48 / 182
第48話 結構ハマってますよ、ギルドマスター
しおりを挟む
「第1階層の魔物、本当に討伐報酬出なくなっちゃうんですか?」
プレハブ事務所の掲示物を眺めながら、紗夜はがっかりと肩を落とした。
迷宮のゲート併設の守衛所の隣に配置されたこのプレハブ事務所は、丈二が急遽手配したものだ。
職員の働く事務スペースの他、一面の壁は全体が掲示板となっており、冒険者への通知や、数々の依頼書が貼られている。
「でも稼ぐ方法は増えてるよ。紗夜ちゃんの実力なら、むしろ今まで以上に稼げるんじゃないかな」
おれは事務スペースから出て、紗夜に声をかけた。
「あれ、そうなんですか?」
「ほら、ここ。単なる討伐じゃ報酬は出ないけど、持ち帰った素材は買い取ってもらえるって書いてある」
「あっ、本当だ! 良かったぁ、これなら、あんまり変わんないですねっ」
丈二との会談から10日ほど。彼はさっそく色々と動いてくれた。
まず第1階層の魔物の討伐報酬を見直した。
みんなが魔物素材の武器を使い始めて討伐が容易くなった今、第1階層の魔物は大きな脅威ではなくなった。楽すぎる仕事には、報酬は出ないものだ。
一方、武器に使う魔物素材の需要は高まっている。
これまで武器屋『メイクリエ』のミリアムだけは素材の買い取りもしていたが、これからはまず役場で素材を引き取ってから各店舗に卸されることになる。
とはいえ他の店舗が魔物素材を活用した武器を用意できるまで時間がかかるだろう。ほとんどの店は、既に作られた品を売っているだけだ。
島内で直接武具を作り出せるのは、武器屋『メイクリエ』しかない。
つまりは、一般の製造業者が魔物素材を使いこなせるようになるまでは、武器屋『メイクリエ』は独占状態で大繁盛だ。
実際にミリアムは「やだぁあ、忙しいのやだぁあ! なんでうちばっかり仕事来んのー!? 他の店でも武器作ってよぉお!」と、泣いて喜んでいた。
「それに、色々と依頼が出てるしね」
「依頼ですかぁ……。『第1階層の地図作りの協力』に……、『探索者の護衛』? あれ、護衛? 魔物除けがあるのに?」
「どれどれ? ああ、それは役所からの依頼じゃなくて、個人依頼だね。魔物除けがあっても、まだ怖いから念のためって」
「ふぅん……。一条先生、これ、あたしも受けていいんですよね?」
「もちろん。今のところはレベル1の仕事しか貼り出してないからね。手続きするから、カウンターに来てもらっていい?」
「はーい!」
事務カウンターで簡単な手続きと、依頼者への連絡方法を伝達してあげる。
「仕事が終わったら依頼者のサインをもらってからまた来てね。報酬はそれからになるけど……支払いはどれがいいかな? 現金に、銀行振込、電子マネーもあるけど」
「銀行振込でお願いしますっ」
「オーケー。支払いまで何日かかかるけど平気?」
「はい、大丈夫です。……っていうか、なんで一条先生が受付やってるんですか?」
そこにフィリアも笑顔でやってくる。
「わたくしもおりますよー」
「う~ん、まあ、成り行きなんだよね。ほら、ステータスカードの発行とかはフィリアさんにしかできないし……」
「依頼の難易度を見定められるのも、今はタクト様以外におりませんので……。特に第2階層に関わるものは……」
「ああ……専門家不足なんですね」
「はは、まあマニュアル的なものも作ってるから、すぐ引き継いでお役御免になると思うよ」
おれの言に、フィリアは小首を傾げて否定した。
「いいえ、そんな簡単ではありませんよ? 冒険者ギルドはなにかとトラブルが舞い込んでくるものです。実力ある専門家の出番はこれからも多いはずです。大仕事の際には、冒険者全体に仕事を振り分ける役も必要になりますし」
「えー、それおれがやんなきゃダメかなぁ? 柄じゃないと思うんだけどなぁ」
「なんと言っても、タクト様しかいないうちは、タクト様のお役目ですよ」
紗夜はくすくすと笑う。
「あの動画見たら、誰でも先生を推すと思います。結構ハマってますよ、ギルドマスター」
「マスターじゃないし、やってるのは雑用係だよ……」
「しかしお給金は良いので、わたくしは満足です。いざという時には大金を使える権限もあります」
「拓斗くん、フィリアちゃん、お疲れ様~! あっ、紗夜ちゃんも!」
そこに美幸がやってきた。今日も笑顔だ。歩くたびにやたらと胸元が揺れるので、非常に眼福――いや目に毒である。
「今日もお弁当作ってきたよ。はい、どうぞ~」
「ありがとうございます。でも、こんな毎日悪いですよ……」
「え~、迷惑だったかなぁ?」
「いえ……むしろ美幸さんのほうこそ無理してませんか?」
「うぅん、全然! 拓斗くんに手料理を食べてもらえるなら幸せ。ね、また好きな食べ物教えて欲しいなぁ」
ごく自然に手を取られて、両手で包まれる。顔が近い。いい匂いもする。
「えっと……」
つんつん、とフィリアに肘で小突かれる。ジト目を向けられてしまう。
「鼻の下が伸びておりますよ」
「伸びてません」
「ふふっ、フィリアちゃんもリクエストあったら言ってね?」
「ありがとうございます、末柄様。ですが、今はお仕事中ですので、その……少々離れていただけますと」
「はぁい、ごめんなさい」
そっと手を離して美幸は一歩下がってくれる。そして微笑む。
「ヤキモチ妬かれちゃった」
「や、ヤキモチでは、ないです……。お仕事中なだけ、です……」
フィリアは視線を落としてしまう。一方、紗夜はおれを見上げ、微妙な表情でため息をついた。
なんでため息つくのさ。
とかやっていると、革靴の足音が近づいてきた。
「ご歓談中に失礼」
丈二だ。一枚の依頼書を差し出してくる。
「一条さん、この依頼をお願いします」
「ああ、またレベル設定?」
「いえ、これは一条さんにやっていただきたい依頼です」
依頼書を確認すると、魔物の捕獲依頼だった。捕獲対象は……。
「ドリームアイをどうするつもりなんだ?」
「例の研究サンプルの件で、少々トラブルがありまして。追加で必要になってしまったようです」
「わかった。ちょうど事務仕事にも飽きていたんだ。いいかな、フィリアさん?」
「はい、もちろん。参りましょう」
プレハブ事務所の掲示物を眺めながら、紗夜はがっかりと肩を落とした。
迷宮のゲート併設の守衛所の隣に配置されたこのプレハブ事務所は、丈二が急遽手配したものだ。
職員の働く事務スペースの他、一面の壁は全体が掲示板となっており、冒険者への通知や、数々の依頼書が貼られている。
「でも稼ぐ方法は増えてるよ。紗夜ちゃんの実力なら、むしろ今まで以上に稼げるんじゃないかな」
おれは事務スペースから出て、紗夜に声をかけた。
「あれ、そうなんですか?」
「ほら、ここ。単なる討伐じゃ報酬は出ないけど、持ち帰った素材は買い取ってもらえるって書いてある」
「あっ、本当だ! 良かったぁ、これなら、あんまり変わんないですねっ」
丈二との会談から10日ほど。彼はさっそく色々と動いてくれた。
まず第1階層の魔物の討伐報酬を見直した。
みんなが魔物素材の武器を使い始めて討伐が容易くなった今、第1階層の魔物は大きな脅威ではなくなった。楽すぎる仕事には、報酬は出ないものだ。
一方、武器に使う魔物素材の需要は高まっている。
これまで武器屋『メイクリエ』のミリアムだけは素材の買い取りもしていたが、これからはまず役場で素材を引き取ってから各店舗に卸されることになる。
とはいえ他の店舗が魔物素材を活用した武器を用意できるまで時間がかかるだろう。ほとんどの店は、既に作られた品を売っているだけだ。
島内で直接武具を作り出せるのは、武器屋『メイクリエ』しかない。
つまりは、一般の製造業者が魔物素材を使いこなせるようになるまでは、武器屋『メイクリエ』は独占状態で大繁盛だ。
実際にミリアムは「やだぁあ、忙しいのやだぁあ! なんでうちばっかり仕事来んのー!? 他の店でも武器作ってよぉお!」と、泣いて喜んでいた。
「それに、色々と依頼が出てるしね」
「依頼ですかぁ……。『第1階層の地図作りの協力』に……、『探索者の護衛』? あれ、護衛? 魔物除けがあるのに?」
「どれどれ? ああ、それは役所からの依頼じゃなくて、個人依頼だね。魔物除けがあっても、まだ怖いから念のためって」
「ふぅん……。一条先生、これ、あたしも受けていいんですよね?」
「もちろん。今のところはレベル1の仕事しか貼り出してないからね。手続きするから、カウンターに来てもらっていい?」
「はーい!」
事務カウンターで簡単な手続きと、依頼者への連絡方法を伝達してあげる。
「仕事が終わったら依頼者のサインをもらってからまた来てね。報酬はそれからになるけど……支払いはどれがいいかな? 現金に、銀行振込、電子マネーもあるけど」
「銀行振込でお願いしますっ」
「オーケー。支払いまで何日かかかるけど平気?」
「はい、大丈夫です。……っていうか、なんで一条先生が受付やってるんですか?」
そこにフィリアも笑顔でやってくる。
「わたくしもおりますよー」
「う~ん、まあ、成り行きなんだよね。ほら、ステータスカードの発行とかはフィリアさんにしかできないし……」
「依頼の難易度を見定められるのも、今はタクト様以外におりませんので……。特に第2階層に関わるものは……」
「ああ……専門家不足なんですね」
「はは、まあマニュアル的なものも作ってるから、すぐ引き継いでお役御免になると思うよ」
おれの言に、フィリアは小首を傾げて否定した。
「いいえ、そんな簡単ではありませんよ? 冒険者ギルドはなにかとトラブルが舞い込んでくるものです。実力ある専門家の出番はこれからも多いはずです。大仕事の際には、冒険者全体に仕事を振り分ける役も必要になりますし」
「えー、それおれがやんなきゃダメかなぁ? 柄じゃないと思うんだけどなぁ」
「なんと言っても、タクト様しかいないうちは、タクト様のお役目ですよ」
紗夜はくすくすと笑う。
「あの動画見たら、誰でも先生を推すと思います。結構ハマってますよ、ギルドマスター」
「マスターじゃないし、やってるのは雑用係だよ……」
「しかしお給金は良いので、わたくしは満足です。いざという時には大金を使える権限もあります」
「拓斗くん、フィリアちゃん、お疲れ様~! あっ、紗夜ちゃんも!」
そこに美幸がやってきた。今日も笑顔だ。歩くたびにやたらと胸元が揺れるので、非常に眼福――いや目に毒である。
「今日もお弁当作ってきたよ。はい、どうぞ~」
「ありがとうございます。でも、こんな毎日悪いですよ……」
「え~、迷惑だったかなぁ?」
「いえ……むしろ美幸さんのほうこそ無理してませんか?」
「うぅん、全然! 拓斗くんに手料理を食べてもらえるなら幸せ。ね、また好きな食べ物教えて欲しいなぁ」
ごく自然に手を取られて、両手で包まれる。顔が近い。いい匂いもする。
「えっと……」
つんつん、とフィリアに肘で小突かれる。ジト目を向けられてしまう。
「鼻の下が伸びておりますよ」
「伸びてません」
「ふふっ、フィリアちゃんもリクエストあったら言ってね?」
「ありがとうございます、末柄様。ですが、今はお仕事中ですので、その……少々離れていただけますと」
「はぁい、ごめんなさい」
そっと手を離して美幸は一歩下がってくれる。そして微笑む。
「ヤキモチ妬かれちゃった」
「や、ヤキモチでは、ないです……。お仕事中なだけ、です……」
フィリアは視線を落としてしまう。一方、紗夜はおれを見上げ、微妙な表情でため息をついた。
なんでため息つくのさ。
とかやっていると、革靴の足音が近づいてきた。
「ご歓談中に失礼」
丈二だ。一枚の依頼書を差し出してくる。
「一条さん、この依頼をお願いします」
「ああ、またレベル設定?」
「いえ、これは一条さんにやっていただきたい依頼です」
依頼書を確認すると、魔物の捕獲依頼だった。捕獲対象は……。
「ドリームアイをどうするつもりなんだ?」
「例の研究サンプルの件で、少々トラブルがありまして。追加で必要になってしまったようです」
「わかった。ちょうど事務仕事にも飽きていたんだ。いいかな、フィリアさん?」
「はい、もちろん。参りましょう」
50
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる