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Ⅱ 幽閉
33. 逡巡
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魔法は息を弾ませながらレイの涙を舐め取り、情熱的に唇を合わせ、耳の後ろに指を這わせた。
その愛撫に応えながらも、レイは身を捩って魔王から逃れようとした。正確には、魔王の上衣の裾から。
「くっ、魔王……あんたの服、痛い。余計な装飾が、ジャラジャラ付きすぎだ!」
魔王はハッとして体を起こすと、すぐに服を脱ぎ始めた。
そして甘い血の匂い――魔王にとっては例えようもなく魅力的な匂い――を漂わせている、レイの太ももに手を這わせると、短く呪文を唱え、破れた皮膚を修復した。
じんじんと痛みを訴えていた不快感が消えると、レイはホッとして全身から力を抜いた。
しかしそれも束の間のことで、魔王の指先が太ももから双丘の谷間へと移動した途端、再び体中を緊張させた。
「やめろっ……もう、いいだろ、触るな……!」
「怪我をさせなかったが、確認したいだけだ。出血はないようだが……痛むか?」
「……少し。でも、何もしなくていい。ちょっと腫れてるだけだと思う……もし痛みが消えなければ、自分で術を使うから……放っておいてくれ」
魔力が完全に戻ってきた今は、レイにとってそれは容易いことだった。
――そういえば……と、レイはセラシャル葉のことを思い出した。
差し入れてくれた礼と共に、その理由を聞こうとしてレイが口を開きかけたとき。
「……んっ! ふっ、あ……!」
魔王が中途半端な状態で放置されているレイのものを、手と口を使って奉仕し始めた。その刺激に逆らえず、レイが喉を反らせて快感に打ち震える。その口から甘い喘ぎ声が漏れた。
「はぁっ、はっ……んぅ、んあ……!」
先端が、魔王の温かい口内に含まれる。
魔王の舌は、人間には到底真似できない動きで、生き物のようにうねりつつ、ズルズルと敏感な部分を舐め回った。
「あぁっ……!あっ、あっ、はぁっ……はぁっ、……っ!」
潤滑剤を塗り込み、じっとりと湿った大きな手が、たちまち元気に反り返り始めた肉茎を、やんわりと掴みこすり上げる。
先端からとろとろとしみ出した先走りと、魔王の唾液が絡まり、ジュプジュプと音を立て始めると、レイはその恥ずかしい音に耳を覆いたくなった。
「んんっ……んあっ、あっ、……はぁっ、あああっ!」
淫らな自分の喘ぎ声も、羞恥を煽る。
しかし、どうしようもなかった。
舌技を尽くした魔王の口内で弄られ、手でしごかれる快感は強烈で、声を出さずにいられなかった。
「ああぁ……んくっ、ん、うっ、うっ、……っあ、ああっ!」
程なくレイは、魔王の口の中でビクンと跳ね上がり、快感の極みに達した。
ビクビクと痙攣しながら放たれる精を、魔王は喉の奥で受け止め、一滴残らず飲み込んだ。
「あ……はぁっ……や、やめろ……飲む……な! くっ、んんぅ!」
レイは魔王の髪を掴み、その頭を押しのけようとしたが、甘噛みされてピリッと走るような痛みを与えられ、縮み上がった。
「ひっ!……くっ…うう……はな…せ!」
魔王は名残惜しげにそれを解放すると、口を拭ってレイを抱きしめた。
「そんなに恥ずかしがることもなかろう? おまえも私が出したものを、下の口で呑み込んだではないか」
「なっ……! あれはおまえが勝手に……! あっ、やめろ、はぅっ……さ、触るな……!」
魔王は肌をぴったりと密着させて、濡れた手でレイの体のあちこちをまさぐり始めた。
「触らせてくれ……触りたいのだ。ああ、レイ、愛してるぞ……愛おしさのあまり、気が変になりそうだ……」
「んっ……ふ……もう充分……変だろ……あんたは。この……変態め……」
――違う。言いたいのはこんな、憎まれ口ではない。
レイはそう思いながらも、魔王のように素直に愛の言葉を紡ぐことなど出来なかった。
無理やり攫われ、ここに幽閉されて、毎晩精を絞り取られ――魔王に抱かれる心地良さは、日増しに強くなっていく。
まるで肉欲に負けたようで、レイは悔しかった。
今、愛を告げれば、その言葉が穢れ、意味を失くしてしまいそうで、怖かった。
(俺は混乱してるだけじゃないのか? ……性的な欲求を、愛と勘違いしてるだけじゃないのか?)
それをはっきりさせるには、どうにかしてここを出て、しばらく魔王と離れるしかない。
魔王と離れる――そう考えただけで、胸がキリキリと痛み、目頭は熱を持ち、額が不快に疼き出す。
(嫌だ……離れたくない)
心臓の鼓動がどんどん早くなり、苦しくてたまらない。
魔王と離れる――ただそれだけのことに、心も体も総動員で、猛烈に拒絶していた。
(でも、他にどうしようもないだろ? どのみち俺は、家に帰らないと。魔王から、遠く離れて……)
また、心が締め付けられる。
(嫌だ……離れたくない)
「嫌だっ!」
思わず声に出して叫んでしまい、レイはハッとして物思いから覚めた。
浴室内に反響した自分の声が、耳に返ってくる。
魔王はいつもように、半ば強引にレイを浴室に運ぶと、体を洗い、湯の中に浸かったところだった。
「嫌とは……何がだ?」
レイを膝の上にのせ、背中越しに抱きしめていた魔王が、低い声で聞いてくる。少し体をずらし、不審な表情でレイの顔を覗き込んだ。
湯気にかすむ視界の中、魔王の赤い双眸が、額瞳と共に妖しく輝く。レイは途端にきまり悪く感じ、視線を逸らせて口ごもった。
「あ……いや、あの……考え事。……ごめん……」
「謝ることはない。私に言ったのでないのなら…な。……そうだな、これほど心地が良いのに、嫌なはずはないな」
魔王は湯の中のレイの股間に手を伸ばした。洗い場で魔王に石鹸のついた手でしごかれたせいで、半勃ち状態になっている。
「もう一度、いかせて欲しいか……?」
「やめろっ……も、いい! 触るな……」
魔王は素直に手を引くと、ぎゅっとレイを抱きしめ、唇を重ね合わせた。
「ぅんっ……ふ……んんっ……」
全身が溶けてしまいそうな口付けに、腰は砕け、頭がぼうっと痺れてくる。レイは慌てて身を引くと、
「のぼせた……。もう、出る」
と湯から上がった。
引きとめようと伸ばされた魔王の手が、途中で止まり、力なく湯の中に落ちる。
魔王は溜息をつくと、自分も湯から上がった。
寝室に戻ると、窓からうっすらと光が射し込んでいた。
夜はもう明けていた。
いつものように、湯浴みの間にシルファが部屋を整えてくれたらしく、脱ぎ散らかしていた魔王の服が、長椅子の上にきっちりとたたまれて置かれていた。その隣には、真新しい下着も添えてある。
魔王はそれを手に取ると、身に着け始めた。
それを見たレイが、落胆を露にして声をかける。
「魔王……もう帰るのか?」
「ああ……。……レイ、引き止めてくれるのか?」
シャツに袖を通しながら、魔王が嬉しそうに顔を輝かせた。
レイの頬に朱が走る。焦って言葉を返した。
「っ! そ、そんなわけあるか!……ちょっとは眠れと言ってるんだ。あんたが倒れたら、民が迷惑するだろ!」
途端に、魔王の顔から精彩が消える。
「そうだな……おまえの言う通りだ。肝に銘じておく」
レイは脱力して寝台に座りこんだ。
(何で……こんな言い方じゃなく……頼むから眠っていけと……言わないんだ、俺……)
魔王は来たときと同じ格好になると、レイの傍に歩み寄った。
「レイ……話とは何だ?」
「へ?」
レイが眉をしかめて魔王を見上げる。
「話があると、言っていたではないか。……愛の告白なら、大歓迎だぞ」
「! そっ、そんなわけ……あるか!」
うろたえながら、レイは思い出した。何を言おうとしていたか。
「……俺は……サライヤに……サライヤに会いたいんだ。彼女に伝えてくれ。いつでも会いにきてくれたと」
「…………そうか。分かった。伝えておく」
そう答えた魔王の表情は硬く、声には失望が含まれていた。
やがて魔王が去ってしまうと、寝室内は急に精彩を失い、枯れた花のように物悲しい雰囲気を漂わせた。
レイは虚無感を抱え、清潔なシーツの上に突っ伏した。
シルファは必ず、二人が湯を使う間に部屋を整え、寝具の交換を終わらせていた。
魔王の放った大量の精液も、あの男臭い汗の匂いもなく、洗い清められたシーツは花の香りを漂わせている。
ぐちょぐちょに濡れたシーツの上で眠るほど、不快なことはない。
それなのに、レイは清潔なシーツが、疎ましかった。
魔王の名残を感じたくて、淋しくてたまらなかった。
ついさっきまで、一緒にいたというのに。
(俺は本当に……どうかしている。正気とは思えない。きっとそうだ……俺は正気じゃない。だからいいんだ。淋しくて泣いても……)
朝の光が室内を優しく照らす中、レイは泣き疲れて、やがて眠りに落ちていった。
その愛撫に応えながらも、レイは身を捩って魔王から逃れようとした。正確には、魔王の上衣の裾から。
「くっ、魔王……あんたの服、痛い。余計な装飾が、ジャラジャラ付きすぎだ!」
魔王はハッとして体を起こすと、すぐに服を脱ぎ始めた。
そして甘い血の匂い――魔王にとっては例えようもなく魅力的な匂い――を漂わせている、レイの太ももに手を這わせると、短く呪文を唱え、破れた皮膚を修復した。
じんじんと痛みを訴えていた不快感が消えると、レイはホッとして全身から力を抜いた。
しかしそれも束の間のことで、魔王の指先が太ももから双丘の谷間へと移動した途端、再び体中を緊張させた。
「やめろっ……もう、いいだろ、触るな……!」
「怪我をさせなかったが、確認したいだけだ。出血はないようだが……痛むか?」
「……少し。でも、何もしなくていい。ちょっと腫れてるだけだと思う……もし痛みが消えなければ、自分で術を使うから……放っておいてくれ」
魔力が完全に戻ってきた今は、レイにとってそれは容易いことだった。
――そういえば……と、レイはセラシャル葉のことを思い出した。
差し入れてくれた礼と共に、その理由を聞こうとしてレイが口を開きかけたとき。
「……んっ! ふっ、あ……!」
魔王が中途半端な状態で放置されているレイのものを、手と口を使って奉仕し始めた。その刺激に逆らえず、レイが喉を反らせて快感に打ち震える。その口から甘い喘ぎ声が漏れた。
「はぁっ、はっ……んぅ、んあ……!」
先端が、魔王の温かい口内に含まれる。
魔王の舌は、人間には到底真似できない動きで、生き物のようにうねりつつ、ズルズルと敏感な部分を舐め回った。
「あぁっ……!あっ、あっ、はぁっ……はぁっ、……っ!」
潤滑剤を塗り込み、じっとりと湿った大きな手が、たちまち元気に反り返り始めた肉茎を、やんわりと掴みこすり上げる。
先端からとろとろとしみ出した先走りと、魔王の唾液が絡まり、ジュプジュプと音を立て始めると、レイはその恥ずかしい音に耳を覆いたくなった。
「んんっ……んあっ、あっ、……はぁっ、あああっ!」
淫らな自分の喘ぎ声も、羞恥を煽る。
しかし、どうしようもなかった。
舌技を尽くした魔王の口内で弄られ、手でしごかれる快感は強烈で、声を出さずにいられなかった。
「ああぁ……んくっ、ん、うっ、うっ、……っあ、ああっ!」
程なくレイは、魔王の口の中でビクンと跳ね上がり、快感の極みに達した。
ビクビクと痙攣しながら放たれる精を、魔王は喉の奥で受け止め、一滴残らず飲み込んだ。
「あ……はぁっ……や、やめろ……飲む……な! くっ、んんぅ!」
レイは魔王の髪を掴み、その頭を押しのけようとしたが、甘噛みされてピリッと走るような痛みを与えられ、縮み上がった。
「ひっ!……くっ…うう……はな…せ!」
魔王は名残惜しげにそれを解放すると、口を拭ってレイを抱きしめた。
「そんなに恥ずかしがることもなかろう? おまえも私が出したものを、下の口で呑み込んだではないか」
「なっ……! あれはおまえが勝手に……! あっ、やめろ、はぅっ……さ、触るな……!」
魔王は肌をぴったりと密着させて、濡れた手でレイの体のあちこちをまさぐり始めた。
「触らせてくれ……触りたいのだ。ああ、レイ、愛してるぞ……愛おしさのあまり、気が変になりそうだ……」
「んっ……ふ……もう充分……変だろ……あんたは。この……変態め……」
――違う。言いたいのはこんな、憎まれ口ではない。
レイはそう思いながらも、魔王のように素直に愛の言葉を紡ぐことなど出来なかった。
無理やり攫われ、ここに幽閉されて、毎晩精を絞り取られ――魔王に抱かれる心地良さは、日増しに強くなっていく。
まるで肉欲に負けたようで、レイは悔しかった。
今、愛を告げれば、その言葉が穢れ、意味を失くしてしまいそうで、怖かった。
(俺は混乱してるだけじゃないのか? ……性的な欲求を、愛と勘違いしてるだけじゃないのか?)
それをはっきりさせるには、どうにかしてここを出て、しばらく魔王と離れるしかない。
魔王と離れる――そう考えただけで、胸がキリキリと痛み、目頭は熱を持ち、額が不快に疼き出す。
(嫌だ……離れたくない)
心臓の鼓動がどんどん早くなり、苦しくてたまらない。
魔王と離れる――ただそれだけのことに、心も体も総動員で、猛烈に拒絶していた。
(でも、他にどうしようもないだろ? どのみち俺は、家に帰らないと。魔王から、遠く離れて……)
また、心が締め付けられる。
(嫌だ……離れたくない)
「嫌だっ!」
思わず声に出して叫んでしまい、レイはハッとして物思いから覚めた。
浴室内に反響した自分の声が、耳に返ってくる。
魔王はいつもように、半ば強引にレイを浴室に運ぶと、体を洗い、湯の中に浸かったところだった。
「嫌とは……何がだ?」
レイを膝の上にのせ、背中越しに抱きしめていた魔王が、低い声で聞いてくる。少し体をずらし、不審な表情でレイの顔を覗き込んだ。
湯気にかすむ視界の中、魔王の赤い双眸が、額瞳と共に妖しく輝く。レイは途端にきまり悪く感じ、視線を逸らせて口ごもった。
「あ……いや、あの……考え事。……ごめん……」
「謝ることはない。私に言ったのでないのなら…な。……そうだな、これほど心地が良いのに、嫌なはずはないな」
魔王は湯の中のレイの股間に手を伸ばした。洗い場で魔王に石鹸のついた手でしごかれたせいで、半勃ち状態になっている。
「もう一度、いかせて欲しいか……?」
「やめろっ……も、いい! 触るな……」
魔王は素直に手を引くと、ぎゅっとレイを抱きしめ、唇を重ね合わせた。
「ぅんっ……ふ……んんっ……」
全身が溶けてしまいそうな口付けに、腰は砕け、頭がぼうっと痺れてくる。レイは慌てて身を引くと、
「のぼせた……。もう、出る」
と湯から上がった。
引きとめようと伸ばされた魔王の手が、途中で止まり、力なく湯の中に落ちる。
魔王は溜息をつくと、自分も湯から上がった。
寝室に戻ると、窓からうっすらと光が射し込んでいた。
夜はもう明けていた。
いつものように、湯浴みの間にシルファが部屋を整えてくれたらしく、脱ぎ散らかしていた魔王の服が、長椅子の上にきっちりとたたまれて置かれていた。その隣には、真新しい下着も添えてある。
魔王はそれを手に取ると、身に着け始めた。
それを見たレイが、落胆を露にして声をかける。
「魔王……もう帰るのか?」
「ああ……。……レイ、引き止めてくれるのか?」
シャツに袖を通しながら、魔王が嬉しそうに顔を輝かせた。
レイの頬に朱が走る。焦って言葉を返した。
「っ! そ、そんなわけあるか!……ちょっとは眠れと言ってるんだ。あんたが倒れたら、民が迷惑するだろ!」
途端に、魔王の顔から精彩が消える。
「そうだな……おまえの言う通りだ。肝に銘じておく」
レイは脱力して寝台に座りこんだ。
(何で……こんな言い方じゃなく……頼むから眠っていけと……言わないんだ、俺……)
魔王は来たときと同じ格好になると、レイの傍に歩み寄った。
「レイ……話とは何だ?」
「へ?」
レイが眉をしかめて魔王を見上げる。
「話があると、言っていたではないか。……愛の告白なら、大歓迎だぞ」
「! そっ、そんなわけ……あるか!」
うろたえながら、レイは思い出した。何を言おうとしていたか。
「……俺は……サライヤに……サライヤに会いたいんだ。彼女に伝えてくれ。いつでも会いにきてくれたと」
「…………そうか。分かった。伝えておく」
そう答えた魔王の表情は硬く、声には失望が含まれていた。
やがて魔王が去ってしまうと、寝室内は急に精彩を失い、枯れた花のように物悲しい雰囲気を漂わせた。
レイは虚無感を抱え、清潔なシーツの上に突っ伏した。
シルファは必ず、二人が湯を使う間に部屋を整え、寝具の交換を終わらせていた。
魔王の放った大量の精液も、あの男臭い汗の匂いもなく、洗い清められたシーツは花の香りを漂わせている。
ぐちょぐちょに濡れたシーツの上で眠るほど、不快なことはない。
それなのに、レイは清潔なシーツが、疎ましかった。
魔王の名残を感じたくて、淋しくてたまらなかった。
ついさっきまで、一緒にいたというのに。
(俺は本当に……どうかしている。正気とは思えない。きっとそうだ……俺は正気じゃない。だからいいんだ。淋しくて泣いても……)
朝の光が室内を優しく照らす中、レイは泣き疲れて、やがて眠りに落ちていった。
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