84 / 182
第84話 一番頼りになる武器が残っている
しおりを挟む
ダスティンは不敵な笑みを浮かべた。
「そうだったな。お前は、闇の存在に憧れを持っているのだったな」
「私に誘惑を仕掛けたときに読み取っていましたか」
「残念だな。その憧れも私が叶えてやれるというのに。つまらん日常から解放され、吸血鬼として生きる喜びも与えてやれるのに」
丈二は返事をせず、ダスティンの顔面にアサルトライフルを連射した。
顔がぐちゃぐちゃになって、ダスティンは仰向けに倒れる。その顔はすぐ再生を始める。
「私はお前のようなやつが嫌いなんですよ」
丈二はおもむろに接近していく。
「人の生き方を、したり顔で批評して、こうしろああしろと押し付けてくる……。なぜ私の人生を、赤の他人につまらないなどと言われなければならない!?」
倒れたダスティンを見下ろすと、その胴体にさらに連射。弾倉すべてを叩き込む。
その弾丸ひとつひとつは、丈二の怒りだった。
ダスティンに対してだけじゃない。これまで彼を取り巻いていたすべてへの怒りだ。
幼い頃から、丈二は想像力が豊かだった。
自分自身の空想を楽しみ、誰かの空想が形になった様々な作品に触れるのが好きだった。
いわゆる厨二病などと言われるような言動をしていたこともある。中学生時代に留まらず、高校生になってもこじらせていた。
けれど、それだけの年齢にもなると、一緒に楽しんでいた友達からも白い目で見られ始めた。
「お前、まだそんなこと言ってんのかよ、恥ずかしいな」
「いい加減大人になれよ」
「近づくなよ。同類に思われるだろ」
敬遠されて、丈二の周りには友達がいなくなっていった。
丈二もさすがに空想の世界が、この世にないことに気づく頃だった。
厨二病を卒業して、普通に勉強して、普通にスポーツに打ち込んで……。
ひどくつまらなかった。
宇宙人も未来人も、異世界人、超能力者もいない。ただの人間には、興味がない。
魔法もない。妖怪もいない。地下の裏格闘大会も存在しないし、異世界転移もなければ、影に隠れて悪を討つヒーローもいない。
それでも勉強や武道で成果を上げるのは、それなりにやりがいがあった。
なのに、またやつらは言うのだ。
「お前、それだけで生きてて楽しいか?」
「津田くん、一緒にいてもつまんないんだよねー」
「いや本当、朴念仁だよなお前。面白くねえ」
ふざけるな! つまらないのはお前たちのほうだ!
今度は丈二のほうが、そういった人間を避けるようになっていった。
やがて気づけば、自分と同じつまらない人間ばかりの職場に来ていた。
まあ、そんなものだ。この世は、空想ほど面白くはない。厨二病時代の空想も遠くに置き捨てて、丈二は淡々と仕事をこなすだけの日々を送っていた。
それが迷宮の出現から変わり始めた。
生まれて初めて、面白いことが現実に起きたのだ。
異世界人との邂逅、リアルモンスタースレイヤーの出現、その本人との接触。迷宮でのレベル上げ、魔法の習得、仲間と挑む冒険……!
これ以上、人生になにを望むというのか?
それをつまらない日常などと、よくも言えたものだ!
弾切れになった弾倉を捨て、べつの弾倉に取り替える。再び銃口を向けるが、ダスティンに掴まれた。狙いが逸らされる。
「なかなか大した武器だが、その程度では吸血鬼は殺せん、ぞ」
顔も胴体も穴だらけなのに、驚くほどの力で引き寄せる。丈二の体勢が前方に崩れる。
ダスティンはもう一方の手の爪で、こちらを狙っている。
丈二は銃を手放し、半身になってその手刀をかわそうとした。防刃ジャケットを貫いて皮膚を掠める。
崩れた体勢に逆らわず、そのまま床を転がって距離を取る。その動きの最中、腰の拳銃を抜く。
ダスティンはまだ再生しきっていない体で飛び上がり、空中でアサルトライフルをこちらに向けた。
こちらの動きを見て使い方を覚えたか、すぐさま発砲される。だが狙いが甘い。空中では発砲の反動を制御しきれず命中などしない。
丈二は冷静に狙いを定め、落下中のダスティンに連続で2発命中させた。
ダスティンは怯まず着地。アサルトライフルを再度連射。
丈二は横っ飛びで回避し、頑丈そうな石像の影に隠れる。
石像を完全破壊する勢いで銃撃されるが、弾はすぐ切れる。
「ふん、弾が切れたら使えないのか。迷宮探索には向かんな」
ダスティンはアサルトライフルを窓の外に放り捨てる。丈二は物陰から飛び出し、拳銃を撃った。
対し、ダスティンは高速でジグザグに走行して接近してくる。
連射するが、どれも当たらない。弾が切れる。しかしリロードする間もなく、ダスティンが手を伸ばしてきた。
横に逃げるが、人外の脚力で強引に方向転換してきたダスティンに捕まってしまう。
襟首を掴まれ、体を持ち上げられてしまう。
丈二は、あえてされるがまま。その間に拳銃に弾倉をリロードした。至近距離で、ダスティンの頭部に全弾発射。
それでもダスティンは、再生中の顔をわずかに歪めるだけだ。
「小さい分だけさっきのより弱いな」
すぐ最後の弾倉をリロードしようとするが、それは許されない。拳銃を払い除けられ、弾倉も遠くへ投げ捨てられた。
「どうした、もう武器はないのか?」
そして丈二自身も、戯れとばかりに高く放り投げられる。わずかな浮遊感のあと、石造りの床にぶつかった。受け身を取ったとしても、相当の衝撃だ。
丈二はふらつきながらも立ち上がる。
ダスティンは目にも止まらぬ速さで接近。通り抜けざまに爪で丈二を切り裂いていく。正面から、背後から、側面から。倒れそうになれば、反対側から支えるように。
生かさず殺さず、なぶるように。もはや丈二の衣服はボロボロで血塗れだった。
「吸血鬼狩りというのも口先だけだったな」
そして再び正面から。突き出される爪に、丈二は目を光らせた。
タイミングを合わせ、左手でダスティンの腕の軌道を逸らす。同時に踏み込み、ひねりを加えた右拳を突き出す。空手で言うところの、逆突き。
カウンターの直撃に、さしものダスティンも怯んだ。
さらに飛び後ろ回し蹴り。側頭部に受け、ダスティンはきりもみ状に回転しながら倒れた。
余裕に見せかけているが、ダスティンは銃創の再生も追いついていないのだ。ダメージは蓄積されている。きっと、あともう一息。
「武器なら、まだあります。一番頼りになるものが残っている」
丈二はボロボロの服を破り捨てた。鍛え抜かれた上半身があらわになる。
「この拳と技が私の武器だ!」
「そうだったな。お前は、闇の存在に憧れを持っているのだったな」
「私に誘惑を仕掛けたときに読み取っていましたか」
「残念だな。その憧れも私が叶えてやれるというのに。つまらん日常から解放され、吸血鬼として生きる喜びも与えてやれるのに」
丈二は返事をせず、ダスティンの顔面にアサルトライフルを連射した。
顔がぐちゃぐちゃになって、ダスティンは仰向けに倒れる。その顔はすぐ再生を始める。
「私はお前のようなやつが嫌いなんですよ」
丈二はおもむろに接近していく。
「人の生き方を、したり顔で批評して、こうしろああしろと押し付けてくる……。なぜ私の人生を、赤の他人につまらないなどと言われなければならない!?」
倒れたダスティンを見下ろすと、その胴体にさらに連射。弾倉すべてを叩き込む。
その弾丸ひとつひとつは、丈二の怒りだった。
ダスティンに対してだけじゃない。これまで彼を取り巻いていたすべてへの怒りだ。
幼い頃から、丈二は想像力が豊かだった。
自分自身の空想を楽しみ、誰かの空想が形になった様々な作品に触れるのが好きだった。
いわゆる厨二病などと言われるような言動をしていたこともある。中学生時代に留まらず、高校生になってもこじらせていた。
けれど、それだけの年齢にもなると、一緒に楽しんでいた友達からも白い目で見られ始めた。
「お前、まだそんなこと言ってんのかよ、恥ずかしいな」
「いい加減大人になれよ」
「近づくなよ。同類に思われるだろ」
敬遠されて、丈二の周りには友達がいなくなっていった。
丈二もさすがに空想の世界が、この世にないことに気づく頃だった。
厨二病を卒業して、普通に勉強して、普通にスポーツに打ち込んで……。
ひどくつまらなかった。
宇宙人も未来人も、異世界人、超能力者もいない。ただの人間には、興味がない。
魔法もない。妖怪もいない。地下の裏格闘大会も存在しないし、異世界転移もなければ、影に隠れて悪を討つヒーローもいない。
それでも勉強や武道で成果を上げるのは、それなりにやりがいがあった。
なのに、またやつらは言うのだ。
「お前、それだけで生きてて楽しいか?」
「津田くん、一緒にいてもつまんないんだよねー」
「いや本当、朴念仁だよなお前。面白くねえ」
ふざけるな! つまらないのはお前たちのほうだ!
今度は丈二のほうが、そういった人間を避けるようになっていった。
やがて気づけば、自分と同じつまらない人間ばかりの職場に来ていた。
まあ、そんなものだ。この世は、空想ほど面白くはない。厨二病時代の空想も遠くに置き捨てて、丈二は淡々と仕事をこなすだけの日々を送っていた。
それが迷宮の出現から変わり始めた。
生まれて初めて、面白いことが現実に起きたのだ。
異世界人との邂逅、リアルモンスタースレイヤーの出現、その本人との接触。迷宮でのレベル上げ、魔法の習得、仲間と挑む冒険……!
これ以上、人生になにを望むというのか?
それをつまらない日常などと、よくも言えたものだ!
弾切れになった弾倉を捨て、べつの弾倉に取り替える。再び銃口を向けるが、ダスティンに掴まれた。狙いが逸らされる。
「なかなか大した武器だが、その程度では吸血鬼は殺せん、ぞ」
顔も胴体も穴だらけなのに、驚くほどの力で引き寄せる。丈二の体勢が前方に崩れる。
ダスティンはもう一方の手の爪で、こちらを狙っている。
丈二は銃を手放し、半身になってその手刀をかわそうとした。防刃ジャケットを貫いて皮膚を掠める。
崩れた体勢に逆らわず、そのまま床を転がって距離を取る。その動きの最中、腰の拳銃を抜く。
ダスティンはまだ再生しきっていない体で飛び上がり、空中でアサルトライフルをこちらに向けた。
こちらの動きを見て使い方を覚えたか、すぐさま発砲される。だが狙いが甘い。空中では発砲の反動を制御しきれず命中などしない。
丈二は冷静に狙いを定め、落下中のダスティンに連続で2発命中させた。
ダスティンは怯まず着地。アサルトライフルを再度連射。
丈二は横っ飛びで回避し、頑丈そうな石像の影に隠れる。
石像を完全破壊する勢いで銃撃されるが、弾はすぐ切れる。
「ふん、弾が切れたら使えないのか。迷宮探索には向かんな」
ダスティンはアサルトライフルを窓の外に放り捨てる。丈二は物陰から飛び出し、拳銃を撃った。
対し、ダスティンは高速でジグザグに走行して接近してくる。
連射するが、どれも当たらない。弾が切れる。しかしリロードする間もなく、ダスティンが手を伸ばしてきた。
横に逃げるが、人外の脚力で強引に方向転換してきたダスティンに捕まってしまう。
襟首を掴まれ、体を持ち上げられてしまう。
丈二は、あえてされるがまま。その間に拳銃に弾倉をリロードした。至近距離で、ダスティンの頭部に全弾発射。
それでもダスティンは、再生中の顔をわずかに歪めるだけだ。
「小さい分だけさっきのより弱いな」
すぐ最後の弾倉をリロードしようとするが、それは許されない。拳銃を払い除けられ、弾倉も遠くへ投げ捨てられた。
「どうした、もう武器はないのか?」
そして丈二自身も、戯れとばかりに高く放り投げられる。わずかな浮遊感のあと、石造りの床にぶつかった。受け身を取ったとしても、相当の衝撃だ。
丈二はふらつきながらも立ち上がる。
ダスティンは目にも止まらぬ速さで接近。通り抜けざまに爪で丈二を切り裂いていく。正面から、背後から、側面から。倒れそうになれば、反対側から支えるように。
生かさず殺さず、なぶるように。もはや丈二の衣服はボロボロで血塗れだった。
「吸血鬼狩りというのも口先だけだったな」
そして再び正面から。突き出される爪に、丈二は目を光らせた。
タイミングを合わせ、左手でダスティンの腕の軌道を逸らす。同時に踏み込み、ひねりを加えた右拳を突き出す。空手で言うところの、逆突き。
カウンターの直撃に、さしものダスティンも怯んだ。
さらに飛び後ろ回し蹴り。側頭部に受け、ダスティンはきりもみ状に回転しながら倒れた。
余裕に見せかけているが、ダスティンは銃創の再生も追いついていないのだ。ダメージは蓄積されている。きっと、あともう一息。
「武器なら、まだあります。一番頼りになるものが残っている」
丈二はボロボロの服を破り捨てた。鍛え抜かれた上半身があらわになる。
「この拳と技が私の武器だ!」
15
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる