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迷走編
60話【case 7】新條 浩平 20歳:痔再発(藍原編)②
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「キモチ、いいの……?」
囁いただけで、新條くんが吐息を漏らす。
「……っあ、先生……ダメ、そこ……お願いだから……っ」
はあはあと浅い呼吸をする新條くん。本当に嫌ならやめるけど……新條くん、頬をピンク色に染めて、体温がぐっと上がって……あたしにはわかる。
「キモチ、いいんでしょ……? 大丈夫よ、もっとしてあげる」
可愛いい新條くんの耳たぶを、ぱくっと咥える。そのままぺろりと舐めると、新條くんの体がまたびくついた。
「あ……っ、先生……っ! ま、まずいよ、それは……」
「大丈夫よ、ただの診察なんだから……」
人差し指の関節を曲げて、前立腺の部分をくいくいと刺激してやると、新條くんの呼吸が乱れてますます体が火照ってくる。
「あ……はぁ……」
たっぷりつけたゼリーのおかげで、くちゅくちゅと、お尻の中が音を立て始める。どうしよう、あまり大きな音になると、さすがにカーテンの向こうにいるスタッフにバレちゃうかも……? そんなことを思ってると、不意に、新條くんの体の変化に気がつく。新條くんの腰がもじもじしていて、よく見ると……くの字に曲げた股間のあたりに、少しだけ勃起した陰茎が、見え隠れしていた。
ドキッとした。明るいところで新條くんのモノを見るのは、アレ以来――病院近くの公園の男子トイレで、新條くんが我慢できずにあたしの股の間でイッたとき以来だ。あのときだって、ちょっとしか見えなかった。今も、太ももに挟まれてほんの少しだけ顔を出した先っぽが、見えてるだけ。……ピンク色の、可愛い頭が。
触りたい。すごく触りたいけど。
右手で、手首を180度回して直腸診をしている状態で、左手で新條くんの股間を触るのは、体勢的に、無理……。うう、残念過ぎる! この際左側臥位じゃなくて、完全なる仰臥位でM字開脚で診察すれば、どっちも触れたのに……! ああ、でもそんなの直腸診としては邪道だし。そうよ、第一に診察中である身としては、ここは我慢するしかないわね……。
「上手よ、新條くん。もうちょっと、我慢してね?」
「うぅ……はぁ、……ね、まだ? 先生……っ」
新條くんたら、泣きそうな顔であたしを見てる。一生懸命何かを堪えてる顔が、どんどんあたしを刺激して、止まらなくなっちゃう。……大丈夫、新條くんは、今日最後の患者さんだから。……ちょっとくらい診察に時間がかかったって、誰にも迷惑かけないから……。
くちくちと新條くんの中を撫でていると、新條くんの股間のモノはますます大きくなって、呼吸がどんどん速くなっていった。
「ね、先生、ちょっと、もぅ……まずいって……っ」
そんな新條くんの耳元で、そっと囁く。
「ねえ、新條くん……キモチいいんでしょ? いいのよ……自分で、触っても」
途端に新條くんの顔がさらに上気する。知ってるんだから。新條くん、キモチよくて、もう……先っぽが、濡れてる。まだためらう新條くんに、ダメ押しで……もう一度、耳の後ろを舐めてやる。
「あ……っ」
新條くんが小さな声をあげて体を硬直させた。
「ね? お手伝いしてあげるから……」
「あ……先生……ッ」
新條くんが震える声で喘いで、ためらいがちに、右手を自分の股間へ伸ばす。ゆっくりとしごき始める姿を見て、もうあたしは一気に、体が芯から熱くなって……どうしよう、あたしのお股までウズウズし始めて、もう、止まらない。新條くんが、あたしにお尻の穴をいじられて、こんなに感じて、自分でしてるなんて……。
「新條くん……可愛い……」
あたしは優しく強く、新條くんの前立腺の裏側を刺激しながら、耳たぶや耳の周りを舐め回した。ああ、あたし今、すごくいやらしいことしてる。でも、それで新條くんがキモチよくなってるのを見ると、もっと、もっと……てなっちゃって。
「はあ……っ、ヤバい先生、キモチ……よすぎ……」
新條くんの右手の動きがどんどん速くなる。閉め切ったカーテンの中で、そこだけ湿度も温度も高くなって、卑猥な音が漏れる中、あたしは左手を新條くんの体の前へ伸ばした。しごいてあげるのは無理だけど、上半身なら何とか、触れる。
「新條くん……声、我慢してね?」
Tシャツの上から、新條くんの乳首をいじる。新條くんはひと際大きく体を跳ね上げた。
「あ……っ!」
詰まったような悲鳴をあげて、新條くんが何とか堪える。穴の中を絶えず刺激しながら、指の腹に触れる可愛い突起を優しく撫で続けると、新條くんの右手の動きがますます加速して……。
「あっ、はっ、先生っ、ヤバ……イキそう、ふっ、あ……ッ!」
新條くんの左手が目の前のティッシュボックスに伸びて、数枚掴むと、すぐに股間を押さえた。体をくの字に曲げたままぷるぷると硬直させると、あたしの指を咥えた穴もきゅうっと痛いくらいに締まった。しばらくしてから、新條くんがあぁ、と小さなため息をついて、同時に、お尻の筋肉も緩む。あたしはゆっくりと、人差し指を引き抜いた。
ぐったりと肩で息をしながら呆然としている新條くんが、堪らなく可愛い。あたしは手袋を外すと、新條くんにいった。
「……大丈夫よ、痔はこないだと同じくらい。悪くなってはいなかったわ」
ふふ、エロいだけじゃなくてちゃんと診察もしてるんだから。
「お薬、出しておくわね。……ああ、それ」
新條くんが股間でキャッチして丸めたティッシュを取る。
「あ……」
慌てる新條くんに、ウインク。
「大丈夫、捨てておくから」
そのまま手袋と一緒に、感染性医療廃棄物の箱へイン。
「じゃあ、洋服直してもらっていいですよ」
何食わぬ顔でカーテンの外へ出ようとしたとき。突然、うしろから手首を掴まれた。
「……先生」
「え……っ」
急に引っ張られて、新條くんにキスをされた。新條くん、手も唇も、いつもより熱い。それに、乱暴に入ってきた舌も……。
「んん……っ」
予想外にいきなり唇を奪われて焦る。さ、さすがにこれはまずいわ、だって診察になってないし……! ああでも、情熱的な新條くんのキスで、かろうじて堪えていたあたしの理性が、今にも吹き飛びそうに――
なったところで、新條くんが唇を離した。
「……ん、は……っ」
息を継いで、呼吸を整える。どうしよう、あたしたぶん、顔が真っ赤だ。新條くんはまたすねたような恥ずかしがってるような赤い顔で、あたしに囁いた。
「先生……次、覚えてろよ……」
その言い方が、負け惜しみみたいに弱々しくて、また胸の奥のほうがきゅんと来る。でも、新條くん。さっきまであたしのほうが絶対主導権を握っていたのに。今の、ほんの一瞬のキスで。もうあなたの仕返しは、半分成功したみたいなものだわ。だって……今、ものすごく……新條くんと、触れ合いたい。
恥ずかしそうだった新條くんの表情が、ふと、和らいだ。左手がそっとあたしの頬に触れて……纏う雰囲気が、いつもの優しくて温かい新條くんに戻った。そこでハッとする。まずいわ、きっとあたしがムラムラきてるのがバレたに違いない! 余裕ぶって新條くんにいたずらしてたのに、もう形勢逆転しかけてるって、気づかれたんだわ。
あたしはすぐに背を向けると、今度こそカーテンの外に出た。
「はっ、早くお洋服、整えてくださいねっ!?」
ぶんぶんと頭を振りながら、気を取り直してパソコンへ向かう。
えっと、軟膏を、10本……あら。
画面を見ていて、気づく。上のほうに表示されている新條くんの基本情報の欄。……誕生日が、5月10日だ。……来週の金曜日じゃない! 知らなかった。新條くん、来週21歳になるのね。
また、妙に胸がどきどきしてきた。お祝い、しなきゃ。プレゼント、何がいいかな。まだ知り合って間もないし、デートもそんなにしてないし、新條くんの好みとかよくわからない。でも、せっかくだから……秘密で、用意したいな。
「せ、先生。もういいですか……」
新條くんが、ばつの悪そうな顔でカーテンを開けて出てきた。
「あっ、うん、いいわよ! お薬、10本出しといたわ。お大事にね」
「……あ、ありがとうございました……」
新條くんが出ていったのを見届けて、パソコン画面を閉じる。今日の外来はこれでおしまい。……ああ、最後にうっかり暴走しちゃったわ……。
席を立とうとして、診察台の上にキシロカインゼリーが置いてあるのに気づく。いけない、しまわないと……。手に取ってから、ふと、止まる。
……このゼリー、もうあと1回分くらいしか残ってない。人によっては、もう捨てちゃうくらいの量だわ。
……。
迷った末に、ゼリーをこっそり、白衣のポケットに忍ばせる。
……うふふ。あたしにも、こんな日が来るなんて。思いのほか、プライベートで使う機会ができそうだから……これくらい、許されるわよね!
囁いただけで、新條くんが吐息を漏らす。
「……っあ、先生……ダメ、そこ……お願いだから……っ」
はあはあと浅い呼吸をする新條くん。本当に嫌ならやめるけど……新條くん、頬をピンク色に染めて、体温がぐっと上がって……あたしにはわかる。
「キモチ、いいんでしょ……? 大丈夫よ、もっとしてあげる」
可愛いい新條くんの耳たぶを、ぱくっと咥える。そのままぺろりと舐めると、新條くんの体がまたびくついた。
「あ……っ、先生……っ! ま、まずいよ、それは……」
「大丈夫よ、ただの診察なんだから……」
人差し指の関節を曲げて、前立腺の部分をくいくいと刺激してやると、新條くんの呼吸が乱れてますます体が火照ってくる。
「あ……はぁ……」
たっぷりつけたゼリーのおかげで、くちゅくちゅと、お尻の中が音を立て始める。どうしよう、あまり大きな音になると、さすがにカーテンの向こうにいるスタッフにバレちゃうかも……? そんなことを思ってると、不意に、新條くんの体の変化に気がつく。新條くんの腰がもじもじしていて、よく見ると……くの字に曲げた股間のあたりに、少しだけ勃起した陰茎が、見え隠れしていた。
ドキッとした。明るいところで新條くんのモノを見るのは、アレ以来――病院近くの公園の男子トイレで、新條くんが我慢できずにあたしの股の間でイッたとき以来だ。あのときだって、ちょっとしか見えなかった。今も、太ももに挟まれてほんの少しだけ顔を出した先っぽが、見えてるだけ。……ピンク色の、可愛い頭が。
触りたい。すごく触りたいけど。
右手で、手首を180度回して直腸診をしている状態で、左手で新條くんの股間を触るのは、体勢的に、無理……。うう、残念過ぎる! この際左側臥位じゃなくて、完全なる仰臥位でM字開脚で診察すれば、どっちも触れたのに……! ああ、でもそんなの直腸診としては邪道だし。そうよ、第一に診察中である身としては、ここは我慢するしかないわね……。
「上手よ、新條くん。もうちょっと、我慢してね?」
「うぅ……はぁ、……ね、まだ? 先生……っ」
新條くんたら、泣きそうな顔であたしを見てる。一生懸命何かを堪えてる顔が、どんどんあたしを刺激して、止まらなくなっちゃう。……大丈夫、新條くんは、今日最後の患者さんだから。……ちょっとくらい診察に時間がかかったって、誰にも迷惑かけないから……。
くちくちと新條くんの中を撫でていると、新條くんの股間のモノはますます大きくなって、呼吸がどんどん速くなっていった。
「ね、先生、ちょっと、もぅ……まずいって……っ」
そんな新條くんの耳元で、そっと囁く。
「ねえ、新條くん……キモチいいんでしょ? いいのよ……自分で、触っても」
途端に新條くんの顔がさらに上気する。知ってるんだから。新條くん、キモチよくて、もう……先っぽが、濡れてる。まだためらう新條くんに、ダメ押しで……もう一度、耳の後ろを舐めてやる。
「あ……っ」
新條くんが小さな声をあげて体を硬直させた。
「ね? お手伝いしてあげるから……」
「あ……先生……ッ」
新條くんが震える声で喘いで、ためらいがちに、右手を自分の股間へ伸ばす。ゆっくりとしごき始める姿を見て、もうあたしは一気に、体が芯から熱くなって……どうしよう、あたしのお股までウズウズし始めて、もう、止まらない。新條くんが、あたしにお尻の穴をいじられて、こんなに感じて、自分でしてるなんて……。
「新條くん……可愛い……」
あたしは優しく強く、新條くんの前立腺の裏側を刺激しながら、耳たぶや耳の周りを舐め回した。ああ、あたし今、すごくいやらしいことしてる。でも、それで新條くんがキモチよくなってるのを見ると、もっと、もっと……てなっちゃって。
「はあ……っ、ヤバい先生、キモチ……よすぎ……」
新條くんの右手の動きがどんどん速くなる。閉め切ったカーテンの中で、そこだけ湿度も温度も高くなって、卑猥な音が漏れる中、あたしは左手を新條くんの体の前へ伸ばした。しごいてあげるのは無理だけど、上半身なら何とか、触れる。
「新條くん……声、我慢してね?」
Tシャツの上から、新條くんの乳首をいじる。新條くんはひと際大きく体を跳ね上げた。
「あ……っ!」
詰まったような悲鳴をあげて、新條くんが何とか堪える。穴の中を絶えず刺激しながら、指の腹に触れる可愛い突起を優しく撫で続けると、新條くんの右手の動きがますます加速して……。
「あっ、はっ、先生っ、ヤバ……イキそう、ふっ、あ……ッ!」
新條くんの左手が目の前のティッシュボックスに伸びて、数枚掴むと、すぐに股間を押さえた。体をくの字に曲げたままぷるぷると硬直させると、あたしの指を咥えた穴もきゅうっと痛いくらいに締まった。しばらくしてから、新條くんがあぁ、と小さなため息をついて、同時に、お尻の筋肉も緩む。あたしはゆっくりと、人差し指を引き抜いた。
ぐったりと肩で息をしながら呆然としている新條くんが、堪らなく可愛い。あたしは手袋を外すと、新條くんにいった。
「……大丈夫よ、痔はこないだと同じくらい。悪くなってはいなかったわ」
ふふ、エロいだけじゃなくてちゃんと診察もしてるんだから。
「お薬、出しておくわね。……ああ、それ」
新條くんが股間でキャッチして丸めたティッシュを取る。
「あ……」
慌てる新條くんに、ウインク。
「大丈夫、捨てておくから」
そのまま手袋と一緒に、感染性医療廃棄物の箱へイン。
「じゃあ、洋服直してもらっていいですよ」
何食わぬ顔でカーテンの外へ出ようとしたとき。突然、うしろから手首を掴まれた。
「……先生」
「え……っ」
急に引っ張られて、新條くんにキスをされた。新條くん、手も唇も、いつもより熱い。それに、乱暴に入ってきた舌も……。
「んん……っ」
予想外にいきなり唇を奪われて焦る。さ、さすがにこれはまずいわ、だって診察になってないし……! ああでも、情熱的な新條くんのキスで、かろうじて堪えていたあたしの理性が、今にも吹き飛びそうに――
なったところで、新條くんが唇を離した。
「……ん、は……っ」
息を継いで、呼吸を整える。どうしよう、あたしたぶん、顔が真っ赤だ。新條くんはまたすねたような恥ずかしがってるような赤い顔で、あたしに囁いた。
「先生……次、覚えてろよ……」
その言い方が、負け惜しみみたいに弱々しくて、また胸の奥のほうがきゅんと来る。でも、新條くん。さっきまであたしのほうが絶対主導権を握っていたのに。今の、ほんの一瞬のキスで。もうあなたの仕返しは、半分成功したみたいなものだわ。だって……今、ものすごく……新條くんと、触れ合いたい。
恥ずかしそうだった新條くんの表情が、ふと、和らいだ。左手がそっとあたしの頬に触れて……纏う雰囲気が、いつもの優しくて温かい新條くんに戻った。そこでハッとする。まずいわ、きっとあたしがムラムラきてるのがバレたに違いない! 余裕ぶって新條くんにいたずらしてたのに、もう形勢逆転しかけてるって、気づかれたんだわ。
あたしはすぐに背を向けると、今度こそカーテンの外に出た。
「はっ、早くお洋服、整えてくださいねっ!?」
ぶんぶんと頭を振りながら、気を取り直してパソコンへ向かう。
えっと、軟膏を、10本……あら。
画面を見ていて、気づく。上のほうに表示されている新條くんの基本情報の欄。……誕生日が、5月10日だ。……来週の金曜日じゃない! 知らなかった。新條くん、来週21歳になるのね。
また、妙に胸がどきどきしてきた。お祝い、しなきゃ。プレゼント、何がいいかな。まだ知り合って間もないし、デートもそんなにしてないし、新條くんの好みとかよくわからない。でも、せっかくだから……秘密で、用意したいな。
「せ、先生。もういいですか……」
新條くんが、ばつの悪そうな顔でカーテンを開けて出てきた。
「あっ、うん、いいわよ! お薬、10本出しといたわ。お大事にね」
「……あ、ありがとうございました……」
新條くんが出ていったのを見届けて、パソコン画面を閉じる。今日の外来はこれでおしまい。……ああ、最後にうっかり暴走しちゃったわ……。
席を立とうとして、診察台の上にキシロカインゼリーが置いてあるのに気づく。いけない、しまわないと……。手に取ってから、ふと、止まる。
……このゼリー、もうあと1回分くらいしか残ってない。人によっては、もう捨てちゃうくらいの量だわ。
……。
迷った末に、ゼリーをこっそり、白衣のポケットに忍ばせる。
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