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第24話 昴の誕生日
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そして迎えた8月23日、この日は昴の誕生日であり、瑞希はこの日の為に習得しておいた料理を腕によりをかけてて作ったのであった。
「どう?おいしい?正直な感想が聞きたいな~」
「う~ん。なんか色合いが地味かな~。料理のバランスも悪いような。それにちょっと薄すぎるよコレ。俺の母さんの味噌汁はもっと塩が効いてたよ」
「はあ!?なによソレ。せっかく早起きして作ったのに!!バランスが悪いだ~!?
それに母親と比べて味が薄いだなんてマザコンかよ!!!!」
“これはマズいやつだ――”普段から暴言を吐くことなど珍しい瑞希を、ここまで激怒させてしまったため、昴は戦々恐々とした思いであった。
「とりあえず落ち着けよ。ほら、俺チョコレートケーキ食べらんないの知ってるだろ?代わりに食べてよ」
「そんなんで誤魔化されないよ!!喧嘩売ってんでしょ!!」
「悪かったって、今日は誕生日なんだし、それに免じて許してよ」
「う、――うん」
不本意ではあったが、祝い事の最中ということもあって瑞希もこのくらいで抑えることにしたようだ。怒りを鎮めるには、糖分を取ることが有効であり、女の子の期機嫌が悪くなってしまった時には、甘いものを食べさせるのがいいと言える。
昴はこれを医学的な知識として知っていたため、意図的にそうすることにしたようだ。瑞希はケーキを食べ終わる頃にはだいぶ落ち着いていた。それから少し時間が経った頃、誰か来たようで勢いよくインターフォンが鳴った。
「宅配便で~す」
「ふふっ、は~い」
扉を開けると友助と美奈が入って来て瑞希はなんだかとても嬉しそうに応対した。
「待ってて、今何か作るから」
「あっ、お構いなく。美奈ちゃんがピザ買ってきてくれたんで」
“ちゃん?”瑞希は思うところがあったが、今は聞き流すことにした。
“やっべ、ちゃんって言っちゃった”友助は少々焦っていた。
「そ、それより――この子!!」
友助は両手を後ろに向けて、美奈の持っている布の被せてあるものを指した。
「何コレ?」昴は勿体つけて登場させたそれが、非常に気になったようだ。
「じゃ~ん!」美奈は満面の笑みで、嬉しそうに布を取って見せた。
「ワン!!」
「おおっ!!この前のビーグルくんじゃん」昴は瑞希の予想以上に喜んでいた。
「ありがとう、瑞希が用意してくれたんだよな?」
「そうそう。喜ぶと思って!結構思い切ったんだよ」
「ねえ、せっかくだし名前決めようよ!」
「そうだね、名前がないと呼びにくいし、そうしよう」
それから暫く、皆であーでもないこーでもないと思案していたのだが、見ると先程のビーグルくんが美味しそうにピザを食べていた。それを見た昴は突然、何か思いついたように声を上げた。
「そうだ!!この子の名前、ピクルスにしようよ」
「えっ!?なんか変じゃない?食べ物の名前なんて」
「そうかな~賢そうな名前だと思うけど」
「う~ん」
「いいじゃん。ピクルス好きみたいだし、これも何かの縁だよ」
「まあそれもそうだね。じゃあそうしよっか」
「やった~瑞希ちゃん大好き!!」
そして皆でピクルスが手をつけていないピザを食べていると、ピクルスが何やらゴソゴソやっていることに気が付いた。気になって見に行くと、瑞希は予想外のことに感嘆の声を上げる。
「あっ、この前なくしたイヤリングじゃん!!」
「ホントだ!広告と一緒にゴミ箱に入っちゃってたんだ。危うく捨てるとこだった」
「お~い、偉いじゃんピクルス!!さっそくいい仕事したな!」
「ホント~お手柄だね!」
それからピクルスと遊びながら、皆で友助と美奈が買ってきた酒を開けて飲んでいた。2時間ほど経って夜も更けてきたことで疲れが見え始めた頃、瑞希の様子がおかしいので少々引き気味の美奈が諫めた。
「瑞希――、ちょっと飲みすぎじゃない?」
「いいのよ、ちょっとくらい。お~い、酒持って来~い」
「僕、行ってきます」
「あ、いいよ。俺が行く。溜まっちゃってんだろうな、ストレス」
女の子は基本的に男と居る時のストレスを自然と発散することはできないもので、女子会に行くことで愚痴を言い合って発散することが一番の解決策であると言える。
缶ビール2本と缶チューハイ5本を飲み干した瑞希は、もう真っ直ぐ歩けないくらいふらふらになっており、よろよろと歩きながら昴の方まで近づいてきた。
「好きならちゃんと受け止めてよぉ」
「そんなこと言ったって、そんなふらふらしてたら予測できないよ」
「そうですよ、いくらなんでも――あっ!!」
「どうした?」
「これってオフェンスに応用できるんじゃないですか?なんか酔拳みたいだし」
「ん?言われてみればそうだな」
「ですよね!!使えるテクニックですよね!!」
「やったじゃん友助。これで最強だな」
「いえ。僕にはもうルーレットがありますし、昴さんが使って下さいよ」
「いいのかよ、お前が思いついたんだろ?」
「はい。これも瑞希さんからのプレゼントですよ」
「そうかーー。ありがとう、友助」
「はい。絶対に行きましょうね、全国大会」
友助は少し天然なところもあるのだが、人を立てたり自己犠牲を厭わなかったりする所が良さであると言える。それからここまで祝ってくれた、友助と美奈にお礼を言って玄関まで送ると、酔いつぶれて寝てしまった瑞希をベッドまで運んでそっと布団を掛けてあげた。まだ拙くはあったが大切な今を皆で一生懸命に生きられていることに、昴は大きく感謝したのであった。
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ここまで読んで頂いてありがとうございます。
ただいま作者の崗本は『賞レース中にて書籍化のチャンス』に直面しております!!
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「う~ん。なんか色合いが地味かな~。料理のバランスも悪いような。それにちょっと薄すぎるよコレ。俺の母さんの味噌汁はもっと塩が効いてたよ」
「はあ!?なによソレ。せっかく早起きして作ったのに!!バランスが悪いだ~!?
それに母親と比べて味が薄いだなんてマザコンかよ!!!!」
“これはマズいやつだ――”普段から暴言を吐くことなど珍しい瑞希を、ここまで激怒させてしまったため、昴は戦々恐々とした思いであった。
「とりあえず落ち着けよ。ほら、俺チョコレートケーキ食べらんないの知ってるだろ?代わりに食べてよ」
「そんなんで誤魔化されないよ!!喧嘩売ってんでしょ!!」
「悪かったって、今日は誕生日なんだし、それに免じて許してよ」
「う、――うん」
不本意ではあったが、祝い事の最中ということもあって瑞希もこのくらいで抑えることにしたようだ。怒りを鎮めるには、糖分を取ることが有効であり、女の子の期機嫌が悪くなってしまった時には、甘いものを食べさせるのがいいと言える。
昴はこれを医学的な知識として知っていたため、意図的にそうすることにしたようだ。瑞希はケーキを食べ終わる頃にはだいぶ落ち着いていた。それから少し時間が経った頃、誰か来たようで勢いよくインターフォンが鳴った。
「宅配便で~す」
「ふふっ、は~い」
扉を開けると友助と美奈が入って来て瑞希はなんだかとても嬉しそうに応対した。
「待ってて、今何か作るから」
「あっ、お構いなく。美奈ちゃんがピザ買ってきてくれたんで」
“ちゃん?”瑞希は思うところがあったが、今は聞き流すことにした。
“やっべ、ちゃんって言っちゃった”友助は少々焦っていた。
「そ、それより――この子!!」
友助は両手を後ろに向けて、美奈の持っている布の被せてあるものを指した。
「何コレ?」昴は勿体つけて登場させたそれが、非常に気になったようだ。
「じゃ~ん!」美奈は満面の笑みで、嬉しそうに布を取って見せた。
「ワン!!」
「おおっ!!この前のビーグルくんじゃん」昴は瑞希の予想以上に喜んでいた。
「ありがとう、瑞希が用意してくれたんだよな?」
「そうそう。喜ぶと思って!結構思い切ったんだよ」
「ねえ、せっかくだし名前決めようよ!」
「そうだね、名前がないと呼びにくいし、そうしよう」
それから暫く、皆であーでもないこーでもないと思案していたのだが、見ると先程のビーグルくんが美味しそうにピザを食べていた。それを見た昴は突然、何か思いついたように声を上げた。
「そうだ!!この子の名前、ピクルスにしようよ」
「えっ!?なんか変じゃない?食べ物の名前なんて」
「そうかな~賢そうな名前だと思うけど」
「う~ん」
「いいじゃん。ピクルス好きみたいだし、これも何かの縁だよ」
「まあそれもそうだね。じゃあそうしよっか」
「やった~瑞希ちゃん大好き!!」
そして皆でピクルスが手をつけていないピザを食べていると、ピクルスが何やらゴソゴソやっていることに気が付いた。気になって見に行くと、瑞希は予想外のことに感嘆の声を上げる。
「あっ、この前なくしたイヤリングじゃん!!」
「ホントだ!広告と一緒にゴミ箱に入っちゃってたんだ。危うく捨てるとこだった」
「お~い、偉いじゃんピクルス!!さっそくいい仕事したな!」
「ホント~お手柄だね!」
それからピクルスと遊びながら、皆で友助と美奈が買ってきた酒を開けて飲んでいた。2時間ほど経って夜も更けてきたことで疲れが見え始めた頃、瑞希の様子がおかしいので少々引き気味の美奈が諫めた。
「瑞希――、ちょっと飲みすぎじゃない?」
「いいのよ、ちょっとくらい。お~い、酒持って来~い」
「僕、行ってきます」
「あ、いいよ。俺が行く。溜まっちゃってんだろうな、ストレス」
女の子は基本的に男と居る時のストレスを自然と発散することはできないもので、女子会に行くことで愚痴を言い合って発散することが一番の解決策であると言える。
缶ビール2本と缶チューハイ5本を飲み干した瑞希は、もう真っ直ぐ歩けないくらいふらふらになっており、よろよろと歩きながら昴の方まで近づいてきた。
「好きならちゃんと受け止めてよぉ」
「そんなこと言ったって、そんなふらふらしてたら予測できないよ」
「そうですよ、いくらなんでも――あっ!!」
「どうした?」
「これってオフェンスに応用できるんじゃないですか?なんか酔拳みたいだし」
「ん?言われてみればそうだな」
「ですよね!!使えるテクニックですよね!!」
「やったじゃん友助。これで最強だな」
「いえ。僕にはもうルーレットがありますし、昴さんが使って下さいよ」
「いいのかよ、お前が思いついたんだろ?」
「はい。これも瑞希さんからのプレゼントですよ」
「そうかーー。ありがとう、友助」
「はい。絶対に行きましょうね、全国大会」
友助は少し天然なところもあるのだが、人を立てたり自己犠牲を厭わなかったりする所が良さであると言える。それからここまで祝ってくれた、友助と美奈にお礼を言って玄関まで送ると、酔いつぶれて寝てしまった瑞希をベッドまで運んでそっと布団を掛けてあげた。まだ拙くはあったが大切な今を皆で一生懸命に生きられていることに、昴は大きく感謝したのであった。
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