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第十一章 新たな舞台
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紅害嗣のバラードの方が出番が先なので、玄奘がスタジオに向かう。もちろん誰が声を掛けるまでもなく、他の三人もスタジオの袖までついていく。
「この曲が始まってから終わるまでの三分ちょっと、その時間だけは玄奘は俺のものだ」
紅害嗣のひりつくような宣言を悟空は軽く受け流す。納多は表情を変えずにその様子を見ている。
「へいへい」
悟空と玄奘は目を合わせる。舞台袖の暗がりでも玄奘の瞳の輝きがわかる。だいじょうぶ、気持ちが通じ合っているのがわかる。
「さぁ、いきましょう」
玄奘が声をかけて、紅害嗣と二人、スタンバイを始めた。
「次は牛家族のボーカル、紅害嗣さんの初めてのバラードです。ピアノはJourney to the WestのGenjyoさんです。切ない悲恋を歌う『Eternal Night』、ではどうぞ」
司会に紹介される中、中央に立った二人にスポットライトが当たる。
繊細なタッチでピアノが鳴り、紅害嗣が歌い始めた。空気を震わせる。収録のときのような迷いはない。ただまっすぐに想いを載せる紅害嗣の魂の歌声に、玄奘のピアノが寄り添っていた。
「紅害嗣、調子が良いようでござるな」
舞台袖で腕組みをしながら見守る悟浄が呟くと、八戒も深く頷いた。
「そうだね。玄奘のピアノとも息ぴったりじゃん。兄貴妬いちゃうんじゃないの?」
「妬かねーよ、そんなことで」
まったく動揺を見せない悟空に、八戒と悟浄は互いの顔を見合わせる。様子がいつもと違うではないか。
「どしたの、兄貴。やっと恋人としての余裕がでてきた感じ?」
「そういえば、先ほども紅害嗣の挑発にまったく反応しておらなんだな」
「なんだなんだ、玄奘となんかイイことして自信でてきちゃったのぉ?ねえ兄貴、もしかして挿れさせてあげたの?」
「ばぁか、黙ってろ」
悟空は八戒の頭をはたいて舞台を見つめた。届かない想いをそれでも良いと歌いあげる紅害嗣がいる。玄奘のピアノはあくまでも優しい。二人は時々視線を絡ませながら、二人だけの楽曲を紡いでいく。
紅害嗣が宣言するまでもなく、この瞬間玄奘のパートナーは紅害嗣であった。金色に輝くスポットライトの中の二人はきらきらと輝く夜空のような音色を紡いでいく。この音は他の誰であっても不可能で、この二人にしか奏でられない。なぜなら紅害嗣が玄奘への想いを歌として昇華させているからだ。
この胸に迫る声音は、玄奘のピアノだからこそ引き出せたのだろう。聞いているだけで身体の奥にまで沁みてくる。悟空の頭の中でもしばらく思い出すこともなかった初恋の記憶が思い出の底からよみがえってくる。
「〽 さむなしい夜」
紅害嗣の声が初恋の記憶を蘇らせ、色を付け、そして大切に撫でてくれているような気がする。報われなかった想いに一緒に寄り添ってくれている。力強いけれども切なく美しいその歌い方は、以前の紅害嗣からは考えられないほど優し気だった。
悟空は二人の質問には答えず、「良い曲じゃねえか」と呟いた。
悟空は質問に答える気がないようだと悟った八戒がため息をついたかと思うと、ポケットからスマホを取り出した。
「オメー、磁路に預けとけよ」「本番中に鳴ったらどうする気だ」と悟空と悟浄が口々に叱るが、まったく気にしていない八戒は画面を二人に見せた。
「紅害嗣さんのバラード、めちゃいいやん。失恋かました僕に刺さりすぎてボロ泣きやわー」
金狩からのメッセージだった。どうやらこの生放送をテレビで見ているようだ。
「元気そうだな」と悟空が言葉少なに言い、八戒が「冷てぇの」と睨む。悟浄はほっと安心したように息をつく。
「なんにせよ、紅害嗣の曲を聴いてボロ泣きできるエネルギーがあるのでござる。きっと彼もしばらくすれば次に進めるに違いござらん」
悟浄は、落ち込んで大阪に帰った金狩の様子を銀狩から聞いており、口には出さずとも心配してはいたのである。
「そうだよね。兄貴とはいざこざあったけど、俺は金ちゃん好きだし、今度の新曲も金ちゃんに振り付けしてほしいけどなぁ」
八戒が提案したが、悟空と悟浄は苦い顔をしている。
「……しばらくダンスはやめとこうぜ」
「異論ござらん」
八戒は頭の後ろで腕を組んだ。
「磁路さんはダンス続けるって言いそうだけどね~」
「〽さむなしい夜~」 紅害嗣の声がスタジオのすべての暗がりにまでいきわたるように響いている。
玄奘が休憩をとったのも束の間、すぐにジャニ西の出番となる。今回はダンスしながらのパフォーマンスであるため、ジャニ西は初めてのヘッドセットマイクを装着している。スタジオ袖で髪型や衣装、マイク等の最終チェックを行っている。
「正直邪魔だよね、これ。俺の良い顔の邪魔になるし」
八戒がマイクを指さしながら顔をしかめれば、悟浄が答えた。
「やや不器量な顔は隠した方が見目好く見えるぞ、いわゆるマスク効果でござる」
「悟浄、なぁにそれ。俺の顔が不器量だって言いたいのかよ」
すかさず玄奘が仲裁する。
「八戒、よく似合っているよ。皆、顔をよく見せて」
悟空、八戒、悟浄の三人が玄奘の周りを取り囲んだ。
「ダンス練習は大変だったけど、皆のおかげでようやくここまで来れた。ありがとう。皆、自信のある表情をしているね。だいじょうぶ、今日のパフォーマンスもきっとうまく行くよ」
玄奘なりの穏やかな鼓舞に三人は口々に拳を握る。
「ですね」「やってやろー!」「意気軒高でござるっ」
様子を見に来たマネージャーの磁路がうきうきと玄奘の後ろから顔を出し、彼も激励の言葉を口にした。
「皆の者。これまで幾多の困難を乗り越えてきたのだ。お主等の胆力は存分に鍛え抜かれておるっ。その鍛錬の成果を発揮し、勇猛果敢な働きで世界を切り拓くのだっ。良いなっ」
磁路が言い終わった瞬間、「ジャニ西さぁん、本番中なので静かにしてくださーい」と番組スタッフの小言が入る。彼の地声は大きいのだ。
磁路のせいで盛り下がった空気の中、八戒は優しくツッコんでやる。
「磁路さん、戦闘に行くんじゃないんだからさ」
「そうか、少しばかり勇ましすぎたな」
玄奘は自分よりも頭一つ分大きな磁路の肩に手をやってから言った。
「磁路さんがダンスという新しい提案をしてくださったおかげで、ジャニ西がさらに成長するきっかけを得られました。いつも私たちのために尽力してくださって、本当にありがとうございます」
「うぅ……玄奘」
感涙する磁路を見ながら「やっぱり兄貴も玄奘もちょっと変わったんじゃない?なんとなく自信がついたっていうか……ねえ、悟浄どう思う?」と八戒が尋ねる。「拙者も同感でござる」と悟浄も頷いている。
先の様子から悟空に聞いても無駄だとわかっている八戒は、玄奘の腕をとって抱きしめるようにして顔を近づけた。
「あのさぁ、玄奘。童貞って卒業すると見える景色が変わるっていうけど、なんか変化あった?」
玄奘は首を捻る。
「そ、そうなのか?特に……変わらない、と思うけどな。悟空はたまらなく可愛かったけど。私は悟空も中でイく才能があるんだと思うんだよね」
「へぇ、そうですかそうですか」
思い通りに玄奘の口を割らせた八戒はこれでもかというくらいにやにやしている。
「玄奘……」
悟空は頭を抱えた。この豚のことだから誰彼構わず言いふらされますよ。
ぽん、と肩を叩かれる。目をあげれば悟浄が遠い目をしながらも「気を落とすな」と声をかけてくれた。
玄奘はうきうきした様子で八戒と会話を続けている。
「あのね、実はホワイトデーに特別な贈り物を悟空に用意したんだけどね。悟空の中に挿れて使うやつみたいなんだけど。気に入ってくれるかなってどきどきしているんだ」
「へぇ?それはアナルに挿れるやつですか?俺、いろんな種類使ったことありますよ。兄貴とする前に失敗したら困りますし、なんなら事前に使い方教えてあげましょうか?」
「やめろやめろやめろ~!」
悟空が玄奘の身体をさらい、八戒から引き剥がした。
磁路がぱんぱんと手を叩いた。
「騒がしい面々よのぅ。いよいよ出番だ。心して歌ってくるがいい」
全員の顔つきが変わる。新曲「砂漠」のダンスパフォーマンス付のアカペラ歌唱である。
「みんなっ。さぁ行こう!」
玄奘のかけ声で四人はスタンバイ位置についた。そしてスタジオが照らされた。
「この曲が始まってから終わるまでの三分ちょっと、その時間だけは玄奘は俺のものだ」
紅害嗣のひりつくような宣言を悟空は軽く受け流す。納多は表情を変えずにその様子を見ている。
「へいへい」
悟空と玄奘は目を合わせる。舞台袖の暗がりでも玄奘の瞳の輝きがわかる。だいじょうぶ、気持ちが通じ合っているのがわかる。
「さぁ、いきましょう」
玄奘が声をかけて、紅害嗣と二人、スタンバイを始めた。
「次は牛家族のボーカル、紅害嗣さんの初めてのバラードです。ピアノはJourney to the WestのGenjyoさんです。切ない悲恋を歌う『Eternal Night』、ではどうぞ」
司会に紹介される中、中央に立った二人にスポットライトが当たる。
繊細なタッチでピアノが鳴り、紅害嗣が歌い始めた。空気を震わせる。収録のときのような迷いはない。ただまっすぐに想いを載せる紅害嗣の魂の歌声に、玄奘のピアノが寄り添っていた。
「紅害嗣、調子が良いようでござるな」
舞台袖で腕組みをしながら見守る悟浄が呟くと、八戒も深く頷いた。
「そうだね。玄奘のピアノとも息ぴったりじゃん。兄貴妬いちゃうんじゃないの?」
「妬かねーよ、そんなことで」
まったく動揺を見せない悟空に、八戒と悟浄は互いの顔を見合わせる。様子がいつもと違うではないか。
「どしたの、兄貴。やっと恋人としての余裕がでてきた感じ?」
「そういえば、先ほども紅害嗣の挑発にまったく反応しておらなんだな」
「なんだなんだ、玄奘となんかイイことして自信でてきちゃったのぉ?ねえ兄貴、もしかして挿れさせてあげたの?」
「ばぁか、黙ってろ」
悟空は八戒の頭をはたいて舞台を見つめた。届かない想いをそれでも良いと歌いあげる紅害嗣がいる。玄奘のピアノはあくまでも優しい。二人は時々視線を絡ませながら、二人だけの楽曲を紡いでいく。
紅害嗣が宣言するまでもなく、この瞬間玄奘のパートナーは紅害嗣であった。金色に輝くスポットライトの中の二人はきらきらと輝く夜空のような音色を紡いでいく。この音は他の誰であっても不可能で、この二人にしか奏でられない。なぜなら紅害嗣が玄奘への想いを歌として昇華させているからだ。
この胸に迫る声音は、玄奘のピアノだからこそ引き出せたのだろう。聞いているだけで身体の奥にまで沁みてくる。悟空の頭の中でもしばらく思い出すこともなかった初恋の記憶が思い出の底からよみがえってくる。
「〽 さむなしい夜」
紅害嗣の声が初恋の記憶を蘇らせ、色を付け、そして大切に撫でてくれているような気がする。報われなかった想いに一緒に寄り添ってくれている。力強いけれども切なく美しいその歌い方は、以前の紅害嗣からは考えられないほど優し気だった。
悟空は二人の質問には答えず、「良い曲じゃねえか」と呟いた。
悟空は質問に答える気がないようだと悟った八戒がため息をついたかと思うと、ポケットからスマホを取り出した。
「オメー、磁路に預けとけよ」「本番中に鳴ったらどうする気だ」と悟空と悟浄が口々に叱るが、まったく気にしていない八戒は画面を二人に見せた。
「紅害嗣さんのバラード、めちゃいいやん。失恋かました僕に刺さりすぎてボロ泣きやわー」
金狩からのメッセージだった。どうやらこの生放送をテレビで見ているようだ。
「元気そうだな」と悟空が言葉少なに言い、八戒が「冷てぇの」と睨む。悟浄はほっと安心したように息をつく。
「なんにせよ、紅害嗣の曲を聴いてボロ泣きできるエネルギーがあるのでござる。きっと彼もしばらくすれば次に進めるに違いござらん」
悟浄は、落ち込んで大阪に帰った金狩の様子を銀狩から聞いており、口には出さずとも心配してはいたのである。
「そうだよね。兄貴とはいざこざあったけど、俺は金ちゃん好きだし、今度の新曲も金ちゃんに振り付けしてほしいけどなぁ」
八戒が提案したが、悟空と悟浄は苦い顔をしている。
「……しばらくダンスはやめとこうぜ」
「異論ござらん」
八戒は頭の後ろで腕を組んだ。
「磁路さんはダンス続けるって言いそうだけどね~」
「〽さむなしい夜~」 紅害嗣の声がスタジオのすべての暗がりにまでいきわたるように響いている。
玄奘が休憩をとったのも束の間、すぐにジャニ西の出番となる。今回はダンスしながらのパフォーマンスであるため、ジャニ西は初めてのヘッドセットマイクを装着している。スタジオ袖で髪型や衣装、マイク等の最終チェックを行っている。
「正直邪魔だよね、これ。俺の良い顔の邪魔になるし」
八戒がマイクを指さしながら顔をしかめれば、悟浄が答えた。
「やや不器量な顔は隠した方が見目好く見えるぞ、いわゆるマスク効果でござる」
「悟浄、なぁにそれ。俺の顔が不器量だって言いたいのかよ」
すかさず玄奘が仲裁する。
「八戒、よく似合っているよ。皆、顔をよく見せて」
悟空、八戒、悟浄の三人が玄奘の周りを取り囲んだ。
「ダンス練習は大変だったけど、皆のおかげでようやくここまで来れた。ありがとう。皆、自信のある表情をしているね。だいじょうぶ、今日のパフォーマンスもきっとうまく行くよ」
玄奘なりの穏やかな鼓舞に三人は口々に拳を握る。
「ですね」「やってやろー!」「意気軒高でござるっ」
様子を見に来たマネージャーの磁路がうきうきと玄奘の後ろから顔を出し、彼も激励の言葉を口にした。
「皆の者。これまで幾多の困難を乗り越えてきたのだ。お主等の胆力は存分に鍛え抜かれておるっ。その鍛錬の成果を発揮し、勇猛果敢な働きで世界を切り拓くのだっ。良いなっ」
磁路が言い終わった瞬間、「ジャニ西さぁん、本番中なので静かにしてくださーい」と番組スタッフの小言が入る。彼の地声は大きいのだ。
磁路のせいで盛り下がった空気の中、八戒は優しくツッコんでやる。
「磁路さん、戦闘に行くんじゃないんだからさ」
「そうか、少しばかり勇ましすぎたな」
玄奘は自分よりも頭一つ分大きな磁路の肩に手をやってから言った。
「磁路さんがダンスという新しい提案をしてくださったおかげで、ジャニ西がさらに成長するきっかけを得られました。いつも私たちのために尽力してくださって、本当にありがとうございます」
「うぅ……玄奘」
感涙する磁路を見ながら「やっぱり兄貴も玄奘もちょっと変わったんじゃない?なんとなく自信がついたっていうか……ねえ、悟浄どう思う?」と八戒が尋ねる。「拙者も同感でござる」と悟浄も頷いている。
先の様子から悟空に聞いても無駄だとわかっている八戒は、玄奘の腕をとって抱きしめるようにして顔を近づけた。
「あのさぁ、玄奘。童貞って卒業すると見える景色が変わるっていうけど、なんか変化あった?」
玄奘は首を捻る。
「そ、そうなのか?特に……変わらない、と思うけどな。悟空はたまらなく可愛かったけど。私は悟空も中でイく才能があるんだと思うんだよね」
「へぇ、そうですかそうですか」
思い通りに玄奘の口を割らせた八戒はこれでもかというくらいにやにやしている。
「玄奘……」
悟空は頭を抱えた。この豚のことだから誰彼構わず言いふらされますよ。
ぽん、と肩を叩かれる。目をあげれば悟浄が遠い目をしながらも「気を落とすな」と声をかけてくれた。
玄奘はうきうきした様子で八戒と会話を続けている。
「あのね、実はホワイトデーに特別な贈り物を悟空に用意したんだけどね。悟空の中に挿れて使うやつみたいなんだけど。気に入ってくれるかなってどきどきしているんだ」
「へぇ?それはアナルに挿れるやつですか?俺、いろんな種類使ったことありますよ。兄貴とする前に失敗したら困りますし、なんなら事前に使い方教えてあげましょうか?」
「やめろやめろやめろ~!」
悟空が玄奘の身体をさらい、八戒から引き剥がした。
磁路がぱんぱんと手を叩いた。
「騒がしい面々よのぅ。いよいよ出番だ。心して歌ってくるがいい」
全員の顔つきが変わる。新曲「砂漠」のダンスパフォーマンス付のアカペラ歌唱である。
「みんなっ。さぁ行こう!」
玄奘のかけ声で四人はスタンバイ位置についた。そしてスタジオが照らされた。
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こんにちは。
最近、西遊記について調べていたらatこぶたさんの存在を知り、流れ流れてアルファポリスのこちらのシリーズを読むに至った一介の西遊記好きです。
pixivの方の小説も読みました。
自分以外にもこんなに西遊記を好きな人がいることを知って、本当に歓喜の気持ちでいっぱいです。
そしてこんなにたくさんの小説も投稿してくださっていて、本当に嬉しいです。
ありがとうございます。
ここ数日はずっと『深夜の常連客がまさかの推しだった』シリーズを読んでいます。
そのおかげで最近はやたらコンビニに足が向きます。
現段階で投稿されているものを読み干してしまったので、感想を書いております。
突然の長文になってしまい、本当に申し訳ありません。
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ありがとうございます。
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「砂漠」→なとりさんの「オーバードーズ」やシティポップっぽい曲をメドレーで聞きながら書いてました。
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悟空と玄奘はどういう過程を経てR18に到達するかまでが勝負(何の?)と思っているので、それが必然かつ自然な流れになるように書いていた(つもりな)ので、そのお話の部分も気に入ってくださって本当に嬉しいです。
アルファポリスだとまだ序盤しか公開していないのですが「美人研究者の顔が良すぎる」も、実は西遊記転生BLです。本人たちに記憶もないですし、作中でも転生だとは明かされないのですが、西遊記の孫悟空と玄奘三蔵の転生だと思って書いてます。どんな状況で転生してきたとしても、俺がくっつけてやるからな、という気概で、今も新作を書いていますので(同人誌発表が先になるのでアルファポリスへの投稿はかなり遅れると思いますが)ゆっくり楽しんでいただけると嬉しいです。
熱い熱い感想をどうもありがとうございました。すっごく嬉しかったです。