道楽草

十三岡繁

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人口減少

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 ある時突然自分の住んでいる県で、人間が全ていなくなったら怖いですよね。
 
 日本は高齢化しているので、普通に行けば毎年2万人ぐらいずつ死亡者が増えていきます。ところがなぜか2021年から死亡者数が激増して、一番近い2022年だと1年間に約158万人が亡くなられました。2021年からの死亡者数激増の理由は諸説ありますが、主題がぼけるのでここでは触れないでおきましょう。

 一方出生数は下がり続けていて、2022年はついに80万人を割って約79万人です。死者数との差は偶然にも79万人…一人生まれる間に丁度二人亡くなっている感じでしょうか。

 都道府県の人口を見てみると、総人口で79万人以下は福井県、徳島県、高知県、島根県、鳥取県と5県あります。高齢化で2023年の死亡者数が例年通り増えると人口減は更に81万人になるので、この5県に山梨県と佐賀県も入ってきます。

 そう、毎年これらの県がまるまる消失するぐらいに人口が減っているという事ですね。SFかファンタジー物語みたいです。でも異世界に転生しているわけではなくて、単に減っているんです。

 江戸時代の頃は日本の人口なんて3000万人ぐらいだったから、今が多すぎるだけで減ってもいいじゃないかという人もいます。私も総論としては賛成ですが、今のままでは社会の仕組みがついていけません。
 
 電気、水道、ガス等のインフラの管理と維持、他にも道路などの社会インフラが今のままでは立ち行かなくなるでしょう。建築物の維持管理も難しいかもしれません。年金制度や社会保障制度も大きく変えないといけませんが、どうにもできそうにありません。
 
 こんなことはもう何十年も前から分かり切っていた事ですが、人々の関心も薄くて、政府の方も有効な策を講じてきませんでした。今でも異次元の少子化対策などと謳ってますが、子育て世帯に月に1万円配布するとかで本当に少子化を止められると思っているんでしょうか?

 政治側の無策はいつものことですが、恐ろしいのはこの人口減を実感できてない人が大半だという事です。『カクヨム』とか『なろう』は若いユーザーが多いと聞きますので、あまり読んではもらえないでしょうけど一応書いてみました。

 自分がもしベストセラー作家であったなら、この危機的状況を文章というツールを使って、多くの人々に伝えられただろうにと思うとどうにも歯がゆいです。ま、そりゃあるわけないか。

 そんな奇特な人はいないと思いますが、追放系やざまぁ系の様に人口減少系も流行ったりしないもんですかね?
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