道楽草

十三岡繁

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ガソリンスタンド

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 私は家から仕事場までは、健康のことも考えて歩いて行き来しているのだが、今日通りに面したガソリンスタンドが閉店している事に気が付いた。既に仮囲いで囲まれていて中には入れない。設置された機器なども取り外しされていたので、経営が変わるとかではなくマンションにでもなるのだろう。

 そういえば最近閉店になるガソリンスタンドが多いように感じる。供給サイドの数が減るという事は需要が減っているという事だ。考えても見ればここ何十年かで車の燃費は恐ろしく伸びた。種々データはあるのだが、10年で25%以上伸びているというものを見かけた。燃費が25%伸びればガソリンの需要も25%減る。ガソリンスタンドの1/4は不要になってしまう。

 更にこれから高齢化が進めば免許返納者も増える。若者は自動車に興味が無くなっていると聞くし、そもそも日本の総人口が減っているので、車の台数も減っていくのだろう。そこで自動車の保有台数の推移を見てみたが、これがまだ意外と減っていない。但し軽自動車の比率が物凄く上がっている。

 2023年の日本の出生率は1.26との事なので、モデル家庭は夫婦と子供一人という事になる。荷物を載せて家族で出かけるには四人乗りの軽自動車で十分かもしれない。しかし介護などの用途も考えると年老いた両親と五人で乗るというケースも出て来るかも知れない。

 今の軽自動車は性能も上がっているので、近所の送り迎えぐらいであれば五人乗りをOKにしてみたらどうなんだろう?もちろん体の大きな人は物理的には無理だろう。しかしそうでない場合は五人目の乗車を可能にするように、仮設的なシートベルトをつけて安全試験をしてみてはどうだろうか?

 そもそも軽自動車が売れているというのは、維持費が安くなるという所が大きい。車両自体の代金は軽も普通乗用車も大して変わらないことは多くの人が知っている。税制の線引きを見直す事も考える時期かもしれない。
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