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第六章 早朝ランニングと八戒の助言
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自室に戻った玄奘は鍵を閉める。悟空が外で何か言っているが、イヤホンをして音楽をかける。いつものリラックス音源ではなく、激しいEDMを。
音楽とともに身体を揺らす。悟空への熱は身体の興奮と共にすぐに戻ってくる。ずっと精を溜めているせいだ。
玄奘は悟空と恋に落ちるまで性欲を感じなかった。気持ちのよいことは全部悟空がしてくれた。
したがって一度も自慰行為をしたことがない。正確には交際前に一度試みたことがあったがうまくいかずに悟空に手伝ってもらった。だんだんと熱を帯びてくるそれへの対処方法がわからない。
自分で自分に触れながら思い出す。悟空がどんな風にふれてくれたか。舐めてくれたのか。だって自分はそれしか知らないのだ。
悟空のあの鋭い目がびっくりするほど優しい光を湛えながら、自分を見つめてくる。
「玄奘、気持ちいいですか?」「ここがイイですか?」「可愛い声、もっと出してください」
そうだった。悟空はいつも私のことを大切に抱いてくれるのだ。
玄奘は己を擦りながら音楽に身を任せて体を揺らした。息が上がってくる。もっと、もっと。
――悟空。
声にならない叫びとともに、玄奘は白濁を吐出した。
ほの暗い部屋で玄奘は目を覚ました。
机に突っ伏したまま眠っていたらしい。
伸びをすると骨と筋が軋むのを感じると同時に肩からふわふわの毛布がずり落ちた。悟空の部屋の毛布であることからすると、おそらく悟空がかけてくれたのだろう。
鍵はかけておいたが悟空相手にはさほど意味がない。世話をされることにひどく慣れている玄奘にとっては侵入されたという意識はなかった。
部屋には入ったものの、寝ている玄奘に毛布をかけただけで部屋を後にした悟空は、彼なりには過干渉にならないよう気を遣ったのだろう、と玄奘は思う。
玄奘はため息ともつかない息を吐いた。昨夜は仲直りをする機会だったのに、自分から反故にしてしまった。
顔を洗ってからリビングに向かえば、悟空は「朝食、できてますよ」と眉毛を下げて困ったような顔で笑った。
音楽とともに身体を揺らす。悟空への熱は身体の興奮と共にすぐに戻ってくる。ずっと精を溜めているせいだ。
玄奘は悟空と恋に落ちるまで性欲を感じなかった。気持ちのよいことは全部悟空がしてくれた。
したがって一度も自慰行為をしたことがない。正確には交際前に一度試みたことがあったがうまくいかずに悟空に手伝ってもらった。だんだんと熱を帯びてくるそれへの対処方法がわからない。
自分で自分に触れながら思い出す。悟空がどんな風にふれてくれたか。舐めてくれたのか。だって自分はそれしか知らないのだ。
悟空のあの鋭い目がびっくりするほど優しい光を湛えながら、自分を見つめてくる。
「玄奘、気持ちいいですか?」「ここがイイですか?」「可愛い声、もっと出してください」
そうだった。悟空はいつも私のことを大切に抱いてくれるのだ。
玄奘は己を擦りながら音楽に身を任せて体を揺らした。息が上がってくる。もっと、もっと。
――悟空。
声にならない叫びとともに、玄奘は白濁を吐出した。
ほの暗い部屋で玄奘は目を覚ました。
机に突っ伏したまま眠っていたらしい。
伸びをすると骨と筋が軋むのを感じると同時に肩からふわふわの毛布がずり落ちた。悟空の部屋の毛布であることからすると、おそらく悟空がかけてくれたのだろう。
鍵はかけておいたが悟空相手にはさほど意味がない。世話をされることにひどく慣れている玄奘にとっては侵入されたという意識はなかった。
部屋には入ったものの、寝ている玄奘に毛布をかけただけで部屋を後にした悟空は、彼なりには過干渉にならないよう気を遣ったのだろう、と玄奘は思う。
玄奘はため息ともつかない息を吐いた。昨夜は仲直りをする機会だったのに、自分から反故にしてしまった。
顔を洗ってからリビングに向かえば、悟空は「朝食、できてますよ」と眉毛を下げて困ったような顔で笑った。
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