72 / 145
【名演技篇】第十五章 戦車
1502 失われた力
しおりを挟む
——
この地図を見れば、「ガイアリング」のという名前の意味が分かる。
ガイア、それはギリシャ神話の中で、神々を生み出す大地の女神のことだ。
ガイアリングの壁の内側に沿って、細い水路が建設された。「コア」の建物を人の頭にすれば、その水路は人の長い髪に見えなくもない。
更に、「シー」に点在する十数個の黒い石碑を線で繋げば、一人の女が膝を抱える画像が完成される。
ガイアリング全体は、何かを育んでいる女神の姿になっている。
木や石など障害物の位置は変われるが、黒い石碑の位置は固定されたもの。リカは地図に参照して、一番近い黒い石碑に向かった。
エンジェは監視カメラでリカの行動をずっと見ていた。
リカは地図を出したところを見たら、鼻で笑った。
悪あがきを。
地図のデータはマサルが家に提出したから、リカは裏口を使って、入手したのもおかしくない。
このガイアリングで、地形を知ったところでなんにもならない。
リカは近道で行こうとしても、コントロールセンターで地形を変えて、障害物を作り出して、その道を塞げられる。
ほかの道に回るうちに、すぐ方向感が失う。
その上に――
10分も足らず、監視カメラに映しているリカは、足取りが重くなって、呼吸も異常に加速した。
リカは一旦足を止めて、サーブルのケースを開けた。
中身を見た瞬間、リカの動きがピッと止まった。
それもエンジェの想定中のことだ。
リカの反応から見れば、ようこがすり替えたものは「本物」のようだ。
リカは唇を一度噛んで、ペットボトルを取った。
一口でボトル半分の水を飲んで、ビスケットのパックを手に握った。そのままケースを締めて出発した。
エンジェはリカの一連の苦い表情を楽しんでいた。
すべては予想通り。
マサルが押したボタンは「身体強化モード」ではない、「エネルギー収集モード」だった。
今までの実験によると、異能力のある人は能力を使えば、その能力で生まれたエネルギーが収集される。使わなかった場合、「生命」のエネルギーが取られる。
何の異能力もないリカは、もちろん、命が取られるのだ。
体の動きがどんどん重くなっていくが、リカは一声も上げず、迷路のように変換されている森の中で石碑への道を探している。
かなり時間がかかっていたが、三個の石碑を見つけて、ルール通りの接触を完成した。
その一心不乱の姿に、エンジェは不満と不安を覚えた。
「まさか、まだ裏手があるの……?」
「シー」の環境はほぼ森。監視カメラの届きにくいところもたくさんある。
リカの気強さがエンジェは知っている。
万が一にも、逆上するチャンスを与えてはいけない!
やっとマサルを説得して今回計画を実行した。このような絶好なチャンスは二度と来ない。必ずリカを潰すんだ!
エンジェはコントロールパネルでリカのいる地域の地図を呼び出し、いくつかのコマンドを入力した。
リカの足元に、いきなり渠が裂けられ、リカの片足が宙に踏んだ。
「!!」
リカは反応早く、隣の木の枝を掴んで、足を回収し、体のバランスを保った。
でもすぐに、周りから何本のハリネズミのような低木が走ってくる。
リカは渠の上を跳んで、低木を避けようとしたが、着地した瞬間、一本の太い木の根が地面から浮かび上がり、リカの足が引っかかれた。
避ける余地のないリカはうつ伏せで地に倒れていく。
辛うじて頭を保護したけど、体力の消耗が激しくて、この重い衝撃で動けなくなった。
「エンジェ、やり過ぎだ。証拠を残したら後々面倒になる」
マサルは眉をひそめて、エンジェを止めた。
「これもリカのためなのよ」
エンジェは目が潤んで、辛そうに弁解する。
「リカはプライドの高い一族の継承人、これ以上醜態をさらされたら、彼女に悪いでしょ?マサルちゃんもリカの悪あがきを見たくないでしょ?だから、この安らぎの姿で送ってあげたいの」
「……」
マサルは沈黙した。
プライドの高い継承人。
そうだったな。
「婚約者」という偽りの名を持っていても、リカはいつも、手の届かないところにいる。いつでも自分を蹴り飛ばして、ほかの人を選べる。
だから、自分の将来のために、こうするしかないんだ……
リカの体は動けなくなったが、意識はまだ失っていない。
周りの環境はもう変化していないと感じたから、気絶を装って、休憩を謀った。
疲労でぼんやりになった頭の中で、ふわと淡い光が浮かんできた。
子供の頃の記憶は断片的に湧いてくる。
小さい頃のリカは、今と別意味で変な子だった。
よく変な夢を見て、存在もしない景色を見ていた。
「お父さんは、瓦礫に埋められていて、重い怪我をした……」
三か月後、リカの父は任務の途中で爆弾による不意打ちされて、廃墟の中に埋められ、危うく死ぬところだった。
「お母さんは、大きいな部屋にいる。なんでもある部屋。でも、籠みたいに、出られない……」
半年後、あるクライアントは引き取りの条件を破って、リカの母を別荘に軟禁した。万代家は一か月の交渉をして、やっと母を救出した。
「お祖母さんは車に乗った、もう一人のおばあさんと、遠いところに行ったみたい」
数か月後、リカの祖母は病気でいなくなった。祖母のアルバムで、リカは夢の中で見ていたもう一人の老婦人を見つけた。祖母と仲のいい姉で、祖母がいなくなった一か月前に先に旅立ったそうだ……
リカの予言は何回も叶ったら、多忙な祖父はリカの話を聞くために、毎週もわざわざ時間を作った。
「最近、お爺さんの夢を見ていないのか?」
「お爺さんは、いつも何人のおじいさんやおばあさんとお茶を飲みながら、難しそうなことを話している……でも、最近、灰色目のおじいさんはいなくなって、若いおばさんが彼の椅子に座った」
まもなく、七龍頭の中の一人が死んで、シャングリは新しい龍頭になった。
「気にある夢や変な景色を見たら、ほかの人に教えてはいけない、まずお爺さんとお父さんに教える」、と、祖父にいつも言いつけられていた。
祖父の命令で、夢日記も書いていた。
ある日、祖父はリカを万代家出資の学校に連れた。
ガラスの向こうのバスケットコートで、リカと年の近い男の子たちが練習試合をやっている。
「どの子が一番優秀になれるのか、リカは分かる?」
祖父はさりげなくリカに聞いた。
リカはしばらく男の子たちを見つめていて、一人の細い子に指さした。
「見えた。7番の子。スーツを着ていて、たくさんの人に指示を出している」
「7番の子、なんという名前?普段はどんな感じの子?」
祖父は同行の教師に尋ねた。
「マサルと言います。勉強嫌いだけど、頭が早い。愛想がよくて、気の利く子です。ただ、異能力がなくて、それに……」
「それに?」
教師がためらったら、祖父は催促した。
「あのカネコ家の『生き残り』です……万代家に恨みを持つ可能性が……」
「構わん」
祖父は迷いなくうなずいた。
「今日から、彼は私の孫だ。異能力刻印に連れて行ってやれ」
それから何年後、成長につれて、リカの夢はだんだん曖昧なものになって、頭に浮かんだ景色も以前のようなきれいなものでなくなる。
ただ、三年前、リカは血まみれの両親が万代家所属のとある屋敷に倒れている夢を繰り返し見ていた。それを祖父と両親に伝えると、両親は外国へ長期出張して、いまだに戻ってこない。
あれ以来、リカの夢は更に意味不明なものになった。
異世界に行く前にも、いくつの変な夢を見た。
エンジェは自分の家に来ていて、笑いながら自分の寝床を使っていた。
また、マサルと電車で握手したら、マサルはいきなり身を翻して電車から降りた。
どれも一度きりで、あまり意味のない普通の夢だと思っていたが、今となって、リカは少し後悔する気持ちもあった。
もし、早くあの人たちの異様に気づいたら、彼たちの陰謀を阻止できたのかもしれない。
すべては自分の甘さが招いた結果だ。
自分の「力」がだんだん失くしている間に、周りの人たちの異能力がどんどん威力増している。
だから、自分に力があることを信じなくなった。神様から授けられた「忠告」を無視した。
もっと自分を信じていれば、もっとその「力」の存在を信じていれば……!
この地図を見れば、「ガイアリング」のという名前の意味が分かる。
ガイア、それはギリシャ神話の中で、神々を生み出す大地の女神のことだ。
ガイアリングの壁の内側に沿って、細い水路が建設された。「コア」の建物を人の頭にすれば、その水路は人の長い髪に見えなくもない。
更に、「シー」に点在する十数個の黒い石碑を線で繋げば、一人の女が膝を抱える画像が完成される。
ガイアリング全体は、何かを育んでいる女神の姿になっている。
木や石など障害物の位置は変われるが、黒い石碑の位置は固定されたもの。リカは地図に参照して、一番近い黒い石碑に向かった。
エンジェは監視カメラでリカの行動をずっと見ていた。
リカは地図を出したところを見たら、鼻で笑った。
悪あがきを。
地図のデータはマサルが家に提出したから、リカは裏口を使って、入手したのもおかしくない。
このガイアリングで、地形を知ったところでなんにもならない。
リカは近道で行こうとしても、コントロールセンターで地形を変えて、障害物を作り出して、その道を塞げられる。
ほかの道に回るうちに、すぐ方向感が失う。
その上に――
10分も足らず、監視カメラに映しているリカは、足取りが重くなって、呼吸も異常に加速した。
リカは一旦足を止めて、サーブルのケースを開けた。
中身を見た瞬間、リカの動きがピッと止まった。
それもエンジェの想定中のことだ。
リカの反応から見れば、ようこがすり替えたものは「本物」のようだ。
リカは唇を一度噛んで、ペットボトルを取った。
一口でボトル半分の水を飲んで、ビスケットのパックを手に握った。そのままケースを締めて出発した。
エンジェはリカの一連の苦い表情を楽しんでいた。
すべては予想通り。
マサルが押したボタンは「身体強化モード」ではない、「エネルギー収集モード」だった。
今までの実験によると、異能力のある人は能力を使えば、その能力で生まれたエネルギーが収集される。使わなかった場合、「生命」のエネルギーが取られる。
何の異能力もないリカは、もちろん、命が取られるのだ。
体の動きがどんどん重くなっていくが、リカは一声も上げず、迷路のように変換されている森の中で石碑への道を探している。
かなり時間がかかっていたが、三個の石碑を見つけて、ルール通りの接触を完成した。
その一心不乱の姿に、エンジェは不満と不安を覚えた。
「まさか、まだ裏手があるの……?」
「シー」の環境はほぼ森。監視カメラの届きにくいところもたくさんある。
リカの気強さがエンジェは知っている。
万が一にも、逆上するチャンスを与えてはいけない!
やっとマサルを説得して今回計画を実行した。このような絶好なチャンスは二度と来ない。必ずリカを潰すんだ!
エンジェはコントロールパネルでリカのいる地域の地図を呼び出し、いくつかのコマンドを入力した。
リカの足元に、いきなり渠が裂けられ、リカの片足が宙に踏んだ。
「!!」
リカは反応早く、隣の木の枝を掴んで、足を回収し、体のバランスを保った。
でもすぐに、周りから何本のハリネズミのような低木が走ってくる。
リカは渠の上を跳んで、低木を避けようとしたが、着地した瞬間、一本の太い木の根が地面から浮かび上がり、リカの足が引っかかれた。
避ける余地のないリカはうつ伏せで地に倒れていく。
辛うじて頭を保護したけど、体力の消耗が激しくて、この重い衝撃で動けなくなった。
「エンジェ、やり過ぎだ。証拠を残したら後々面倒になる」
マサルは眉をひそめて、エンジェを止めた。
「これもリカのためなのよ」
エンジェは目が潤んで、辛そうに弁解する。
「リカはプライドの高い一族の継承人、これ以上醜態をさらされたら、彼女に悪いでしょ?マサルちゃんもリカの悪あがきを見たくないでしょ?だから、この安らぎの姿で送ってあげたいの」
「……」
マサルは沈黙した。
プライドの高い継承人。
そうだったな。
「婚約者」という偽りの名を持っていても、リカはいつも、手の届かないところにいる。いつでも自分を蹴り飛ばして、ほかの人を選べる。
だから、自分の将来のために、こうするしかないんだ……
リカの体は動けなくなったが、意識はまだ失っていない。
周りの環境はもう変化していないと感じたから、気絶を装って、休憩を謀った。
疲労でぼんやりになった頭の中で、ふわと淡い光が浮かんできた。
子供の頃の記憶は断片的に湧いてくる。
小さい頃のリカは、今と別意味で変な子だった。
よく変な夢を見て、存在もしない景色を見ていた。
「お父さんは、瓦礫に埋められていて、重い怪我をした……」
三か月後、リカの父は任務の途中で爆弾による不意打ちされて、廃墟の中に埋められ、危うく死ぬところだった。
「お母さんは、大きいな部屋にいる。なんでもある部屋。でも、籠みたいに、出られない……」
半年後、あるクライアントは引き取りの条件を破って、リカの母を別荘に軟禁した。万代家は一か月の交渉をして、やっと母を救出した。
「お祖母さんは車に乗った、もう一人のおばあさんと、遠いところに行ったみたい」
数か月後、リカの祖母は病気でいなくなった。祖母のアルバムで、リカは夢の中で見ていたもう一人の老婦人を見つけた。祖母と仲のいい姉で、祖母がいなくなった一か月前に先に旅立ったそうだ……
リカの予言は何回も叶ったら、多忙な祖父はリカの話を聞くために、毎週もわざわざ時間を作った。
「最近、お爺さんの夢を見ていないのか?」
「お爺さんは、いつも何人のおじいさんやおばあさんとお茶を飲みながら、難しそうなことを話している……でも、最近、灰色目のおじいさんはいなくなって、若いおばさんが彼の椅子に座った」
まもなく、七龍頭の中の一人が死んで、シャングリは新しい龍頭になった。
「気にある夢や変な景色を見たら、ほかの人に教えてはいけない、まずお爺さんとお父さんに教える」、と、祖父にいつも言いつけられていた。
祖父の命令で、夢日記も書いていた。
ある日、祖父はリカを万代家出資の学校に連れた。
ガラスの向こうのバスケットコートで、リカと年の近い男の子たちが練習試合をやっている。
「どの子が一番優秀になれるのか、リカは分かる?」
祖父はさりげなくリカに聞いた。
リカはしばらく男の子たちを見つめていて、一人の細い子に指さした。
「見えた。7番の子。スーツを着ていて、たくさんの人に指示を出している」
「7番の子、なんという名前?普段はどんな感じの子?」
祖父は同行の教師に尋ねた。
「マサルと言います。勉強嫌いだけど、頭が早い。愛想がよくて、気の利く子です。ただ、異能力がなくて、それに……」
「それに?」
教師がためらったら、祖父は催促した。
「あのカネコ家の『生き残り』です……万代家に恨みを持つ可能性が……」
「構わん」
祖父は迷いなくうなずいた。
「今日から、彼は私の孫だ。異能力刻印に連れて行ってやれ」
それから何年後、成長につれて、リカの夢はだんだん曖昧なものになって、頭に浮かんだ景色も以前のようなきれいなものでなくなる。
ただ、三年前、リカは血まみれの両親が万代家所属のとある屋敷に倒れている夢を繰り返し見ていた。それを祖父と両親に伝えると、両親は外国へ長期出張して、いまだに戻ってこない。
あれ以来、リカの夢は更に意味不明なものになった。
異世界に行く前にも、いくつの変な夢を見た。
エンジェは自分の家に来ていて、笑いながら自分の寝床を使っていた。
また、マサルと電車で握手したら、マサルはいきなり身を翻して電車から降りた。
どれも一度きりで、あまり意味のない普通の夢だと思っていたが、今となって、リカは少し後悔する気持ちもあった。
もし、早くあの人たちの異様に気づいたら、彼たちの陰謀を阻止できたのかもしれない。
すべては自分の甘さが招いた結果だ。
自分の「力」がだんだん失くしている間に、周りの人たちの異能力がどんどん威力増している。
だから、自分に力があることを信じなくなった。神様から授けられた「忠告」を無視した。
もっと自分を信じていれば、もっとその「力」の存在を信じていれば……!
0
あなたにおすすめの小説
公爵令嬢は結婚式当日に死んだ
白雲八鈴
恋愛
今日はとある公爵令嬢の結婚式だ。幸せいっぱいの公爵令嬢の前に婚約者のレイモンドが現れる。
「今日の結婚式は俺と番であるナタリーの結婚式に変更だ!そのドレスをナタリーに渡せ!」
突然のことに公爵令嬢は何を言われたのか理解できなかった。いや、したくなかった。
婚約者のレイモンドは番という運命に出逢ってしまったという。
そして、真っ白な花嫁衣装を脱がされ、そのドレスは番だという女性に着させられる。周りの者達はめでたいと大喜びだ。
その場所に居ることが出来ず公爵令嬢は外に飛び出し……
生まれ変わった令嬢は復讐を誓ったのだった。
婚約者とその番という女性に
『一発ぐらい思いっきり殴ってもいいですわね?』
そして、つがいという者に囚われた者の存在が現れる。
*タグ注意
*不快であれば閉じてください。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
寵愛のいる旦那様との結婚生活が終わる。もし、次があるのなら緩やかに、優しい人と恋がしたい。
にのまえ
恋愛
リルガルド国。公爵令嬢リイーヤ・ロイアルは令嬢ながら、剣に明け暮れていた。
父に頼まれて参加をした王女のデビュタントの舞踏会で、伯爵家コール・デトロイトと知り合い恋に落ちる。
恋に浮かれて、剣を捨た。
コールと結婚をして初夜を迎えた。
リイーヤはナイトドレスを身に付け、鼓動を高鳴らせて旦那様を待っていた。しかし寝室に訪れた旦那から出た言葉は「私は君を抱くことはない」「私には心から愛する人がいる」だった。
ショックを受けて、旦那には愛してもられないと知る。しかし離縁したくてもリルガルド国では離縁は許されない。しかしリイーヤは二年待ち子供がいなければ離縁できると知る。
結婚二周年の食事の席で、旦那は義理両親にリイーヤに子供ができたと言い出した。それに反論して自分は生娘だと医師の診断書を見せる。
混乱した食堂を後にして、リイーヤは馬に乗り伯爵家から出て行き国境を越え違う国へと向かう。
もし、次があるのなら優しい人と恋がしたいと……
お読みいただき、ありがとうございます。
エブリスタで四月に『完結』した話に差し替えいたいと思っております。内容はさほど、変わっておりません。
それにあたり、栞を挟んでいただいている方、すみません。
王宮に薬を届けに行ったなら
佐倉ミズキ
恋愛
王宮で薬師をしているラナは、上司の言いつけに従い王子殿下のカザヤに薬を届けに行った。
カザヤは生まれつき体が弱く、臥せっていることが多い。
この日もいつも通り、カザヤに薬を届けに行ったラナだが仕事終わりに届け忘れがあったことに気が付いた。
慌ててカザヤの部屋へ行くと、そこで目にしたものは……。
弱々しく臥せっているカザヤがベッドから起き上がり、元気に動き回っていたのだ。
「俺の秘密を知ったのだから部屋から出すわけにはいかない」
驚くラナに、カザヤは不敵な笑みを浮かべた。
「今日、国王が崩御する。だからお前を部屋から出すわけにはいかない」
※ベリーズカフェにも掲載中です。そちらではラナの設定が変わっています。(貴族→庶民)それにより、内容も少し変更しておりますのであわせてお楽しみください。
愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました
由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。
尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。
けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。
そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。
再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。
一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。
“尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。
静かに離婚しただけなのに、
なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。
俺様御曹司に飼われました
馬村 はくあ
恋愛
新入社員の心海が、与えられた社宅に行くと先住民が!?
「俺に飼われてみる?」
自分の家だと言い張る先住民に出された条件は、カノジョになること。
しぶしぶ受け入れてみるけど、俺様だけど優しいそんな彼にいつしか惹かれていって……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる