【男装歴10年】異世界で冒険者パーティやってみた【好きな人がいます】

リコピン

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【潜入】衝撃の舞台裏、みんなの憧れの学園でまさかの… ▶15話

#Shorts 情報交換のはずが、早く帰りたくなった

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「…ルキ、昼間のアレ、セリちゃん居るって分かってたでしょ?」

「ん?まあ、安心させときてぇなと思って…」

「嘘つき。セリちゃんの反応見て楽しんでたくせに。」

「…楽しんでるってわけじゃねぇ…、けど、正直、セリがあんな、妬いてくれるとは思わなかったからさ…」

「…」

「いや、でも、泣かせたいわけじゃねぇからな?牽制はマジだって。」

「…だったら、僕のとこ来てる場合じゃないんじゃない?会いに行ってあげなよ。ルキなら、女子寮忍び込むくらいできるでしょ?」

「出来る、けどな。…そうなった場合、何もせずに帰る自信がない。」

「…なんだ、ルキも、全然余裕ないじゃない。」

「たり前だろーが。始めっからそう言ってんだろ?始める前から不安しかねぇよ。」

「…そう言えば、セリちゃん、リーンハルト・ブライテンにからまれてたよ。」

「はぁ!?お前、このタイミングでそれ言うか?てか、もっとちゃんと守れ!?」

「一応、様子見はしてたけど。追い払われただけで何もされてないからね。今回はスルーした。」

「…」

「仕方ないでしょ。僕、フローラに取り入ってる最中なんだから。セリちゃんとは必要以上に接触はしないよ。」

「…そのリーンハルトってのは、フローラの兄貴だよな?そいつも、『セイレーンの歌声』に引っかかってんのか?」

「ううん。そんな形跡はないよ。…ただのシスコン、でもないな。…なんか、最悪なシスコン?って感じ?」

「…」




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