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恋愛編
10話【night shift】岡林 幸太郎:当直室(藍原編)
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その日の当直は、落ち着いていた。夜中になる前に2,3人患者さんを診て、シャワーを浴びて、女子用当直室に入る。当直室は、個室と、女子用の大部屋と、2種類ある。個室もいいんだけど、ときどき昼間にこっそり使ってる先生がいるみたいで、タバコの臭いとか使ったあとのシーツとかが気になるときは、女子用の、2段ベッドが4つ並んでる大部屋で寝ることにしている。
布団の中で、昼間の岡林くんの言葉が頭の中をぐるぐるしていた。
次に隙見せたら、今度こそ抱くからね?
隙って、何だろう? いつか西園寺先生がいってた、あれかな? フェロモンが、出やすいとか……。うう、恥ずかしい。それってつまり、エロいってことじゃない。あたしってそんなに、エロいかな? そんなつもりはないんだけど。あたしがエロいから、岡林くんが手を出したくなったり、患者さんがセクハラしたくなったり、新條くんが満員電車で勃起しちゃったり、するのかしら? 全部、あたしのせいなのかな……。
眠れずにモソモソしていたら、女子当直室の扉が静かに開いた。だ、誰かな、他科の女医さんかな……。それとも……もしかして、岡林くん……? 隙って、こういうこと?
頭まで布団をかぶり、ドキドキしながら息をひそめる。じっと動かずにいたら、背中側から、誰かが布団の中に入ってきた! その人は、あたしにすり寄るようにして……『先生、起きてる?』岡林くんの、声。あたしは返事ができなくて寝たふりをする。『先生……俺、昨夜からずっとムラムラしちゃってどうにもならない。先生のせいだよ? 責任取ってよね……』岡林くんが、股間をあたしに押し付ける。熱く硬いものがお尻に触れて、あたしの心臓は飛び上がりそうになる。岡林くんの手が、寝巻代わりに着てる術着の下からするりと入って、下着をつけていないあたしの胸をやわやわと揉む。『……ッ』寝たふりをしていたのに、一瞬体がぴくりと動く。……起きてるのが、バレちゃっただろうか。『先生……今夜こそ、先生に挿れたい』耳元で囁きながら、岡林くんの指先はあたしの乳首をくりっといじる。『ふあ……っ』とうとう、声が漏れてしまった。『やっぱり起きてたんだ、先生?』岡林くんの笑いを含む声が聞こえて、今度は容赦なくあたしの乳首をくりくりとねぶる。同時にあたしのうなじに舌を這わせ、腰はあたしのお尻の割れ目にこすりつける。『んんんっ、あぅ、は……あっ』あたしはまたもやいやらしい喘ぎ声をあげながら、じわじわと広がる快感に体をゆだねる。岡林くんはもうあたしの弱いところを完全に把握していて、あたしは岡林くんにいじられると、すぐ濡れてしまう。『先生……いじって?』岡林くんの手があたしの手を取り、自分の熱くたぎったものへと誘導する。『あ……』初めて触れる、岡林くんのもの。熱くて硬くて、触った瞬間、ぴくりと動いた。いざなわれるがままに彼のものを握りしめ、ゆっくりと手を動かす。『はあ……っ、先生、もっと……』熱い吐息が耳にかかるたび、あたしのアソコも濡れて……彼の手が、あたしのズボンとパンツを下ろした。あたしが充分潤っているのを確認して、彼は自分のものをそこにあてがった。『お、岡林くん……ッ』思わず腰を引くあたしを、岡林くんはいとも簡単に押さえつける。『逃げないで、先生。もっと、キモチよくしてあげるから……』うしろから、あたしの濡れそぼった割れ目に、熱い彼自身を往復させる。あたしはそれだけで期待と快楽に声を漏らす。『ああ……っ、んっ、ふ……う……』あたしのアソコは岡林くんを誘うようにヒクヒクと動き、彼の先端が、硬さを増してあたしの中へと――
プルルルル。プルルルル。
ひゃあ!? よ、呼び出しだわ!?
あわてて当直用院内電話を手に取る。……あれ、鳴ってない?
「……はい、産婦人科の村松です」
2つ隣のベッドで、女の人の声がした。なんだ、あたしじゃなかった。さっきのドアの音は、村松先生だったんだ……。
ほっとすると同時に、自己嫌悪。結局あたしはこうやって、隙あらば妄想に精を出す変態なんだ。そう……隙っていうのは、このことなのかもしれない。でもそんなの、自分じゃどうしようもない。何度も治そうとしたけど治らないから、もうこの性癖と共存するって決めたの。せめて誰にも迷惑かけないように、仕事に差し支えないように、絶対ばれないように……それだけ気をつけて、がんばってるんだから!
とにかく明日の夕方、岡林くんが当直に入るまで、隙を見せなければいいのよね。それくらい、やってみせるわ!
布団の中で、昼間の岡林くんの言葉が頭の中をぐるぐるしていた。
次に隙見せたら、今度こそ抱くからね?
隙って、何だろう? いつか西園寺先生がいってた、あれかな? フェロモンが、出やすいとか……。うう、恥ずかしい。それってつまり、エロいってことじゃない。あたしってそんなに、エロいかな? そんなつもりはないんだけど。あたしがエロいから、岡林くんが手を出したくなったり、患者さんがセクハラしたくなったり、新條くんが満員電車で勃起しちゃったり、するのかしら? 全部、あたしのせいなのかな……。
眠れずにモソモソしていたら、女子当直室の扉が静かに開いた。だ、誰かな、他科の女医さんかな……。それとも……もしかして、岡林くん……? 隙って、こういうこと?
頭まで布団をかぶり、ドキドキしながら息をひそめる。じっと動かずにいたら、背中側から、誰かが布団の中に入ってきた! その人は、あたしにすり寄るようにして……『先生、起きてる?』岡林くんの、声。あたしは返事ができなくて寝たふりをする。『先生……俺、昨夜からずっとムラムラしちゃってどうにもならない。先生のせいだよ? 責任取ってよね……』岡林くんが、股間をあたしに押し付ける。熱く硬いものがお尻に触れて、あたしの心臓は飛び上がりそうになる。岡林くんの手が、寝巻代わりに着てる術着の下からするりと入って、下着をつけていないあたしの胸をやわやわと揉む。『……ッ』寝たふりをしていたのに、一瞬体がぴくりと動く。……起きてるのが、バレちゃっただろうか。『先生……今夜こそ、先生に挿れたい』耳元で囁きながら、岡林くんの指先はあたしの乳首をくりっといじる。『ふあ……っ』とうとう、声が漏れてしまった。『やっぱり起きてたんだ、先生?』岡林くんの笑いを含む声が聞こえて、今度は容赦なくあたしの乳首をくりくりとねぶる。同時にあたしのうなじに舌を這わせ、腰はあたしのお尻の割れ目にこすりつける。『んんんっ、あぅ、は……あっ』あたしはまたもやいやらしい喘ぎ声をあげながら、じわじわと広がる快感に体をゆだねる。岡林くんはもうあたしの弱いところを完全に把握していて、あたしは岡林くんにいじられると、すぐ濡れてしまう。『先生……いじって?』岡林くんの手があたしの手を取り、自分の熱くたぎったものへと誘導する。『あ……』初めて触れる、岡林くんのもの。熱くて硬くて、触った瞬間、ぴくりと動いた。いざなわれるがままに彼のものを握りしめ、ゆっくりと手を動かす。『はあ……っ、先生、もっと……』熱い吐息が耳にかかるたび、あたしのアソコも濡れて……彼の手が、あたしのズボンとパンツを下ろした。あたしが充分潤っているのを確認して、彼は自分のものをそこにあてがった。『お、岡林くん……ッ』思わず腰を引くあたしを、岡林くんはいとも簡単に押さえつける。『逃げないで、先生。もっと、キモチよくしてあげるから……』うしろから、あたしの濡れそぼった割れ目に、熱い彼自身を往復させる。あたしはそれだけで期待と快楽に声を漏らす。『ああ……っ、んっ、ふ……う……』あたしのアソコは岡林くんを誘うようにヒクヒクと動き、彼の先端が、硬さを増してあたしの中へと――
プルルルル。プルルルル。
ひゃあ!? よ、呼び出しだわ!?
あわてて当直用院内電話を手に取る。……あれ、鳴ってない?
「……はい、産婦人科の村松です」
2つ隣のベッドで、女の人の声がした。なんだ、あたしじゃなかった。さっきのドアの音は、村松先生だったんだ……。
ほっとすると同時に、自己嫌悪。結局あたしはこうやって、隙あらば妄想に精を出す変態なんだ。そう……隙っていうのは、このことなのかもしれない。でもそんなの、自分じゃどうしようもない。何度も治そうとしたけど治らないから、もうこの性癖と共存するって決めたの。せめて誰にも迷惑かけないように、仕事に差し支えないように、絶対ばれないように……それだけ気をつけて、がんばってるんだから!
とにかく明日の夕方、岡林くんが当直に入るまで、隙を見せなければいいのよね。それくらい、やってみせるわ!
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