21 / 223
第一章 - 出会いと成長
21話 エリゼとセリオス
しおりを挟む
その後、街の警備隊長も容認していたことが発覚した。国王が俺の信用をなくしたと思い、街の警備状況を強化することを決めた。 警備隊長は、取り締まるべき警備兵が犯罪を容認していたことが分かると、犯人グループと同罪として処刑された。騎士団で偉そうにしていた奴の弟だったらしく、弟が王子誘拐に関与したとされたために、一族全員が処刑ということに巻き込まれ、前回の過ちで降格処分され、さらに処刑になってしまった。
日課の書庫で魔法の勉強をしていると、王国の歴史の中にディアブロのことが書かれていた。あぁ……派手に王国で暴れていたみたいね……そりゃ封印もされるわ。ダンジョンも王国内にあるみたいね~。危険とされて封印されたダンジョンがあるみたい……? うぅ~ん……興味あるぅ♪ ダンジョンって普通に危険な場所じゃないの? それを封印って……? 良いね良いね~危険って魅力的な言葉だよねぇ♪
街の様子が変わったのかをエリゼに聞こうと思い、会いに行く途中でエリゼが少年兵と楽しそうに話をしているところを見つけてしまった。
邪魔しちゃ悪いと思い引き返す途中で、タイミング悪くセリオスとも出会ってしまった。
「レイニー様、どちらへ? 今日もエリゼが同行をして来ていますが……」
「え? あぁ……忙しいみたいで、邪魔しちゃ悪いと思ってさぁ……。急ぎじゃないし、別の者にでも聞くよ♪」
「エリゼが、忙しいですか? 何を忙しくして……」
俺の後方で少年兵と仲良く話をしながら歩いているところをセリオスに見つかってしまった。セリオスの表情が変わりエリゼを大きな声で呼びつけた。
「エリゼ! 何をしているんだ!?」
好みの男の子だから仲良く話をしていたんじゃないの? 邪魔しなくても良いのに……。俺の用件は別の者でも分かることだしさぁ……
「わっ。お父さん! 何をって……ちょっとお話してただけだよ?」
「レイニー様を放って置くとは……まったく……はぁ」セリオスがため息を付いた。
「あ、だから……大丈夫だってばぁー。他の者に確認をすれば良いことだしさっ。それじゃ!」こんな気まずい雰囲気の場所にいたくないし。セリオスが、俺とエリゼを仲良くさせようと思っているのか……?
「レイニー様、お待ち下さい。エリゼ、レイニー様がお話があるそうだ、来なさい」
「エリゼ、俺は大丈夫だから……話を続けてて良いよ。さーて……」と言っても、暇なんだよね。エリゼくらいしか友達はいないし。あーちゃんが、いるけどねぇ♪
セリオスが、エリゼの耳元で小声で話をすると慌てる表情になった。
ん? どうしたんだ? 後でお説教だとでも言われたのか? この世界は階級社会で女性は政略結婚が当たり前みたいだし。俺と結婚すれば、第3王子とはいえ権力はあるしなぁ……そんな結婚はゴメンだけどなぁ。
気になった俺は、あーちゃんに聞いてみた。
『な~あーちゃん、なんて言ったか分かるぅ~?』
『言ったことは分からないけど……心なら読めましたよ。えへへっ♪ レイニー様モテますねぇ……』
『それ、モテるっていうのかぁ~?』どうせ、セリオスがエリゼにレイニー様に気に入られないとダメだろ!っとでも言ったんだろ~
『人間の世界ではモテるというと思いますけど?』
『あの慌てようならさぁ……「後でお説教だぞ!」とか言われたんでしょ?』
『注意されましたけど、違いますね。エリゼは、レイニー様のことが大好きですね。セリオスもレイニー様が好きというか尊敬をしていますねぇ……。レイニー様がエリゼと一緒にいて嬉しそうにしていたので、少しでも喜んでほしいという気持ちを感じます』
『はい?それで、なんで慌ててるんだよ?』
『それは……分かりませんよ……。自分でお聞きになればよいかと~』
『聞けないから、あーちゃんに聞いてるんですけどぉ~っ! 政略結婚とか考えもあるんじゃないの?』
「あぁ~それは、あの二人からは感じられないですね。欲望が渦巻く感情は大好物なので……見逃さないですよ」
『エリゼは、あそこの少年と楽しく話をしていて俺が邪魔じゃないのか?俺といる時より笑顔だったぞ?』
『……楽しい感情もありますが、ただたんに笑い話をしていただけですよ。レイニー様に抱いている好きという感情は、あそこの少年には無いですよ。好きという感情も美味しそうですね……欲望の塊ですからね~♪』
エリゼが、俺をねぇ……兄妹みたいな関係だと思ってたんだけどなぁ。
セリオスが、ジロッと少年兵を見つめるとビクッと姿勢を正し動かなくなった。
「そろそろ訓練が始まる時間だぞ、そこで1日立っている気か? それは、それで良い訓練になりそうだな……許可するぞ」
「いえ、通常の訓練を受けたいです!」
「だったら戻った方が良いと思うがな……みんな隊長の元に集合をしているぞ」
「し、失礼します!」少年兵が慌てた様子で去って行った。
「お、お兄ちゃん……あのね、ちがうの。あの男の子に話し掛けられてね、お父さんの部下の人のドジな話をされて笑ってただけなの……」
エリゼが話を始めると、セリオスが頷いて去って行った。
あーちゃんの話を聞いていなければ、意味が分からないところだった。何が違うのか、なぜ言い訳を始めたかも。俺がヤキモチを妬くとか、エリゼが好きなのは俺だけだと言いたいんだろうな。
「あーうん。そっかぁ~」なんて返事を返していいやら……。というか、セリオスが珍しく少年兵の集まる方へ向かってるじゃんっ。面白そう……
『あ……セリオスがヤキモチを妬いていますね……面白そうですよ! にひひ……♪』
『その笑い方、俺じゃん~』
『飼い主に似ちゃうんですよー』
あーちゃん、俺を飼い主だと認めているんだ? そういえばこの世界に使い魔っているんだよな? 従者契約と違うのかなぁ?
日課の書庫で魔法の勉強をしていると、王国の歴史の中にディアブロのことが書かれていた。あぁ……派手に王国で暴れていたみたいね……そりゃ封印もされるわ。ダンジョンも王国内にあるみたいね~。危険とされて封印されたダンジョンがあるみたい……? うぅ~ん……興味あるぅ♪ ダンジョンって普通に危険な場所じゃないの? それを封印って……? 良いね良いね~危険って魅力的な言葉だよねぇ♪
街の様子が変わったのかをエリゼに聞こうと思い、会いに行く途中でエリゼが少年兵と楽しそうに話をしているところを見つけてしまった。
邪魔しちゃ悪いと思い引き返す途中で、タイミング悪くセリオスとも出会ってしまった。
「レイニー様、どちらへ? 今日もエリゼが同行をして来ていますが……」
「え? あぁ……忙しいみたいで、邪魔しちゃ悪いと思ってさぁ……。急ぎじゃないし、別の者にでも聞くよ♪」
「エリゼが、忙しいですか? 何を忙しくして……」
俺の後方で少年兵と仲良く話をしながら歩いているところをセリオスに見つかってしまった。セリオスの表情が変わりエリゼを大きな声で呼びつけた。
「エリゼ! 何をしているんだ!?」
好みの男の子だから仲良く話をしていたんじゃないの? 邪魔しなくても良いのに……。俺の用件は別の者でも分かることだしさぁ……
「わっ。お父さん! 何をって……ちょっとお話してただけだよ?」
「レイニー様を放って置くとは……まったく……はぁ」セリオスがため息を付いた。
「あ、だから……大丈夫だってばぁー。他の者に確認をすれば良いことだしさっ。それじゃ!」こんな気まずい雰囲気の場所にいたくないし。セリオスが、俺とエリゼを仲良くさせようと思っているのか……?
「レイニー様、お待ち下さい。エリゼ、レイニー様がお話があるそうだ、来なさい」
「エリゼ、俺は大丈夫だから……話を続けてて良いよ。さーて……」と言っても、暇なんだよね。エリゼくらいしか友達はいないし。あーちゃんが、いるけどねぇ♪
セリオスが、エリゼの耳元で小声で話をすると慌てる表情になった。
ん? どうしたんだ? 後でお説教だとでも言われたのか? この世界は階級社会で女性は政略結婚が当たり前みたいだし。俺と結婚すれば、第3王子とはいえ権力はあるしなぁ……そんな結婚はゴメンだけどなぁ。
気になった俺は、あーちゃんに聞いてみた。
『な~あーちゃん、なんて言ったか分かるぅ~?』
『言ったことは分からないけど……心なら読めましたよ。えへへっ♪ レイニー様モテますねぇ……』
『それ、モテるっていうのかぁ~?』どうせ、セリオスがエリゼにレイニー様に気に入られないとダメだろ!っとでも言ったんだろ~
『人間の世界ではモテるというと思いますけど?』
『あの慌てようならさぁ……「後でお説教だぞ!」とか言われたんでしょ?』
『注意されましたけど、違いますね。エリゼは、レイニー様のことが大好きですね。セリオスもレイニー様が好きというか尊敬をしていますねぇ……。レイニー様がエリゼと一緒にいて嬉しそうにしていたので、少しでも喜んでほしいという気持ちを感じます』
『はい?それで、なんで慌ててるんだよ?』
『それは……分かりませんよ……。自分でお聞きになればよいかと~』
『聞けないから、あーちゃんに聞いてるんですけどぉ~っ! 政略結婚とか考えもあるんじゃないの?』
「あぁ~それは、あの二人からは感じられないですね。欲望が渦巻く感情は大好物なので……見逃さないですよ」
『エリゼは、あそこの少年と楽しく話をしていて俺が邪魔じゃないのか?俺といる時より笑顔だったぞ?』
『……楽しい感情もありますが、ただたんに笑い話をしていただけですよ。レイニー様に抱いている好きという感情は、あそこの少年には無いですよ。好きという感情も美味しそうですね……欲望の塊ですからね~♪』
エリゼが、俺をねぇ……兄妹みたいな関係だと思ってたんだけどなぁ。
セリオスが、ジロッと少年兵を見つめるとビクッと姿勢を正し動かなくなった。
「そろそろ訓練が始まる時間だぞ、そこで1日立っている気か? それは、それで良い訓練になりそうだな……許可するぞ」
「いえ、通常の訓練を受けたいです!」
「だったら戻った方が良いと思うがな……みんな隊長の元に集合をしているぞ」
「し、失礼します!」少年兵が慌てた様子で去って行った。
「お、お兄ちゃん……あのね、ちがうの。あの男の子に話し掛けられてね、お父さんの部下の人のドジな話をされて笑ってただけなの……」
エリゼが話を始めると、セリオスが頷いて去って行った。
あーちゃんの話を聞いていなければ、意味が分からないところだった。何が違うのか、なぜ言い訳を始めたかも。俺がヤキモチを妬くとか、エリゼが好きなのは俺だけだと言いたいんだろうな。
「あーうん。そっかぁ~」なんて返事を返していいやら……。というか、セリオスが珍しく少年兵の集まる方へ向かってるじゃんっ。面白そう……
『あ……セリオスがヤキモチを妬いていますね……面白そうですよ! にひひ……♪』
『その笑い方、俺じゃん~』
『飼い主に似ちゃうんですよー』
あーちゃん、俺を飼い主だと認めているんだ? そういえばこの世界に使い魔っているんだよな? 従者契約と違うのかなぁ?
142
あなたにおすすめの小説
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
小さな貴族は色々最強!?
谷 優
ファンタジー
神様の手違いによって、別の世界の人間として生まれた清水 尊。
本来存在しない世界の異物を排除しようと見えざる者の手が働き、不運にも9歳という若さで息を引き取った。
神様はお詫びとして、記憶を持ったままの転生、そして加護を授けることを約束した。
その結果、異世界の貴族、侯爵家ウィリアム・ヴェスターとして生まれ変ることに。
転生先は優しい両親と、ちょっぴり愛の強い兄のいるとっても幸せな家庭であった。
魔法属性検査の日、ウィリアムは自分の属性に驚愕して__。
ウィリアムは、もふもふな友達と共に神様から貰った加護で皆を癒していく。
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
スキル買います
モモん
ファンタジー
「お前との婚約を破棄する!」
ローズ聖国の国立学園第139期卒業記念パーティーの日、第3王子シュナル=ローズレアは婚約者であるレイミ・ベルナール子爵家息女に宣言した。
見習い聖女であるレイミは、実は対価と引き換えにスキルを買い取ることのできる特殊な能力を有していた。
婚約破棄を受け入れる事を対価に、王子と聖女から特殊なスキルを受け取ったレイミは、そのまま姿を消した。
レイミと王妃の一族には、数年前から続く確執があり、いずれ王子と聖女のスキル消失が判明すれば、原因がレイミとの婚約破棄にあると疑われるのは明白だ。
そして、レイミを鑑定すれば消えたスキルをレイミがもっている事は明確になってしまうからだ。
かくして、子爵令嬢の逃走劇が幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる