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第6羽・守護者
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思案気にしていた彼は、すぐに顔を上げた。頬を上気させて気分の高揚が隠しきれないエミリアに、目を細める。
「理由にならないな」
「え⁉」
「異世界の者か。それがどうした?」
「は⁉」
「この国には、時々そういう者が紛れ込む。珍しくない」
「いるんですか⁉」
愕然とするエミリアに、ランスはやはり冷静である。
「あぁ。目立つからすぐに分かる。しばらく過ごし――――故郷が恋しくなって、帰っていくな」
最後の一言に、エミリアはしばらく何も言えなかった。全く異なる身体になって、見知らぬ人の養女にされていた上、容姿を気に入ったらしき王子から妾になれと迫られている現状。
あんまりではないか、と思っていた所だ。
「じゃあ、私も帰れるんですね⁉」
思わず身を乗り出してしまい、ぐっとランスと距離が縮まる。彼が全く退かなかったどころか、笑みを浮かべて、頬に触れた。
「エミリア……元いた世界に帰りたいか?」
「はい! 私には大事な仕事があるんです!」
入職したのは会社では、新入りといえど与えられる仕事量は半端ではなく、要領が良いほうではなかったせいで、仕事はなかなか終わらなかった。今も抱えている案件がいくつもあるはずだ。
連日連夜、終電帰りは当たり前だった。最後の記憶がある朝だって、前日に終電で帰った翌日、始発で職場に向かおうとしていた。眠気と過労で足元がふらついていたものだ。
そんな時に見えた、美しい虹に、随分と心を癒された覚えがある。
そういえば、この世界で自我を取り戻した時も――――七色の鳥を見た。
あれはいったい何なのだろう。聞きそびれていた事をランスに尋ねようと彼を見返して、どきりとする。彼の紫がかった濃青の瞳はどこか憂いを帯びていた。
「……分かった。俺が手を貸してやる。俺の『力』がお前の役に立つだろう」
「え……っ」
男爵は王子が異能の持ち主だと言っていた。何かまでは言及が無かったが、彼の力が『帰る』ための手助けになるとは、なんたる幸運であろうか。
「しかし、簡単ではないぞ? お前も頑張らなければ無理だ」
「分かっています。何でもします!」
「良いだろう。今の発言は、撤回を認めない」
ランスの目がぎらりと光り、エミリアは背筋に冷や汗が滲んだ。
私は今、まずい事をついうっかり、あっさり誓ってしまった気がする。
「ま……待ってください⁉ ちょっと考えます」
「帰りたいんだろう?」
「うっ!」
怯むエミリアに、ランスはもう上機嫌だ。固まる彼女の頬を撫で、その大きな手が今度は右耳へと触れる。
「あ、の……なに、してっ⁉」
「言っただろう。お前も頑張らないと無理だと」
「それとこれと、何の関係が……っ」
「分からないのか?」
「…………」
甘い低音の声が、身体を捕らえる。まっすぐに見つめる瞳に、頬が勝手に赤く染まる。耳に軽く触れた手は、そのまま柔らかな耳たぶを指で挟み、優しく撫でてくる。
エミリアには経験はないが、そこが刺激的な場所の一つだと知っていた。
「今、お前は身体に違和感があるだろう。自分のものではないような感覚だ」
「はい……」
違和感どころか、全くの別人であるから、エミリアは素直に頷く。
「人の体には魂が宿り、命の源となって活力を与え、その者の心をずっと守っている。心は個性と言ってもいいかもしれないな。肉体が死を迎えると、身体と共に消滅していく心と魂は別れて、世界に一度溶け込み、無と化す。そして、再び新たな命を守る力を回復させると、魂は子を宿した女性の胎児へと宿る」
「同じ世界で、魂は色んな人の所を渡り歩くんですか?」
「そういう事だな。たまに前世の記憶があるとか言う者は、魂が心に強く触れている性質を持つからだ。前世の者の心身は消えていても、魂が覚えている時もある。ふとした折にそういうものが溢れる時があるが、大抵は今生きている者の記憶や経験に置き換わって、曖昧になって忘れていくものだ」
「忘れない人も、いる……?」
「そうだ。お前の体内にあった魂は、まさにそれだろう。何かしらの未練を抱いて、身体の死を受け入れられない心がある。それを憐れんでか、魂は接続を切らず、だが、同じ世界に留まれば一緒に無に帰してしまう。だから、異なる世界へ逃げ込み、双方の時を止める。そうすれば消滅はしないが、回復もしない。そして、戻れなくなる」
「……ここでは身体もないの?」
「殆どのものはな。本来の居場所じゃないんだ。大概の者は魂を見る事ができないから、存在すら気づかない。稀に力の強い魂が異世界でも心の拠り所を作ろうと身体を生み出すことがあるが、しょせんは仮初のものだ。本来の自分の身体ではないと、心に拒絶される時もある。いずれにせよ長くはもたない」
「…………」
エミリアは、自分が人形のようだったと言われていた事を思い出す。有海の魂は異世界を渡り、新たな身体を作ったのだろうと思った。そして、今まで強い拒絶反応が出ていたのだ。
七色の鳥は、自分が最期を迎えた時に見た虹を強く連想させるものだったから、記憶が蘇ったのだろう。
「この国には逃げ込んだ魂を守護して元いた世界に帰す、俺のような力を持つ者たちがいる。衰弱した魂に力を分け与えて、『癒し』、『導き』、『護る』んだ。そうやって、俺たちは魂の『渡り』を手伝う」
見返りがないわけではないと、ランスは言う。彼らは異世界の文化や知恵を伝授してくれる。何の役にも立たないこともあれば、国の発展に大きく寄与することもあるという。
だから、彼らの魂が力を取り戻し、いざ帰るとなった時に、手を貸すのだ。無事に元の世界に戻った魂は、新たな身体に対して、守り続けていた心を宿し――――転生が果たされる。
「俺の傍にいろ。俺と一夜を共にすれば、お前が力を取り戻すのも格段に早いはずだ」
「私……本当に帰れますか?」
「あぁ。約束する」
「…………」
エミリアは苦悩した。
帰りたい、とは思う。家主を失った古アパートと、山のような仕事が待っている。だが、そのために妾を欲しがっている王子へ身を委ねるというのは、いかがなものだろうか。
そもそも、万が一という可能性もある。
「こ……っ子供ができたらどうするんですか?」
「心配ない。お前の身体は本来の状態ではないから、その力はない」
出会って早々に熱烈に口説き、誘惑してきている彼は、女が好きなのだろう。
乗り気なはずだ。
「でも……やっぱり、無理です!」
いつの間にか、ずいぶんと顔が近くにあった。まぁ綺麗なお顔立ち、などと言っている場合ではない。彼の胸を手で押して逃れようとしたが、いつの間にか腰に手が回っていた。
「何でもすると言っただろう?」
「待ってとも言いました! 殿下と私は初対面。ついさっき会ったばかりですよ⁉ 私……殿下となんて、きっと無理です」
「では、その気にさせればいいんだな?」
ランスはにっこりと笑って、耳から手を離すと、エミリアの顎を引き上げた。美しい宝石のような瞳に射貫かれて、エミリアは目が離せなくなった。
――――これは、なに?
「何……を……したの……」
身動きができない。頬が赤く染まり、彼に触れられていると嬉しくなる。
ランスは優美に微笑む。
「なにも。俺の力は加減を間違えると、相手をぶっ倒すものだが――――今は使っていない」
「噓……!」
「そう思うなら、目を閉じてみろ。俺は自分と相手の目を通して力を使う」
エミリアは、ゆっくりと目を閉じた。彼の姿が視界から消えて、なんだか急に心細くなる。何をされるのだろう。何が起こっているのだろう。分からなくて、またすぐに開いてしまった。
ふっと彼の瞳が細められた。
「閉じないのか?」
「い、今する……」
「次は、額にキスをする」
「え……っ」
「嫌な感覚がしたら、押し退けろ。その程度で駄目なら、俺も今回は諦める」
無理強いはしない。
そう暗に告げているのが分かり、エミリアは小さく頷いた。頭はまだ混乱していたが、この提案には少しばかり惹かれるものがあった。
昔からどうも異性が苦手で、恋人ができたことはなかった。本や映画を見れば胸がときめく事もあったし、道行く仲睦まじい恋人達や夫婦が羨ましいと思ってもいた。恋愛に興味や関心はあるのに、いざ現実の異性を前にすると、身体と心が拒むのだ。
別人の身体になったら違うのかもしれない――――そんな小さな興味で、彼の口づけを受け入れた。額に軽く触れる感覚がして、すぐに離れた。だけど、ちっとも嫌じゃない。
彼は何も聞かなかった。エミリアの手がぴくりとも動かなかったからだ。
「次は、鼻の上だ」
今度もまた軽く触れて、離れていく。エミリアは無意識に彼の胸のシャツを握り締めた。
「……頰にいくぞ?」
ランスは今度は少しばかり強く、左右の頬にキスを落とした。滑らかな素肌は真っ赤に染まる。唇を離す代わりに、顎を引いていた手を離して、頬を撫でた。そのまま、彼女の唇へと触れる。
「どうだ?」
「…………」
エミリアは恐る恐る、また目を開けた。もう視線は外せなかった。閉じたくもなかった。
甘い声と共に、美しい瞳が捕えてくる。
「まず一夜、俺と過ごしてみろ」
ランスは手を離すと、立ち上がった。そんな彼を目で追ってしまったエミリアは、彼が差し伸べていた手を取ってしまった。
「理由にならないな」
「え⁉」
「異世界の者か。それがどうした?」
「は⁉」
「この国には、時々そういう者が紛れ込む。珍しくない」
「いるんですか⁉」
愕然とするエミリアに、ランスはやはり冷静である。
「あぁ。目立つからすぐに分かる。しばらく過ごし――――故郷が恋しくなって、帰っていくな」
最後の一言に、エミリアはしばらく何も言えなかった。全く異なる身体になって、見知らぬ人の養女にされていた上、容姿を気に入ったらしき王子から妾になれと迫られている現状。
あんまりではないか、と思っていた所だ。
「じゃあ、私も帰れるんですね⁉」
思わず身を乗り出してしまい、ぐっとランスと距離が縮まる。彼が全く退かなかったどころか、笑みを浮かべて、頬に触れた。
「エミリア……元いた世界に帰りたいか?」
「はい! 私には大事な仕事があるんです!」
入職したのは会社では、新入りといえど与えられる仕事量は半端ではなく、要領が良いほうではなかったせいで、仕事はなかなか終わらなかった。今も抱えている案件がいくつもあるはずだ。
連日連夜、終電帰りは当たり前だった。最後の記憶がある朝だって、前日に終電で帰った翌日、始発で職場に向かおうとしていた。眠気と過労で足元がふらついていたものだ。
そんな時に見えた、美しい虹に、随分と心を癒された覚えがある。
そういえば、この世界で自我を取り戻した時も――――七色の鳥を見た。
あれはいったい何なのだろう。聞きそびれていた事をランスに尋ねようと彼を見返して、どきりとする。彼の紫がかった濃青の瞳はどこか憂いを帯びていた。
「……分かった。俺が手を貸してやる。俺の『力』がお前の役に立つだろう」
「え……っ」
男爵は王子が異能の持ち主だと言っていた。何かまでは言及が無かったが、彼の力が『帰る』ための手助けになるとは、なんたる幸運であろうか。
「しかし、簡単ではないぞ? お前も頑張らなければ無理だ」
「分かっています。何でもします!」
「良いだろう。今の発言は、撤回を認めない」
ランスの目がぎらりと光り、エミリアは背筋に冷や汗が滲んだ。
私は今、まずい事をついうっかり、あっさり誓ってしまった気がする。
「ま……待ってください⁉ ちょっと考えます」
「帰りたいんだろう?」
「うっ!」
怯むエミリアに、ランスはもう上機嫌だ。固まる彼女の頬を撫で、その大きな手が今度は右耳へと触れる。
「あ、の……なに、してっ⁉」
「言っただろう。お前も頑張らないと無理だと」
「それとこれと、何の関係が……っ」
「分からないのか?」
「…………」
甘い低音の声が、身体を捕らえる。まっすぐに見つめる瞳に、頬が勝手に赤く染まる。耳に軽く触れた手は、そのまま柔らかな耳たぶを指で挟み、優しく撫でてくる。
エミリアには経験はないが、そこが刺激的な場所の一つだと知っていた。
「今、お前は身体に違和感があるだろう。自分のものではないような感覚だ」
「はい……」
違和感どころか、全くの別人であるから、エミリアは素直に頷く。
「人の体には魂が宿り、命の源となって活力を与え、その者の心をずっと守っている。心は個性と言ってもいいかもしれないな。肉体が死を迎えると、身体と共に消滅していく心と魂は別れて、世界に一度溶け込み、無と化す。そして、再び新たな命を守る力を回復させると、魂は子を宿した女性の胎児へと宿る」
「同じ世界で、魂は色んな人の所を渡り歩くんですか?」
「そういう事だな。たまに前世の記憶があるとか言う者は、魂が心に強く触れている性質を持つからだ。前世の者の心身は消えていても、魂が覚えている時もある。ふとした折にそういうものが溢れる時があるが、大抵は今生きている者の記憶や経験に置き換わって、曖昧になって忘れていくものだ」
「忘れない人も、いる……?」
「そうだ。お前の体内にあった魂は、まさにそれだろう。何かしらの未練を抱いて、身体の死を受け入れられない心がある。それを憐れんでか、魂は接続を切らず、だが、同じ世界に留まれば一緒に無に帰してしまう。だから、異なる世界へ逃げ込み、双方の時を止める。そうすれば消滅はしないが、回復もしない。そして、戻れなくなる」
「……ここでは身体もないの?」
「殆どのものはな。本来の居場所じゃないんだ。大概の者は魂を見る事ができないから、存在すら気づかない。稀に力の強い魂が異世界でも心の拠り所を作ろうと身体を生み出すことがあるが、しょせんは仮初のものだ。本来の自分の身体ではないと、心に拒絶される時もある。いずれにせよ長くはもたない」
「…………」
エミリアは、自分が人形のようだったと言われていた事を思い出す。有海の魂は異世界を渡り、新たな身体を作ったのだろうと思った。そして、今まで強い拒絶反応が出ていたのだ。
七色の鳥は、自分が最期を迎えた時に見た虹を強く連想させるものだったから、記憶が蘇ったのだろう。
「この国には逃げ込んだ魂を守護して元いた世界に帰す、俺のような力を持つ者たちがいる。衰弱した魂に力を分け与えて、『癒し』、『導き』、『護る』んだ。そうやって、俺たちは魂の『渡り』を手伝う」
見返りがないわけではないと、ランスは言う。彼らは異世界の文化や知恵を伝授してくれる。何の役にも立たないこともあれば、国の発展に大きく寄与することもあるという。
だから、彼らの魂が力を取り戻し、いざ帰るとなった時に、手を貸すのだ。無事に元の世界に戻った魂は、新たな身体に対して、守り続けていた心を宿し――――転生が果たされる。
「俺の傍にいろ。俺と一夜を共にすれば、お前が力を取り戻すのも格段に早いはずだ」
「私……本当に帰れますか?」
「あぁ。約束する」
「…………」
エミリアは苦悩した。
帰りたい、とは思う。家主を失った古アパートと、山のような仕事が待っている。だが、そのために妾を欲しがっている王子へ身を委ねるというのは、いかがなものだろうか。
そもそも、万が一という可能性もある。
「こ……っ子供ができたらどうするんですか?」
「心配ない。お前の身体は本来の状態ではないから、その力はない」
出会って早々に熱烈に口説き、誘惑してきている彼は、女が好きなのだろう。
乗り気なはずだ。
「でも……やっぱり、無理です!」
いつの間にか、ずいぶんと顔が近くにあった。まぁ綺麗なお顔立ち、などと言っている場合ではない。彼の胸を手で押して逃れようとしたが、いつの間にか腰に手が回っていた。
「何でもすると言っただろう?」
「待ってとも言いました! 殿下と私は初対面。ついさっき会ったばかりですよ⁉ 私……殿下となんて、きっと無理です」
「では、その気にさせればいいんだな?」
ランスはにっこりと笑って、耳から手を離すと、エミリアの顎を引き上げた。美しい宝石のような瞳に射貫かれて、エミリアは目が離せなくなった。
――――これは、なに?
「何……を……したの……」
身動きができない。頬が赤く染まり、彼に触れられていると嬉しくなる。
ランスは優美に微笑む。
「なにも。俺の力は加減を間違えると、相手をぶっ倒すものだが――――今は使っていない」
「噓……!」
「そう思うなら、目を閉じてみろ。俺は自分と相手の目を通して力を使う」
エミリアは、ゆっくりと目を閉じた。彼の姿が視界から消えて、なんだか急に心細くなる。何をされるのだろう。何が起こっているのだろう。分からなくて、またすぐに開いてしまった。
ふっと彼の瞳が細められた。
「閉じないのか?」
「い、今する……」
「次は、額にキスをする」
「え……っ」
「嫌な感覚がしたら、押し退けろ。その程度で駄目なら、俺も今回は諦める」
無理強いはしない。
そう暗に告げているのが分かり、エミリアは小さく頷いた。頭はまだ混乱していたが、この提案には少しばかり惹かれるものがあった。
昔からどうも異性が苦手で、恋人ができたことはなかった。本や映画を見れば胸がときめく事もあったし、道行く仲睦まじい恋人達や夫婦が羨ましいと思ってもいた。恋愛に興味や関心はあるのに、いざ現実の異性を前にすると、身体と心が拒むのだ。
別人の身体になったら違うのかもしれない――――そんな小さな興味で、彼の口づけを受け入れた。額に軽く触れる感覚がして、すぐに離れた。だけど、ちっとも嫌じゃない。
彼は何も聞かなかった。エミリアの手がぴくりとも動かなかったからだ。
「次は、鼻の上だ」
今度もまた軽く触れて、離れていく。エミリアは無意識に彼の胸のシャツを握り締めた。
「……頰にいくぞ?」
ランスは今度は少しばかり強く、左右の頬にキスを落とした。滑らかな素肌は真っ赤に染まる。唇を離す代わりに、顎を引いていた手を離して、頬を撫でた。そのまま、彼女の唇へと触れる。
「どうだ?」
「…………」
エミリアは恐る恐る、また目を開けた。もう視線は外せなかった。閉じたくもなかった。
甘い声と共に、美しい瞳が捕えてくる。
「まず一夜、俺と過ごしてみろ」
ランスは手を離すと、立ち上がった。そんな彼を目で追ってしまったエミリアは、彼が差し伸べていた手を取ってしまった。
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