181 / 182
第181話 ご結婚おめでとうございます
しおりを挟む
「時間だ。行くぞ、ふたりとも」
おれとフィリアは、冒険者装備のまま賢竜バルドゥインの背に乗っている。
一番付き合いの長い賢竜バルドゥインが、友人代表として式場に運ぶ役をやってくれるのだ。
第2階層の森の中から飛び上がり、式場である宿へ飛翔する。
その登場に参列者は大いに盛り上がった。きっと配信視聴者たちも喜んでくれていることだろう。
バルドゥインから降りると、おれの前には紗夜が、フィリアの前にはロザリンデがやってくる。
紗夜は瞳をうるうるさせている。
「一条先生、フィリア先生。おめでとうございます。あたし……あたしも、なんだか嬉しくって」
「ありがとう、紗夜ちゃん。そう思ってくれて、おれも嬉しいよ」
ロザリンデも穏やかな笑みを浮かべる。
「おめでとう、ふたりとも。正直なところ、遅いくらいだわ」
「そうかもしれません。ですが、そのお陰で、こんなに多くの大切な方々に祝っていただけるのです。これが最善だったのかもしれません」
挨拶を済ませると、紗夜とロザリンデは魔力を集中させた。
変身魔法の応用だ。おれとフィリアの服装を、結婚式衣装に変化させる。
おれはビシッと決まったタキシード。
フィリアは純白のウェディングドレス。シンプルながら、フィリア自身の美しさの際立つデザインだ。
正面から見つめると照れてしまう。顔が熱い。
「綺麗だよ、フィリアさん」
「ありがとうございます。ふふっ、わたくしのドレス姿を見るたびに仰ってくれますね」
「そりゃ、毎回綺麗だからだよ。いつも惚れ直してる」
そして音楽が鳴り響く。おれたちは腕を組んで、教会スペースへ入場する。
ずらりと並んだ参列者たちの祝福の拍手の中、神父のもとへ進んでいく。
神父役のリチャード爺さんもまた、祝福の笑顔を浮かべてくれていた。
そして誓いの言葉を経て、指輪交換。
これらはショウ王とソフィア王妃が、みずから作ってくれた逸品だ。ありがたく手にし、互いの薬指にはめ込む。
最後に、誓いの口づけ。
幾度となくキスはしてきたが、これが今までで一番幸せなキスだった。
そこで一旦退場して、披露宴会場へ移動だ。
といっても、おれたちはしばらく席に座っているだけになってしまう。暇だ。なにせ関係者という名目でやってきた、日本政府の知らないおじさんたちがスピーチしたりするからだ。
そこでおれとフィリアは、こっそりスマホを持ち込んだ。
生配信の様子を覗いてみちゃったり。
"誰このおっさん"
"新しい省庁の大臣らしい。異世界迷宮省だとか?"
"モンスレさんの関係者って嘘でしょ"
"モンスレさんたち、スマホいじってない?"
"新郎新婦がなにしてんのww"
"どうもモンスレです。知らないおじさんの話が長いので遊びに来ました"
"おいおいおいwww"
"嫁さんほっといていいのかよ"
"ご心配なく、フィリアもおりますよー"
"この夫婦はwww"
"ご祝儀"[¥30000]
"ご祝儀"[¥30000]
"ご祝儀"[¥30000]
"ありがとうございます! ではでは、少しの間、コメント欄のみですが、質疑応答などを……"
退屈な人の話は、こんなふうにやりすごしてやった。
その後のショウ王のスピーチは、もちろんちゃんと聞いた。
それから『ドラゴン三兄弟』の手による、最高級の魔物料理が供される。
続いてケーキ入刀だ。竜を模したウェディングケーキに、竜殺しの剣をふたりで持って刃を差し入れる。
絶対、コメントで"竜破斬キタ!!"とか書かれてるだろうな。
新郎新婦で互いにケーキを食べさせ合うファーストバイトを終えてからは、切り分けたケーキを参列者に配りつつの挨拶回りだ。
フィリアの親類縁者とおれのじいちゃんのところを優先して回ってからは、冒険者の仲間たちのもとへと進んでいく。
「ご結婚おめでとうございます、一条さん、フィリアさん」
「丈二さん、忙しいところありがとう。調子はどう?」
「上司には睨まれていますが、まあ受け流しておりますよ」
丈二はあの電話の後、命令違反を理由に懲戒免職になってしまった。
しかしメイクリエ王国側が、日本政府との窓口に丈二を指名してしまったので、あっという間に呼び戻されてしまったらしい。
結局、丈二の行動は命令違反ではなく、職権の及ぶ範囲で職務を最大限のまっとうしたという扱いになり、侵攻を防ぐ一役を担った功績を評価されるようになったそうだ。
「自由気ままな冒険者にはなれませんでしたが、それなりに楽しんでおりますよ。異世界へ行く機会も多いですしね」
「でもそんなに忙しいんじゃ、ロゼちゃんは寂しがらない?」
すると、隣に座るロザリンデともども丈二は微笑んだ。
「この忙しさも一時的なものでしょうから。そのあとは、きっと、使い切るのも難しいくらいの時間が手に入るでしょうし」
「丈二さん、それってもしかして……」
「ええ、日本でも規制されないうちに合成生物化手術を受けてみようかと。アルミエスさんには依頼済みです」
「そうなんだ。よく決心したね」
「異世界に行き来するようになったからですよ。エルフや小人族などと触れ合ううちに、人間であることに拘る必要もないと思うようになったのです。ロザリンデさんと同じ時間を生きられるなら、それが一番なのですから」
「今は、どんな合成人間にするか相談中なのよ。それが全部上手く行ったら、今度はわたしたちが式を挙げる番だわ」
「いいね、上手くいくことを祈っているよ」
続いて、ミリアムと敬介のいる席へ。
「フィリア~、タクト~! おめでとぉ~!」
「ミリアム様、ありがとうございます」
「いやぁ、まさかお姫様だったとはねぇ~。でもアタシらの友情は変わらないよ~!」
「はい、もちろんです。早見様も、お仕事は順調ですか?」
「四苦八苦しながら、なんとかやってますよ」
ふたりはダンジョンルーターや、『破鎚ドラゴンファング』に『魔槍ドラゴンシャウト』といった開発物がショウ王の目に留まり、王国へ呼び寄せられたのだそうだ。
そこで働くよう要請を受けたらしいのだが……。
「いやだぁ! 王国の仕事なんて絶対忙しいじゃん! 積みゲーがたくさんあるにぃ~!」
ミリアムはこのように駄々をこねて断ったのだそうだ。しかし、噂を聞きつけた彼女の師匠――エルウッドという鍛冶職人がやってきて、無理やり引きずって帰っていったらしい。
「これからも、たまに遊びに来るから匿ってね?」
「わたくしたちも、こちらにいるとは限りませんよ?」
「部屋だけ使わせてくれればいいからさ~」
「ダメです。ちゃんと働いてください」
「え~、やだぁ~」
次は、吾郎たち『武田組』の席だ。
「おめでとさん、一条にフィリア。お似合いのカップルが、お似合いの夫婦になったな」
「ありがとう、吾郎さん。でも……宿を出ていくって聞いたけど、それ本当なのかい?」
「ああ、本当だ。おれたちはここを出て、べつの迷宮へ行くのさ」
おれとフィリアは、冒険者装備のまま賢竜バルドゥインの背に乗っている。
一番付き合いの長い賢竜バルドゥインが、友人代表として式場に運ぶ役をやってくれるのだ。
第2階層の森の中から飛び上がり、式場である宿へ飛翔する。
その登場に参列者は大いに盛り上がった。きっと配信視聴者たちも喜んでくれていることだろう。
バルドゥインから降りると、おれの前には紗夜が、フィリアの前にはロザリンデがやってくる。
紗夜は瞳をうるうるさせている。
「一条先生、フィリア先生。おめでとうございます。あたし……あたしも、なんだか嬉しくって」
「ありがとう、紗夜ちゃん。そう思ってくれて、おれも嬉しいよ」
ロザリンデも穏やかな笑みを浮かべる。
「おめでとう、ふたりとも。正直なところ、遅いくらいだわ」
「そうかもしれません。ですが、そのお陰で、こんなに多くの大切な方々に祝っていただけるのです。これが最善だったのかもしれません」
挨拶を済ませると、紗夜とロザリンデは魔力を集中させた。
変身魔法の応用だ。おれとフィリアの服装を、結婚式衣装に変化させる。
おれはビシッと決まったタキシード。
フィリアは純白のウェディングドレス。シンプルながら、フィリア自身の美しさの際立つデザインだ。
正面から見つめると照れてしまう。顔が熱い。
「綺麗だよ、フィリアさん」
「ありがとうございます。ふふっ、わたくしのドレス姿を見るたびに仰ってくれますね」
「そりゃ、毎回綺麗だからだよ。いつも惚れ直してる」
そして音楽が鳴り響く。おれたちは腕を組んで、教会スペースへ入場する。
ずらりと並んだ参列者たちの祝福の拍手の中、神父のもとへ進んでいく。
神父役のリチャード爺さんもまた、祝福の笑顔を浮かべてくれていた。
そして誓いの言葉を経て、指輪交換。
これらはショウ王とソフィア王妃が、みずから作ってくれた逸品だ。ありがたく手にし、互いの薬指にはめ込む。
最後に、誓いの口づけ。
幾度となくキスはしてきたが、これが今までで一番幸せなキスだった。
そこで一旦退場して、披露宴会場へ移動だ。
といっても、おれたちはしばらく席に座っているだけになってしまう。暇だ。なにせ関係者という名目でやってきた、日本政府の知らないおじさんたちがスピーチしたりするからだ。
そこでおれとフィリアは、こっそりスマホを持ち込んだ。
生配信の様子を覗いてみちゃったり。
"誰このおっさん"
"新しい省庁の大臣らしい。異世界迷宮省だとか?"
"モンスレさんの関係者って嘘でしょ"
"モンスレさんたち、スマホいじってない?"
"新郎新婦がなにしてんのww"
"どうもモンスレです。知らないおじさんの話が長いので遊びに来ました"
"おいおいおいwww"
"嫁さんほっといていいのかよ"
"ご心配なく、フィリアもおりますよー"
"この夫婦はwww"
"ご祝儀"[¥30000]
"ご祝儀"[¥30000]
"ご祝儀"[¥30000]
"ありがとうございます! ではでは、少しの間、コメント欄のみですが、質疑応答などを……"
退屈な人の話は、こんなふうにやりすごしてやった。
その後のショウ王のスピーチは、もちろんちゃんと聞いた。
それから『ドラゴン三兄弟』の手による、最高級の魔物料理が供される。
続いてケーキ入刀だ。竜を模したウェディングケーキに、竜殺しの剣をふたりで持って刃を差し入れる。
絶対、コメントで"竜破斬キタ!!"とか書かれてるだろうな。
新郎新婦で互いにケーキを食べさせ合うファーストバイトを終えてからは、切り分けたケーキを参列者に配りつつの挨拶回りだ。
フィリアの親類縁者とおれのじいちゃんのところを優先して回ってからは、冒険者の仲間たちのもとへと進んでいく。
「ご結婚おめでとうございます、一条さん、フィリアさん」
「丈二さん、忙しいところありがとう。調子はどう?」
「上司には睨まれていますが、まあ受け流しておりますよ」
丈二はあの電話の後、命令違反を理由に懲戒免職になってしまった。
しかしメイクリエ王国側が、日本政府との窓口に丈二を指名してしまったので、あっという間に呼び戻されてしまったらしい。
結局、丈二の行動は命令違反ではなく、職権の及ぶ範囲で職務を最大限のまっとうしたという扱いになり、侵攻を防ぐ一役を担った功績を評価されるようになったそうだ。
「自由気ままな冒険者にはなれませんでしたが、それなりに楽しんでおりますよ。異世界へ行く機会も多いですしね」
「でもそんなに忙しいんじゃ、ロゼちゃんは寂しがらない?」
すると、隣に座るロザリンデともども丈二は微笑んだ。
「この忙しさも一時的なものでしょうから。そのあとは、きっと、使い切るのも難しいくらいの時間が手に入るでしょうし」
「丈二さん、それってもしかして……」
「ええ、日本でも規制されないうちに合成生物化手術を受けてみようかと。アルミエスさんには依頼済みです」
「そうなんだ。よく決心したね」
「異世界に行き来するようになったからですよ。エルフや小人族などと触れ合ううちに、人間であることに拘る必要もないと思うようになったのです。ロザリンデさんと同じ時間を生きられるなら、それが一番なのですから」
「今は、どんな合成人間にするか相談中なのよ。それが全部上手く行ったら、今度はわたしたちが式を挙げる番だわ」
「いいね、上手くいくことを祈っているよ」
続いて、ミリアムと敬介のいる席へ。
「フィリア~、タクト~! おめでとぉ~!」
「ミリアム様、ありがとうございます」
「いやぁ、まさかお姫様だったとはねぇ~。でもアタシらの友情は変わらないよ~!」
「はい、もちろんです。早見様も、お仕事は順調ですか?」
「四苦八苦しながら、なんとかやってますよ」
ふたりはダンジョンルーターや、『破鎚ドラゴンファング』に『魔槍ドラゴンシャウト』といった開発物がショウ王の目に留まり、王国へ呼び寄せられたのだそうだ。
そこで働くよう要請を受けたらしいのだが……。
「いやだぁ! 王国の仕事なんて絶対忙しいじゃん! 積みゲーがたくさんあるにぃ~!」
ミリアムはこのように駄々をこねて断ったのだそうだ。しかし、噂を聞きつけた彼女の師匠――エルウッドという鍛冶職人がやってきて、無理やり引きずって帰っていったらしい。
「これからも、たまに遊びに来るから匿ってね?」
「わたくしたちも、こちらにいるとは限りませんよ?」
「部屋だけ使わせてくれればいいからさ~」
「ダメです。ちゃんと働いてください」
「え~、やだぁ~」
次は、吾郎たち『武田組』の席だ。
「おめでとさん、一条にフィリア。お似合いのカップルが、お似合いの夫婦になったな」
「ありがとう、吾郎さん。でも……宿を出ていくって聞いたけど、それ本当なのかい?」
「ああ、本当だ。おれたちはここを出て、べつの迷宮へ行くのさ」
40
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる