176 / 182
第176話 おれたちの居場所は、おれたちが守るんだ!
しおりを挟む
おれたちが第2階層に到着したとき、目の前には重火器で武装した集団があった。隼人たちが交戦しているのは、こいつらだろう。
そして背後には宿。銃火に晒され、悲惨な状態になってしまっている。
「わたくしたちの家が……」
「なんてこと……。みんなが作ってくれたわたしの居場所を!」
怒りと悲しみの目で集団を睨みつけるロザリンデ。
敵集団は、バルドゥインの巨体を見上げて唖然としていたが、やがて射撃を開始する。重機関銃の掃射に、対物ライフルによる狙撃。どれもが直撃するが、バルドゥインはびくともしない。
「ほう、火薬の爆発で金属を超音速で撃ち出しているのか。素晴らしい技術だ。人間の並の魔法使いではこの威力は出せまい。しかし、竜には通じんな。……どうするタクト、薙ぎ払うことは容易いが」
「あなたじゃ、いくら手加減しても死なせてしまう。ここはおれたちに任せてくれ」
「いいだろう。違う世界の冒険者の戦い、見せてもらう」
バルドゥインは宿を庇う位置に立ち、そこで静止する。その背中から尻尾までを滑り降りて、おれたちは地に足をつける。
そこに前進してきた隼人たちが現れた。
「一条先生!」
「お待たせ、みんな!」
「おいおい、このゴジラみてーな竜はなんだよ?」
雪乃がバルドゥインを見上げながら問いかけてくる。
「おれの旧友さ。ちなみに人の言葉がわかるからね。いつもみたいに口が悪いと機嫌を損ねちゃうかもしれないよ」
「お、おう。気をつけるわ……」
紗夜と結衣、吾郎たちも駆けつける。
「先生、迷宮の主さんには会えたんですね!?」
「ああ紗夜ちゃん。もう迷宮が崩壊する心配はない。その代わり、この迷宮に侵攻してきてるやつらは、おれたちがどうにかしなきゃならない!」
「やれるんだな、一条!?」
「やってみせる! おれたちの居場所は、おれたちが守るんだ!」
「おうよ、そのとおりだぜ!」
「ユイも……やります!」
吾郎の気合の声に続いて、結衣も闘志を燃やして『破鎚ドラゴンファング』を振り上げる。
「でも……モンスレさん、この魔素の量は……」
「迷宮が完全に異世界と繋がったんだ。この濃度なら、ステータスを100%引き出せるはずだ!」
すると、みんなはパーティメンバー同士で顔を見合わせ頷く。
「なら……もうやつらの好き放題にさせなくていいってわけっすね」
隼人の言うとおりだ。敵も冒険者だが、そのほとんどは今期からの新人冒険者たちだ。みんな優秀で真面目にレベルを上げていたが、それでもレベル3後半がせいぜいだ。
対し、こちらはレベル5以上が複数。竜退治を成し遂げて、レベル7に到達している者もいる。しかも赤竜の肉で強化までされている。
第2階層の薄い魔素の中なら、レベル差があっても能力差は小さかった。武器次第で不利を覆せるほどだ。
だがステータスのすべてが発揮される今、能力には圧倒的な差が生じる。武器程度でどうにかできる範疇を超えて。
「これなら、あたしたちだけでもやっつけられますよ!」
紗夜の宣言が、行動開始の合図となった。
いつものように結衣が先行して前進する。
それに気づいた敵集団は、バルドゥインへ掃射していた銃口を結衣に向ける。
「こんなもの!」
結衣はそれらを盾で防いだ。ただ防いでいるわけではない。射角に合わせて盾を傾け、的確に弾丸の軌道を逸らし、弾いているのだ。圧倒的な反射速度と、それを可能にする強大な筋力だ。
充分に接近した結衣は、改めて『破鎚ドラゴンファング』を振り上げる。
その隙を狙う敵の腕に、矢が突き刺さる。紗夜だ。一射で5本もの矢を放ち、複数の敵の動きを止める。
さらに矢のような速さで飛び込んだ隼人が、素早い接近戦で敵陣をかき乱す。
「てぇええい!」
結衣が引き金を引く。爆発的な推力を加えて、破鎚が地に突き刺さる。地面が破裂し、地盤の破片が全周囲に弾け飛ぶ。
それは敵集団だけでなく、設置された重火器にも命中。倒れて地面に転がる。
敵の火力が一気に削がれる。
そんな結衣の前に吾郎が出る。音より早く飛んできた対物ライフル弾を、ミリアム謹製の剣――ドラゴントゥースで地面へ弾き飛ばす。
「そこか!」
今の射角と遅れてきた銃声で、狙撃手の位置を割り出し、ナイフを投擲。命中したのだろう。これ以降、狙撃はなかった。
その流れに、他の冒険者たちも駆けつける。
「私たちも行くぞ! あいつら料理してやる!」
「おうよ! 竜の肉を食べるまでは!」
「裏切り者と呼ぶなら呼べぇえ! 味の探求が優先じゃああい!」
なにか口走りながら『ドラゴン三兄弟』も突撃していく。
もしかしたら、彼らも本当はスパイ側の人間だったのかもしれない。が、あえて問うまい。ずっと味方でい続けてくれたようだし、彼らを失うのは食事の質的に大きな損失だ。
大きく傾いた戦況は、もう変わらない。
本当におれたちの出る幕もなく、隼人たちは敵集団を完全に制圧した。死者も出していない。
バルドゥインは、感心したようだ。
「なかなかやるものだ。特に、動きの良い者たちに関しては、『超越の7人』に匹敵するのではないか?」
「賢竜バルドゥインがお世辞を言ってくれるとは思わなかったよ」
「ふっ、褒め言葉は素直に受け取れ。それで? 次こそ地上でいいか?」
「ああ。でもその前に、念のため状況を確認する。少し待ってくれ」
おれはスマホでネットニュースを確認する。
フィリアや丈二、ロザリンデたちも一緒だ。
艦隊を接近させている相手国は、いよいよこの島に対して領有権を主張し始めたらしい。
曰く、歴史的に見て我が国固有の領土であり、それを長年に渡って実効支配しているのは不当である。ただちに支配を放棄して島を明け渡せ……。といった主旨のことを話している。
「まあ。なんて卑怯な方々でしょう。侵略ならば侵略だと言えばいいでしょうに、急に『実は昔から自国の領土だった』なんて言い訳、見苦しくて聞いていられません」
「太平洋沖にあるこの輪宮島を、よくもまあ自国の領土だったなんて言えたものです。位置的に無理があるでしょうに、面の皮が厚いと言うか、なんと言うか」
「これは早くわからせたほうが良さそうね、タクト?」
「そうしよう。待たせたね、バルドゥイン。ここからが本番だ!」
おれはバルドゥインの背中に飛び乗った。
そして背後には宿。銃火に晒され、悲惨な状態になってしまっている。
「わたくしたちの家が……」
「なんてこと……。みんなが作ってくれたわたしの居場所を!」
怒りと悲しみの目で集団を睨みつけるロザリンデ。
敵集団は、バルドゥインの巨体を見上げて唖然としていたが、やがて射撃を開始する。重機関銃の掃射に、対物ライフルによる狙撃。どれもが直撃するが、バルドゥインはびくともしない。
「ほう、火薬の爆発で金属を超音速で撃ち出しているのか。素晴らしい技術だ。人間の並の魔法使いではこの威力は出せまい。しかし、竜には通じんな。……どうするタクト、薙ぎ払うことは容易いが」
「あなたじゃ、いくら手加減しても死なせてしまう。ここはおれたちに任せてくれ」
「いいだろう。違う世界の冒険者の戦い、見せてもらう」
バルドゥインは宿を庇う位置に立ち、そこで静止する。その背中から尻尾までを滑り降りて、おれたちは地に足をつける。
そこに前進してきた隼人たちが現れた。
「一条先生!」
「お待たせ、みんな!」
「おいおい、このゴジラみてーな竜はなんだよ?」
雪乃がバルドゥインを見上げながら問いかけてくる。
「おれの旧友さ。ちなみに人の言葉がわかるからね。いつもみたいに口が悪いと機嫌を損ねちゃうかもしれないよ」
「お、おう。気をつけるわ……」
紗夜と結衣、吾郎たちも駆けつける。
「先生、迷宮の主さんには会えたんですね!?」
「ああ紗夜ちゃん。もう迷宮が崩壊する心配はない。その代わり、この迷宮に侵攻してきてるやつらは、おれたちがどうにかしなきゃならない!」
「やれるんだな、一条!?」
「やってみせる! おれたちの居場所は、おれたちが守るんだ!」
「おうよ、そのとおりだぜ!」
「ユイも……やります!」
吾郎の気合の声に続いて、結衣も闘志を燃やして『破鎚ドラゴンファング』を振り上げる。
「でも……モンスレさん、この魔素の量は……」
「迷宮が完全に異世界と繋がったんだ。この濃度なら、ステータスを100%引き出せるはずだ!」
すると、みんなはパーティメンバー同士で顔を見合わせ頷く。
「なら……もうやつらの好き放題にさせなくていいってわけっすね」
隼人の言うとおりだ。敵も冒険者だが、そのほとんどは今期からの新人冒険者たちだ。みんな優秀で真面目にレベルを上げていたが、それでもレベル3後半がせいぜいだ。
対し、こちらはレベル5以上が複数。竜退治を成し遂げて、レベル7に到達している者もいる。しかも赤竜の肉で強化までされている。
第2階層の薄い魔素の中なら、レベル差があっても能力差は小さかった。武器次第で不利を覆せるほどだ。
だがステータスのすべてが発揮される今、能力には圧倒的な差が生じる。武器程度でどうにかできる範疇を超えて。
「これなら、あたしたちだけでもやっつけられますよ!」
紗夜の宣言が、行動開始の合図となった。
いつものように結衣が先行して前進する。
それに気づいた敵集団は、バルドゥインへ掃射していた銃口を結衣に向ける。
「こんなもの!」
結衣はそれらを盾で防いだ。ただ防いでいるわけではない。射角に合わせて盾を傾け、的確に弾丸の軌道を逸らし、弾いているのだ。圧倒的な反射速度と、それを可能にする強大な筋力だ。
充分に接近した結衣は、改めて『破鎚ドラゴンファング』を振り上げる。
その隙を狙う敵の腕に、矢が突き刺さる。紗夜だ。一射で5本もの矢を放ち、複数の敵の動きを止める。
さらに矢のような速さで飛び込んだ隼人が、素早い接近戦で敵陣をかき乱す。
「てぇええい!」
結衣が引き金を引く。爆発的な推力を加えて、破鎚が地に突き刺さる。地面が破裂し、地盤の破片が全周囲に弾け飛ぶ。
それは敵集団だけでなく、設置された重火器にも命中。倒れて地面に転がる。
敵の火力が一気に削がれる。
そんな結衣の前に吾郎が出る。音より早く飛んできた対物ライフル弾を、ミリアム謹製の剣――ドラゴントゥースで地面へ弾き飛ばす。
「そこか!」
今の射角と遅れてきた銃声で、狙撃手の位置を割り出し、ナイフを投擲。命中したのだろう。これ以降、狙撃はなかった。
その流れに、他の冒険者たちも駆けつける。
「私たちも行くぞ! あいつら料理してやる!」
「おうよ! 竜の肉を食べるまでは!」
「裏切り者と呼ぶなら呼べぇえ! 味の探求が優先じゃああい!」
なにか口走りながら『ドラゴン三兄弟』も突撃していく。
もしかしたら、彼らも本当はスパイ側の人間だったのかもしれない。が、あえて問うまい。ずっと味方でい続けてくれたようだし、彼らを失うのは食事の質的に大きな損失だ。
大きく傾いた戦況は、もう変わらない。
本当におれたちの出る幕もなく、隼人たちは敵集団を完全に制圧した。死者も出していない。
バルドゥインは、感心したようだ。
「なかなかやるものだ。特に、動きの良い者たちに関しては、『超越の7人』に匹敵するのではないか?」
「賢竜バルドゥインがお世辞を言ってくれるとは思わなかったよ」
「ふっ、褒め言葉は素直に受け取れ。それで? 次こそ地上でいいか?」
「ああ。でもその前に、念のため状況を確認する。少し待ってくれ」
おれはスマホでネットニュースを確認する。
フィリアや丈二、ロザリンデたちも一緒だ。
艦隊を接近させている相手国は、いよいよこの島に対して領有権を主張し始めたらしい。
曰く、歴史的に見て我が国固有の領土であり、それを長年に渡って実効支配しているのは不当である。ただちに支配を放棄して島を明け渡せ……。といった主旨のことを話している。
「まあ。なんて卑怯な方々でしょう。侵略ならば侵略だと言えばいいでしょうに、急に『実は昔から自国の領土だった』なんて言い訳、見苦しくて聞いていられません」
「太平洋沖にあるこの輪宮島を、よくもまあ自国の領土だったなんて言えたものです。位置的に無理があるでしょうに、面の皮が厚いと言うか、なんと言うか」
「これは早くわからせたほうが良さそうね、タクト?」
「そうしよう。待たせたね、バルドゥイン。ここからが本番だ!」
おれはバルドゥインの背中に飛び乗った。
30
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる