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障害編
99話【off duty】新條 浩平:イケない披露宴(新條編)①
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「これより、新條家、藍原家ご両家の結婚披露宴を始めさせていただきます。まず始めに、新郎の上司で〇△製薬株式会社医薬開発本部データサイエンス部部長、島谷雄一郎様より、ご祝辞を頂戴いたします」
ここで、リハーサルどおり起立。左隣の藍原先生も、緊張した面持ちで立っている。小柄だけど、ベアトップのウェディングドレスから見える肩のラインと、綺麗な鎖骨の線が、いつ見てもそそられる。それに何といっても、やっぱり、谷間だよな。胸の谷間がもう、目が離せないくらいむちっと主張してて、たまらない。……やべ、ここで勃起したらゲストから丸見えじゃん。危ない危ない……。
「――というわけで、浩平くんは、我々の仲間になって2年目に入るわけですが。開発本部データサイエンス部といっても、なかなかピンと来ないかと思われますが、まあ簡単にいうと、新薬の開発に携わる部門でして。我々は主に、臨床試験を行った際のデータの解析を担当しております。その関係で、M病院のほうにもお邪魔する機会が何回かありまして、今回、そのM病院勤務の内科の女性医師と結婚されると聞いたときには、まあ社会人1年目にして早くも運命の方を見つけたのかと、驚いた次第でございますが。なれそめを聞きまして、さらに驚きまして。なんと浩平くん、新婦の香織さんと、もう何年も前からお付き合いしているというんですね! いったいどこに接点がと思いましたら、おふたりは実はご近所さんだということで、浩平くん、香織さんの診察を受けたこともあるそうで。当時大学生だった浩平くんが、香織さんのために、製薬の道を志そうと一念発起。H大学理学部数学科から、医療統計で有名なT大学の修士課程へ進みまして、今、我々とともに働いている、と。そういうわけでして――」
部長、話長いよ。もうみんな、乾杯したくてうずうずしてるよ。挨拶は3分で終わらせないと。
横目で見ると、藍原先生が、ちらっちらっと俺をうかがうようにしてる。その目は何だか、不安と期待の入り混じった怪しげな色を放っていて、頬はさっきまでと違って、うっすらピンク色だ。……へへ、可愛い。めっちゃ可愛い、そそられちゃう。……でも、まだだよ、先生。
「それでまあ、この部門はですね、国内外の有名大学から、博士課程を修了した多くの精鋭たちが集まってくる、まあ手前味噌ですが激戦の部門でして。そんな中、浩平くんは修士という資格にも関わらず、何倍もの狭き門を制して見事、採用となったわけでして。それもひとえに、彼の類まれなる才能、才能というのはですね、まさに、努力できるという才能、これですね。彼は修士課程に在籍中に、博士号を取得した人間ですら難しいといわれる多くの優秀な論文や業績をあげまして、いくつかの賞も受賞しておりまして、これでもう、人事課も満場一致で――」
だから、話が長いんだって、島谷部長。ほら、ゲストがみんなイライラしてる。空気読んでよ。
「――というわけでして、浩平くん、香織さん、どうか末永く、お幸せに! これをもちまして、祝辞と代えさせていただきます」
ああ、やっと終わった。一礼して、着席する。……あれ、先生、座り方がなんだか変だ。もじもじと、椅子に浅く腰かけて。
「続きまして、乾杯のご発声を、新婦の上司でM病院総合診療内科部長、西園寺すみれ様よりいただきたいと思います」
もう1回起立。セクシーなイブニングドレスで、西園寺先生が出てきた。
「浩平くん、香織さん、ご両家の皆さま、このたびはまことにおめでとうございます。ご紹介に預かりました、西園寺と申します」
さすがの西園寺先生も、こういう場では本性を隠してそつなくやるんだな。島谷部長より年下のはずだけど、なんか貫禄が違う。
「さきほど、島谷様からなれそめのお話がありましたが、実は私、おふたりがお付き合いを始めたころから存じあげておりまして――」
こっそり藍原先生を盗み見る。さすがに自分の上司だからか、そわそわした雰囲気で、でもじっと、西園寺先生のほうを見つめてる。……そろそろかな。
そっとズボンのポケットに手を忍ばせて、スイッチを入れる。途端に、藍原先生が小さな悲鳴を上げてびくっと背筋を伸ばした。泣きそうな目で俺を見てくる。……ふふ、最高。ゾクゾクしちゃうよ。アソコにローターを入れられて、キモチいいのを我慢してる、ウェディングドレス姿の藍原先生。エロい。エロ過ぎるよ……。ああ、先生の肌がますますピンク色に上気して、体温が上がり、何ともいえない甘い香りが……先生独特の、誘うような女の香りが、立ち込めてきた。……ヤバい、西園寺先生の話どころじゃないな。股間がムズムズする。
「――御覧のように、見た目も中身も愛らしい香織さんは、その類まれなる魅力と無自覚な色気で多くの男性を虜にしてきたのですが、そんな香織さんの選んだ男が、一見地味な浩平くんでした」
あれ、何か俺、結構ないわれようじゃない? まあ慣れてるけどさ。……藍原先生、体が震え出した。相当我慢してるな、これは……。
「しかし私は断言できます。彼こそが、香織さんの運命の人であると。自らの色気を持て余していた香織さんを、温かく寛大な心で正しい道へと導いた人こそが、浩平くんでした。彼女を導くというのは、容易なことではありません。暴走する情欲、それを律する理性、この相反するふたつの手綱を見事に操り、浩平くんは、香織さんの新たな魅力、いえ、彼女に眠っていた本当の魅力を、開花させたのです。御覧ください、彼女の紅潮した頬、潤んだ瞳、立ち昇るかぐわしいフェロモン。こうして隣同士で並んでいるだけでも、彼女をここまで女にしてしまう浩平くんの隠れた実力。医療解析を担う、数字と統計の専門家は、同時に、香織さん専属の、女の女たる所以を刺激的かつ劇的に開拓する、性のパイオニアでもあったのです。そして私は、そんなふたりが悩みながらも愛を深め合うその道のりに同伴し、助け、それを目撃できたことを、この上なく幸せに思っております」
さすが西園寺先生。ギリギリアウトなスピーチだ。でもそんな言葉も藍原先生の耳には入ってないみたい。藍原先生はもう、目に涙を浮かべて、懇願するように俺を見つめてくる。呼吸は浅く速くなり、餌をねだる犬みたいにはあはあしてる。
「ん……んぅ……っ」
ヤバい、もう声すら我慢できなくなってる。先生がぎゅっと目を閉じて、かすかに上を向いた。体がブルブルと痙攣してる。……ちょっと、やりすぎたか。
スイッチを切ってやると、先生はぐっとすくめた肩を脱力して、大きく息をしながらうつむいた。それからまた、うらめしそうに俺を見る。……先生のためを思って止めたんだけど、逆にイク直前で寸止め食らって、消化不良みたいだ。……あとでたっぷり、可愛がってあげないとな。
「それでは、ふたりの前途を祝して、乾杯!」
西園寺先生の発声で、グラスを交わす。藍原先生はほっとしたような顔で椅子に座った。
「新條くん……いじわる……」
俺にだけ聞こえる小さな声で、そう呟く。
「あはは、でも先生、すっごく綺麗だったよ。俺もかなりムラムラしてる」
それからいろんな人のお祝いを受けたあと、お色直しに中座する。ふたりで披露宴会場を出た途端、先生がはああっと息を吐いた。
「緊張されました? 大丈夫ですよ新婦さま、とってもお綺麗です」
何も知らない介添え人が、笑顔でフォローする。誘導に従って、控室に入った。そこには着付けの女性がいて、ウェディングドレスの背中の紐を緩めながら、あっと声をあげた。
「あらっ。藍原さん、お色直しはピンクのドレスでしたよね? いけないっ、手違いで違うドレスを持ってきちゃったわ! ごめんなさい、すぐ取ってくるのでそのままお待ちになっていてください!」
慌てて女性が出て行って、控室に先生とふたりきりになる。その瞬間、俺はもう我慢できなくて大きく広がった先生のウェディングドレスの裾をたくし上げた。
「先生……っ」
山のように折り重なった布をかき分けて、先生の中心へ到達する。白いレースのパンツを下ろすと、そこはもうびっしょり濡れていて、内腿まで透明な液体が滴っていた。
ここで、リハーサルどおり起立。左隣の藍原先生も、緊張した面持ちで立っている。小柄だけど、ベアトップのウェディングドレスから見える肩のラインと、綺麗な鎖骨の線が、いつ見てもそそられる。それに何といっても、やっぱり、谷間だよな。胸の谷間がもう、目が離せないくらいむちっと主張してて、たまらない。……やべ、ここで勃起したらゲストから丸見えじゃん。危ない危ない……。
「――というわけで、浩平くんは、我々の仲間になって2年目に入るわけですが。開発本部データサイエンス部といっても、なかなかピンと来ないかと思われますが、まあ簡単にいうと、新薬の開発に携わる部門でして。我々は主に、臨床試験を行った際のデータの解析を担当しております。その関係で、M病院のほうにもお邪魔する機会が何回かありまして、今回、そのM病院勤務の内科の女性医師と結婚されると聞いたときには、まあ社会人1年目にして早くも運命の方を見つけたのかと、驚いた次第でございますが。なれそめを聞きまして、さらに驚きまして。なんと浩平くん、新婦の香織さんと、もう何年も前からお付き合いしているというんですね! いったいどこに接点がと思いましたら、おふたりは実はご近所さんだということで、浩平くん、香織さんの診察を受けたこともあるそうで。当時大学生だった浩平くんが、香織さんのために、製薬の道を志そうと一念発起。H大学理学部数学科から、医療統計で有名なT大学の修士課程へ進みまして、今、我々とともに働いている、と。そういうわけでして――」
部長、話長いよ。もうみんな、乾杯したくてうずうずしてるよ。挨拶は3分で終わらせないと。
横目で見ると、藍原先生が、ちらっちらっと俺をうかがうようにしてる。その目は何だか、不安と期待の入り混じった怪しげな色を放っていて、頬はさっきまでと違って、うっすらピンク色だ。……へへ、可愛い。めっちゃ可愛い、そそられちゃう。……でも、まだだよ、先生。
「それでまあ、この部門はですね、国内外の有名大学から、博士課程を修了した多くの精鋭たちが集まってくる、まあ手前味噌ですが激戦の部門でして。そんな中、浩平くんは修士という資格にも関わらず、何倍もの狭き門を制して見事、採用となったわけでして。それもひとえに、彼の類まれなる才能、才能というのはですね、まさに、努力できるという才能、これですね。彼は修士課程に在籍中に、博士号を取得した人間ですら難しいといわれる多くの優秀な論文や業績をあげまして、いくつかの賞も受賞しておりまして、これでもう、人事課も満場一致で――」
だから、話が長いんだって、島谷部長。ほら、ゲストがみんなイライラしてる。空気読んでよ。
「――というわけでして、浩平くん、香織さん、どうか末永く、お幸せに! これをもちまして、祝辞と代えさせていただきます」
ああ、やっと終わった。一礼して、着席する。……あれ、先生、座り方がなんだか変だ。もじもじと、椅子に浅く腰かけて。
「続きまして、乾杯のご発声を、新婦の上司でM病院総合診療内科部長、西園寺すみれ様よりいただきたいと思います」
もう1回起立。セクシーなイブニングドレスで、西園寺先生が出てきた。
「浩平くん、香織さん、ご両家の皆さま、このたびはまことにおめでとうございます。ご紹介に預かりました、西園寺と申します」
さすがの西園寺先生も、こういう場では本性を隠してそつなくやるんだな。島谷部長より年下のはずだけど、なんか貫禄が違う。
「さきほど、島谷様からなれそめのお話がありましたが、実は私、おふたりがお付き合いを始めたころから存じあげておりまして――」
こっそり藍原先生を盗み見る。さすがに自分の上司だからか、そわそわした雰囲気で、でもじっと、西園寺先生のほうを見つめてる。……そろそろかな。
そっとズボンのポケットに手を忍ばせて、スイッチを入れる。途端に、藍原先生が小さな悲鳴を上げてびくっと背筋を伸ばした。泣きそうな目で俺を見てくる。……ふふ、最高。ゾクゾクしちゃうよ。アソコにローターを入れられて、キモチいいのを我慢してる、ウェディングドレス姿の藍原先生。エロい。エロ過ぎるよ……。ああ、先生の肌がますますピンク色に上気して、体温が上がり、何ともいえない甘い香りが……先生独特の、誘うような女の香りが、立ち込めてきた。……ヤバい、西園寺先生の話どころじゃないな。股間がムズムズする。
「――御覧のように、見た目も中身も愛らしい香織さんは、その類まれなる魅力と無自覚な色気で多くの男性を虜にしてきたのですが、そんな香織さんの選んだ男が、一見地味な浩平くんでした」
あれ、何か俺、結構ないわれようじゃない? まあ慣れてるけどさ。……藍原先生、体が震え出した。相当我慢してるな、これは……。
「しかし私は断言できます。彼こそが、香織さんの運命の人であると。自らの色気を持て余していた香織さんを、温かく寛大な心で正しい道へと導いた人こそが、浩平くんでした。彼女を導くというのは、容易なことではありません。暴走する情欲、それを律する理性、この相反するふたつの手綱を見事に操り、浩平くんは、香織さんの新たな魅力、いえ、彼女に眠っていた本当の魅力を、開花させたのです。御覧ください、彼女の紅潮した頬、潤んだ瞳、立ち昇るかぐわしいフェロモン。こうして隣同士で並んでいるだけでも、彼女をここまで女にしてしまう浩平くんの隠れた実力。医療解析を担う、数字と統計の専門家は、同時に、香織さん専属の、女の女たる所以を刺激的かつ劇的に開拓する、性のパイオニアでもあったのです。そして私は、そんなふたりが悩みながらも愛を深め合うその道のりに同伴し、助け、それを目撃できたことを、この上なく幸せに思っております」
さすが西園寺先生。ギリギリアウトなスピーチだ。でもそんな言葉も藍原先生の耳には入ってないみたい。藍原先生はもう、目に涙を浮かべて、懇願するように俺を見つめてくる。呼吸は浅く速くなり、餌をねだる犬みたいにはあはあしてる。
「ん……んぅ……っ」
ヤバい、もう声すら我慢できなくなってる。先生がぎゅっと目を閉じて、かすかに上を向いた。体がブルブルと痙攣してる。……ちょっと、やりすぎたか。
スイッチを切ってやると、先生はぐっとすくめた肩を脱力して、大きく息をしながらうつむいた。それからまた、うらめしそうに俺を見る。……先生のためを思って止めたんだけど、逆にイク直前で寸止め食らって、消化不良みたいだ。……あとでたっぷり、可愛がってあげないとな。
「それでは、ふたりの前途を祝して、乾杯!」
西園寺先生の発声で、グラスを交わす。藍原先生はほっとしたような顔で椅子に座った。
「新條くん……いじわる……」
俺にだけ聞こえる小さな声で、そう呟く。
「あはは、でも先生、すっごく綺麗だったよ。俺もかなりムラムラしてる」
それからいろんな人のお祝いを受けたあと、お色直しに中座する。ふたりで披露宴会場を出た途端、先生がはああっと息を吐いた。
「緊張されました? 大丈夫ですよ新婦さま、とってもお綺麗です」
何も知らない介添え人が、笑顔でフォローする。誘導に従って、控室に入った。そこには着付けの女性がいて、ウェディングドレスの背中の紐を緩めながら、あっと声をあげた。
「あらっ。藍原さん、お色直しはピンクのドレスでしたよね? いけないっ、手違いで違うドレスを持ってきちゃったわ! ごめんなさい、すぐ取ってくるのでそのままお待ちになっていてください!」
慌てて女性が出て行って、控室に先生とふたりきりになる。その瞬間、俺はもう我慢できなくて大きく広がった先生のウェディングドレスの裾をたくし上げた。
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