妄想女医・藍原香織の診察室

Piggy

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恋愛編

21話【daily work】研修医 東海林 明久 25歳:「粒ぞろいじゃん」(東海林編)

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 おっ、来た来た。あれが藍原先生だな。うひゃっ、めちゃくちゃ可愛いじゃん。

「あ、あなたが今週からの東海林くんね? 藍原です、2か月よろしく」
「よろしくお願いしまっす」

 元気に挨拶。これから毎日この先生に会えるのか、テンションあがるな~。

「もう11月だし、手技系はだいたいできるのかしら?」
「はい、どんどんやらせてくださいっ」

 藍原先生はニコニコしてる。

「頼もしいわね! さっそくだけど、あたし週末にセミナーで留守にするの。病棟をお願いしたいから、それまでに患者さんの把握、よろしくね」
「はいっ」

 いいねー、可愛くて優しくて性格もよさそう。藍原先生、モテるんだろうなあ。純に見えて、実は男をフるのは慣れてるのかな。でないと、あの岡林が撃沈とか、ありえねーよな。俺もちょっかい出してみたいけど、岡林でダメだったんなら、まあ無理かな。もうちょい現実的なとこ狙うか。

「こちら、師長の牧野さん。ナースはまあ、すぐ名前と顔が一致するようになると思うから」

 そこに、ショートカットのナースが通りかかった。

「藍原先生、新しい研修医さんですか?」

 おっ、この子も可愛いな。佐々木さんか。ショートカットが似合う女の子はなかなかいない。お、あそこにいるおかっぱナースもエキゾチックで魅力的だ。あっちのナースも悪くない。……へえ、4階中央病棟、結構粒ぞろいじゃん。これはもう、早めにナースとの飲み会を企画しないとな。

「……東海林くん、聞いてる?」
「え? あっ、は、はい、何でしたっけ」

 藍原先生が困ったように笑ってる。

「今日の午後の入院の話よ。不明熱精査。採血とCT、オーダーしたから。患者さんから病歴をしっかり聞いておいてね。不明熱は、内科医の腕の見せ所よ」
「……はい」

 不明熱か。めんどくせーな。聞くこと多いじゃん。鑑別疾患は、何だっけ……悪性腫瘍、膠原病、あとは……。あとで研修医マニュアル見とかないと。

「外来でレントゲン撮ったの。どう? どこか、おかしいところある?」

 藍原先生がパソコンで胸のレントゲンを出した。えっと、肺炎とか、腫瘍の影とか、ないかってことだよな……。
 モニター画面を覗き込もうとして……思わず違うものを、覗き込む。

 ……マジかよ。でけぇ。推定Eカップ。小柄なのにこのボリューム。白衣の下に着てるキャミソールは、そんなに胸元開いてないけど、上から至近距離で覗き込むと、谷間の具合がすげぇ。この、深ーい谷間に、思いっきり手ぇ突っ込みてーな。ガシガシに揉んだら、気持ちよさそうだ。……そうか、岡林、あんなに悔しがってたのは、落とし損ねた女が上玉だったからだな。

 それにしても。レントゲンチェックと見せかけてこのポジション、最高だな。1日1回は拝みたい。よし、ルーチンワークにしよう。

 ツンツン。

 誰かに肩を突かれた。振り返ると、さっきのショートカットのナース。俺の耳元で、囁いた。

「東海林先生。目。どこ見てるんですか」
「……あっ、ども、すみません」

 笑ってごまかす。いきなりバレたよ。2か月、かわゆいナースに囲まれて楽しく研修するつもりなんだから、ここで印象悪くするわけにはいかない。気をつけなきゃな……。
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