道楽草

十三岡繁

文字の大きさ
318 / 341

コンセプトシェアホームの提案

しおりを挟む
 親も高齢になり、介護が必要な状況になってきました。既にデイサービスやショートスティに行ったりはしていますが、積極的に行きたいという感じでは無いです。以前に比べて老人ホームのイメージはだいぶ改善しました。それでも積極的に行きたいという話は誰からも聞きませんし、自分の身に置き換えてもそれは同じです。それはなぜなんでしょうか?

 目的が無いからではないかという考えに至りました。 自分の身のまわりのことが出来なくなった。掃除でも洗濯でも、食事の用意でも入浴でも人の手を借りなければいけない。だから施設の世話になる……これは自らの体がいう事を効かなくなったという部分はありますが、介護或いは介助する側からの都合です。本人としては積極的に行くだけの理由がありません。生きる為には目的が必要です。そこを何とかしないといけないなと思い、単に介助や介護の為の老人ホームではなくて、積極的に関りたくなるような場を提供する方法がないか考えました。

 世間にはコンセプトシェアハウストいうものがあります。シェアハウスという存在はだいぶ周知されてきました。その中でも、特になんらかの趣味や仕事など、共通する部分のある人が集まって生活する家がそう呼ばれます。これを高齢者向けにも広げられないでしょうか?

 例えば麻雀好きの人が集まるホーム。漫画やアニメ好きの人が集まるホーム。楽器演奏の好きな人が集まるホームなんていうのもいいですね。セッションし放題です。長い人生の中で、自分で積極的にやりたい趣味や趣向というものが人それぞれにあったと思います。肉体的に無理になってしまう趣味もあるかもしれませんが、人とその事について話すだけでも、かなり認知機能の低下を防ぐのに効果があると思います。何といっても共通の趣味の事を人と話すのは楽しいです。自分もそういう場になら積極的に出向いてみたいと思います。

 特定のターゲットに絞った施設にすると、集客が難しいという話もありそうですが、既に社会とは一定の距離を置いているので、孤独であればあるほど施設の場所は選ばないと思います。つまりカバーできる範囲が広がるという事です。もしかしたら年齢層も独身の場合、60歳ぐらいから入居したい人なんかも出て来るんじゃないでしょうか?

 だから老人という言葉も取ってしまっていいと思います。『コンセプトシェアホーム』どうでしょう? キャッチフレーズは『いきたくなる場所』って感じです。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...