80 / 93
番外編~箱庭の姫君と闇の公主と光の王~
嫌な未来が見えた件について。
しおりを挟む
やんでれを究めたいと言うエルウィージュは、何とか納得してくれた。これで、死に囚われずに彼女は生きようとするだろう。
「さて、次はリヒト様かの」
「闇華様」
「ここ数日、女の友誼を深めるばかりで、夫となる御方を放置してしまった。聖、これは妾の怠慢じゃ。お会いして、お話ししたいこともある。お忙しいとは思うが、妾の為に時間を取って下されようか」
「それは間違いなく。レフィアス様が、闇華様ともっと親睦を深めるよう助言なさったと伺っておりますれば」
ほんのりと頬を染めている聖は、はっきり言って初めて見る。感情の制御に長けた聖をここまで骨抜きにするとは、あの老大神官、なかなかやるなと思う。
「大神官は、さほどに「偉い」のか?」
「王太子殿下には、祖父王陛下の弟君――大叔父君にあたられる御方です」
「なるほど、あの色素の薄さは王家の者ゆえか。……そこで気になるのがな、聖。クレーフェ公爵を「視た」時に、思念を感じた。「王家に黒髪など許されぬ」と」
「ヴェルスブルクは、王家に近いほど色素が薄くなる国です。それゆえかと。ですが、闇華様のお目の色は銀。それを知らなかったがゆえのことではないでしょうか」
闇華は、この国に来た当初は瞳の色も黒に封じていた。にいさまと同じ銀の瞳は、神竜王姫だった桜華公主譲りだ。ちなみに、黒髪も桜華からの遺伝である。
「何故に、薄い色素を尊ぶのかの」
「色素は、濃い方が遺伝しやすうございます。ゆえに、薄い色合いは、珍らかなものとして尊ばれ――それが、信仰に近いほどに進んだもののようでございます。始祖陛下は銀髪に銀の瞳。二代目国王となったのは、金髪碧眼の長男でも、亜麻色の髪とヘイゼルの瞳の次男でもなく、銀髪に翡翠の瞳の「末子の王女」でした」
「いきなり、兄二人を差し置いて、王女を女王に据えたか。資質ではなく、色だけで」
「はい。その王配に、時のシェーンベルク大公――こちらも銀髪だったと――を迎え、生まれた長子を銀髪ゆえに王太子とし、次子を大公家の後継にしたと」
闇華は考え込んだ。いくらなんでも、王位継承者を髪と瞳の色で決めるとは乱暴すぎる。
しかし、と同時に理解もした。
遺伝しにくい薄い色彩を持つ者達は、己は特別であると優越感に浸れるのだ。それはまさに、貴族の持つ「特権」の感覚だ。両者が融合することは、たやすいだろう。
「数代続けていけば、それはもはや絶対の掟となる。王は、銀の髪と淡い色の瞳を持っていなくてはならない、と。……白金の髪のリヒト様ではなく、銀髪のエルウィージュを、ということに繋がるか」
「はい。ただ、レフィアス様は、闇華様を王妃とされることに反対できる者はいなくなったとおっしゃっていました」
「何故? 妾は黒髪――」
「お目の色。最も遺伝しにくい、銀でいらっしゃいます」
「……なるほど。リヒト様と妾の間に生まれた子が、白金髪であっても、瞳が銀なら」
「この数百年いなかった、「始祖陛下と同じ瞳の王」となります」
だが、闇華と同じ黒髪に、リヒト譲りの翡翠の瞳だったらどうするのだろう。銀の瞳は、最も遺伝しにくいのだ。
その時、来訪者を告げる鈴の音がした。闇華が気を向けると、聖はすぐさま対応し……戸惑ったような表情で戻ってきた。
「闇華様。アレクシア様が、お会いしたいと。……正確には、神竜王陛下が、お会いしたがっておられると」
「先代様が?」
異なことだ。先代様は、同じ祖を持つ闇華にも、あまり近づいてはこられない。人見知りなのだと、アレクシアは言っていたが。
「――未来視をなさったと」
「アレクシアが、か?」
「いえ」
「先代様が……? 先代様の異能は」
遠方視と過去視、そして異界移。この三つのはずだ。
「それが……あ、お待ち下さいませ!」
聖の制止を無視して入ってきたのは、先代様ことローランだった。いつもはアレクシアの後ろにいる彼が、今日は先に立っている。
「ローラン、お返事を待ってからにしなきゃ」
アレクシアも止めているが、華奢な彼女では、その気になった男の動きを制止できないだろう。
「構わぬ、アレクシア。先代様、どうぞそちらに。聖は、茶の支度を」
「公主。そなたの未来……ええと、王太子との未来が見えた」
闇華の言葉に、アレクシアはほっとした表情になる。聖は命じられたとおり、茶の支度に下がった。
「リヒト様との?」
「うん」
「それは、悪しき未来でしょうか?」
「わからない。そなたと王太子の王女は、父と同じ髪、母と同じ瞳で生まれていた」
それは、ヴェルスブルクの貴族達が狂喜して王にと望む色彩の子だ。王女であっても問題ないだろう。
「ならば、めでたきことか。エルウィージュを王位にという者も少なくなろう」
銀髪に薄い水色の、公妃を母に持つ王女より。
隣国の公主を母に持つ、白金髪と銀の瞳の王女の方が、ヴェルスブルクにとっては「王にふさわしい」のだから。
「……うん。でも、公主」
「如何なされた?」
「そなたは、その子と同時にもう一人産む。双子だ。……そなたと同じ黒髪と、王太子と同じ翡翠の瞳の王子を」
申し訳なさそうに、先代の神竜王は告げた。
「何……?」
「兄王子は黒い髪と翡翠の瞳。妹王女は白金の髪と銀の瞳。――公主。子が生まれれば、今の比ではないほど、国が荒れる」
銀髪であるというだけで、庶出のエルウィージュを女王に担ぎ出そうとする者がいる国だ。今回は、母の身分差があると捻じ伏せたが、同じ嫡出なら、それは使えない。
「……つまり、今回……リヒト様廃嫡に加担した者達を赦せば」
「同じことを繰り返すだろう。今度は、嫡出の王女なのだからと」
「……聖!」
強く呼ぶと、聖は素早く闇華の前に進み出た。茶の支度は終わっていたらしく、きちんと客人二人の前に提供されている。
「王女殿下でございますか」
「いや、リヒト様もじゃ。お二人に、何を排してでもおいで願え」
「はい」
聖が下がると同時に、アレクシアが困惑したように問いかける。
「あの、アンファ……そんなに、大変なことなの?」
「アレクシア。ヴェルスブルクの筆頭公爵家の跡取りが、何を言う。この国の貴族が尊ぶのは、薄い色素であろうに」
「……あ」
忘れていたと言いたげなアレクシアの様子に違和感を覚えたが、ローランが遮るように言葉を継いだ。
「アレクシア。そなたは嫌がるかもしれないが、駄目だ。王の姫と王太子に、すべて片づけさせねばならない。そうでなくば、次代が泣くことになる」
「ローラン……」
「……私も、そなたが産んでくれる私の子に、とてもつらい選択を強いる。神竜として亜界で生きるか、人として生きるか――どちらを捨てるかを、選ばせねばならない。その子が神竜を選んだら、……ラウエンシュタイン家を継ぐ者がいなくなる」
おそらく、神竜王との子は、一人しか授からないのだろう。天の授かりものとはいえ、一人欲しいところには二人、二人欲しいところには一人。その歯がゆさに、闇華はそっと瞳を伏せた。
「……アレクシア。聞いてのとおりじゃ。そなたの優しさは尊い。だが、それゆえに国を乱してはならぬ。エルウィージュがどんな処断を下しても、否定してやるな。そなたに否定されては、あれは耐えられまい」
「アンファ……」
「皆に優しくあろうという姿勢は、時に残酷じゃ。そなたを何よりも愛する者には、それは毒になる」
「公主。アレクシアを責めるな」
「責めてはおりませぬよ。エルウィージュを泣かせてやるなと、友情について話しただけのこと」
アレクシアを守るように咎めてくる先代様にそう微笑んで、闇華は、エルウィージュが下すであろう決断を想像した。
――少なくとも、今回関わった者達は爵位の降格、剥奪、そして。
画策できぬように影を付けられ――「魔力」を奪われる。
魔力を奪い取ることは可能だ。神竜王にも、その末裔である闇華にも。そのことを、古書に通じているエルウィージュが知らぬはずはない。
「……あれは、嫌なのじゃがな……」
「公主?」
「魔力の強奪でございますよ、先代様」
闇華の答えに、先代様ことローランも秀麗な顔を顰めた。
――魔力を奪う相手の首筋に噛みついて、所有の印を刻む。これだけなのだが。
「……男は、私がやる……」
「女子にそのようなことをしたら、先代様はアレクシアに泣かれましょうからな。妾も、むさくるしい男に噛みつきとうはない」
それを聞いたローランは、想像したらしく、がくりと項垂れ――わけのわからないアレクシアに、菓子を勧められて慰められていた。
エルウィージュが、他の方法を思いついてくれればよいのだが。
そう思いながら、闇華も軽く現実逃避していた。
「さて、次はリヒト様かの」
「闇華様」
「ここ数日、女の友誼を深めるばかりで、夫となる御方を放置してしまった。聖、これは妾の怠慢じゃ。お会いして、お話ししたいこともある。お忙しいとは思うが、妾の為に時間を取って下されようか」
「それは間違いなく。レフィアス様が、闇華様ともっと親睦を深めるよう助言なさったと伺っておりますれば」
ほんのりと頬を染めている聖は、はっきり言って初めて見る。感情の制御に長けた聖をここまで骨抜きにするとは、あの老大神官、なかなかやるなと思う。
「大神官は、さほどに「偉い」のか?」
「王太子殿下には、祖父王陛下の弟君――大叔父君にあたられる御方です」
「なるほど、あの色素の薄さは王家の者ゆえか。……そこで気になるのがな、聖。クレーフェ公爵を「視た」時に、思念を感じた。「王家に黒髪など許されぬ」と」
「ヴェルスブルクは、王家に近いほど色素が薄くなる国です。それゆえかと。ですが、闇華様のお目の色は銀。それを知らなかったがゆえのことではないでしょうか」
闇華は、この国に来た当初は瞳の色も黒に封じていた。にいさまと同じ銀の瞳は、神竜王姫だった桜華公主譲りだ。ちなみに、黒髪も桜華からの遺伝である。
「何故に、薄い色素を尊ぶのかの」
「色素は、濃い方が遺伝しやすうございます。ゆえに、薄い色合いは、珍らかなものとして尊ばれ――それが、信仰に近いほどに進んだもののようでございます。始祖陛下は銀髪に銀の瞳。二代目国王となったのは、金髪碧眼の長男でも、亜麻色の髪とヘイゼルの瞳の次男でもなく、銀髪に翡翠の瞳の「末子の王女」でした」
「いきなり、兄二人を差し置いて、王女を女王に据えたか。資質ではなく、色だけで」
「はい。その王配に、時のシェーンベルク大公――こちらも銀髪だったと――を迎え、生まれた長子を銀髪ゆえに王太子とし、次子を大公家の後継にしたと」
闇華は考え込んだ。いくらなんでも、王位継承者を髪と瞳の色で決めるとは乱暴すぎる。
しかし、と同時に理解もした。
遺伝しにくい薄い色彩を持つ者達は、己は特別であると優越感に浸れるのだ。それはまさに、貴族の持つ「特権」の感覚だ。両者が融合することは、たやすいだろう。
「数代続けていけば、それはもはや絶対の掟となる。王は、銀の髪と淡い色の瞳を持っていなくてはならない、と。……白金の髪のリヒト様ではなく、銀髪のエルウィージュを、ということに繋がるか」
「はい。ただ、レフィアス様は、闇華様を王妃とされることに反対できる者はいなくなったとおっしゃっていました」
「何故? 妾は黒髪――」
「お目の色。最も遺伝しにくい、銀でいらっしゃいます」
「……なるほど。リヒト様と妾の間に生まれた子が、白金髪であっても、瞳が銀なら」
「この数百年いなかった、「始祖陛下と同じ瞳の王」となります」
だが、闇華と同じ黒髪に、リヒト譲りの翡翠の瞳だったらどうするのだろう。銀の瞳は、最も遺伝しにくいのだ。
その時、来訪者を告げる鈴の音がした。闇華が気を向けると、聖はすぐさま対応し……戸惑ったような表情で戻ってきた。
「闇華様。アレクシア様が、お会いしたいと。……正確には、神竜王陛下が、お会いしたがっておられると」
「先代様が?」
異なことだ。先代様は、同じ祖を持つ闇華にも、あまり近づいてはこられない。人見知りなのだと、アレクシアは言っていたが。
「――未来視をなさったと」
「アレクシアが、か?」
「いえ」
「先代様が……? 先代様の異能は」
遠方視と過去視、そして異界移。この三つのはずだ。
「それが……あ、お待ち下さいませ!」
聖の制止を無視して入ってきたのは、先代様ことローランだった。いつもはアレクシアの後ろにいる彼が、今日は先に立っている。
「ローラン、お返事を待ってからにしなきゃ」
アレクシアも止めているが、華奢な彼女では、その気になった男の動きを制止できないだろう。
「構わぬ、アレクシア。先代様、どうぞそちらに。聖は、茶の支度を」
「公主。そなたの未来……ええと、王太子との未来が見えた」
闇華の言葉に、アレクシアはほっとした表情になる。聖は命じられたとおり、茶の支度に下がった。
「リヒト様との?」
「うん」
「それは、悪しき未来でしょうか?」
「わからない。そなたと王太子の王女は、父と同じ髪、母と同じ瞳で生まれていた」
それは、ヴェルスブルクの貴族達が狂喜して王にと望む色彩の子だ。王女であっても問題ないだろう。
「ならば、めでたきことか。エルウィージュを王位にという者も少なくなろう」
銀髪に薄い水色の、公妃を母に持つ王女より。
隣国の公主を母に持つ、白金髪と銀の瞳の王女の方が、ヴェルスブルクにとっては「王にふさわしい」のだから。
「……うん。でも、公主」
「如何なされた?」
「そなたは、その子と同時にもう一人産む。双子だ。……そなたと同じ黒髪と、王太子と同じ翡翠の瞳の王子を」
申し訳なさそうに、先代の神竜王は告げた。
「何……?」
「兄王子は黒い髪と翡翠の瞳。妹王女は白金の髪と銀の瞳。――公主。子が生まれれば、今の比ではないほど、国が荒れる」
銀髪であるというだけで、庶出のエルウィージュを女王に担ぎ出そうとする者がいる国だ。今回は、母の身分差があると捻じ伏せたが、同じ嫡出なら、それは使えない。
「……つまり、今回……リヒト様廃嫡に加担した者達を赦せば」
「同じことを繰り返すだろう。今度は、嫡出の王女なのだからと」
「……聖!」
強く呼ぶと、聖は素早く闇華の前に進み出た。茶の支度は終わっていたらしく、きちんと客人二人の前に提供されている。
「王女殿下でございますか」
「いや、リヒト様もじゃ。お二人に、何を排してでもおいで願え」
「はい」
聖が下がると同時に、アレクシアが困惑したように問いかける。
「あの、アンファ……そんなに、大変なことなの?」
「アレクシア。ヴェルスブルクの筆頭公爵家の跡取りが、何を言う。この国の貴族が尊ぶのは、薄い色素であろうに」
「……あ」
忘れていたと言いたげなアレクシアの様子に違和感を覚えたが、ローランが遮るように言葉を継いだ。
「アレクシア。そなたは嫌がるかもしれないが、駄目だ。王の姫と王太子に、すべて片づけさせねばならない。そうでなくば、次代が泣くことになる」
「ローラン……」
「……私も、そなたが産んでくれる私の子に、とてもつらい選択を強いる。神竜として亜界で生きるか、人として生きるか――どちらを捨てるかを、選ばせねばならない。その子が神竜を選んだら、……ラウエンシュタイン家を継ぐ者がいなくなる」
おそらく、神竜王との子は、一人しか授からないのだろう。天の授かりものとはいえ、一人欲しいところには二人、二人欲しいところには一人。その歯がゆさに、闇華はそっと瞳を伏せた。
「……アレクシア。聞いてのとおりじゃ。そなたの優しさは尊い。だが、それゆえに国を乱してはならぬ。エルウィージュがどんな処断を下しても、否定してやるな。そなたに否定されては、あれは耐えられまい」
「アンファ……」
「皆に優しくあろうという姿勢は、時に残酷じゃ。そなたを何よりも愛する者には、それは毒になる」
「公主。アレクシアを責めるな」
「責めてはおりませぬよ。エルウィージュを泣かせてやるなと、友情について話しただけのこと」
アレクシアを守るように咎めてくる先代様にそう微笑んで、闇華は、エルウィージュが下すであろう決断を想像した。
――少なくとも、今回関わった者達は爵位の降格、剥奪、そして。
画策できぬように影を付けられ――「魔力」を奪われる。
魔力を奪い取ることは可能だ。神竜王にも、その末裔である闇華にも。そのことを、古書に通じているエルウィージュが知らぬはずはない。
「……あれは、嫌なのじゃがな……」
「公主?」
「魔力の強奪でございますよ、先代様」
闇華の答えに、先代様ことローランも秀麗な顔を顰めた。
――魔力を奪う相手の首筋に噛みついて、所有の印を刻む。これだけなのだが。
「……男は、私がやる……」
「女子にそのようなことをしたら、先代様はアレクシアに泣かれましょうからな。妾も、むさくるしい男に噛みつきとうはない」
それを聞いたローランは、想像したらしく、がくりと項垂れ――わけのわからないアレクシアに、菓子を勧められて慰められていた。
エルウィージュが、他の方法を思いついてくれればよいのだが。
そう思いながら、闇華も軽く現実逃避していた。
0
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
死亡予定の脇役令嬢に転生したら、断罪前に裏ルートで皇帝陛下に溺愛されました!?
六角
恋愛
「え、私が…断罪?処刑?――冗談じゃないわよっ!」
前世の記憶が蘇った瞬間、私、公爵令嬢スカーレットは理解した。
ここが乙女ゲームの世界で、自分がヒロインをいじめる典型的な悪役令嬢であり、婚約者のアルフォンス王太子に断罪される未来しかないことを!
その元凶であるアルフォンス王太子と聖女セレスティアは、今日も今日とて私の目の前で愛の劇場を繰り広げている。
「まあアルフォンス様! スカーレット様も本当は心優しい方のはずですわ。わたくしたちの真実の愛の力で彼女を正しい道に導いて差し上げましょう…!」
「ああセレスティア!君はなんて清らかなんだ!よし、我々の愛でスカーレットを更生させよう!」
(…………はぁ。茶番は他所でやってくれる?)
自分たちの恋路に酔いしれ、私を「救済すべき悪」と見なすめでたい頭の二人組。
あなたたちの自己満足のために私の首が飛んでたまるものですか!
絶望の淵でゲームの知識を総動員して見つけ出した唯一の活路。
それは血も涙もない「漆黒の皇帝」と万人に恐れられる若き皇帝ゼノン陛下に接触するという、あまりに危険な【裏ルート】だった。
「命惜しさにこの私に魂でも売りに来たか。愚かで滑稽で…そして実に唆る女だ、スカーレット」
氷の視線に射抜かれ覚悟を決めたその時。
冷酷非情なはずの皇帝陛下はなぜか私の悪あがきを心底面白そうに眺め、その美しい唇を歪めた。
「良いだろう。お前を私の『籠の中の真紅の鳥』として、この手ずから愛でてやろう」
その日から私の運命は激変!
「他の男にその瞳を向けるな。お前のすべては私のものだ」
皇帝陛下からの凄まじい独占欲と息もできないほどの甘い溺愛に、スカーレットの心臓は鳴りっぱなし!?
その頃、王宮では――。
「今頃スカーレットも一人寂しく己の罪を反省しているだろう」
「ええアルフォンス様。わたくしたちが彼女を温かく迎え入れてあげましょうね」
などと最高にズレた会話が繰り広げられていることを、彼らはまだ知らない。
悪役(笑)たちが壮大な勘違いをしている間に、最強の庇護者(皇帝陛下)からの溺愛ルート、確定です!
不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。
桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。
戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。
『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。
※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。
時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。
一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。
番外編の方が本編よりも長いです。
気がついたら10万文字を超えていました。
随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる