でリカに手を振るう。
「リカさん、もっと撃っていいですよ!私はしばらくここで休むから、ご自由にどうぞ!」
「……」
撃ち続けるつもりだったリカだけど、本当に撃っていいのか分からなくなった。
「緑縁さん!違うよ!!」
奇愛は緑縁にゲームの教育をしたかっただけど、イズルの手投げ弾が飛んできたので、逃げることを先にした。
仲間の援護もなく、逃げる途中で何発も弾を食らった。
奇愛と距離を保ちながら、イズルも同じく森の中に入った。
樹木の隙からリカに攻撃を頼み続ける緑縁を見て、イズルは苦笑した。
「本当に、真面目にやる人は一人もいないな。このゲーム、本当に成立するのか」
***
小金井のリードで、ホカゲたちは来る道をさかのぼることにした。
「ジュンちゃん、何処へ行く?あのイズルに勝つ方法ってなに?」
小金井の雰囲気がいつもと違うのに気づいて、ホカゲは思わず声を小さくした。
「今回の任務について、ホカゲはヤナギ様から何も聞いていないのか?」
「必ず優勝、あと、何があっても心配することはない。新世界の企みが分からないけど、非常時に、家は援助を出してくれるって……来る前にジュンちゃんに教えたんじゃ?」
「その援助はなんなのか、知らないのか?」
「そこまでは教えてもらえなかった……」
「フン……」
小金井、正しく言えば、小金井の体を操っているマサルは鼻を鳴らした。
リカを除いて、ホカゲはこのゲームに参加する万代家の人の中で、継承順位の最も高い人だ。
なのに、苦労をする任務をもらっていないようだ。
「実の子」と「養子」の落差はもう一度マサルの心を刺す。
「ホカゲは忘れたのか、このゲームに、俺たち以外にも参加者がいる」
「っ!まさか、参加者の中に援助してくれる人がいる?でも、この組で俺たち以外の万代家の人はリカとあのイズルだけ……」
「いなければ、作ればいいだろ」
二人が話しているうちに、迎いの方向から数人の足音と声がした。
安全のために、二人はまず大樹の後ろに隠れた。
来る人は三人の傭兵だった。
「おい、トール、本当この方向でいいのか?」
「お前たちも見ただろ?朝飯の時、あのクソガキはネズミ野郎をやっつけると宣言した。ネズミのいる方向に行けば、絶対見つかる!」
「ん!?誰だ!出て来い!」
ほかの人の存在に気づいた一人の傭兵は、ホカゲたちの方向に銃口を向けた。
「……」
武器を持っていないので、ホカゲと小金井・マサルは大人しく両手を上げて、ゆっくりと大樹の後ろから出た。
「見ての通り、武器を持っていない!今日はもうどこかでピクニックをするつもりだ!」
ホカゲはフレンドリーな笑顔を見せた。
二人が本当に武器を持っていないのを確認したら、傭兵たちは構えを解いた。
「フン、だらしないな」
トールというたくましい傭兵は嘲笑った。
「トール、どうする?」
少し痩せていて、焼けた顔を持つ傭兵はトールの意見を聞いた。
どうやら、トールは三人の中のリーダーのようだ。
「殺さない程度で、ちょっと点数を稼ごう。はやり、あの騒がしいガキを最初の生贄にしないと気が済まない。こいつらをもう少し長生きさせてやろう」
そう言いながら、トールは再び銃をホカゲたちに向けた。
「待って!お前が言った『殺す』って、ゲームのことだよな!」
トールの雰囲気から、ホカゲは危険を匂った。
「ああ、もちろんゲームのことだ――」
緊張するホカゲにトールは凶悪と言える笑顔を返した。
コントロールセンターで、青野翼は小金井のグラフを見ながら、黒いコートの青年に報告した。
「9番組の小金井も順調にVRから本物に切り替えました。練習のおかげでしょう。後は、強度の問題ですね」
コントロールセンターの監視スクリーンに、各組の参加者の能力状態を表すグラフが次々と投影される。
普通の人が見たらすぐ眩暈をするだろうが、青野翼と黒いコートの青年は気楽そうに百以上のグラフを同時に監視している。
その中から、目標の人間を探している。
***
小石の攻撃はさすが甘い過ぎる。
イズルは簡単に避ける同時に、小金井に何発の弾を撃った。
でも、小金井さんの行動はただの援護、その隙に、ホカゲは物資のバッグを手に入れた。更に武器のバッグに手を伸ばしたら、いきなり、リカから弾丸を喰らった。
リカが使ったのは拳銃、衝撃力はライフルより劣っているが、正確的に手首、足首を撃ったので、ホカゲのスマートウィッチから行動制限のブーザーが盛大に響いた。
行動制限ブーザーが作動している状態で移動すると、生命値の低下スピードが早くなる。
ホカゲが戸惑ったら、リカは顔色変えずに武器のバグを拾った。
「食事はあげる。何処かでピクニックしてから帰ろう」
「っ!リカ、不意打ちはひどすぎる!」
ホカゲの注意力がリカに引かれたら、イズルはマシンガンに変えて、更に猛烈な攻撃を開始した。
「うわぁ!」
「逃げろう!」
小金井は反応早く、ホカゲを引っ張って森の中に逃げ込んだ。
森でちゃんと身を隠して、二人はやっと一息ができる。
「なぜ武器を取らなかったんだ!」
「腹が減っては戦ができないってみんな言っているだろ!戦う前に必ず補給を確保すると勉強したことがあるんじゃ!」
「ホカゲは本当に理論馬鹿だな!」
小金井は一度仰天した。
このお坊ちゃまは試験で90点以下を取ったことがないけど、実戦がとんでもない下手。自分のフォローがなければ、すぐにでもゲームから飛ばされるだろう。
「そもそもリカさんに呼びかける場合じゃないだろ。お前、小学生頃に初恋しなかったと言ったけど、やっぱりリカさんにしたんじゃない?絶対あの彼氏に恨まれてるぞ!」
「ジュンちゃん、おまえ、誰の部下だ!」
ホカゲは赤面で小金井の胸倉を掴んだ。
でもすぐに、諦めたように肩を降ろした。
「まあいい、俺はこういうゲームになれていないのは確かなことだ。俺は優勝しなくても、リカが優勝すれば家の勝ちだ……」
ホカゲは一度深呼吸をして、森の新鮮な空気を吸う。
「どうせ一週間もあるから、今日はもういい。陽射しのいいところを探して、ピクニックをしよう……」
「最初からそうすればよかったのに……」
小金井も一度ため息をついて、樹木の枝を越し、空を見上げた。
すると、空から一台の監視ドロンが降りてきて、彼と目が会った。
「……」
小金井の目の焦点がぱっと消えた。
「ホカゲ、諦めるのはまだ早いと思わないか?」
***
「追う?」
イズルはニコニコしてリカに聞いた。
「プライド的大丈夫?」
「言っただろ、優勝のために、オレはなんでもする」
「大人げない」
リカ「フー」と息を吐いた。
優勝のためより、ホカゲの言葉を気に入らないのが見え見えだ。
「そういえば、リカは16歳で大学卒業したから、飛び級したんだろ?小学生時代は何年?」
「残念ながら、飛び級は中学生から、小学はちゃんと6年だった」
「あいつとはずっと隣席?」
「ずっとじゃなかったわ」
「やっぱりあいつの妄想……」
「3年生と5年生は前後席だった」
「……やっぱり追う」
「……」
「バカイズル!逃げるな!!」
イズルは足を踏み出したら、後ろから奇愛の叫びが届いた。
その声と共に、二枚の手投げ弾が飛んでくる。
「!」
イズルとリカは違う方向に走って、爆発を避けた。
イズルはすぐに銃口の向きを変えて奇愛に反撃する。
奇愛は速やかに近くの低木の後ろに隠れた。
辛うじて奇愛についてきた緑縁は奇愛を真似して、別の木の後ろに隠れたけど、リカの弾が横から彼女の腕に命中した。
「えっ!」
煙と警告の赤い光が現れたら、緑縁はやっと「負傷」に気付いた。
「……やったわ!思ったより痛くない!」
負傷の衝撃が思ったよりもずっと軽いので、緑縁は嬉しかった。
弾が飛んでくる方向に振り向くと、柔らかい白い光に包まれているリカがいた。
「やっぱり、リカさんは平和ですね……」
安心した緑縁は笑顔でリカに手を振るう。
「リカさん、もっと撃っていいですよ!私はしばらくここで休むから、ご自由にどうぞ!」
「……」
撃ち続けるつもりだったリカだけど、本当に撃っていいのか分からなくなった。
「緑縁さん!違うよ!!」
奇愛は緑縁にゲームの教育をしたかっただけど、イズルの手投げ弾が飛んできたので、逃げることを先にした。
仲間の援護もなく、逃げる途中で何発も弾を食らった。
奇愛と距離を保ちながら、イズルも同じく森の中に入った。
樹木の隙からリカに攻撃を頼み続ける緑縁を見て、イズルは苦笑した。
「本当に、真面目にやる人は一人もいないな。このゲーム、本当に成立するのか」
***
小金井のリードで、ホカゲたちは来る道をさかのぼることにした。
「ジュンちゃん、何処へ行く?あのイズルに勝つ方法ってなに?」
小金井の雰囲気がいつもと違うのに気づいて、ホカゲは思わず声を小さくした。
「今回の任務について、ホカゲはヤナギ様から何も聞いていないのか?」
「必ず優勝、あと、何があっても心配することはない。新世界の企みが分からないけど、非常時に、家は援助を出してくれるって……来る前にジュンちゃんに教えたんじゃ?」
「その援助はなんなのか、知らないのか?」
「そこまでは教えてもらえなかった……」
「フン……」
小金井、正しく言えば、小金井の体を操っているマサルは鼻を鳴らした。
リカを除いて、ホカゲはこのゲームに参加する万代家の人の中で、継承順位の最も高い人だ。
なのに、苦労をする任務をもらっていないようだ。
「実の子」と「養子」の落差はもう一度マサルの心を刺す。
「ホカゲは忘れたのか、このゲームに、俺たち以外にも参加者がいる」
「っ!まさか、参加者の中に援助してくれる人がいる?でも、この組で俺たち以外の万代家の人はリカとあのイズルだけ……」
「いなければ、作ればいいだろ」
二人が話しているうちに、迎いの方向から数人の足音と声がした。
安全のために、二人はまず大樹の後ろに隠れた。
来る人は三人の傭兵だった。
「おい、トール、本当この方向でいいのか?」
「お前たちも見ただろ?朝飯の時、あのクソガキはネズミ野郎をやっつけると宣言した。ネズミのいる方向に行けば、絶対見つかる!」
「ん!?誰だ!出て来い!」
ほかの人の存在に気づいた一人の傭兵は、ホカゲたちの方向に銃口を向けた。
「……」
武器を持っていないので、ホカゲと小金井・マサルは大人しく両手を上げて、ゆっくりと大樹の後ろから出た。
「見ての通り、武器を持っていない!今日はもうどこかでピクニックをするつもりだ!」
ホカゲはフレンドリーな笑顔を見せた。
二人が本当に武器を持っていないのを確認したら、傭兵たちは構えを解いた。
「フン、だらしないな」
トールというたくましい傭兵は嘲笑った。
「トール、どうする?」
少し痩せていて、焼けた顔を持つ傭兵はトールの意見を聞いた。
どうやら、トールは三人の中のリーダーのようだ。
「殺さない程度で、ちょっと点数を稼ごう。はやり、あの騒がしいガキを最初の生贄にしないと気が済まない。こいつらをもう少し長生きさせてやろう」
そう言いながら、トールは再び銃をホカゲたちに向けた。
「待って!お前が言った『殺す』って、ゲームのことだよな!」
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