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第十一章 新たな舞台
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収録の後片付けを終えてから、紅害嗣と納多はスタッフに挨拶をしてスタジオを出た。既に玄奘らは帰宅している。
事務所の車の運転席に納多、紅害嗣が助手席に座る。屋外の駐車場に停めていた車内で、暖房をつけるがカビ臭くて生暖かい風が出てくるだけだ。既に暦の上では春なのだが、なかなか暖かくならない。
「あーあぁ、さむなしい夜だぜ。寒いと気分も沈むし。早く暑くなんねーかな。俺、寒いの嫌いだ」
車の中で白い息を吐いて自分の両太ももを擦りながら紅害嗣が言えば、珍しく納多も軽口に乗ってきた。
「メキシコでなら本場のトルティーヤを習えるかもしれんな」
「いいな、メキシコ。次の新曲のMVはメキシコで撮ろうぜ」
「そんな予算がつくわけなかろう」
「だよなー、知ってた」
納多が出発しようとしないので、紅害嗣は隣を見た。
「どうした?」
納多が紅害嗣の頭にさわり、ぽんぽんと撫でた。まるで犬をかわいがるように。
「悟空の指摘で殴りかかるかと思ったが、我慢したな。締め付けスマートウォッチの発動準備もしていたが必要なかった。偉かったぞ」
紅害嗣がじっとしているので、納多はなんだか愉快になり、くくくっと笑った。初めて見る納多の屈託ない笑顔である。紅害嗣の頬が赤くなる。
「……犬扱いやめろよ」
ぼそっと言った紅害嗣だったが少しだけ甘える口調だったのは自分でも気づいていないだろう。納多の手の温かさに気持ちが解れたのか、紅害嗣は再び口を開いた。
「そういや、Eternal Nightの歌詞は、もちろん玄奘への想いを綴ったやつではあるんだけど、『さむなしい夜』の単語には別のモチーフも重ねてあんだけど、知ってた?」
気まぐれな紅害嗣の告白は、納多を激高させた。
「はぁ?知るわけないだろう。なぜ今更。レコーディング前に言え」
「別にお前が歌うわけじゃねえじゃん」
「演出方法が変わる可能性があるだろうが、阿呆め」
「じゃあ、もう言わねえよ」
俺様紅害嗣はすぐ拗ねる。
「今からでも対応可能な策を考えてやるから早く言え」
紅害嗣への対応策に慣れている納多は平然と言った。俺様相手には現時点で叶えられる最善の策を提案することが最良だ。案の定、紅害嗣は少し唇をほころばせた。
「あのさ、お前と安駝駝を塗って夜道を帰った日があったじゃん。新年会だったか」
納多もあの寒い冬の帰り道を思い返す。
「あの日はたしかに寒かった」
「玄奘たちがいちゃついてたけど俺は邪魔せずに受け入れた。叶わない想いを抱えて帰るさびしい夜だったけど、お前が隣にいたことだけは悪くないかもなと思った。そういうのも全部ひっくるめて『さむなしい夜』って造語を作ったんだ。寒いけどむなしいけど、でもそれだけじゃねえっていうか」
はにかみながら紅害嗣は話したが、納多の表情は変わらない。
「そうか。その程度なら演出方法を変える必要はなさそうだ」
「そうかよ」
紅害嗣は思った反応が得られず、唇を尖らせたまま納多を見た。
「あ、お前、髪に何かついてるぞ」
紅害嗣が納多の髪にふれた瞬間、納多の頬がいきなり赤くなった。即座に紅害嗣の腕のスマートウォッチがぎりぎりと手首をぎりぎりと締め上げる。勿論納多が操作したのだ。
「人の髪は許可を得てからさわるよう言ったはずだ」
ようやく痛みから解放されたが、紅害嗣は痛めつけられた自分の手首を守るようにさわりながら納多に反論する。
「お、お前っ。お前だって俺の頭許可なくぽんぽんしただろっ?」
「天界人には下界の常識は通用しない」
「おっまえ……、ずりーぞっ」
磁路は有無を言わさず、社長環野仕込みの超絶運転テクニックで車を発進させた。
三月十四日、新曲「砂漠」のリリース日にテレビでの初パフォーマンスとなる。同じ番組内で玄奘の生ピアノと合わせた紅害嗣のバラードのお披露目もある。
ジャニ西の面々は歌とダンスの最終打ち合わせと番組リハーサルなどのスケジュールで朝から慌ただしく動いている。SNSやファンクラブ対応の配信などで顔出しはしていたが公共放送は久しぶりであるため、磁路の勧めで玄奘は一人だけ早めにメイク入りしている。
「ジャニ西のビジュ担当は俺なんですけどね」
「豚は寝言くらい寝て言え」
「そうだ、玄奘に敵うものが存在するはずないのでござる」といつも通りの軽口を叩きながら他の三人が遅れてメイク室に入ってくる。
メイク室の扉を開けた瞬間、悟空が固まった。
「邪魔なんだけど兄貴」「何ぞあったか」と他の二人も部屋の中を覗いた途端、動きを止めた。
「ど、どうかな……」
振り向いた玄奘に皆一様に見惚れていた。
しばらく髪を切っていなかったため、玄奘の髪は耳が隠れるほどまで伸びていたのだが、それをメイクさんに切り揃えてもらったあと、左右に流して毛先だけ遊ばせるスタイルでセットしてもらったらしい。爽やかかつスタイリッシュで新鮮な見た目である。
「めっちゃいいです……」「玄奘、新ビジュいいじゃん!」「大人っぽいでござる」
玄奘オタク三人はそれぞれ感想を述べたあと、その内一人、悟空はまだ夢を見ているようなうっとりとした表情でふらふらと近づいてきた。
「めっちゃいいです。すごいいいです。めちゃくちゃいいです。いや、どんな髪型でも玄奘は素敵なんですけど、でも……今日の玄奘はいつもにも増して……すごく綺麗です」
荘厳な美術品にはふれられないと玄奘の頬のそばで行ったり来たりする悟空の手を摑まえると、玄奘はそれを自分の頬に押しあてた。そして、くすぐったそうに笑う。
「ありがとう」
メイクを終え身支度を整えたあと、部屋を出ようとするスタッフを呼びとめ、玄奘は一人一人に小さな包みを渡した。
「いつも綺麗にしてくれてありがとうございます。これ、ホワイトデーのお菓子です」
「玄奘、珍しくマメじゃん。そういや俺も用意してるんだよ。ほら奎ちゃん、百花ちゃん」
当然スタッフの名前も完璧に覚えている八戒も包みを渡す。悟空はやや居心地悪そうにしているが、悟浄は別段気にしていない様子だ。
礼を言ってスタッフが去ったあと、悟空は玄奘の袖を引いて尋ねた。
「それ、誰にでもあげるんですか」
「バレンタインのときは忙しくて何もできなかったからね。普段からお世話になっている人へのお礼に。磁路さんは喜んでくれたよ。紅害嗣さんや納多さんにも渡さなくちゃね」
「……そんなの用意してるなんて、一言も教えてくれなかったじゃないですか」
「ふふ。ちょっとしたサプライズだよ。メンバー全員で食べられるように、ホワイトデー限定のマカロン風最中を買ってきたんだ。パステルカラーが綺麗なんだよ。あとでお茶を淹れて、皆で食べようね」
教えてくれたらおれも用意したのに、と悟空は若干拗ねているのだが、玄奘に八つ当たりするのもおかしいので黙っている。行事に疎い自分が悪いのだ。過去にも恋人がいたことはあったのに、イベントに熱心ではなかったので普通の恋人がするやりとりを学習できておらず、その結果現在の最愛の恋人に物足りない思いをさせているのでは、ということが現在の悟空の懸念である。呆れるような面白がるような八戒の視線も腹立たしい。
黙ったままの悟空を見て、玄奘は別のことを考えたらしい。悟空の耳元でそっと囁いた。
「悟空には特別な贈り物も用意してるから。今日の夜に、ね」
「あ、……ありがとう、ございます」
年下の恋人の包容力に完全に勝てる気がしない、と思いながら悟空は目を伏せた。
事務所の車の運転席に納多、紅害嗣が助手席に座る。屋外の駐車場に停めていた車内で、暖房をつけるがカビ臭くて生暖かい風が出てくるだけだ。既に暦の上では春なのだが、なかなか暖かくならない。
「あーあぁ、さむなしい夜だぜ。寒いと気分も沈むし。早く暑くなんねーかな。俺、寒いの嫌いだ」
車の中で白い息を吐いて自分の両太ももを擦りながら紅害嗣が言えば、珍しく納多も軽口に乗ってきた。
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「いいな、メキシコ。次の新曲のMVはメキシコで撮ろうぜ」
「そんな予算がつくわけなかろう」
「だよなー、知ってた」
納多が出発しようとしないので、紅害嗣は隣を見た。
「どうした?」
納多が紅害嗣の頭にさわり、ぽんぽんと撫でた。まるで犬をかわいがるように。
「悟空の指摘で殴りかかるかと思ったが、我慢したな。締め付けスマートウォッチの発動準備もしていたが必要なかった。偉かったぞ」
紅害嗣がじっとしているので、納多はなんだか愉快になり、くくくっと笑った。初めて見る納多の屈託ない笑顔である。紅害嗣の頬が赤くなる。
「……犬扱いやめろよ」
ぼそっと言った紅害嗣だったが少しだけ甘える口調だったのは自分でも気づいていないだろう。納多の手の温かさに気持ちが解れたのか、紅害嗣は再び口を開いた。
「そういや、Eternal Nightの歌詞は、もちろん玄奘への想いを綴ったやつではあるんだけど、『さむなしい夜』の単語には別のモチーフも重ねてあんだけど、知ってた?」
気まぐれな紅害嗣の告白は、納多を激高させた。
「はぁ?知るわけないだろう。なぜ今更。レコーディング前に言え」
「別にお前が歌うわけじゃねえじゃん」
「演出方法が変わる可能性があるだろうが、阿呆め」
「じゃあ、もう言わねえよ」
俺様紅害嗣はすぐ拗ねる。
「今からでも対応可能な策を考えてやるから早く言え」
紅害嗣への対応策に慣れている納多は平然と言った。俺様相手には現時点で叶えられる最善の策を提案することが最良だ。案の定、紅害嗣は少し唇をほころばせた。
「あのさ、お前と安駝駝を塗って夜道を帰った日があったじゃん。新年会だったか」
納多もあの寒い冬の帰り道を思い返す。
「あの日はたしかに寒かった」
「玄奘たちがいちゃついてたけど俺は邪魔せずに受け入れた。叶わない想いを抱えて帰るさびしい夜だったけど、お前が隣にいたことだけは悪くないかもなと思った。そういうのも全部ひっくるめて『さむなしい夜』って造語を作ったんだ。寒いけどむなしいけど、でもそれだけじゃねえっていうか」
はにかみながら紅害嗣は話したが、納多の表情は変わらない。
「そうか。その程度なら演出方法を変える必要はなさそうだ」
「そうかよ」
紅害嗣は思った反応が得られず、唇を尖らせたまま納多を見た。
「あ、お前、髪に何かついてるぞ」
紅害嗣が納多の髪にふれた瞬間、納多の頬がいきなり赤くなった。即座に紅害嗣の腕のスマートウォッチがぎりぎりと手首をぎりぎりと締め上げる。勿論納多が操作したのだ。
「人の髪は許可を得てからさわるよう言ったはずだ」
ようやく痛みから解放されたが、紅害嗣は痛めつけられた自分の手首を守るようにさわりながら納多に反論する。
「お、お前っ。お前だって俺の頭許可なくぽんぽんしただろっ?」
「天界人には下界の常識は通用しない」
「おっまえ……、ずりーぞっ」
磁路は有無を言わさず、社長環野仕込みの超絶運転テクニックで車を発進させた。
三月十四日、新曲「砂漠」のリリース日にテレビでの初パフォーマンスとなる。同じ番組内で玄奘の生ピアノと合わせた紅害嗣のバラードのお披露目もある。
ジャニ西の面々は歌とダンスの最終打ち合わせと番組リハーサルなどのスケジュールで朝から慌ただしく動いている。SNSやファンクラブ対応の配信などで顔出しはしていたが公共放送は久しぶりであるため、磁路の勧めで玄奘は一人だけ早めにメイク入りしている。
「ジャニ西のビジュ担当は俺なんですけどね」
「豚は寝言くらい寝て言え」
「そうだ、玄奘に敵うものが存在するはずないのでござる」といつも通りの軽口を叩きながら他の三人が遅れてメイク室に入ってくる。
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「邪魔なんだけど兄貴」「何ぞあったか」と他の二人も部屋の中を覗いた途端、動きを止めた。
「ど、どうかな……」
振り向いた玄奘に皆一様に見惚れていた。
しばらく髪を切っていなかったため、玄奘の髪は耳が隠れるほどまで伸びていたのだが、それをメイクさんに切り揃えてもらったあと、左右に流して毛先だけ遊ばせるスタイルでセットしてもらったらしい。爽やかかつスタイリッシュで新鮮な見た目である。
「めっちゃいいです……」「玄奘、新ビジュいいじゃん!」「大人っぽいでござる」
玄奘オタク三人はそれぞれ感想を述べたあと、その内一人、悟空はまだ夢を見ているようなうっとりとした表情でふらふらと近づいてきた。
「めっちゃいいです。すごいいいです。めちゃくちゃいいです。いや、どんな髪型でも玄奘は素敵なんですけど、でも……今日の玄奘はいつもにも増して……すごく綺麗です」
荘厳な美術品にはふれられないと玄奘の頬のそばで行ったり来たりする悟空の手を摑まえると、玄奘はそれを自分の頬に押しあてた。そして、くすぐったそうに笑う。
「ありがとう」
メイクを終え身支度を整えたあと、部屋を出ようとするスタッフを呼びとめ、玄奘は一人一人に小さな包みを渡した。
「いつも綺麗にしてくれてありがとうございます。これ、ホワイトデーのお菓子です」
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当然スタッフの名前も完璧に覚えている八戒も包みを渡す。悟空はやや居心地悪そうにしているが、悟浄は別段気にしていない様子だ。
礼を言ってスタッフが去ったあと、悟空は玄奘の袖を引いて尋ねた。
「それ、誰にでもあげるんですか」
「バレンタインのときは忙しくて何もできなかったからね。普段からお世話になっている人へのお礼に。磁路さんは喜んでくれたよ。紅害嗣さんや納多さんにも渡さなくちゃね」
「……そんなの用意してるなんて、一言も教えてくれなかったじゃないですか」
「ふふ。ちょっとしたサプライズだよ。メンバー全員で食べられるように、ホワイトデー限定のマカロン風最中を買ってきたんだ。パステルカラーが綺麗なんだよ。あとでお茶を淹れて、皆で食べようね」
教えてくれたらおれも用意したのに、と悟空は若干拗ねているのだが、玄奘に八つ当たりするのもおかしいので黙っている。行事に疎い自分が悪いのだ。過去にも恋人がいたことはあったのに、イベントに熱心ではなかったので普通の恋人がするやりとりを学習できておらず、その結果現在の最愛の恋人に物足りない思いをさせているのでは、ということが現在の悟空の懸念である。呆れるような面白がるような八戒の視線も腹立たしい。
黙ったままの悟空を見て、玄奘は別のことを考えたらしい。悟空の耳元でそっと囁いた。
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