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迷走編
47話【off duty】戸叶 梨沙 26歳:新歓飲み会(梨沙編)
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くぅーっ、やっぱり仕事のあとのお酒はおいしい! この病棟はナースもみんな親切だし、楽しく働けそう。
「みなさーん、飲んでますかーっ!」
とりあえずナース席に乱入。ここのナースは美人揃いだって誰かがいってたけど、本当だ。
「戸叶先生、よろしくー!」
「いえーい!」
「先生、何年目ですか?」
「3年目でーす。研修が終わったばかりでーす」
「3年目っていうと、じゃあ、岡林先生とか、東海林先生とかと同期?」
「そうですよ~」
するとナースの数人がきゃっと盛り上がった。
「ねえ、岡林先生て、学生時代からやっぱりモテモテだったんですか?」
やっぱりあいつの話か。
「そうですね、モテたし、よく遊んでましたよ~」
「きゃー、やっぱり遊び人なんだぁ?」
「でも仕事もできて、優しくて、あれはモテるわよね~」
もはやアイドル状態だね、岡林。
「皆さん、騙されちゃダメですよ~、あれ、羊の皮をかぶったオオカミですから~。油断してると食われますよ~」
「でも、内科ラウンド中は、すごく真面目にしてましたよ。噂は聞いてたけど、全然、ナースにも声かけてこなくて。うちのナース、好みじゃなかったのかなあ」
ふーん。じゃあ、あの話は本当なんだ? あの岡林が、ねえ。
「それより、戸叶先生はどうなんですか?」
「どうって?」
「先生キレイだし明るいから、モテそう! やっぱり彼氏とかいるんですか?」
「ははっ、いませんよ~。女医ってモテないから」
「え、そうなんですか?」
「モテないよ~、むしろ引かれる。ナースのほうが絶対モテますよ」
「でも、藍原先生だって可愛いし、西園寺先生も美人でしょ。モテないはずないし」
女子って、恋愛ネタが好きよね。確かにこの医局は女子のレベルが高いけど。ナースが勝手に盛り上がり始めた。
「西園寺先生は、彼氏作らないっていってたわよ。ひとりに縛られるのはイヤって」
「わお、男前発言ね」
「藍原先生も、なんかほわわーんとしててつかみどころないけど、彼氏、いなさそうよね?」
「うーん、そういう話は聞いたことないわねぇ」
へえ、藍原先生、彼氏いないんだ? 研修医の間では可愛くて大人気みたいだけど。中村も東海林も、藍原先生と組めて嬉しそうにしてた。確かに、顔は可愛いし胸もでかいから、大抵の男は喜ぶだろうな。
さて、あと挨拶してないのは……振り返ると、ちょっと離れたところで男の看護師がひとりでビールを飲んでる。今日話したから覚えてる、小野さんね。
「小野さん。今後ともよろしく~」
グラス片手に近づくと、小野さんはちらっと目を上げてぶっきらぼうに会釈した。無口な男ね。
「小野さん、男ひとりですね~。女の園で、やりにくくないですか?」
「別に。よくもまああんなにおしゃべりできるなあとは思うけど」
「きゃはは! でもこの病棟のナース、みんな美人じゃないですかぁ」
「仕事に美人とか関係ないしね」
「でもここ、女医率高いし、西園寺先生も藍原先生も綺麗だから、研修医の男どもからは人気あるんですよ」
「へえ? ……でも、藍原先生は、彼氏いるみたいだよ」
「え。そうなんですか?」
さっきナースはいないっぽいっていってたけど。
「こないだの飲み会で、西園寺先生と、そんなような話してましたよ」
……そうなんだ。藍原先生、のほほんとした顔して、ちゃんと彼氏いるんだ?
「どんな彼氏なんですかね? 小野さん知ってる?」
「いや。俺、最近配属されたばかりだし。藍原先生のことも、別に何も詳しくないですよ」
ふーん……。藍原先生の彼氏。気になる。ま、でもそれは置いといて。せっかく、背は低いけどマッチョで顔も悪くない小野さんがいるんだから、たくさん飲んで盛り上がらないとね!
「みなさーん、飲んでますかーっ!」
とりあえずナース席に乱入。ここのナースは美人揃いだって誰かがいってたけど、本当だ。
「戸叶先生、よろしくー!」
「いえーい!」
「先生、何年目ですか?」
「3年目でーす。研修が終わったばかりでーす」
「3年目っていうと、じゃあ、岡林先生とか、東海林先生とかと同期?」
「そうですよ~」
するとナースの数人がきゃっと盛り上がった。
「ねえ、岡林先生て、学生時代からやっぱりモテモテだったんですか?」
やっぱりあいつの話か。
「そうですね、モテたし、よく遊んでましたよ~」
「きゃー、やっぱり遊び人なんだぁ?」
「でも仕事もできて、優しくて、あれはモテるわよね~」
もはやアイドル状態だね、岡林。
「皆さん、騙されちゃダメですよ~、あれ、羊の皮をかぶったオオカミですから~。油断してると食われますよ~」
「でも、内科ラウンド中は、すごく真面目にしてましたよ。噂は聞いてたけど、全然、ナースにも声かけてこなくて。うちのナース、好みじゃなかったのかなあ」
ふーん。じゃあ、あの話は本当なんだ? あの岡林が、ねえ。
「それより、戸叶先生はどうなんですか?」
「どうって?」
「先生キレイだし明るいから、モテそう! やっぱり彼氏とかいるんですか?」
「ははっ、いませんよ~。女医ってモテないから」
「え、そうなんですか?」
「モテないよ~、むしろ引かれる。ナースのほうが絶対モテますよ」
「でも、藍原先生だって可愛いし、西園寺先生も美人でしょ。モテないはずないし」
女子って、恋愛ネタが好きよね。確かにこの医局は女子のレベルが高いけど。ナースが勝手に盛り上がり始めた。
「西園寺先生は、彼氏作らないっていってたわよ。ひとりに縛られるのはイヤって」
「わお、男前発言ね」
「藍原先生も、なんかほわわーんとしててつかみどころないけど、彼氏、いなさそうよね?」
「うーん、そういう話は聞いたことないわねぇ」
へえ、藍原先生、彼氏いないんだ? 研修医の間では可愛くて大人気みたいだけど。中村も東海林も、藍原先生と組めて嬉しそうにしてた。確かに、顔は可愛いし胸もでかいから、大抵の男は喜ぶだろうな。
さて、あと挨拶してないのは……振り返ると、ちょっと離れたところで男の看護師がひとりでビールを飲んでる。今日話したから覚えてる、小野さんね。
「小野さん。今後ともよろしく~」
グラス片手に近づくと、小野さんはちらっと目を上げてぶっきらぼうに会釈した。無口な男ね。
「小野さん、男ひとりですね~。女の園で、やりにくくないですか?」
「別に。よくもまああんなにおしゃべりできるなあとは思うけど」
「きゃはは! でもこの病棟のナース、みんな美人じゃないですかぁ」
「仕事に美人とか関係ないしね」
「でもここ、女医率高いし、西園寺先生も藍原先生も綺麗だから、研修医の男どもからは人気あるんですよ」
「へえ? ……でも、藍原先生は、彼氏いるみたいだよ」
「え。そうなんですか?」
さっきナースはいないっぽいっていってたけど。
「こないだの飲み会で、西園寺先生と、そんなような話してましたよ」
……そうなんだ。藍原先生、のほほんとした顔して、ちゃんと彼氏いるんだ?
「どんな彼氏なんですかね? 小野さん知ってる?」
「いや。俺、最近配属されたばかりだし。藍原先生のことも、別に何も詳しくないですよ」
ふーん……。藍原先生の彼氏。気になる。ま、でもそれは置いといて。せっかく、背は低いけどマッチョで顔も悪くない小野さんがいるんだから、たくさん飲んで盛り上がらないとね!
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