転生したら王族だった

みみっく

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第一章 - 出会いと成長

10話 フィーに懐かれた!?

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 剣術の訓練をする予定だったけど、フィーが服を離してくれないので剣術は諦めた。王女様が剣術の練習に参加はムリだろ……なので王族専用の屋内の魔法練習場へ向かった。

 ガードナー団長からも、一人で施設の使用の許可を貰ってるし……ホントは、団長の許可を取ったくらいじゃ使用できないんだけど。

「んで、フィーは魔法に興味ないんじゃないの?」立場が逆転して、俺のほうがムスッとした表情になっていた。

「……えっと……その……魔法に興味がでたの! 文句ある? おしえてよ! 得意なんですよね!?」あら、逆ギレですか。

「むぅ……その言い方、きらーい。ムスッとした言い方で教えてとか言わないでしょ~」仕方なさそうに言った。

 フィーが、深呼吸をして言い直した。「あ、うん。そうね……教えてくださるかしら、レイくん」めっちゃプライドが高そうで、ワガママで周りに興味がなさそうなのに。なんで?

「あ、あのさ、ここ王族専用の魔法の練習場なんだよ。メイドさんは良いとして、護衛兵は兵士でしょ? 入っちゃダメだと思うんだけど?」護衛も付けずに入るのを護衛が許してくれないでしょ。諦めてくれないかなぁ……

「そうですね、他国の王族専用施設ですものね。あなた達、出ていきなさい。ここには護衛は必要ありませんわ」すんなりと受け入れた。だが……護衛は受け入れられるわけがない。何かあれば責任は護衛の責任になるのは間違いない。

「……その指示には従えません!護衛なしは認められません。護衛が出来る施設にしていただくか……別の部屋で練習が終わるのをお待ち下さい」そりゃ……そうなるよね~

「……あなた達、ここは友好国なのですわよ? 王族の練習施設で刺客でも入ってくるのかしら? それに友好国の王子様と自国のメイドがいるだけですわよ? 何が問題なのかしら……言ってみなさい」ムスッとした、いつもの表情だがお怒りのようだ。

 護衛を見ていると、可哀想になってくる……べつに魔法の練習は、威力の調整で抑える練習だし……。それに口実だから練習はしなくても良いんだよね。

「だったら……書庫に行こうか……護衛さんが困ってるし」と言うと、護衛たちがホッとした表情をしたが、「あなたたちのせいで、レイ様の魔法の練習ができなくなったじゃないですか。ホッとして安心している場合ですか? 迷惑をおかけしたのですから謝罪をしなさい!」お怒りが収まらないようだが、フィーもホッとした表情になっていた。これは……パフォーマンスなのか?

 護衛が素直に謝罪をしてきたので、こちらも素直に謝罪を受け入れて書庫に移動をした。

 書庫に入ると、フィーが嬉しそうに本を手に取り、隣に座って笑顔でいろいろと質問してきた。

「レイくん、お好きな食べ物は?」「ルナちゃんと、仲がよろしいのですね……どの様な話題をお話されているのですか?」などと別人のようになっていた。これは……フィーの両親の指示? 政略結婚とか……なのか?

 それにしては、メイドと護衛たちが挙動不審になってるし、困惑してるっぽいぞ。ってことは、両親の指示じゃないのかなぁ……両親の指示ならメイドや護衛兵にも伝わっているだろうし、二人だけにしようとしてくるでしょ。それに、仕組んでくるなら対象は俺の兄様たちでしょ。俺は第3王子だし……

 まあ、ムスッした表情が消えて楽しく会話が出来てるから良いか……。素直になってるしね♪

 書庫に談話室があり、そこに入りソファーに座ると紅茶とお菓子が用意された。

「フィーも、色々と詳しいんだね~ビックリしたよ~」王女なので教育を受けているだけあって、色々な知識は持っているみたい。

「常識程度ですが……」紅茶を飲んで顔を上げると口元にお菓子が付いていた。普通は……メイドさんが拭いてくれるんだけど、フィーが「邪魔だから入り口で控えていなさい」って言って入口で控えてる。

「あ、フィー動かないで~。はい、付いてたお菓子が取れたよっ♪」笑顔で言うと、「……ぅう。ありがとうございます……」と顔を赤くさせて俯いてしまった。

「フィーの頬って柔らかくて気持ちいいね~ぷにってしてるぅ♪」フィーの頬を見つめながら言った。

「……気持ちいいのですか? ほんとですか?」自分の頬を、ぷにぷにと触って嬉しそうにしていた。

「わぁ……ずるーい、自分だけ」頬を膨らませて冗談で言った。

「さ、触ります……か?」と言い片方の頬を近づけてきた。え? 冗談なのに……。てっきり、「ずるいってなんですか。自分の頬ですし、異性の方に触らせるのは、はしたないですわ!」とか言ってくると思ったのに。

 触ろうと手を伸ばすと、フィーの顔が徐々に赤くなってきた。そっと触れ撫でると、すべすべでシットリして柔らかい。なにこれ……癖になりそう♪ あ、でも……他の人に見られたら……ヤバイよね。

「あのさぁ……これ、他の人に見られたらダメなやつじゃない?」ぷにぷにと触りながら聞いた。

「そうですね、未婚の女性が……異性の方に肌を触らせるのは、ダメですね……。でも二人だけですし、レイくんですし」と微笑んだ。俺だから? 謎ワードが……。詳しく聞きたいけど……聞いたらダメな気がする。

 それからは、客室に泊まっていったりして遊びによく来るようになった。ルナに会いに来ているという名目らしい……。名目上、ルナに会い20分ほど紅茶を飲みお菓子を食べて会話をして、俺の居場所を聞きだして、相談があると言って退出して会いに来てるらしい。

 最近、ルナとフィーは笑顔で俺の話で盛り上がることもあるらしく、仲良くなったみたい。まれに3人で紅茶を飲んだりするようになった。とても居づらいんだけどね……

 ルナと仲良く話をしてると、フィーがムスッとしてるし……。フィーと仲良く話をしてると、ルナがムスッとして突っついてくるし。
 
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