乙女ゲームに転生したので、推しの悲恋EDを回避します〜愛され令嬢は逆ハーはお断りです!

神城葵

文字の大きさ
15 / 93
本編

だって、禁断症状だったんです。

しおりを挟む
 召喚魔法について、私は大神官様に直々に習っている。オリヴィエ? ああ、適当にやってるんじゃないかな。たまに、一緒に召喚魔法の実践をするし、その時、物言いたげに私を見てる気がしなくもないけど、スルーです。エージュと話したければ、リヒト殿下を倒してこい。その後、私が相手になってやる。

 エージュは、来月には王宮で暮らすことになりそうだと、リヒト殿下がうきうきと報告してきてくれた。彼女の十七歳の誕生日に、正式に「(妾腹の)王女」としてお披露目するらしい。
 その場合、私はエージュの話し相手として、王宮に「作法見習い」に上がる予定だ。お母様はすごく渋っていたけど、お父様が「いずれは婿を取って家に戻るのだから」と宥めてくれた。すみません、その婿には神竜王を狙っています。お母様が卒倒しませんように。

「アレクシア姫。今日は、少し難易度を上げましょうかの。竜――飛竜ワイヴァーンを、召喚いただきますぞ」

 大神官様の課題は、今の私には少し難しい。だけど、努力すれば叶わないわけじゃない。そのギリギリのラインを、課題として出してくる。

「輝石の魔力はお使いにならぬよう。――飛竜ならば、姫御自身の魔力で叶わぬことはない」
「……はい」

 大神官様は、私を連れて召喚の間に向かいながら、気負うなと心遣いして下さった。さりげない優しさ、常に穏やかで優雅な物腰、気品溢れるお顔立ち――絶対、この方はモテたと思う。
 というか、今現在もモテておられる。神殿勤めの女神官や女召喚士、女性近衛兵に大人気なのだ。ファンクラブもある。だけど、神官用・召喚士用・近衛兵用しかなくて、私は入れてもらえなかったので(公爵家の姫君が!と丁寧に拒否された)、貴族の令嬢用を自分で開設した。会員は私とエージュだ。

「大神官様。お願いがあります」
「はて、何をお望みであられよう?」
「飛竜を召喚できましたら、……レフィアス様とお呼びしてもよろしいですか?」

 言った! 私、勇気を出した! 違うの、ローラン、これは浮気じゃないの。新参のファンクラブが、他より優位に立つ為に必要なことなの。

「このような老骨の名などが、褒美になりますか」

 忍びやかに笑って、大神官様は許可してくれた。抜け駆け禁止なので、エージュ(と会員達。いないけど)もそう呼んでいいとお許しをいただいておく。

「私、頑張ります」
「姫は、少しばかり変わっておられますな」
「……公爵家の娘らしくないとは、自覚しています」
「わしは事実を申したまで。批判か称賛かは、姫がお決めなされ」

 大神官様の言葉は、謎解きのようで少し難しい。

「では、半分ずつだと思っておきます」
「そう、そんなところが変わっておいでじゃ」

 今度は軽やかに笑って、大神官様は召喚の間の扉を開けた。




 ――飛竜は、竜としてはやや上位にある。上から、神竜、竜、飛竜、水竜、土竜、みずちで、空を飛べるのは飛竜以上。それを私の魔力だけで召喚しろと言うんだから、大神官様はちょっとスパルタである。

「…………」

 私は、召喚石を砕いた粉で、竜召喚の魔法陣を描いた。丁寧に、間違わないように、ゆっくり描きながら、気持ちを落ち着かせる。召喚は、召喚者の心身の調子も影響するからだ。

「…………喚びます」
「うむ」

 魔法陣の中心に立って、目を閉じる。どれだけ正確に「召喚対象」を思い描けるかも大切だ。飛竜は、確か2冊目のガイドブックに出てたわ。大きな翼と鋭い牙と爪を持ち、意外に可愛い瞳をしていた。

 ――これに成功したら、ローランを召喚する。オリヴィエが輝石を託せる相手か見極めたい、なんて言ってみたけど、実行する気はない。

 だってあいつ、有言不実行だもの。未だに、飛竜の召喚さえできていない。あれから二月経過したのに、せめて竜くらいは召喚してくれないと、神竜召喚を成功させたという名誉に関わらせる気はない。

 全く、いつになったらローランに会えるのかしら。あの、人見知りで人間嫌いで、だけど人間に恋してしまった自分に戸惑う様が可愛らしい、私の神竜王に。

 ――そう思いながら、私は召喚魔法を発動させていた。召喚するのは飛竜、ワイヴァーンね、わかってます。

召喚サモン――神竜王ローラン・デア・バハムート

 うっかり、ローランの名前を呼んでしまった。だって、ここは異世界。ビジュアルファンブックも設定資料集もないから、ずっと姿を見てないんだもの。

 私は、「華寵封月」を完全制覇しているのに、裏ルートで明かされる極秘設定をすっかり忘れていた。召喚魔法の際、真名マナを見抜かれた者は、召喚されてしまうということを。
 私が立つ魔法陣の上空で、白焔にも似た激しい熱と光、そして交錯するように絶対零度の吹雪が荒れ狂い――治まった時。

 蒼みを帯びた銀髪と、光の加減で色を変えるアレキサンドライトの瞳の神竜王が、ふわりと舞い降りてきた。




「……召喚士?」

 呆けていた私は、その声で我に返った。どれだけ……どれだけ聞きたかった声でしょうか! 聞きまくった声だからわかる、今、ローランは私に怯えていない。疑問を口にしているだけだ。……この状態になるまで、ゲームでは二ヶ月かかる。

「……違い、ます。私は、アレクシア・クリスティン・ルア・ラウエンシュタイン」
「……真名を、私に明かす?」

 それでいいのかと、ローランは綺麗な瞳を私に向けた。普通、召喚した存在と意思疎通が可能だとしても、名前は明かさない。逆支配される可能性があるからだ。

「あなたは、私を支配しない。あなたは、誰にも支配されない。あなたは――神竜の王、バハムートだから」
「やはり、神竜王であられたか……!」

 大神官様――飛竜どころか神竜王の召喚に成功したので、堂々とレフィアス様と呼ばせていただく――は、激しい動揺をその一言だけで納めた。

「私を、私と知って、恐れない。……アレクシア。望みは?」

 戦いの為に呼んだのだろうと言いたげな声に、ゆっくり首を振る。ローランは、ぱちぱちと瞬きした。

「まだ、わからない。あなたを呼べるなんて思っていなかったから」

 極秘設定を忘れていたことに気づかなかったなんて。――もしかしたら、私、アレクシアとして生きることで、ゲーム知識をそうと認識できなくなっているのかもしれない。

「そなたが私を呼んだのだ、アレクシア。望みがないと言われると、……困る」
「わかっています。あなたは召喚者の望みを叶えなくては、神竜の世界に戻れない。だから、望みはちゃんと考えます。ただ、お願い。誰の命令も聞かないでいいから、誰にも命令しないで」
「私は、誰にも命じない」
「ありがとう」

 そっと手を伸ばす――う、嬉しい、ローランが私に怯えない。私に合わせるように、手を差し伸べてくれたので、小指を絡めた。

「約束。指切りというの」
「指を、切るのか?」
「比喩よ。――決してたがえないという、誓い」

 物騒なことを言うローランに笑いかけると、うん、と頷いてくれた。

「……指切り」

 ぽそっと言う口調が、あどけなくて可愛い! 外見は威厳溢れる王様な美形なのに! 駄目だ、五ヶ月近くの間のローラン愛が私の中で燃え滾ってどうしようもない。

「アレクシアは、私にまだ望みがない。望みが決まるまで、私は、アレクシアといる。……守る」

 ――このままずっと、望みが決まらなくてもいいよねと思った自分を叱咤して、私は小さく首を振った。

「アレクシア?」

 不思議そうに私を見ているローランに、私はそっと膝をついて手の甲に口づけた。これは、私が召喚者としての優位を完全に放棄するという証明だ。

「アレクシア・クリスティン・ルア・ラウエンシュタインから。神竜王、ローラン・デア・バハムートに、最大の敬意を」

 女性が男性の手の甲に口づけるのは、最高の敬意だ。逆だと、求愛のひとつでもあるんだけど。

「……ローラン・デア・バハムートから、アレクシア・クリスティン・ルア・ラウエンシュタインに、同じく、最大の敬意を」

 私を抱き寄せて、額に口づける――これ、ローランの悲恋ルートで、ミレイに別れを告げるシーンで見たわ。スチル付イベントだったから印象深い。
 そうして、私達が互いに敬意を贈り合い、召喚ではなく尊敬で繋がった時。
 息を殺して見守ってくれていたレフィアス様が、深く長い溜息をついた。

「……アレクシア姫。本当に……常識外れでおられる」
「レフィアス様」
「情けなくも、腰が抜けかけました――神竜どころか、神竜王を召喚なさるとは」

 そして、レフィアス様はローランの前に跪いた。

「偉大なる神竜の王よ。我がヴェルスブルク王国にご降臨を賜り……」

 長々と、感謝と畏敬と敬愛の祝詞を紡ぎ始めたレフィアス様に、ローランは困ったように私を見つめた。
 聞いてさしあげて、と視線を返すと、首肯してくれる。ローランが、私の言葉を聞いてくれてる!
 狂喜乱舞しなかったのは、この後をどうしようかなあという現実逃避じみた考えがあったからだ。……せっかくエージュが軌道修正してくれた「予定調和」の展開、ぶっ壊しちゃった……。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました

たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。

転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした

ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!? 容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。 「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」 ところが。 ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。 無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!? でも、よく考えたら―― 私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに) お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。 これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。 じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――! 本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。 アイデア提供者:ゆう(YuFidi) URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464

バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました

美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?

死亡予定の脇役令嬢に転生したら、断罪前に裏ルートで皇帝陛下に溺愛されました!?

六角
恋愛
「え、私が…断罪?処刑?――冗談じゃないわよっ!」 前世の記憶が蘇った瞬間、私、公爵令嬢スカーレットは理解した。 ここが乙女ゲームの世界で、自分がヒロインをいじめる典型的な悪役令嬢であり、婚約者のアルフォンス王太子に断罪される未来しかないことを! その元凶であるアルフォンス王太子と聖女セレスティアは、今日も今日とて私の目の前で愛の劇場を繰り広げている。 「まあアルフォンス様! スカーレット様も本当は心優しい方のはずですわ。わたくしたちの真実の愛の力で彼女を正しい道に導いて差し上げましょう…!」 「ああセレスティア!君はなんて清らかなんだ!よし、我々の愛でスカーレットを更生させよう!」 (…………はぁ。茶番は他所でやってくれる?) 自分たちの恋路に酔いしれ、私を「救済すべき悪」と見なすめでたい頭の二人組。 あなたたちの自己満足のために私の首が飛んでたまるものですか! 絶望の淵でゲームの知識を総動員して見つけ出した唯一の活路。 それは血も涙もない「漆黒の皇帝」と万人に恐れられる若き皇帝ゼノン陛下に接触するという、あまりに危険な【裏ルート】だった。 「命惜しさにこの私に魂でも売りに来たか。愚かで滑稽で…そして実に唆る女だ、スカーレット」 氷の視線に射抜かれ覚悟を決めたその時。 冷酷非情なはずの皇帝陛下はなぜか私の悪あがきを心底面白そうに眺め、その美しい唇を歪めた。 「良いだろう。お前を私の『籠の中の真紅の鳥』として、この手ずから愛でてやろう」 その日から私の運命は激変! 「他の男にその瞳を向けるな。お前のすべては私のものだ」 皇帝陛下からの凄まじい独占欲と息もできないほどの甘い溺愛に、スカーレットの心臓は鳴りっぱなし!? その頃、王宮では――。 「今頃スカーレットも一人寂しく己の罪を反省しているだろう」 「ええアルフォンス様。わたくしたちが彼女を温かく迎え入れてあげましょうね」 などと最高にズレた会話が繰り広げられていることを、彼らはまだ知らない。 悪役(笑)たちが壮大な勘違いをしている間に、最強の庇護者(皇帝陛下)からの溺愛ルート、確定です!

不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。

桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。 戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。 『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。 ※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。 時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。 一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。 番外編の方が本編よりも長いです。 気がついたら10万文字を超えていました。 随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

処理中です...