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ロカール日常シリーズ ▶️50話
【Mニュートの皮の納品】#Sub せめて、元のサイズに戻るまで…
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「あ。…ルキ、首のとこ。襟足のところに、ナノヌーンがついてます。」
「はぁ?マジか!?クッソー!全部、避けきったつもりだったのになー。」
「…でも、凄いです。滝に突っ込んで、これだけなんて。」
「んー、まあ、シオンに速度強化重ね掛けしてもらったのと、後は、全身むらなく防御強化してもらったからな。」
「いえ、ルキのポテンシャル。身体能力の高さゆえです。…流石、シーフ。」
「ハハッ!なんだ、ソレ?俺、誉められてんの?」
「誉めてます。…足が速いの、羨ましい。」
「そーか?まあ、いいけど。あ、セリ、コレ取って?」
「え…?」
「え?いや、自分じゃ取れねぇし。触りたくないなら、焼き切ってくれりゃいいから。」
「焼き切るっ!?…そんな怖いこと出来ません。」
「セリなら大丈夫だって。ナノヌーンだけ焼いてくれりゃいいからさ。多少、火傷したとこで、エルに頼んで回復すりゃいいし。」
「…取ります。手で。」
「出来っか…?」
「…」
「あ、悪ぃ。届かねぇ?も少し屈む?」
「…」
「…セリ、指くすぐったいから、やるなら一思いにやって。」
「っ!?」
「お。取れた?サンキュー。」
「…」
「…セリ?」
「…」
「おーい、セリ?」
(…このナノヌーン、ルキの血を吸ってる。)
「セリ?ナノヌーンがどうかしたか?」
「…家で、飼います。」
「何でだよっ!?」
「愛着が…」
「いやいやいや!あんだけ、毛嫌いしてただろうが!捨てろ、さっさと潰せ!な?」
「…」
「はぁ?マジか!?クッソー!全部、避けきったつもりだったのになー。」
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「いえ、ルキのポテンシャル。身体能力の高さゆえです。…流石、シーフ。」
「ハハッ!なんだ、ソレ?俺、誉められてんの?」
「誉めてます。…足が速いの、羨ましい。」
「そーか?まあ、いいけど。あ、セリ、コレ取って?」
「え…?」
「え?いや、自分じゃ取れねぇし。触りたくないなら、焼き切ってくれりゃいいから。」
「焼き切るっ!?…そんな怖いこと出来ません。」
「セリなら大丈夫だって。ナノヌーンだけ焼いてくれりゃいいからさ。多少、火傷したとこで、エルに頼んで回復すりゃいいし。」
「…取ります。手で。」
「出来っか…?」
「…」
「あ、悪ぃ。届かねぇ?も少し屈む?」
「…」
「…セリ、指くすぐったいから、やるなら一思いにやって。」
「っ!?」
「お。取れた?サンキュー。」
「…」
「…セリ?」
「…」
「おーい、セリ?」
(…このナノヌーン、ルキの血を吸ってる。)
「セリ?ナノヌーンがどうかしたか?」
「…家で、飼います。」
「何でだよっ!?」
「愛着が…」
「いやいやいや!あんだけ、毛嫌いしてただろうが!捨てろ、さっさと潰せ!な?」
「…」
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