道楽草

十三岡繁

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平均化

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 同じ小説投稿サイトでも、カクヨムやなろうは画像を貼るのがデフォルトになっていません。しかしアルファポリスの方はひとつひとつの物語に扉絵の様な物がつけられます。そこで各AIに頼んでイラストを生成してもらったりしてますが、他の方々のイラストを見ても各AIには個性があるなと感じます。特にチャットgptが生成したものはぱっと見でそうだと分かります。まるで誰か特定の漫画家がそこにいる様な感じです。

 どうしてそうなのかを聞いてみると、様々なタッチを平均化しているからではないかという答えでした。これって結構凄い話なんじゃないかと思いました。前に人間の顔画像をどんどん融合させていって、平均的なものにしていくほど世間でいうところの美形になるなんて話がありましたが、漫画の場合はどうなんでしょうか? 少なくとも私には、従来の漫画キャラクターと比較して魅力的だとは感じません。見やすくて分かり易いんですが、その先のイメージが膨らみません。

 今住宅地に行けば、似た様な家が沢山建っています。昔に比べればデザイン性は上がっている?……ようには私には感じられません。むしろデザインとしては没個性の余り後退している様にする感じます。表現が柔らかすぎました。多分美観的デザインとしては何も考えないで作られています。それはそれでコルビジェの言う『住む機械』としてはある意味正解かも知れません。デザインは見てくれだけではなくて、断熱性能や耐久性、更にはコストパフォーマンスも含まれるからです。

 でも本当にそれでいいんですかね? 住宅だけではありません。建築物全般の話です。人類が造り出して来た建造物は、そうじゃない部分も結構重要だったんじゃないでしょうか? 最近街中にできたビルを見ても、明治時代どころか平安時代の建物よりも外観デザイン的に優れているとは到底思えません。もしかしたら昭和にすら負けているような気がします。
 勝ち負けじゃない? 価値観の問題? 本当にこれでいいのだろうかと疑問に思う今日この頃です。
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