55 / 223
第一章 - 出会いと成長
55話 ミーニャ
しおりを挟む
この村では、盗賊や魔物、魔獣が度々村を襲い孤児が多いと思っていたけど……盗賊が幼い子供を拐って目立たなかった。それに子供を拐われた親が孤児を育てていると村長が話してくれた。
今回のような事は、多くあるんだろうなぁ……。可哀想だからといって助けて保護をしていたら、うちが孤児院になっちゃうしなぁ……。それに、村の事は村長の仕事だよな……村長の立場が悪くなるでしょ。
「そっかぁ……名前がないのは不便だよなぁ」悩んだ表情をすると、キラキラした期待をした目で見つめられた。あれ? これって、俺が名前をつけると思ってる?? え? 俺が命名をして良いの?
「あ、あのさぁ……俺が名前を付けても良いの?」少し同様をした表情で聞くと、「べ、べつに……だいじょうぶ」残念そうな表情をして地面を見つめた。
えっと……どっちの大丈夫なの? 残念そうだから……名前を期待してたんだよね。えっと……猫族で「にゃんこ」「ねこちゃん」とかしか思いつかないってば。俺なら拒否するね……。俺、ネーミングセンスは皆無だし……ケルベロスが「ケロちゃん」だよ? ディアブロなんて悪魔だから「あーちゃん」だし。ん……「ミーニャ」とか……どう? うん。これ……俺っぽくて良いんじゃない?
「えっと……ミーニャってどうかなぁ?」恐る恐る聞いてみた。
にぱぁ……と満面の笑顔で頷いた。「わぁ……それ、わたしの名前!? ねぇ? わたしの名前?」何度も確認をしてきた。
「う、うん。気に入ってくれたら嬉しいかなぁ……」隣りに座る少女が、俺の膝を揺らして聞いてきていたので答えた。
「うん。かわいい名前……ありがとぉ♪」名前をつけてから無表情だったミーニャが、ずっと笑顔で嬉しそうだった。
はぁ……この感じだと、俺が保護しないとじゃないの? 名前をつけて、気を付けて帰ってね! で、済むとは思えないし……情が湧いてる気がする。とりあえず本人の意思を聞いてみるか。
「ミーニャは、俺と一緒に住みたいとか思う?」真面目な顔をして聞いた。
「……お兄ちゃんは、ミーニャとすみたい? じゃまじゃない?」ミーニャが自分の名前が気に入ったのか、さっそく自分をミーニャと呼んで話してる。それに、俺の心配をしていた。
「うん。一緒に住みたいな。邪魔って思ってたら聞かないってばぁ」ニコッと笑顔で答えた。
「そっかぁ……べつに、いいよ」嬉しさを我慢している表情をして答えた。わぁ……それ、可愛い。耳をピクピクさせて、しっぽが嬉しそうに動いてる。
まずは……服を買わないと……。ボロボロで汚れて茶色くなっているワンピースを着ていた。臭いもキツイしなぁ……
「えっとぉ……魔法で、体をキレイにするけど……いいかな?」いきなり魔法を掛けて怖がらせても可哀想だし。
「……う、うん。痛くない?」少し怯えた表情をして確認をしてきた。
「キレイにするだけだから、痛くないよ。さっぱりする感じかな♪」笑顔で答えると、立ち上がり両腕を横に広げて目を閉じた。あぁ……キレイにするって言ったから洗われると思ってるっぽい。
ミーニャに、手を翳して洗浄魔法を掛けた。ミーニャの身体が、ふんわりと青く光ると、汚れが霧散してキラキラと光り消えて身体がキレイになった。
「終わったよ♪服もキレイに白くなったね~」とはいえ……ボロボロには変わりない。だが、キレイになって嬉しそうだった。
髪の毛はキレイなサラサラな銀髪になり、肌もキレイで健康的な色白な美人さんになった。
「わぁ~しんぴんみたぁーい!」ミーニャが、嬉しそうに言ってるけど……新品ではないでしょ、ボロボロだし。
「お店で、新しい服を買おうか♪」笑顔で言うと、警戒された。
「……え?うぅ~ん……なんで……?ふく、ある。かわなくても、だいじょうぶ」あ、もしかして……奴隷とか人買いに売ろうとしてると思われてる?多分、周りの子供が売られる時にキレイに洗われて、新しい服を着せられてって感じかな。
「そのままでも良いけど、喜んでくれるかなーって思っただけだし。買わないなら、宿屋に戻ろうかな」そう言うと立ち上がり、歩き出した。さっきまでの笑顔が消え、警戒をした表情になっていたが、俺の後ろにつき服を掴んでいた。
ミーニャと村に戻り、屋台を通り過ぎるとお腹が空いているのか、服を掴まれていた服が重くなった。
「お腹が空いたよね~なにか食べようか!」と言うと、再び笑顔が戻った。「俺、この村の食べ物初めて見るからさぁ~ミーニャが選んでくれると助かるなぁ」ミーニャを見つめて言うと、嬉しそうに俺の腕を掴み嬉しそうに屋台を案内してくれた。
「えっとねぇ……これとぉ、これが美味しそうだったぁ!」ん……そっか、物心がついた時には……両親はいなかったんだよな。屋台で売ってるものは買ってもらえるわけがないか。
美味しそうに肉串を食べて、満足そうにしていた。「デザートも食べちゃおうか?」ニヤッと笑い聞いてみた。
「え!?……ん……う、うん。いいの?」再び警戒モードになった。「要らないなら、俺だけ食べよーっと♪」クレープのようなモノが売っていた屋台に向かおうとすると、目をキラキラさせてついてきていた。
「あれ?要らないんじゃなかったのかなぁ?」と、意地悪を言った。「うにゅぅ……いるぅ……」目をうるませて可愛く上目遣いで言ってきた。……かわいすぎぃ。
今回のような事は、多くあるんだろうなぁ……。可哀想だからといって助けて保護をしていたら、うちが孤児院になっちゃうしなぁ……。それに、村の事は村長の仕事だよな……村長の立場が悪くなるでしょ。
「そっかぁ……名前がないのは不便だよなぁ」悩んだ表情をすると、キラキラした期待をした目で見つめられた。あれ? これって、俺が名前をつけると思ってる?? え? 俺が命名をして良いの?
「あ、あのさぁ……俺が名前を付けても良いの?」少し同様をした表情で聞くと、「べ、べつに……だいじょうぶ」残念そうな表情をして地面を見つめた。
えっと……どっちの大丈夫なの? 残念そうだから……名前を期待してたんだよね。えっと……猫族で「にゃんこ」「ねこちゃん」とかしか思いつかないってば。俺なら拒否するね……。俺、ネーミングセンスは皆無だし……ケルベロスが「ケロちゃん」だよ? ディアブロなんて悪魔だから「あーちゃん」だし。ん……「ミーニャ」とか……どう? うん。これ……俺っぽくて良いんじゃない?
「えっと……ミーニャってどうかなぁ?」恐る恐る聞いてみた。
にぱぁ……と満面の笑顔で頷いた。「わぁ……それ、わたしの名前!? ねぇ? わたしの名前?」何度も確認をしてきた。
「う、うん。気に入ってくれたら嬉しいかなぁ……」隣りに座る少女が、俺の膝を揺らして聞いてきていたので答えた。
「うん。かわいい名前……ありがとぉ♪」名前をつけてから無表情だったミーニャが、ずっと笑顔で嬉しそうだった。
はぁ……この感じだと、俺が保護しないとじゃないの? 名前をつけて、気を付けて帰ってね! で、済むとは思えないし……情が湧いてる気がする。とりあえず本人の意思を聞いてみるか。
「ミーニャは、俺と一緒に住みたいとか思う?」真面目な顔をして聞いた。
「……お兄ちゃんは、ミーニャとすみたい? じゃまじゃない?」ミーニャが自分の名前が気に入ったのか、さっそく自分をミーニャと呼んで話してる。それに、俺の心配をしていた。
「うん。一緒に住みたいな。邪魔って思ってたら聞かないってばぁ」ニコッと笑顔で答えた。
「そっかぁ……べつに、いいよ」嬉しさを我慢している表情をして答えた。わぁ……それ、可愛い。耳をピクピクさせて、しっぽが嬉しそうに動いてる。
まずは……服を買わないと……。ボロボロで汚れて茶色くなっているワンピースを着ていた。臭いもキツイしなぁ……
「えっとぉ……魔法で、体をキレイにするけど……いいかな?」いきなり魔法を掛けて怖がらせても可哀想だし。
「……う、うん。痛くない?」少し怯えた表情をして確認をしてきた。
「キレイにするだけだから、痛くないよ。さっぱりする感じかな♪」笑顔で答えると、立ち上がり両腕を横に広げて目を閉じた。あぁ……キレイにするって言ったから洗われると思ってるっぽい。
ミーニャに、手を翳して洗浄魔法を掛けた。ミーニャの身体が、ふんわりと青く光ると、汚れが霧散してキラキラと光り消えて身体がキレイになった。
「終わったよ♪服もキレイに白くなったね~」とはいえ……ボロボロには変わりない。だが、キレイになって嬉しそうだった。
髪の毛はキレイなサラサラな銀髪になり、肌もキレイで健康的な色白な美人さんになった。
「わぁ~しんぴんみたぁーい!」ミーニャが、嬉しそうに言ってるけど……新品ではないでしょ、ボロボロだし。
「お店で、新しい服を買おうか♪」笑顔で言うと、警戒された。
「……え?うぅ~ん……なんで……?ふく、ある。かわなくても、だいじょうぶ」あ、もしかして……奴隷とか人買いに売ろうとしてると思われてる?多分、周りの子供が売られる時にキレイに洗われて、新しい服を着せられてって感じかな。
「そのままでも良いけど、喜んでくれるかなーって思っただけだし。買わないなら、宿屋に戻ろうかな」そう言うと立ち上がり、歩き出した。さっきまでの笑顔が消え、警戒をした表情になっていたが、俺の後ろにつき服を掴んでいた。
ミーニャと村に戻り、屋台を通り過ぎるとお腹が空いているのか、服を掴まれていた服が重くなった。
「お腹が空いたよね~なにか食べようか!」と言うと、再び笑顔が戻った。「俺、この村の食べ物初めて見るからさぁ~ミーニャが選んでくれると助かるなぁ」ミーニャを見つめて言うと、嬉しそうに俺の腕を掴み嬉しそうに屋台を案内してくれた。
「えっとねぇ……これとぉ、これが美味しそうだったぁ!」ん……そっか、物心がついた時には……両親はいなかったんだよな。屋台で売ってるものは買ってもらえるわけがないか。
美味しそうに肉串を食べて、満足そうにしていた。「デザートも食べちゃおうか?」ニヤッと笑い聞いてみた。
「え!?……ん……う、うん。いいの?」再び警戒モードになった。「要らないなら、俺だけ食べよーっと♪」クレープのようなモノが売っていた屋台に向かおうとすると、目をキラキラさせてついてきていた。
「あれ?要らないんじゃなかったのかなぁ?」と、意地悪を言った。「うにゅぅ……いるぅ……」目をうるませて可愛く上目遣いで言ってきた。……かわいすぎぃ。
57
あなたにおすすめの小説
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
小さな貴族は色々最強!?
谷 優
ファンタジー
神様の手違いによって、別の世界の人間として生まれた清水 尊。
本来存在しない世界の異物を排除しようと見えざる者の手が働き、不運にも9歳という若さで息を引き取った。
神様はお詫びとして、記憶を持ったままの転生、そして加護を授けることを約束した。
その結果、異世界の貴族、侯爵家ウィリアム・ヴェスターとして生まれ変ることに。
転生先は優しい両親と、ちょっぴり愛の強い兄のいるとっても幸せな家庭であった。
魔法属性検査の日、ウィリアムは自分の属性に驚愕して__。
ウィリアムは、もふもふな友達と共に神様から貰った加護で皆を癒していく。
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
スキル買います
モモん
ファンタジー
「お前との婚約を破棄する!」
ローズ聖国の国立学園第139期卒業記念パーティーの日、第3王子シュナル=ローズレアは婚約者であるレイミ・ベルナール子爵家息女に宣言した。
見習い聖女であるレイミは、実は対価と引き換えにスキルを買い取ることのできる特殊な能力を有していた。
婚約破棄を受け入れる事を対価に、王子と聖女から特殊なスキルを受け取ったレイミは、そのまま姿を消した。
レイミと王妃の一族には、数年前から続く確執があり、いずれ王子と聖女のスキル消失が判明すれば、原因がレイミとの婚約破棄にあると疑われるのは明白だ。
そして、レイミを鑑定すれば消えたスキルをレイミがもっている事は明確になってしまうからだ。
かくして、子爵令嬢の逃走劇が幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる